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更新日:2024年10月4日

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令和6年10月2日(水曜日)市長定例記者会見

記者会見の動画は、鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。

令和6年10月2日市長定例記者会見

日時:令和6年10月2日(水曜日)10時00分~

場所:鹿児島市役所東別館3階災害対策室

報道提供資料はこちらをご覧ください。

報道提供資料(PDF:4,252KB)

冒頭あいさつ

皆さん、おはようございます。

まず、先日の能登地方を中心とした大雨により、お亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまに対して心からお見舞いを申し上げます。

一日も早い被災地の復旧と住民生活の安定をお祈りいたします。

台風シーズンはまだしばらく続きますので、市民の皆さまにおかれましては、今一度、避難経路や非常用持ち出し品の確認を、ぜひともお願いいたします。

また、季節の変わり目でもありますので、体調管理にも十分ご留意ください。

それでは、本日は7項目について、発表いたします。

市長発表項目:マニフェストの取組状況

はじめに、「マニフェストの取組状況」について、発表いたします。

市長就任から約4年を迎えようとしております。

この間、新型コロナウイルス感染拡大防止や市民生活・地域経済を支えるための取組を始め、子ども・子育て支援の充実や地域の稼ぐ力の向上など、市民の皆さまにお約束したマニフェストの実現に向けて、各種取組を積極的に展開してきたところでございます。

マニフェストに掲げた100項目の諸施策につきましては、これまでに、全てが"実施もしくは推進中"となっており、市民の皆様とのお約束を概ね実現することができたと考えております。

この取組状況につきましては、市のホームページで公表するとともに、市政情報コーナーなどでもご覧いただけます。

市長発表項目:新生鹿児島市誕生20年!~5地域のさらなる魅力を発信~

次に、「新生鹿児島市誕生20年!」について、ご説明いたします。

11月に5地域との合併から20年を迎えるにあたり、5地域の魅力を紹介する、ステージイベントとマルシェをイオンモール鹿児島で開催します。

当日は、鹿児島女子高校の生徒の皆さんが考案した、地域の食材を生かしたレシピをもとに、イオン九州株式会社が開発した商品を発表し、会場で販売します。

このほか5地域のPR劇や、子どもたちによるダンスステージなど、盛りだくさんの内容となっております。

市内外の多くの方々に、改めて、5地域ならではの魅力に触れ、それぞれの地域を訪れていただくきっかけにしていただければと思います。

また、各地域においても様々なイベントを実施いたします。

郡山地域では、地域全体で魅力をPRするイベント「いろどりマルシェkoriyama(こおりやま)」を、吉田地域では、畑で遊ぼう!「吉田DEわくわく」ちびっこフェスタ&秋マルシェを、ご覧の概要で開催いたします。

地域の皆さんのアイデアが詰まった、楽しい催しとなっておりますので、ぜひ、多くの方にご参加いただきたいと思います。

市長発表項目:地域の実情に応じた交通手段の検証~AIオンデマンド交通実証実験~

次に、「AIオンデマンド交通実証実験」について、ご説明いたします。

公共交通不便地において、新たな交通手段の導入可能性を検証するため、「チョイソコかごしま」の実証実験を、昨日より、前回と同じ谷山地域「あいばす」運行エリア周辺で実施しております。

令和5年度の検証結果をもとに運行方法などを一部見直し、有料で、12月30日までご覧の日時で運行しております。

今回の実証実験では、谷山市街地に設置している「まちなか停留所」間でも移動が可能となり、また、交通不便地の解消を図りながら、ご覧の運賃による収益性なども検証します。

利用を希望される方は、事前に会員登録をしていただき、コールセンター、公式アプリなどからご予約をお願いします。

利便性を高めながら、持続可能な交通手段となるよう、効果等を検証してまいりますので、ぜひ、多くの方にご利用いただきたいと思います。

市長発表項目:愛されて90年~桜島フェリー90周年記念事業~

次に、「桜島フェリー90周年記念事業」について、ご説明いたします。

桜島フェリー90年の歴史を辿るアーカイブ写真パネル展を、今月5日から市内各所で実施するほか、11月1日より90周年記念のオリジナルハンカチを販売します。

また、11月10日には、桜島や市街地の景観をダイナミックに楽しめるプチクルーズを運航します。

桜島フェリーは、昭和9年に開業して以来、長年にわたり市民の重要な生活航路として運航を続け、本市の貴重な観光資源にもなっています。

これからも多くの皆さんに桜島フェリーにご乗船いただきたいと思います。

市長発表項目:天文館で芸術の秋を楽しもう!

