山下清は1922(大正11)年、東京・浅草に生まれました。18歳で放浪の旅を始め、記憶に残った旅先での風景を緻密で色鮮やかな貼絵に描き、「放浪の天才画家」と称されました。31歳のとき、その画才に驚いたアメリカの写真誌が捜索を始め、翌1954(昭和29)年1月、ここ鹿児島で発見されました。
本展覧会では、「日本の原風景」と称される代表的な貼絵を中心に、独特の手法で描かれた油彩、水彩画、ペン画など約150点を展示します。激動の昭和を自然体で生き、「今年の花火見物はどこに行こうかな」の言葉を最後に49歳で亡くなった天才画家の生涯をたどります。
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1.《蝶々》貼絵、1934(昭和9)年
2.《ともだち》貼絵、1938(昭和13)年
3.《長岡の花火》貼絵、1950(昭和25)年
4.《自分の顔》貼絵、1950(昭和25)年
5.《桜島》ペン画、制作年不詳、個人蔵
6.《パリのエッフェル塔》水彩画、1961(昭和36)年
7.《ロンドンのタワーブリッジ》貼絵、1965(昭和40)年
8.《大文字焼風景(牛ノ戸焼)》鉄釉壷、1956(昭和31)年
9.《東京オリンピック》ペン画、1964(昭和39)年
(c)Kiyoshi Yamashita / STEPeast 2022
会期
2022年3月25日(金曜日)~5月5日(木曜日・祝日)
休館日:3月28日、4月4日、11日、18日、25日
会場
鹿児島市立美術館 一般展示室(1)・(2)
観覧料
一般・大学生 1,200円(前売り1,000円)
小・中・高校生 600円(前売り500円)
セット券1,600円(「生誕100年 山下清展」と写真展「岩合光昭の世界ネコ歩き2」〈会期:3月17日(木曜日)~4月17日(日曜日)、会場:黎明館〉の両展を観覧できます。セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートでは取り扱っておりませんのでご注意ください。)
前売り券販売所
山形屋、コープかごしま、Aコープ主要店舗、マルヤガーデンズ、ブックスミスミオプシア、南日本新聞販売所(一部除く)、高木画荘、集景堂、大谷画材、ファミリーマート、ローソン(Lコード84411)、チケットぴあ・セブンイレブン(Pコード685-929)
主催
鹿児島市立美術館、南日本新聞社
協力
山下清作品管理事務所
企画協力
ステップ・イースト
後援
鹿児島県、鹿児島県教育委員会
講演会「家族が語る山下清」
講師:山下浩氏(山下清作品管理事務所代表、山下清の甥)
日時:3月26日(土曜日)14時から
会場:鹿児島県歴史・美術センター黎明館、講堂
作品解説会
講師:田村桂子(鹿児島市立美術館学芸員)
日時:4月3日(日曜日)、16日(土曜日)、各日14時から
会場:鹿児島市立美術館、市民アトリエ
ワークショップ「貼り絵教室」
講師:丸田ちひろ氏(ちぎり絵師)
日時:4月10日(日曜日)、24日(日曜日)、各日14時から
会場:鹿児島市立美術館、市民アトリエ
対象:小学生と保護者15組(各回)
参加費:1,000円(1組)
南日本新聞社事業部
電話:099-813-5053(10時から17時、土日祝日除く)