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更新日:2024年6月1日

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令和6年6月号「生き生き! マグマシティ」

数々の被災地支援を経験し、防災情報を発信できる場所として易居町に「防災カフェ」をオープン。暮らしの中に防災を取り込んで欲しいと願う吉永めぐみ さんに、お話を伺いました。

防災に興味を持ったきっかけ

生き生き!マグマシティ(令和6年6月1枚目)

元々私の母親がボランティア精神豊富な人だったので、常日頃から誰か困っている人がいたらお手伝いできることはないか考えなさいね、ということを子どもの頃から教わっていました。

大人になって東日本大震災が起き、初めてボランティアに参加したことで、防災を考えるようになりましたね。

東日本大震災での経験

生き生き!マグマシティ(令和6年6月5枚目)

北海道で民宿を経営していた頃に震災が起きました。日本中が暗くなってしまった時に、自分にできることはないかと考え、泊まれる場所や寝る場所ならすぐ用意できるのではないかという発想になり、宿仲間と協力し、北海道の美瑛町に石巻市の避難所から約60人を招待しました。

知り合って、密に触れ合うことができて、生の声を聞くことができました。それから何回も被災地を訪問して、避難所生活から復興住宅に移っていく過程なども見てきました。

その後も交流を続けることで得た防災情報や、災害時に役立つ暮らしのヒントなどを伝えたいと、「防災カフェ」を始めました。

なぜ「防災×カフェ」だったのか

生き生き!マグマシティ(令和6年6月2枚目)

熊本地震の時も、ボランティアで何かできることはないかと思って行きました。色々とやりましたが、結局、災害が起こってからサポートしても困っている状況はなかなか変わらない。災害が起こる前からそれぞれの防災の役割がしっかりしていれば、今の状況ってもしかしたら変わっていたのではないかとも思いました。

他にも私たちみたいに少し遠くからボランティアに行く人たちもいますけど、近くの人達がお互いに助け合う関係が生まれれば、遠くからきてもらう必要がなくなったり、知らない人同士のトラブルも減ったりすると思います。そういう意味でも、防災は物品の備えだけでなく、人の繋がりがより大切だと思っています。

防災って難しく考えがちですが、入り口をソフトにするために暮らしの中に防災を取り込めたら世の中変わるのではという発想もありました。美味しいものを食べながら防災の話ができれば、耳を傾けてもらえるんじゃないかなって思って。

人と気軽につながる場所に

生き生き!マグマシティ(令和6年6月4枚目)生き生き!マグマシティ(令和6年6月3枚目)

カフェでは、防災グッズの販売はもちろん、ワークショップを開催し、防災の情報を共有することで、被災地で繋がってきた人たちの思いを伝えたいと思っています。

また、防災は自然災害に対する備えだけではなく、居場所をみつけることも大切です。私も移住をはじめいろんな経験をしてきた中で、行く場所がない時ってすごく寂しかったり、辛かったりしました。おしゃべりをしてもしなくても、どこかに行きたいなと思った時に行ける場所でありたいなと思っています。

ここは海や桜島、空も見えていて、景色が最高です。鹿児島は土地そのものにも人を癒せる効果が本当にあると思うので、ここで居心地のいい場所を作っていきたいです。人と繋がることも防災だと私は思っています。

鹿児島市民へのメッセージ

暮らしの中に防災って、少し難しく考えてしまうかもしれません。来るか来ないか分からないのに備えるのも大変なことだと思います。

でも防災って新しい発見がたくさんあって、あれも使えるかもしれない、これも使えるかもしれない、これを常備していたら役に立つかもしれないとか、やればやるほど面白くなっていくんです。

災害は悲しい出来事だけど、防災は明るい未来を創るための取り組みだと思っています。だから私も、楽しみながらやっています。共感してくださる方が一人でも多くなっていくとうれしいです。

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総務局市長室広報課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-216-1133

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