次に、「天文館で楽しむ芸術の秋」について、ご説明いたします。

まず、アジア各国と本市の青少年が一堂に集い、芸術を通して交流を深める「第17回 かごしまアジア青少年芸術祭」を国内外から8か国の参加団体を招へいして実施します。

参加団体の皆さんによる各国の伝統音楽、伝統舞踊の披露のほか、アジアの文化や食の魅力を楽しめるイベントなどを予定しています。

若者をはじめ多くの市民のみなさんに、アジアの中の鹿児島を実感していただくとともに、異文化への理解を深めるきっかけにしていただきたいと思います。

また、今月26日には、多彩な文化芸術に触れ親しむイベント「かごしままちなか文化彩」を開催します。

天文館の各会場では、音楽やダンス、郷土芸能によるステージやアート作品の展示などをお楽しみいただけます。

なお、センテラススクエア会場ではゲストステージとして、しょうぶ学園の「otto&orabu」の皆さんにパフォーマンスをご披露いただきます。

ぜひ多くの方にご参加いただき、秋の天文館で、彩り豊かな文化芸術を堪能しながら、まちなかでの楽しい週末をお過ごしいただきたいと思います。

市長発表項目:「こどもまんなか社会」の実現に向けた取組を推進します

次に、「こどもまんなか社会」の実現に向けた取組の推進について、ご説明いたします。

今月16日に、「イクボス推進会議」を、こども家庭庁との共催で「こどもまんなかアクションリレーシンポジウムin鹿児島市」として開催します。

「イクボスアワード」及び「輝く★共育てアワード2024」の表彰や、先進的にワーク・ライフ・バランスの推進などに取り組む事業所による事例発表などを行います。

こどもや子育て世帯などを社会全体で支えていくために何が必要なのかを、皆で考えていく機会にもなりますので、ぜひ、多くの方に会場にお越しいただきたいと思います。

また、今年度より、鉄道の日である今月14日と、大正元年に谷山線を開業した12月1日を「かごしま市電こども無料の日」とすることといたしました。

小学生以下の子どもさんは、両日、無料で市電全線にお乗りいただけますので、子どもたちが大好きな市電でのお出かけを、ぜひ、ご家族などと一緒に楽しんでいただければと思います。

市長発表項目:鹿児島市民表彰の授与

最後に、「鹿児島市民表彰」について、ご説明いたします。

今年度の市民表彰を、髙田秋穗氏と西村光行氏に授与することとしました。

髙田氏は、NPO法人クリーンパトロール鹿児島理事長などの要職にあって、本市の安心・安全なまちづくりに大きく貢献されました。

西村氏は、鹿児島市あいご会連合会会長などの要職にあって本市のあいご会活動の発展に大きく貢献されました。

表彰式は、今月29日に行います。

本日は以上でございます。

報道のご協力をよろしくお願いいたします。

質疑応答要旨:マニフェストの取組状況について

(記者)発表項目1番のマニフェストの取組状況をお伺いします。まず、10月時点で100項目が実施・推進中、いずれも達成ということに対して、改めて受け止めを教えてください。

(市長)このマニフェストに掲げた100項目、現時点において全てが実施・推進中でありますが、やはり就任した4年前を振り返りますと、まずはコロナの感染拡大防止と社会経済活動の両立、ここに腐心してきた4年間だったと振り返るところです。その中でもICTの活用、官民連携、そして、子ども・子育て支援の充実、稼ぐ力の向上など、今後の鹿児島市にとって必要かつ重要な施策について、着実に取り組んでこられたものと捉えているところです。

(記者)ありがとうございます。昨年の10月時点では、たしか79の体育館の部分と88の投票率に関するところが一部実施・推進中だったと記憶していますが、それぞれどのようなところを進めて、今回、実施・推進中になったのか教えてください。

(市長)まず、マニフェストの79番の新たな県の総合体育館に関する連携・協力は、これまでもしっかりと連携・協力を進めてきたところですが、このたび、令和6年度の県の当初予算において関係予算が計上され、整備に向けた取組が進められているところであり、それを受けて実施・推進中としたところです。また、88番の投票率向上は、7月の県知事選挙において、市立3高校で期日前投票を実施するなど、若年層の投票率向上に取り組んだところであり、実施・推進中としたところです。

(記者)79番の体育館は、これまでも関連の予算は上がっていたと思いますが、6年度予算のどういったところを見て、実施・推進中と判断されたのでしょうか。

(市長)これまでも県並びに県議会で、新総合体育館に関する議論が行われてきたわけですが、6年度の当初予算において、いよいよ本体の発注に向けた関連予算が計上されたことを受けて、実施・推進中としたところです。

(記者)ありがとうございます。31番の市電延伸に関して、7月の会見でまだ費用対効果を算出できる状況ではないというお話もありましたが、それを踏まえると検討は進んでいるのでしょうか。

(市長)検討の方針や、検討の枠組みについてもお示しをしたところであり、そうした面で進んでいるものと考えております。いずれにしましても、市電延伸、観光路線の延伸の検討は、周辺一帯、沿線一帯にどのような集客力を持つ、どの程度の施設が整備され、また、そのうちのどれぐらいの方々の利用が見込まれるのかという需要予測並びにそれに基づくB/Cが重要ですので、そうした観点から検討を行っているところです。

(記者)検討を止めているわけではないという理解でしょうか。

(市長)そうですね、最終的な判断をする材料が、今は出そろっていない段階と捉えているところです。

(記者)分かりました。下鶴市長として100項目、実施・推進中と判断された根拠は全てそろった上で、お持ちの上で、適切に今回判断されたとのご認識でしょうか。

(市長)それは、今のお尋ねの観光路線の件ですか、全般ですか。

(記者)それも含めて100項目全部です。

(市長)それはマニフェストの文言に基づいて、市民の皆さんとのお約束ですので、それについて実施・推進中であると判断したところです。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について

(記者)まず、旧統一教会についての認識を伺いたいと思います。旧統一教会、今の世界平和統一家庭連合は、霊感商法や高額献金の問題が指摘をされて、国も解散命令請求をしている段階です。市長の旧統一教会に対する認識、どのような団体だと思っていらっしゃるか教えてください。

(市長)一連の報道等から、お触れの団体については、社会的に問題が生じているものと認識しているところです。今後とも本市としては、政治的な中立性を確保する政教分離の原則に十分配慮しながら、市政運営を進めてまいりたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。政教分離に配慮してというのは、具体的にどういうことを意味していらっしゃるのでしょうか。

(市長)これは本市として、目的効果基準の判例が出ておりますので、そうした判例等に従いながら運営をしていくということです。

(記者)我々にも、市民にも分かるように、もう少しかみ砕いて説明していただけませんか。

(市長)これは公の活動において特定の宗教を振興し、もしくはそれを阻害するようなことを目的効果、特定の宗教についてそれらを振興する、そうした行為を取らないということですね。

