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更新日:2024年8月5日

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令和6年8月1日(木曜日)市長定例記者会見

記者会見の動画は、鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。

令和6年8月1日市長定例記者会見

日時:令和6年8月1日(木曜日)10時00分~

場所:鹿児島市役所東別館3階災害対策室

報道提供資料はこちらをご覧ください。

報道提供資料(PDF:3,919KB)

冒頭あいさつ

皆さん、おはようございます。

先週、パリ・オリンピックが開幕し、連日のように、日本人選手の活躍も報じられています。

今日は鹿児島南高校出身の、高山選手が柔道女子78キロ級に出場されますので、心から声援を送りたいと思います。

また、連日暑い日が続いています。市民の皆さまには、熱中症対策を含む体調管理に十分ご留意いただきたいと存じます。

それでは、本日は11項目について、発表いたします。

市長発表項目:新型コロナウイルスの感染防止対策のお願い

はじめに、「新型コロナウイルスの感染防止対策」のお願いです。

全国的に新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、本市においても感染者数が大幅に増加しています。

夏休みに入り、また、これからお盆の時期を迎えますと、人と接触したり、人が多く集まる場所に行く機会も増えますので、市民の皆さまにおかれましては、改めて、こまめな換気や手洗い、手指消毒に加えて、場面に応じてマスクを着用するなど基本的な感染対策を行っていただきますようお願いいたします。

市長発表項目:鹿児島市認定こども園における重大事案に関する第三者委員会の設置

次に、鹿児島市内の認定こども園における重大事案に関する第三者委員会の設置について、ご説明いたします。

令和6年6月に市内の認定こども園で発生した保育士による殺人未遂事件等について、事案の発生原因の分析を行うとともに、再発防止のための本市の対応や、市内の教育・保育施設等の対策についての提言を行う第三者委員会を設置します。

同委員会は、教育・保育施設等における重大事案の再発防止に知見のある有識者で構成し、9月に第1回目の開催を行い、年度内には検討結果をとりまとめ、提言をいただく予定としております。

市内において、二度とこのような事案が発生することのないよう、同委員会からの提言を、安心安全な保育環境の整備につなげてまいりたいと考えております。

市長発表項目:令和5年度一般会計歳入歳出決算(速報値)

次に、令和5年度一般会計歳入歳出決算の速報値がまとまりましたので、ご説明いたします。

5年度の歳入決算額は、前年度に比べて約55億円増の3,025億3,900万円となりました。

歳出決算額は、前年度に比べて約68億円増の2,948億1,700万円となり、歳入歳出差引額は、77億2,200万円の黒字となりました。

また、翌年度へ繰り越すべき財源、約24億円を差し引いた、実質収支は、53億100万円の黒字となりました。

税収額については、固定資産税や個人市民税の増などにより、前年に比べて6億800万円増で、過去最高額となる905億4,000万円となっております。

物価高騰の影響など、厳しい財政状況の中、引き続き、健全財政を維持することができたものと考えております。

市長発表項目:令和5年観光統計・インバウンド誘客に向けた取り組み

次に、「令和5年観光統計」と「インバウンド誘客に向けた取り組み」について、ご説明いたします。

令和5年は、新型コロナの5類感染症への移行や、かごしま国体・かごしま大会の開催などにより、宿泊観光客数が概ねコロナ前の水準に達するなど、観光客数が急速に回復するとともに、観光消費額も大きく増加した1年でした。

本市では、「稼ぐ観光」を実現する体制・仕組づくりとして、鹿児島観光コンベンション協会の地域DMOへの登録を実現するとともに、本市オンリーワンの魅力を生かし、「かごしま国体・大会」以外にも「世界マスターズ水泳選手権九州大会」などの開催を成功させました。

また、新たにナイトタイムエコノミーの推進や本市独自の宿泊キャンペーンの実施など、攻めの取組を積極的に展開し、本市観光の復活の道筋を確かなものにできたと考えております。

