郷土ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、特集コーナーで橋口五葉の作品を展示します。
1921(大正10)年、数え41 歳で没した五葉。生前完成した私家版木版画は11点のみですが、戦後、甥の橋口康雄によって、五葉が構想を抱いていた作品の版画化が試みられました。没後の五葉をめぐる動向と康雄の活動を紹介します。
放浪の天才画家・山下清(1922~1971)の生誕100年を記念して、約180点の作品を紹介します。生い立ちから才能を開花させた八幡学園での貼絵との出合い、代名詞となった日本各地への放浪、円熟期のヨーロッパ旅行まで、代表的な貼絵を中心に油彩、水彩画、ペン画、陶磁器など未公開を含む豊富な作品・資料から画家の全貌に迫ります。鹿児島を描いた、桜島、開聞岳などの作品もお楽しみください。
花鳥風月とは自然の美しい風物を意味する言葉です。季節とともに移ろう自然の姿は、古来より日本の美術や工芸の題材として愛されてきました。花鳥風月の美を、満田天民や宮之原謙、帖佐美行など、鹿児島ゆかりの近現代作家による日本画・陶芸・金工から紹介します。
作品収集は、美術館の最も重要な活動の一つです。昨年度に収集した木村探元、
橋口五葉、帖佐美行などの作品を一堂に展示します。近世から現代までの様々な
郷土ゆかりの作家たちによる、絵画から工芸まで様々なジャンルの作品の数々をお楽しみください。
郷土ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、ミニ特集コーナーで、東郷青児、海老原喜之助、入来天、清野正ら鹿児島出身作家が描いたシュルレアリスムの絵画を紹介します。
フランスで19世紀末から20世紀前半にかけて活躍した、アンリ・ル・シダネルとアンリ・マルタンの2人の画家を一緒に紹介する国内初の展覧会を開催します。月夜や夕暮れといった静謐な風景を抑制された色調で詩情豊かに描いたシダネル。明るい陽光に照らされた風景や人物を暗示的な表現で描いたマルタン。生涯にわたって親交を深めた2人の画家の穏やかでどこか神秘的な光や色彩に彩られた作品世界をお楽しみください。
郷土ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、フランスの展覧会であるサロンに関わりのあった画家たちを、その作品とともに紹介します。同時開催の「シダネルとマルタン展」とともにお楽しみください。
大正・昭和期に日本各地を旅し出会った風景を抒情的な木版画に表し、「旅情詩人」と呼ばれた川瀬巴水(1883~1957)。独特の風景描写や、職人との協働から生まれた高度な木版技術による繊細な表現は、今なお国内外の人々を魅了しています。本展では画業を時代ごとに紹介し、代表作のほかまとめて見る機会の少ない連作も展示します。また、鹿児島の風景を描いた作品や、同時代に木版画を手がけた郷土作家・橋口五葉の作品から鹿児島とのつながりにも注目します。心に沁みる風景美をめぐる旅をお楽しみください。
郷土ゆかりの作品や印象派以降の西洋美術に加え、西洋作家を中心に版画の多様な表現を紹介します。同時開催の「川瀬巴水」展とともにお楽しみください。
大正期に新版画で名を馳せた橋口五葉は、優れた浮世絵研究者でもありました。本展では、江戸時代の名作を後世に遺すべく五葉自ら編纂監督し岩波書店から出版した『安藤広重画 東海道五十三駅風景続画』の収録作品を、後の私家版にもつながる浮世絵研究資料と共にご紹介します。
郷土ゆかりの作家の作品や鹿児島の風土に取材した作品、印象派以降の西洋美術などをご覧いただけます。また、ミニ特集コーナーでは、所蔵作品の中から約100年前の美術作品を通して当時の時代背景を探ります。
美術館での鑑賞が初めての人からベテランの人まで、会場内の「問いかけ」を頼りに、自分なりの見方・感じ方で鑑賞を楽しめる作品を集めました。自分自身や一緒に鑑賞する人と対話をしながら鑑賞を進めてみませんか。
郷土ゆかりの作家の作品や鹿児島の風土に取材した作品、印象派以降の西洋美術などをご覧いただけます。また、ミニ特集コーナーでは、所蔵作家の10代から20代にかけての「若描き」作品と言葉をご紹介します。
スウェーデンを代表する陶芸家リサ・ラーソンは、ライオンに代表されるアフリカシリーズや、表情やフォルムが愛らしい猫のシリーズなどで世界中の人々に親しまれています。
今回は「これまで知られているリサとまだ知られていないリサ」をテーマに約250点の作品を紹介します。素朴な表情が特徴的なお馴染みの作品群とともに、これまで発表されることの少なかった希少な作品をあわせてお楽しみください。
最終更新日:2024年3月19日
休館日カレンダー
常設展観覧料など
※特別企画展はその都度定める料金
※2F展示ギャラリー・アートライブラリーのご利用は無料
※毎月第3日曜日は小・中学生常設展示観覧料無料