(記者)ありがとうございます。教団をめぐっては、今年に入って最高裁の初の判断が出ているものがあります。元信者が献金をめぐって返金や賠償を求めないとする念書を教団側に出していて、それが訴訟になったわけですが、最高裁は念書について、もろもろの理由で公序良俗に反していて無効だとの判断を示し、高裁に審理を差し戻しています。この判断の中で、公序良俗に反する念書についてそういった判断が出ていますが、市長は教団について、公序良俗に反する団体であるという認識はございますか。

(市長)判決において、公序良俗に反する行為があったと認定されたものと考えております。

(記者)それは団体に対してですか、それとも念書を取ったという行為に対してですか。

(市長)それは当然に、団体が念書を取ったと認定されているわけですので、その双方であろうと考えます。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:おはら祭の参加申込団体への対応について

(記者)次の質問に移ります。市長が主催者の会長を務めているおはら祭について伺います。今回から参加を拒否できるルールを設けていらっしゃいます。今年の開催はもう1か月後に迫っておりますが、今回の祭りで参加の拒否があったのか、なかったのか。あったのであれば、どういった団体を断ったのか、その理由も含めて説明をお願いします。

(市長)まず、おはら祭の主催者は、おはら祭振興会です。そして、今般、おはら祭振興会として規約に基づき審査を行った結果、参加をお断りした団体がございます。なお、その団体名等は、公表されることによって不利益が及ぶおそれがあることから、おはら祭振興会として公表は考えていないところです。

(記者)ありがとうございます。弊社を含め複数のメディアで、参加を拒否された団体は旧統一教会であると、世界平和統一家庭連合の鹿児島家庭教会であると報じておりますが、それは事実でしょうか。

(市長)おはら祭振興会として参加をお断りした団体の名称等は、公表されることによって当該団体に不利益が及ぶおそれがあることから、公表を考えていないところです。

(記者)ありがとうございます。弊社の取材に教団側は、今回、参加を断られたと主張しています。その上で、公の場で説明をしてほしいと、振興会事務局にもそう伝えたと主張しています。あくまでも教団側の言い分が事実であると仮定すれば、振興会の判断によって不利益を被るとされている側が公表してくれと言っています。それでも公表しませんか。

(市長)おはら祭振興会としては、参加をお断りした団体の名称等は、公表されることによって当該団体に不利益が及ぶおそれがあることから公表は考えておりません。なお、参加をお断りした団体に対しましては、その理由等を含め説明を行っているところです。

(記者)ありがとうございます。ここで言う不利益とは、具体的にどのようなものを想定していらっしゃるのでしょうか。

(市長)一例としては、参加を断られたということが公表されることによって、誹謗中傷などを受ける、そうしたおそれがあるものと考えております。

(記者)ありがとうございます。市長はおはら祭振興会の会長として、今後、参加を拒否するルールは残っていくわけですけれども、どのような場合なら公表していくのか、それとも今後、ずっと非公表でいく考えなのか説明をお願いします。

(市長)おはら祭振興会として参加をお断りする場合は、その当該団体に対して、その理由等を説明してまいりたいと考えております。

(記者)それは、今後も公表する考えはないという理解でよろしいでしょうか。

(市長)おはら祭振興会としては、お断りした団体の名称等について公表することによって、当該団体に対し不利益が及ぶおそれがあることから、公表は考えていないところです。

(記者)ありがとうございます。では、拒否された団体が何者なのかは置いておいて、今回、多くの参加申請があったようですが、その中で振興会において参加の可否を審査した数はいくつあったのか、その中で拒否した数はいくつだったのか教えてください。

(市長)お申込みいただいた団体数は、夜まつり、1部から4部まで含めて220団体です。なお、お断りした団体の数は、推認されるおそれがあるため、こちらも答えを差し控えたいと考えております。

(記者)推認というのは、振興会としては、拒否された団体が何者なのか一切明かさない状態で、それが何団体だったのか数字を出すこともできないのですか。

(市長)繰り返しになりますが、参加をお断りした団体の名称等が公表されることにより不利益が及ぶおそれがあると考えていることから、それらの推認にもつながる事項は公表を差し控えたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。今回、何団体拒否をされたのか分かりませんが、どのような理由で拒否されたのか、規約は7つの理由を掲げておりましたが、1から7番の中で、どの理由で参加を拒否したのか教えてください。

(市長)おはら祭振興会として、今回参加をお断りした団体に対して、その規約における該当条項並びにその判断の理由についてご説明を申し上げたところです。なお、これらの規約、理由については、公表することにより当該団体に不利益が及ぶおそれがございますので、おはら祭振興会として公表は考えていないところです。

(記者)ありがとうございます。相手方には伝えて、理由も説明したということですが、何団体かは分かりませんが、相手方は了承したのでしょうか、了承しない場合に、反論や弁明の機会を設ける考えはあるのでしょうか。

(市長)まず、お伝えした際の相手方の反応は、相手方の不利益になるおそれがあるので公表を差し控えたいと考えております。なお、今回、おはら祭振興会として審査、判断した決定は、変更する考えはないところです。

(記者)ありがとうございます。次に、振興会における意思決定のプロセスについて教えてください。どのような手順を踏んで、今回、参加を拒否する判断に至ったのか、その経緯を教えてください。

(市長)お申込みいただいた全ての団体について、公表されている情報を基に、規約に基づき、まず事務局で審査を行い、また、その結果をおはら祭振興会として判断、決定をしたものです。

