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更新日:2025年2月1日

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令和7年2月号「生き生き! マグマシティ」

生き生き!マグマシティ(令和7年2月1枚目)

喜入マナビバプロジェクト つわぶき
代表 東 琴乃 さん

高校1年生のときに、地元の喜入に学びの場を提供する団体「喜入マナビバプロジェクト つわぶき」を設立。自習室の開設や地域を盛り上げるイベントを開催し、「地域探究プロラム」の文部科学大臣賞や「中高生探究コンテスト2023困りごと部門最優秀賞」を受賞。現在も東京の大学に通いながら団体の運営に携わる東さんに、お話を伺いました。

喜入の地域課題を解決したい

高校1年生の時に「探究」という授業がありました。テーマは自由に決めていいよと言われたので、喜入が好きでしたし、身近でやりやすいから喜入について調べてみようと思ったのがきっかけです。

最初は軽い気持ちで始めたのですが、「喜入のために自分ができること」をテーマに、地域医療に従事されている方や、地域活動をされている方たちにインタビューをさせていただいていくうちに、大人の方たちが喜入のために、熱い思いを持ってこんなに頑張ってくれているんだな、すごいなって思うようになりました。

それから本気で喜入に恩返しがしたいと考え、じゃあ、喜入の地域課題ってなんだろうと思った時、私も喜入に住んでいるし、私が今困っている事が地域課題なんじゃないかと気付きました。

私が当時困っていたことは、とにかく自習ができる環境がない!カフェなんかもないし、図書館もあるにはあったんですけど、コロナ禍で利用制限が1人1時間と制限されていて、無料で利用できる自習室も、喜入からだと30分くらいかけて電車で行かないといけませんでした。

そういう状況だったので、思い切って喜入中学校の全校生徒にアンケートを取ったんです。この困り事は私だけの困り事なのか、それとも喜入地域全体の課題なのかって。そうしたら78%の生徒さんが、「自習室が欲しい!」と回答していて、この結果を受けてどうにかしないといけないと思うようになりました。

「今後は団体を設立して、自分たちで自習室を開設していこう!」と、同じ思いを持った7人と、高校1年生の終わりの3月22日に「喜入マナビバプロジェクト つわぶき」を設立しました。

中高生が自ら考えながら活動しています

生き生き!マグマシティ(令和7年2月2枚目)生き生き!マグマシティ(令和7年2月3枚目)

喜入中学校の定期テスト前に自習室を開設していて、ボランティアで勉強を教えてくださる学習サポーターさんに来ていただいたりしています。

質問できる自習室があると心強いですし、本当に助かっています。あと、1人で黙々と勉強する部屋や、友達同士でできる部屋など、分けてみたり。実はこの自習室の形は、今現在の中高生たちが自分たちで考えながら作っているんです!

私たちが受けてきた教育と、今の子供たちが受けている教育は全然変わってきているので、本人たちがやりたいようにするのが一番いい形だと思い、それも勉強になるしっていうことで、本人たちにお任せしています。(笑)

あとはイベントも不定期で開催していますが、その企画から運営も全部中高生でやってもらっています。

苦労していること

私が現在東京に住んでいて、喜入と離れているので、今のメンバーの子供たちとなかなかコミュニケーションが直接取れないことです。ありがたいことにメンバーが増えているのですが、私自信でまだ関われていない子供たちがいる状況です。

今までは小・中学校も一緒で、お互い顔見知りというような間柄だったのですが、歳が離れてくると、メンバーからしたら話しかけづらいと思うんです。オンラインミーティングなども開催してはいるのですが、やはり直接会わないと発言しづらかったり、仲良くなりづらかったりと、難しいところもあります。

そこで、年に1回の総会の日(3月22日の設立記念日)には、必ず対面で会話をするようにしています。来月みんなと会えるのが本当に楽しみで、それまで私も東京で頑張ろう!と元気な気持ちになります!

地域の方の温かさに助けられています

生き生き!マグマシティ(令和7年2月4枚目)生き生き!マグマシティ(令和7年2月5枚目)

「イベントがすごく楽しかった」、「自習室があると助かります」と言ってもらえると本当に嬉しいですし、中高生のメンバーの子たちも、入ったときと比べてどんどん成長していて、そういう姿が見れるのも活動の励みになります。

保護者の方たちからは、「うちの子がすごく変わったんです!ありがとうございます!」と言っていただけました。それを聞いたとき、自由に挑戦できる場を作ってよかったなって思いましたし、間違ってなかったんだなと、安心することができました。

喜入のまちを歩いていると、「最近頑張ってるね!」、「新聞で見たよ!」など、声を掛けていただけたりして本当に感激します。少しずつですが、地域の方たちからも認めてもらえてきているのかなって、そんな気持ちにさせてもらっています。

将来もっと故郷に貢献することが、私の夢です!

この活動をさせていただくにあたり、どうしても助成金などに頼ってしまうところがあります。助成は大変ありがたいことである一方で、それだと持続可能性に欠けると感じています。

資金面も充実させるということが、私の今の目標です。中高生に金銭面で制限をかけたくないですし、自由にいさせてあげたいです。大学でも似たような勉強をしていて、いろんな事例を学んでいます。そして、壁にぶつかってる最中です。(笑)

これからも中高生が積極的に参加できる環境を守っていきたいと思います。何年後か分からないですが、私が社会人になって鹿児島に帰ってきたとき、中高生の一番の理解者として地元に貢献することが、私の夢です!

市民の方へメッセージ

生き生き!マグマシティ(令和7年2月6枚目)今の中高生や大学生は、自分の地元のために挑戦したいと考えている人が多いなと感じています。ですので、そういった人たちの話を聞いて、純粋に応援していただけたら嬉しいです。寄り添っていただけるだけで、私たちは勇気がもらえます。

そして鹿児島は関わってくれる人がみんな温かいです!おいしいものがたくさんあるし、桜島も大好きです!「鹿児島って田舎だな~」とかではなく、「鹿児島の好きなところ見つけよう!」みたいなモチベーションの方が絶対に楽しい!鹿児島はどんどん面白くなっているなと感じていて、今住んでる人たちがうらやましいです。

喜入もどんどん変わってきています。これからもっと良くなる喜入を、皆さんに温かく見守っていて欲しいです。

「喜入マナビバプロジェクト つわぶき」のアカウント

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総務局市長室広報課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-216-1133

ファクス:099-216-1134

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