詳細につきましては、この会見後、担当課から説明を行います。

本市では、令和7年開催の大阪・関西万博を絶好の機会と捉え、観光需要の急拡大が進むインバウンドの誘客や消費拡大に向けたプロジェクトを重点的に推進してまいります。

まず、魅力づくりとして、ナイトタイムエコノミーのさらなる推進を図るほか、体験型観光メニューの魅力向上や販売力の強化に取り組む民間事業者に対して支援を行います。

また、大阪・関西万博に向けた広域連携に参画し、「西のゴールデンルート」のプロモーションを展開するほか、クルーズ船の誘致・受入に取り組みます。

さらに、飲食店等の多言語対応や情報発信の支援、維新ふるさと館内に音声アプリを導入するなど、安心して観光できる環境を整備します。

インバウンド回復のさらなる追い風も吹く中、引き続き、事業者の皆さん方と連携しながら、「稼ぐ観光」の実現に向け、さらなる誘客や観光消費額の拡大に、取り組んでまいります。

市長発表項目:本市で初開催!第14回アジア太平洋都市サミット

次に、「第14回アジア太平洋都市サミット」について、ご説明します。

アジア太平洋地域の市長等が一堂に会するアジア太平洋都市サミットを、8月22日から3日間開催いたします。

1994年のスタート以来、アジア各地で開催されてきましたが、今回、本市で初の開催、また、6年ぶりの対面式での開催となります。

今回は、友好都市である中国の長沙市をはじめ、韓国、ベトナムなど、8か国23都市のリーダーが本市に集結し、『ニューノーマル時代下の「つながる」都市政策』をテーマに、共通する都市課題について、それぞれの都市が取組を発表し、意見を交わします。

本市は、子どもの未来を輝かせるまちづくりについて私が発表いたします。

現在、一般聴講者を募集しておりますので、ぜひ多くの皆さまにご参加いただきたいと思います。

また、サミットの期間中には、オンリーワンの本市の魅力を、参加者の皆さんに実際に体感していただくことにより積極的にPRしてまいります。

広いアジア各国から参加者をお迎えするに当たり、市内の小中学校の児童・生徒の皆さんに、歓迎のぼり旗を作成していただき、また、SNSで自慢の鹿児島市を投稿していただいております。

市民の皆さんともこの貴重な機会を共有し、一緒になっておもてなしの気持ちを伝えたいと思います。

中国や韓国などの国際航空路線がコロナ前に回復し、国際クルーズ船の寄港も、シンガポールの船が初寄港するなど更に増え、アジアとの距離が近くなっています。

アジアの仲間同士、共通する都市課題の解決に向け、ネットワークの構築を図り、目覚ましい成長を遂げている各都市との多面的な交流の発展につなげてまいりたいと考えております。

市長発表項目:花火大会日本初!花火を搭載したドローンショーの実施

次に、花火を搭載したドローンショーの実施について、ご説明いたします。

24日に開催する「かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会」では、開会セレモニー直後の19時30分から、花火を搭載したドローン500機を用いたドローン花火ショーが鹿児島の夏の夜空を華やかに彩ります。

花火大会では日本初となる取り組みで、ライブ配信アプリ「ポコチャ」とのコラボレーション企画として実施します。

有料観覧席は残りわずかとなっておりますので、ぜひお早めにお買い上げいただき、また、会場へお越しいただき、ドローン花火ショーや迫力のある打上花火をお楽しみください。

市長発表項目:“鹿児島マラソン2025”ランナー・ボランティア募集

次に、「“鹿児島マラソン2025”ランナー・ボランティア募集」について、ご説明いたします。

鹿児島マラソン2025は、来年3月2日、日曜日に開催します。

より多くの方に鹿児島マラソンならではの魅力をお伝えしようと、今大会のポスターやTシャツは、全国的に人気を博す地元のアパレルブランド「カゴマニア」がデザインし、鹿児島の街中を走る楽しさをユニークに表現して頂きました。

マラソンの募集については、ご覧の通りです。新たに5人グループやペアでの参加が可能になりました。

また、お早めにお申し込みをいただきますと、特典として、参加料が割引となります。

ファンランでも、新たに5人グループ枠を設けます。

いずれも、今月16日より、同大会ホームページから先着順で受け付けます。

さらに、今大会では、いぶすき菜の花マラソンと連携した取組を始めるほか、パース市との姉妹都市盟約50周年を記念し、完走者の中から抽選で1名を、パースで開催するランニングフェスティバルに派遣することとしております。

