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更新日:2022年8月1日
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昨年、男子プロバスケットボール・B3リーグの鹿児島レブナイズに加入し、昨シーズン、過去最高成績を収めたチームの主力として活躍した武藤修平選手にお話を伺いました。
バスケを始めたのは、小学4年生で地元・茨城のスポーツ少年団に入ったのがきっかけです。その頃は弱虫で泣いてばかりで、コーチからよく叱られていました。中学校でもバスケを続けましたが、県ベスト4が最高成績。決して強豪とはいえず、チーム内の温度差もある中で、競技を続ける気持ちが折れそうになることもありました。
そのときに支えになったのは、恩師の「一生懸命やっている人は、必ず誰かが見ていてくれる」という言葉。その言葉を信じ、元実業団選手だった父のサポートも受けながら、バスケを続けました。
高校は、秋田の強豪・能代工業高校に進学。1年生は、ポジションが同じ3年生とペアを組んで練習するのですが、毎日ヘトヘトになるまで鍛えられました。今振り返っても、あの頃の練習が一番きつかったと思います。
その後、大学から実業団へと進み、転機になったのがBリーグの発足。当時、所属していたチームもプロチーム化されましたが、自身は社員選手の扱いのままでした。「バスケ一本でやりたい」という希望をかなえるため、プロ契約のできるチームを探したところ、2017-18シーズンに福島のチームから声を掛けてもらい、プロ選手としてのキャリアをスタートしました。
福島のチームでは、震災復興を応援したいという気持ちも込めて、懸命にプレーしました。一方で、環境を変えてみたいという気持ちも徐々に芽生え、ちょうど自由交渉となったタイミングで、一番早く声を掛けてくれたのが鹿児島レブナイズでした。
移籍の決め手となったのは「地元の応援の熱量」。何度も足を運んでくれるファンの存在や、地元メディアでの紹介など、チームの規模は小さいながらも、地域一丸となった盛り上がりを感じたからです。
昨シーズンに期限付移籍でチームに加入、今シーズンに完全移籍となりました。今は10月に開幕する2022-23シーズンに向けて、トレーニングを始めています。
B3リーグ4位の成績を残すことができたのは、どんなチームが相手でも、試合に向けて、しっかりと自分たちのレベルアップを図り、戦い抜くことができた結果だと思います。コーチの方針を皆が理解し、各自がベストを尽くしました。
一方で、勝利に対する貪欲さが、これからもっと必要だと思っています。たとえ連勝の合間の黒星であっても「仕方がない」で済ませるのではなく、本気で悔しがるようなモチベーションを、チーム・フロント・ファンの皆で共有したいです。昇格して上のステージでも勝負できるよう、しっかりと先を見据えて、今後もチームとして成長していきたいです。
初めて鹿児島に来たときに驚いたのが、木々の緑の濃さ。そこに南国らしさや、自然の豊かさを感じました。
実際に暮らし始めてからは、リフレッシュできる場が多いところが気に入っています。桜島は、ふとした時に眺めるだけで気分転換になりますし、規模の大きい公園が多いので、トレーニングも兼ねた運動でよく利用しています。
プライベートではインドア派ですが、まだ行ったことのない場所もたくさんあるので、これからいろいろな場所に出かけて、鹿児島ライフを楽しみたいです。
チームの活動は、公共施設での練習など、市民の皆さんのご協力があって成り立っていることに大変感謝しています。
プロのバスケの試合は、間近で見る迫力満点のダンクシュートなど、非日常を味わえる場所。今まで試合を観たことのない方も、ぜひ一度、現地で観戦してもらい、チームを応援してもらえるとうれしいです。
公開練習なども予定されていますので、ぜひチェックを。
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