群像を描いた絵画作品を紹介します。コロナ禍で生活様式が一変し、常に人と距離を取ることが求められている今日。現在の視点で、これらの作品を見つめ直してみましょう。
現代絵画で最もパワフルな制作活動を行っている遠藤彰子(1947年~)。近作も含め、巨大画を中心とした油彩画約40点と挿絵などからなる個展が九州で初めて開催されます。南日本女流美術展の審査員でもある遠藤は、人間の存在をテーマに、壮大な世界観に満ちた現代の叙事詩を謳い上げます。
西洋の影響を受けた洋装や和洋折衷のスタイル、伝統的な民族衣装など、様々な絵画やポスターに表されたファッションやヘアメイクに注目します。作品が生み出された時代や、描かれた装いから見えてくる背景などを考察します。
郷土ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、特集コーナーで橋口五葉の作品を展示します。
1881(明治14)年に鹿児島市で生まれた五葉は、日本画・洋画・デザインと幅広く活動し、夏目漱石の装幀を手がけたことでも知られます。幼少期から東京美術学校時代、漱石との出会いまで、鹿児島が誇るマルチ・アーティスト「五葉」のはじまりを紹介します。
スイスのジュネーブにあるプチ・パレ美術館は、実業家オスカー・ゲーズ氏が収集した、印象派からエコール・ド・パリまでのフランス近代絵画を所蔵しています。本展は、1991年以来じつに30年ぶりに、同館の珠玉のコレクションを日本で一堂にご紹介するものです。印象派のルノワールから、ナビ派のドニ、フォーヴィスムのヴラマンク、キュビスムのアンドレ・ロート、エコール・ド・パリのスタンランや藤田嗣治まで、油彩画65点をお楽しみください。
新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う、鹿児島県の「まん延防止等重点措置」(令和3年8月20日~9月30日)の実施を受け、8月19日に終了しました。
郷土ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、特集コーナーで橋口五葉の作品を展示します。
五葉は夏目漱石『吾輩ハ猫デアル』を皮切りに様々な装幀を手がけ、1911(明治44)年の三越呉服店のポスター《此美人》など商業美術でも活躍しました。先駆者として才能を発揮したグラフィック・デザインの仕事を中心に、五葉の装飾への関心を探ります。
新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う、鹿児島県の「まん延防止等重点措置」の実施を受け、8月20日から9月30日まで休止しました。
同じモチーフでも、作家によって感じ方や描き方が違うように、同異テーマ作品を見比べ、各作家の個性や視点の相違に気づいたら、鑑賞者自身の見方・考え方を互いに語り合う対話型鑑賞に挑戦してみましょう。
新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う、鹿児島県の「まん延防止等重点措置」の実施を受け、開催日を9月10日から10月1日へ延期しました。
1980年代の鹿児島に生まれ、全国で活躍している作家、また今後の飛躍が期待される作家たちを、地元鹿児島で初めて、あるいはあらためて紹介する展覧会です。現代美術家の髙橋賢悟、版画の芳木麻里絵、油彩の篠原愛、水彩の宮内裕賀、インスタレーションの今和泉隆行、木彫の七搦綾乃、ドローイングの篠崎理一郎の7人が起こす新風を体感してください。
新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う、鹿児島県の「まん延防止等重点措置」の実施を受け、開催日を10月1日から10月14日へ延期しました。
郷土ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、特集コーナーで橋口五葉の作品を展示します。
1911(明治44)年、五葉は約2か月に及ぶ長いを旅し、大分・耶馬渓の独特の風景、別府の温泉場の浴女たちなど、後の木版画につながる重要なモチーフと出会いました。画業の転換点となった旅での経験に連続する作品と、同時期に試みた装飾的な日本画を紹介します。
郷土ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、特集コーナーで橋口五葉の作品を展示します。
浮世絵に関心を寄せていた五葉は、自らの下絵・監督に基づき、浮世絵の伝統技術を用いた私家版木版画を制作、新たな境地を拓きました。浮世絵にまつわる仕事と、1921(大正10)年に亡くなるまでに発表された木版画作品を紹介します。
ブロンズ彫刻は、粘土で制作した作品を型取りし、その型に銅と錫を主成分とする合金を流し込んでつくられます。ムーアやクロチェッティら西洋の作家に、安藤照や中村晋也ら鹿児島の作家を加えた、国内外のブロンズ彫刻の多様な表現をお楽しみください。
郷土ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、特集コーナーで橋口五葉の作品を展示します。
1921(大正10)年、数え41 歳で没した五葉。生前完成した私家版木版画は11点のみですが、戦後、甥の橋口康雄によって、五葉が構想を抱いていた作品の版画化が試みられました。没後の五葉をめぐる動向と康雄の活動を紹介します。
放浪の天才画家・山下清(1922~1971)の生誕100年を記念して、約150点の作品を紹介します。生い立ちから才能を開花させた八幡学園での貼絵との出合い、代名詞となった日本各地への放浪、円熟期のヨーロッパ旅行まで、代表的な貼絵を中心に油彩、水彩画、ペン画、陶磁器など未公開を含む豊富な作品・資料から画家の全貌に迫ります。鹿児島を描いた、桜島、開聞岳などの作品もお楽しみください。
最終更新日:2022年3月10日
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※特別企画展はその都度定める料金
※2F展示ギャラリー・アートライブラリーのご利用は無料
※毎月第3日曜日は小・中学生常設展示観覧料無料