(記者)全ての団体を審査したということでよろしいですか。

(市長)全ての団体を対象に、公表されている情報を基に審査を行ったものです。

(記者)申請に当たっては、団体名と人数ぐらいしか出てこないのかなと想像するのですが、団体名で審査をしたのでしょうか。

(市長)団体名をはじめ、団体について公表されている、入手できる情報に基づいて判断をしたところです。

(記者)参加拒否をする理由の中に反社会的な団体、暴対法上の、とありました。例えば、県警に確認をしたり、暴追センターに確認をしたりという手順もあったのでしょうか。

(市長)暴対については、暴追センターに確認を行っております。

(記者)ありがとうございます。意思決定、振興会においてとおっしゃいましたが、総会を開いて決定されたのでしょうか。

(市長)この決定については、おはら祭振興会として最終的に決定したものです。

(記者)振興会として、という具体を伺いたいのですが、通常であれば総会で、会員であれば誰もが意見できるような状態で、みんなに意見を聞いた上で採決したりする手順を踏むと思います。それが難しい場合でも、例えば、常任理事会で選ばれたメンバーで決めるとか、あるいは事前に一任を取り付けた上で、誰かが判断をするという手順を踏むと思うのですが、今回の決定は、どのようなプロセスを踏んだのでしょうか。

(市長)これは繰り返しになりますが、おはら祭振興会として決定したものです。なお、個別具体的な決定権者については、今後の審査等に影響があるおそれがありますので、お答えを差し控えたいと考えております。

(記者)分かりました。もう一回確認です。今回の決定をするに当たって、総会は開かれましたか、あるいは常任理事会は開かれましたか。

(補助職員)総会、それから常任理事会については、おはら祭振興会として今おっしゃったように決めさせていただいたところもあり、まずは事務局で公表されている事実に基づいて確認、審査いたしました。その中で振興会の役員のメンバーの方々に確認ということで情報をお伝えし、最終的に確認ということで同意を得たところです。

(記者)ありがとうございます。同意を得たというのは振興会の会員全員ですか。

(補助職員)会員全員になります。

(記者)会員全員にどの団体をどのような理由で拒否するという、内容まで伝えたのでしょうか。

(補助職員)振興会のことになりますので、その中身を具体的に伝えさせていただきました。

(記者)団体が何者であるか、あるいはルールのどの部分に当たるから拒否したという詳細まで共有をしているという理解でよろしいですか。

(補助職員)はい、そのとおりです。

(記者)ありがとうございます。市長にまた伺います。今回、会見の場で参加拒否について明かしているのは、拒否があったということ、その1点だけなのかなと今の時点では思うのですが、ほかにこの参加拒否に関して公表できる部分はありますか。

(市長)これまでもお答えしておりますとおり、おはら祭振興会としては、参加団体全てを規約に基づき審査した結果、参加をお断りする団体があったということをお伝えしているところです。

(記者)ありがとうございます。以前の定例会見の場で、市長は透明性を確保するんだと、透明性を確保するためにも規約をつくるんだとおっしゃっていました。今回の相手に不利益を与えるからという理由での対応、拒否があったということ以外を何ら明らかにしない対応は、下鶴市長の考える透明性のある対応、手続、説明の在り方、そのように理解して構いませんか。

(市長)まず、情報の公表等に当たっては、何よりも当事者に不利益が及ぶおそれがないことが重要であると考えております。その上で透明性の確保については、今回、おはら祭振興会として参加をお断りした団体に対し、規約の該当条項、そしてその判断理由についてご説明を行っているところです。

(記者)透明性のある対応という理解でよろしいでしょうか。

(市長)我々としては、おはら祭振興会としては、何より当事者に不利益が及ばないこと、公表することによる不利益が及ばないこと、そしてまた、当事者、当該団体に対して参加をお断りする理由等について説明をすることが、透明性の確保であると考えております。

(記者)ありがとうございます。おはら祭振興会は市長が会長を務めること以外にも、事務局を市役所内に置いて、先ほども課長さんが答えてくださいました。そのほかにも運営費用のほとんどを市費から賄っています。そういった意味で市が中心だと思いますし、多くの市民、県民が参加する祭りであります。多くの方がおはら祭に関心を寄せている中で、透明性を持って説明をするのは、拒否をされた当事者だけでよいのでしょうか、市民、県民に説明する必要はあるのか、どのように考えていらっしゃるのか教えてください。

(市長)このおはら祭の参加団体の審査に当たっては、おはら祭振興会が行っております。その上で、直接適用される条文ではありませんが、情報公開法においては、公開する情報について、相手方に不利益が及ばないこと等が掲げられております。おはら祭振興会としては、参加をお断りした団体について、公表することによって不利益が及ばないこと、ここを重視しているとともに、また、当該団体に対してはお断りするに当たっての判断根拠、理由等についてご説明を申し上げているところです。

(記者)ありがとうございます。参加を拒否された団体は、参加をしたいから申請したわけですよね。参加を断るということは、それ自体をもっても不利益を与えていることだと思いますが、おはら祭振興会は申請者に不利益を与えたことを公開すれば、相手に不利益を与えるからということで公表しないと、不利益を与えた事実を明かさないと、そういった形にも受け止められますが、それでよろしいですか。

(市長)おはら祭に参加できないこと自体を不利益と捉えているのではなく、参加を断られたということが公表されることが、不利益をもたらすおそれがあると判断しているところです。

(記者)ありがとうございます。おはら祭には飛び入りで踊れる踊り連もあるようですが、今回拒否をされた団体の個人や、グループもしくは団体そのもので飛び入りの踊り連に参加をすることも考えられるかと思うのですが、そこはどのように考えていらっしゃいますか。

(市長)まず、飛び入り連、自由参加連について、今回の大会でどうなるかは、今後の振興会における議論だろうと思います。その上で、この飛び入り連は、そのルールについて、当然におはら祭全体として今回の規約等の対象になるとともに、また、飛び入り連自体についても、飛び入り連として成立するための祭りのルールがあるかと思いますので、そうしたものに基づき、判断されることになるだろうと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:世界平和統一家庭連合(旧統一教会)について

