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更新日:2024年2月1日

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令和6年2月号「人が生き生き!マグマシティ」

濱平 順一郎 さん (吉野町)

濱平順一郎さん1

営んでいた塗装業を60歳で引退したことをきっかけにロードバイクを購入。市内外を自転車で移動する中で走り切った時の達成感に引かれ、距離を伸ばしていきたいという思いが強くなる。自転車旅のとりこになり、65歳、68歳の時に自転車で日本を一周。76歳となった昨年、4カ月半をかけ北海道の宗谷岬まで縦断往復。3回目の日本一周の旅を果たした。

日本一周の旅は、まさに“人情物語”

自転車の旅の魅力は「人との出会い」です。日本語を話せない外国の方と翻訳アプリを使ってコミュニケーションを取ったこともありますし、大学生などの若者にもたくさん出会いました。旅の後も交流が続いており、今度、仲間がリヤカーを引いて鹿児島に来る時には自宅に泊まってもらう予定です。旅で出会った大学生がその後結婚することになり、式に参列したこともあります。

一方、自転車での長旅は故障やけがなどのトラブルもつきものです。房総半島で自転車が壊れて走れなくなった時には、通りすがりのご夫婦に修理してもらいました。新潟でけがをした時には、旅で知り合った方が50km以上もトラックを走らせて迎えに来て、近くにある病院に連れて行ってくれました。多くの人に支えられ、助けられたからこそ、3回も日本一周の旅を達成することができたと思っています。

80歳での再チャレンジが次の目標

徐々に体の限界を感じつつありますが、元気が続けば80歳でもう一度、日本一周に挑戦したいです。今度は奄美大島や沖縄などを巡って、新たな仲間との出会いを楽しみたいですね。

濱平順一郎さん2

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