緊急情報

現在、情報はありません。

閉じる

更新日:2023年3月2日

ここから本文です。

令和5年3月号「かごフォロ」

鹿児島市出身で、国内最大級のハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」をはじめ幅広いITサービスを展開し、鹿児島でのIT人材の育成にも力を入れる 佐藤健太郎 さんにインタビューしました。

令和5年3月かごフォロ佐藤健太郎さん

鹿児島市ではどんな学生時代を過ごしましたか

子どもの頃から目立ったことや面白いこと、人と違うことをやりたいと思っていました。小学校の頃は、歌や踊りを作って、みんなで輪になったり踊ったり、ふざけたことをやったり(笑)。

中学時代で思い出すことは、ものまねした自分の声をカセットテープに吹き込んで、編集して友達に拡散したりしていました。周りからは“危ないテープ”と呼ばれたりしていましたね(笑)。
パソコン(PC)に興味を持ち始めたのは、中学校の音楽の先生が持っていたマッキントッシュ(Power Bookというノート型パソコン)を見た時ですね。それを見てかっこいいな~と思って興味を持ったのがきっかけです。

プログラミングに興味を持った高校時代

高校では、計算やメモリー機能が付いた「ポケットコンピュータ(通称ポケコン)」が一人一人に持たされました。そのポケコンにはプログラミングができる機能が付いていて、自分で本をめくりながらプログラミングしたのが初めてのプログラミング体験でした。

その後、自分なりに改良を繰り返しながら、色々なプログラムを組んでいました。でも、学校でそのことを学んだというよりは独学でやっていたという感じです。

個人のウェブサイトを開設し情報発信を始めた大学時代

経営を学ぶため福岡の大学に進学。その当時は、ブログやSNSが流行する前で、個人が自分で情報発信をするには自分でウェブサイトを開設するしかない時代でした。バイト代でパソコンを買うと、自分でプログラミングをしてウェブサイトを開設し、情報発信をしていました。そのころ同じく福岡でウェブサイトを運用していた家入さんという方がいて、お互い近所に住んでいることが分かり仲良くなりました。

当時、ウェブサイトを運用するには、法人向けサーバーを借りるしかなく、月数万円の費用がかかってしまう状況で、私も月数万を払ってサイトを運用していました。家入さんが個人向けサーバーの事業をやっていたのですが、2003年に法人化するとなったときに、一緒にやらないかと誘われ、大学4年生のときに起業に参加したのが今の会社のはじまりです。

個人的にも元々ビジネスをやりたいと思っていたし、なにか面白いことをやりたいと思っていたので立ち上げに参加し、福岡のビルの一角から3人でスタートしました。

会社がスタートしてから

2003年に福岡で会社がスタートして、2004年にGMOインターネットグループに一般的に言うM&Aで参加することになりました。その後、社員も順調に増えていき、本社を東京に移し、福岡と東京という体制で、会社の規模はどんどん大きくなり、2008年には上場しました。

そのころ、創業者の家入さんがもっとクリエイティブなことをやっていきたいとの思いから(バンドメンバーの解散みたいな感じですかね)、元々経営の勉強をやっていた私が2009年に社長を引き継ぐ形で現在に至っています。

起業を考えている方へのメッセージ

起業もやり方は色々あるし、何か新しいことを始めるっていう敷居はだいぶ下がってきていると思っています。我々の時、20年前も低い方ではあったんですが、それよりも今の方がもっと低くなってきて、よりカジュアルに始められると思いますし、若いうちに起業した方が吸収できることも多いと思うし、思い立ったらまずやってみるというのはいいと思います。

鹿児島は、まだ起業される方の母数は少ないですが、鹿児島には私を含め起業を経験している人達がまだ起業を始めたばかりの方とコミュニケーションする機会も増えてきていると思うので、少しずつは変わってくるのかなと思います。

鹿児島市にオフィスを置いたきっかけ

鹿児島に拠点を置きたいという思いは漠然と描いていましたが、タイミングがきたらというくらいに思って過ごしてきました。

最近では、桜島でサツマニアンヘスのような音楽イベントや、鹿児島ユナイテッドFCや鹿児島レブナイズなど地元のプロスポーツチームが活躍していて、新しい環境が鹿児島で育ってきているなと思ったとき、誰かがやるのを待つのではなく、自分で仕掛けてやっていかないといけないと感じるようになってきました。

また、近年はどの産業においてもIT人材が必要になってきている現状があり、今後、IT人材は圧倒的に不足すると見込まれています。実際、東京の会社が福岡の人材を求め、福岡でも人材が不足するということが起こってきている中で、積極的に人材を求めていかないと深刻になっていくだろうという背景もありました。

地方にオフィスを構えるにあたっていくつかの拠点候補がある中で、ちょうど鹿児島市さんから企業誘致の話もいただいていたし、個人的に地の利があるのは鹿児島だなと思い、じゃあ鹿児島でIT人材を育てていこうと思い鹿児島オフィスの設立を決めました。

鹿児島オフィスのメンバーたちと

今後、鹿児島で取り組みたいこと

現在、鹿児島市と連携して、当社の「GMOレンシュ」というサービスを活用し、町内会の連絡(お知らせ配信)と集金をウェブ上で行う実証実験をしています。この実証実験により、このシステムがどう広がっていくかを知るきっかけになればと思っています。同システムは、鹿児島オフィスに所属するメンバーが初めて立ち上げに参加したものなので、初の成功事例として、鹿児島から全国に発信できるといいなと思っています。

また、私は、「もっとおもしろくできる」を会社の理念に、「人類のアウトプットを増やす(情報発信の総量を増やしていく)」ということを会社のミッションに掲げています。情報発信することはすべての起点になっていると思うので、鹿児島の情報発信量ももっと増やしていきたいですね。

観光に来る時に若い人が参考にするのはやっぱりSNSだったりサイトだったりするので、もっとローカルのお店の方々や地元の企業のみなさんのSNSやサイト運営などもお手伝いしていきたいです。

ちなみに、私自身も、鹿児島をテクノロジーで盛り上げようとの思いから、SNSで #勝手に鹿児島大使 として発信を続けています!

ラバーズ横丁での様子

GMOペパボ株式会社のアカウント

佐藤健太郎さんのアカウント

よくある質問

お問い合わせ

総務局市長室広報課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-216-1133

ファクス:099-216-1134

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?