(記者)旧統一教会のことについて、また1点お願いします。福岡市では、公共施設の利用をめぐって、その利用許可を保留する形で、事実上、教団に施設を貸さないという対応を取っています。そういった対応をする自治体はそう多くはないようですが、冒頭のほうで市長も社会的に問題のある団体だとご認識を示されました。鹿児島市の公共施設の利用をめぐって、教団とどのような距離感、どのような対応を取っていくべきだと考えますか。現時点で方針があるのかないのか、今後どのようにしていこうと考えていらっしゃるか教えてください。

(市長)公の施設の利用に関しては、地方自治法において明文の規定がございますが、また、それらのほかにも判例等も積み重ねておられる分野ですので、こういった自治法の規定や、これまでの判例を基に、都度判断をしてまいりたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:おはら祭の参加申込団体への対応について

(記者)引き続き、おはら祭関連でお伺いしたいと思います。参加を拒否された団体側について、事務局、振興会としては、今回参加を拒否した理由についての説明は尽くしたとのご認識でよろしいでしょうか。

(市長)今回、おはら祭振興会として参加をお断りした団体に対しては、直接、理由について条項も含めてご説明をしているところです。おはら祭振興会としては、その判断根拠、理由について十分に説明を行ったものと考えております。

(記者)今後、団体側から、さらに自分たちの意見を述べる場を設けたい、つくってほしいと求められた際は、どのような対応をされるご予定ですか。

(市長)今回、おはら祭振興会として、参加の申込みをいただいた全ての団体について、規約に基づき審査を行いました。その上で、参加をお断りする団体については、理由等も含めて説明を尽くしてきたところです。おはら祭振興会としては、今回の審査の判断、結果について変更する考えはないところです。

(記者)判断は変えずとも、参加を拒否された団体側が意見を述べる場を設けてほしい、市長に話を聞いてほしい、場を設けてほしいという希望があった際は、それには応じないという理解でよろしいでしょうか。

(市長)今回の参加をお断りする団体の判断、決定は、既におはら祭振興会として判断、決定したものであると考えております。

(記者)市長としては、意見を伺う場は設けないという理解でよろしいですか。

(市長)おはら祭振興会としての最終的な決定です。

(記者)決定については理解していますが、改めて自分たちの意見を聞いてほしいという意見に関して、そういう場を設けるご予定、そういった対応をされるのは、現時点で市長の中ではないという理解でよろしいですか。

(市長)私としてお会いする考えはないところです。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:おはら祭の参加申込団体への対応について

(記者)改めて下鶴市長、当該団体に不利益が生じるということで公表ができないとおっしゃっていますが、NHKの取材でも、旧統一教会側は公の場で説明をしてほしいと言っていて、そことの整合性がないのかなと思うのですが、そこについてはいかがですか。

(市長)これは、おはら祭振興会として参加をお断りした団体の名称等が公表されることによって、誹謗中傷等の不利益が及ぶおそれがあると考えていることから、おはら祭振興会としての公表は考えていないところです。

(記者)分かりました。もう1点ですが、十分に説明されたと先ほどおっしゃっていましたが、教会側によると、通知の書面の受け取りを拒否したというふうに言っているのですが、それでもやはり十分な説明はされたとの認識でしょうか。

(市長)この当該団体に対する説明時の対応については、その公表自体が不利益を及ぼすおそれがあることから、おはら祭振興会としては差し控えたいと考えております。なお、参加をお断りした当該団体に対する説明については、規約の根拠条項並びにその判断理由について、説明を尽くしたものと考えております。

(記者)参加をお断りする団体の、振興会の会議などはオープンな場ではされていない中で、その中でどの団体を断ったかも言わないとなると、会議自体が開かれていない中で、どういったプロセスかも分からない中でブラックボックス化してしまうおそれがあると思うのですが、それについてはどう思われますか。

(市長)様々な会議において、実際の参加者に対して不利益が及ぶおそれがある場合には、非公開とする取扱いは、会議一般で行われていることであると捉えております。その中で重要なことは、当事者、この場合、参加をお断りする相手方、当該団体に対して、その根拠、理由等を説明することが重要であると考えており、その点をしっかりと説明を尽くしたものと考えております。

(記者)以前の定例会見で、参加を断る場合はプライバシーに配慮するが、一定公表する考えに変わりはないかという質問に対して、変わりはないと市長はお答えになっていますが、今の公表の仕方は、プライバシーに配慮した上で、公開した、公表になるとの認識でいいですか。

(市長)様々な情報の公表に当たっては、まずは当事者に公表されることによる不利益が及ばないことは、重要な要素の1つだろうと考えております。その中で今回、おはら祭振興会としても弁護士からのアドバイスもいただきながら審査、判断をしたところです。

(記者)市の弁護士と相談しながら、このような公表の仕方にしたということですか。

(市長)これは弁護士ということで申し上げておきます。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:おはら祭の参加申込団体への対応について

(記者)引き続き統一教会の関係ですが、先ほど、当事者に不利益が生じるということを繰り返しおっしゃり、公表した場合に団体側に誹謗中傷が起きる可能性があるとおっしゃっていましたが、団体名を明らかにしないで、断った理由だけ公表する場合に、誹謗中傷がいく可能性があるというのはちょっとイメージできないのですが。

(市長)おはら祭振興会としては、お断りした団体の名称、理由等を公表に付すことにより当該団体に不利益が及ぶもの、おそれがあるものと考えております。そして、今お触れになられました、理由のみの公表も、例えば、団体の名称がおはら祭振興会として公表しなくても、何らかの理由で明らかになった場合に、当該団体に対して、誹謗中傷などの不利益があるおそれがあると考えております。

(記者)市の立場は分かったのですが、団体側としては全く公表されないことによって、臆測が飛んで誹謗中傷の対象になるおそれがあると、そういった主張もされているのですが、それについてはどう受け止めますか。

(市長)まず、おはら祭振興会としては、今回お申込みいただいた団体並びに参加をお断りした団体について、いずれもその名称について、現時点において公表を行っていないところです。つきましては、公表という点については、おはら祭振興会として十分な配慮を行っているものと考えております。

(記者)ただ、当該団体が取材に応じているように、世間一般に対して、今回の団体はどこなのかが知られているような状況が事実ある中で、市が公表しない態度を続けることによって、いろんな憶測が飛んだりといったことを団体側は心配しているのですが、その点はいかがでしょうか。

(市長)おはら祭振興会としては、当該団体が申込みを行って、そして今回断られたということは一切公表していないものです。つきましては、おはら祭振興会としては、当該団体が申込み、そしてその結果、断られたということがなぜ公になっているのか、このことについては関知をしていないところです。

(記者)あと1点、団体側が市長との面会を希望されているようですが、今回、会う予定はないということでしたが、今後、類似の事案があったときにも、決定に対する反論の機会や、そうしたものは受ける予定はない、設ける予定はないということでしょうか。

(市長)参加をお断りする団体については、当該団体、当事者に対して、判断条項、判断理由について説明を行っているところです。今回、おはら祭振興会として審査、判断した結果は、最終的な決定として変更の考えはございません。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:おはら祭の参加申込団体への対応について

(記者)今回の参加を拒否する過程が何ら示されない。その結果も、参加を拒否するということがあったという事実のみにとどまって、先ほど、ブラックボックスになるというような指摘もありましたが、今回の判断は全く明かされないまま、今後もずっといくとの認識で構いませんか。

(市長)今回、おはら祭振興会として参加をお断りした当該団体、当事者に対して、判断の根拠条文、条項並びにその理由について説明を行っているところです。当事者に対して、参加をお断りする当該団体に対して、説明を尽くしているものと考えております。

(記者)ありがとうございます。振興会において、という判断を強調されますが、会長は市長が務めており、市長は鹿児島市政の運営においてもそういったスタンス、不利益を与えるおそれがあるから公表しないと、市の判断が何らかあった場合に、相手に不利益を与えるとか、プライバシーを侵害するおそれがあるという理由で何もかも隠してしまうんじゃないかとも受け止められるのですが、いかがでしょうか。

(市長)まず、今回、おはら祭の運営を行うのはおはら祭振興会です。また、私は市政を預かる市長として、判例等も含めて関係法令にのっとりながら市政運営に当たってまいりたいと考えております。

(記者)振興会会長としての立場と、市長としての立場は違うとの理解でよろしいですか。

(市長)これはあくまで、おはら祭は、おはら祭振興会が運営を行い、そしてまた、今回の参加の審査についても、おはら祭振興会として審査、判断を行うものです。

(記者)振興会という団体の決定は、最終的には会長の判断、責任になるのかなと思うわけですが、今回の判断、振興会として、と強調なさいますが、最終的には自ら責任を取る考えはありますか。

(市長)これは、おはら祭振興会並びにおはら祭振興会長として、判断をしているところです。

(記者)ありがとうございます。仮に今回の判断をめぐって訴訟になることも、分かりませんが、そういったところも含めて判断をされたのでしょうか。

(市長)これは参加をお断りする、断られたという対応に関してどのような対応を取られるかは、当該団体のご判断だろうと考えております。

(記者)仮に訴訟になった場合に、今回の判断、団体側に示した理由は自信がありますか。

(市長)おはら祭振興会として審査、判断をしたものです。仮にそのようなことになった場合には、おはら祭振興会として判断、審査の根拠等を主張していくことになるだろうと考えております。

(記者)その主張が認められると自信はあった上での判断だと思うのですが、改めて聞きます。訴訟になった場合に、裁判所に認めてもらえる理由だと認識していらっしゃいますか。

(市長)おはら祭振興会としては、規約に基づき、そして、全団体を公表されている情報を基に審査した結果、今回の判断に至ったものです。訴訟においては最終的に判断をされるのは裁判所、裁判官でありますので、仮にそのような場合には、しっかりと主張を尽くしてまいりたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:おはら祭の参加申込団体への対応について

(記者)関連でお聞きします。断った理由、公表されない理由について、市長は先ほどから相手方に不利益が生じると説明されていますが、この点については、公表するかどうかという点については、団体側に確認は取っているのでしょうか。

(市長)これはそもそも、お断りした団体の名称等が公表されることによって、当該団体に誹謗中傷などの不利益が及ぶおそれがあるということを、おはら祭振興会として判断しているところです。

(記者)振興会としてそのように判断されたのは理解しました。その上で、公表をすることによって不利益が及ぶかどうかという点を、この団体がどう理解しているか確認するのは重要かと思うのですが、公表をしていいのかどうかという点を、団体には確認はしているのでしょうか。

(市長)確認の前に、そもそも全般として、おはら祭振興会として不利益が及ぶおそれがあることから、公表しないと判断したものです。

(記者)では、今回の当該団体に対して、今回の参加は認められないと説明をした際に、どの団体が今回参加できなかったのかということについて、公表するのかどうかという確認はされていらっしゃらないということでよろしいでしょうか。

(市長)その確認は行っておりません。なぜならば、同意いかんに関わらず、おはら祭振興会として、お断りをした団体の名称等が公表されることにより、誹謗中傷などの不利益が及ぶおそれがあるものと判断しているからです。

(記者)誹謗中傷が実際に及ぶかという点について、団体がどう理解しているのか、団体側も公表されることによって、私たちの団体に誹謗中傷が及ぶ可能性があると考えているのかどうかということを、市として確認することも1つ重要であると思うのですが、その点はいかがでしょうか。

(市長)この点については、おはら祭振興会としては、おはら祭振興会の行為によってどのような影響があるかを考えるものです。つきましては、たとえ当該団体が自ら公表しても、その公表による誹謗中傷なのか、それとも、主催者であるおはら祭振興会として公表した結果、不利益が及ぶものなのかといったところを勘案して、主催者であるおはら祭振興会としては、お断りをした団体の名称等は、当該団体に不利益を及ぼすおそれがあることから公表しないと判断しているところです。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:衆議院議員選挙の投票所について

(記者)話題が変わってしまいますが、衆院選の投開票が10月27日に決まりまして、この日に鹿児島市内でも運動会などを予定していた小学校もあると思うのですが、市としてこれから対応だったり、何か学校に通知だったりを行う予定があるのか教えていただけますか。

(補助職員)運動会の行事などが入っているところがございますが、現在、学校側と投票所として使わせていただきたいということで協議を行っているところです。

質疑応答要旨:県のスポーツ・コンベンションセンターの入札不調について

(記者)県の体育館関係について、先日、入札不調が発表されました。ドルフィンポート跡地は、市も過去に中心市街地に活性化を生みたいということでスタジアムの候補地にしてきた場所でもあり、ここの土地での大型施設の入札中止に伴うまちづくりへの影響はどのようにお考えか、県体育館の入札中止に対する受け止めと2つお伺いしたいです。

(市長)県のスポーツ・コンベンションセンターの入札の応札者がなかったということについては、昨今の物価高騰、労務費、資材の高騰などの影響があるものと考えております。このスポーツ・コンベンションセンターの入札については、今後、県において再入札を含めた取組がなされるものと考えておりますので、その動向を注視してまいりたいと考えております。

(記者)分かりました。ありがとうございます。物価高騰や労務費の高騰で、全国的な傾向ではあると思うのですが、箱物整備に向けた入札がなかなかうまくいかない状況で、鹿児島市もアリーナ再入札に向けて準備中だと思いますが、アリーナやスケートボード場、スタジアム、桜島の学校など、様々な施設整備を迎えるに当たって、入札中止が相次ぐ傾向に対して、市として全体での対策はお考えでしょうか。

(市長)これはやはりいろいろな物価、労務単価などが高騰していくわけですが、しっかりと必要な施設整備が行われるよう、入札がなかった場合に、入札要件の見直しといった工夫をすることによって、札を入れてくださる方が出てくるように、しっかりと工夫をしてまいりたいと考えております。なお、アリーナの件は、起債の関係で当初の工事の期限が決められていたことがあり、工期の見直しや、入札要件の見直しといったところを、再入札に向けて今後取り組んでいくことになると考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)スタジアムに関連して、サンロイヤルホテルが仮に移転新築した場合に、跡地が様々な課題を解決した上で、スタジアムの候補地になり得るのではという、市長も塩田知事もご認識を示されています。北ふ頭の整備を断念したときに、時間軸、早期整備のために北ふ頭はやめましょうという話になったと思うのですが、サンロイヤルホテル跡地も早く造るという意味では課題があるのではないかと考えますが、そこはどういったご認識でしょうか。

(市長)今ご質問にありましたように、北ふ頭を断念する際には、塩田知事のほうから時間軸を強く意識すべきであるとのご提案をいただき、それを受け、時間軸を意識しながら、県と市、候補地探しの段階から共同して取り組んでいくといった方針の下、今、スタジアム整備の検討が動いているわけです。そうした中で、今お触れの時間軸という観点は非常に重要であると考えており、今、事務レベルにおいて、県と市、力を合わせて、条件に合致する土地のリストアップを行っているところです。今後リストアップし、そしてまた、その先、絞り込みに移っていくことになると思いますが、その段階においては、当然に今お触れの時間軸も、大いに考慮される要素になるだろうと考えております。

(記者)そのほかにも場所をいくつか探していらっしゃると思うのですが、公の中で名前が挙がっているサンロイヤルホテル跡地については、ホテル側が売却方針を示して、その上で、県が住吉町への移転新築を認めたら、という部分では、時間はある程度かかってくるのかなと思いますが、サンロイヤルホテル跡地に整備する場合、時間軸という面で課題があると市長は認識されていますか。

(市長)それは比較の問題になってこようかと思います。今後リストアップをして、そしていろいろな角度から比較をして、優先順位といいますか、候補地の絞り込みに入っていくことが一般的な進め方だろうと思いますが、その際において、リストにある中の比較になってくるだろうと。この時間軸という部分のですね。その比較という点で判断されるものだろうと考えております。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:おはら祭の参加申込団体への対応について

(記者)おはら祭に関してですが、市長は、おはら祭は公共性のあるイベント、祭りだと考えていらっしゃいますか。普通の民間の団体や企業などが開催する祭りと比べてといいますか、公道を貸し切ってやりますし、市から人もお金も出している祭りです。おはら祭は、公共性の高い祭りとの認識はありますか。

(市長)記者お尋ねの公共性というものが、何をもって公共性というかは判然としないところですが、公道を貸し切るという点は、占用許可をとれば、民間の方も公道を貸し切っての祭りはできるものだろうと考えております。一方で、予算等の面で、鹿児島市として一定の関与をしているものと捉えております。

(記者)私は、おはら祭は実質的に鹿児島市が開催しているようなものだと思っています。先ほども申し上げましたが、会長は市長が務める。これは振興会の規約で、会長は市長がやると当初から決まっています。事務局を市役所の中に置いて、市の職員がその業務をして、令和6年度の予算でいくと、収入全体で4,500万円ぐらいのうち4千万円以上を市から負担金として拠出しています。そういった状況があっても、一定の関与にとどまるものなのか、鹿児島市がその中心なのか、市長の認識を教えてください。

(市長)改めて申し上げますが、記者が公共性ということで何を言わんとするかは、なかなかご質問からは分かりづらいところがありますが、ただ、民間のお祭りを聞かれましたので、そことの比較で申し上げますと、例えば、先ほど記者がお尋ねの参加を認める、お断りするかという点についても、民間の祭りであれば、一般的に主催者の全て自由な判断で、例えば、言ってしまえば、根拠規定なしで断ることができるものだろうと思っております。その点、今回、おはら祭振興会においては、あらかじめ規約を設け、それに基づき、全団体を公表されている情報を基に審査し、その判断結果は、理由も含めて当該団体にご説明を行うといった意味で、公共性を意識した運営を行っているものと考えております。

(記者)ありがとうございます。市長は、振興会会長としてかもしれませんが、今回の祭りで参加を拒否した判断について、説明を尽くしたと考えていらっしゃいますか。

(市長)今回、おはら祭振興会として審査、判断を行い、参加をお断りした当該当事者、当該団体に対しては、その判断事項、条項、そして、その判断理由について直接ご説明を行った、しっかりと説明を行ったものと考えております。

(記者)ありがとうございます。当該団体についてはしっかり説明したということですが、先ほど、公共性を意識した運営をなさっているとおっしゃいました。公に対しての説明は尽くしたのか、説明責任を果たしたと考えていらっしゃるのか、認識を教えてください。

(市長)公に対しては、既に判断根拠となる規約、お断りをする条項についてお示ししてありますとともに、やはり、情報の公表については、何よりも当事者、今回の場合、参加をお断りした当該団体に誹謗中傷などの不利益が及ばないこと、このことが重要であると考えております。今回、主催者であるおはら祭振興会として、参加をお断りした団体の名称等を公表することにより、誹謗中傷等の不利益が当該団体に及ぶおそれがあると考えていることから、公表はしていないところです。

(記者)ありがとうございます。そういった判断の上で、公に対しての説明を果たした、説明を尽くしたと、説明責任を果たしたとの認識ですか、改めて伺います。

(市長)公に対する説明責任については、何よりも、まずは情報の公表等に当たっては、当事者、お断りする当該団体に公表することによる不利益が及ばないことが、まず重要であると考えております。その上で、公に対して、できる限りの説明を尽くすために、先般あらかじめ参加をお断りする場合の規約、こういった場合には参加をお断りします。そして、お断りをするということがあり得ますということをお示ししているところです。このように、何よりも情報の公表に当たっては、まずは当事者が不利益を被らないこと、公表することによる不利益を被らないこと、そこと公への説明、ここのバランスをしっかり取りながら、おはら祭振興会として判断を行ったところです。

(記者)改めて伺います。説明責任を果たしたと考えていらっしゃいますか。

(市長)しっかりと当事者、情報を公表することにより不利益を被るおそれがある当事者への配慮を行いながら、最大限の説明を尽くしたものと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)スタジアムについてお聞かせください。サンロイヤルホテルの跡地が候補地の検討対象として挙がって、情報収集を始めている段階と、前回の市長会見でお答えいただいたかと思うのですが、現在の状況について改めてお示しください。

(市長)現在の状況については、前回の会見でお答えしたとおりです。現在、サンロイヤルホテルの移転等については、今般開催されております県議会の定例会でもご議論いただいているようですが、まずは現在、鹿児島国際観光が県有地に対し移転希望を出して、その希望に対して、県のほうで県議会も含めてご議論をいただいている最中ですので、まずはその動向を注視してまいりたいと考えております。

(記者)周辺の地権者との交渉について、進捗はいかがでしょうか。

(市長)現在、挨拶に伺った段階でありまして、サンロイヤルホテルの県有地への移転が今議論中であることから、まずは動向を注視したい。逆に言えば、金額も含めた交渉に至る段階ではないと考えております。

(記者)先ほど、県の体育館の入札不調の話が出ましたが、その結果について、スタジアムへの影響についてはどのようにお考えでしょうか。

(市長)スタジアム整備を含め、公共施設整備一般に言えることですが、やはりしっかりと事業費を精査して成果を出していくということが重要ですので、今後、スタジアムの候補地の選定を進め、実際に設計、そして着工に至る段階においては、なるべく限られた事業費で最大の効果を出せるようにといったことは、公共事業一般として、しっかりと意識をしながらやっていきたいと考えております。

(記者)今回の入札不調の結果が、スタジアム整備のスケジュールに直接的な影響を及ぼす可能性についてはいかがでしょうか。

(市長)この点については、県のほうでこれから再入札に向けた検討を行うと思いますので、まずはその動向を注視してまいりたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:石破新内閣の発足について

(記者)昨日、石破新内閣総理大臣が誕生して、石破内閣も発足しました。下鶴市長より、地方自治体の首長として新政権に期待することを教えてください。

(市長)石破新総理におかれましては、これまでも地方創生担当など、地方をよく行脚していただき、地方の実情を詳しくご存知の方だと考えております。我々地方としては、この実情をよく知っておられる石破新総理に、ぜひとも地方創生を含めて、地方の活力向上に向けた取組を強力に進めていただくことを、心より期待しているところです。

(記者)ありがとうございます。石破さんはラーメンが好きだそうです。自らラーメン議連のようなものを立ち上げたりもしているそうです。下鶴市長はラーメン好きですか、もし好きだったら、豚骨がいい、みそがいいとか、細麺、太麺とか、具材など教えてください。

(市長)ラーメンはよく食べまして、数年前はよく飲んだ後に、最後に食べていましたが、最近はちょっと控えているところです。やはり子供の頃の味が思い出の味となるもので、私は谷山で育っておりますので、谷山の近くのラーメン屋が今もあり、そこによく行くところです。

(記者)ありがとうございました。

よくある質問

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