あわせて、大会の運営や盛り上げをお手伝いいただくボランティアも9月2日から募集します。

鹿児島マラソンは、本市の豊かな自然を感じながら、鹿児島ならではの多彩な食やおもてなしの温もりを堪能できる、魅力あふれるスポーツイベントです。

「する・見る・支える」、それぞれの関わり方でぜひ多くの方にご参加いただきたいと思います。

市長発表項目:食品ロス削減マッチングサービス「かごしまタベスケ」運用スタート!

次に、「食品ロス削減マッチングサービス かごしまタベスケ」についてご説明いたします。

本サービスは、食品の売れ残りを防ぎたい小売店と消費者のニーズを、マッチングするアプリを導入し、食品ロスの削減につなげていくものです。

小売店は、売れ残りが見込まれる商品をアプリ上に出品し、利用者は、選んだ商品を購入予約し、店頭で商品の受け取りと支払いを行います。

協力店は食品ロスの削減に加え、商品のPRや収益の向上が期待できるとともに、利用者は食品ロス削減に参加しながら、お得にお買い物ができ、また新たなお店の発見にもつながるサービスです。

本日から運用を開始し、協力店、利用者ともに、無料でご利用いただけます。

協力店の登録申請も、随時受け付けておりますので、食品ロス削減を手軽に実践できる、本アプリを多くの方にご利用いただきたいと思います。

市長発表項目:オンライン予約でより便利に!~子育て支援施設の一時預かり~

次に、子育て支援施設一時預かりのオンライン予約について、ご説明いたします。

「りぼんかん」などの子育て支援施設で実施している一時預かりについて、これまでの施設窓口や電話での予約に加え、本日から、オンラインでの予約を開始します。

各施設のホームページや、「夢すくすくねっと」から24時間アクセス可能で、日中に仕事や育児で忙しい方も時間を気にせず予約できますので、ぜひ、お役立ていただきたいと思います。

市長発表項目:「かごしま市認知症おうえんナビ~学ぶ・備える・支える~」の運用開始

次に、「かごしま市認知症おうえんナビ」の運用開始について、ご説明いたします。

本日から市ホームページ上に特設するページの中で、認知症に関するクイズへの回答や、気になる症状のチェックなどをしていただくことで、適切な相談先や必要な支援制度の手続きをご案内するほか、認知症に関する講座やイベント情報などもご確認いただけます。

予防や早期発見、適切な支援につながるこの「おうえんナビ」を、子どもから高齢者まで多くの皆さんに、ぜひご利用いただきたいと思います。

市長発表項目:手話言語・障害者コミュニケーション条例制定記念イベントの開催

最後に、3月に制定し、4月に施行した手話言語・障害者コミュニケーション条例の記念イベントについてご説明します。

8月4日に、イオンモール鹿児島で開催し、障害者団体の皆さんのステージイベントや手引き歩行講座など、盛りだくさんの内容となっています。

簡単手話講座では、私も一緒に学ばせていただきます。

ぜひ、多くの皆さまにおいでいただき、手話や障害者の皆さんへの理解を深める機会としていただきたいと思います。

本日は以上でございます。

報道のご協力をよろしくお願いいたします。

質疑応答要旨:認定こども園における重大事案に関する第三者委員会の設置について

(記者)こども園における重大事案に関する第三者委員会のことでお聞きいたします。まず、こちらの設置については、国からの何かしらの通知に基づいて設置をされるのか、市独自の判断で設置をされるのか、そのあたりの立てつけをお聞きします。

(市長)今回の第三者委員会の設置に当たって、国からの関連の通知におきましては、死亡事故、事故等の事案が発生した場合に設置することとなっておりますが、一方で今回のような刑事事件への対応については、国の通知では想定されていないところです。したがいまして、今回、市として第三者委員会の設置が必要であると判断し、設置をするものです。

(記者)分かりました。ありがとうございます。第1回が今年の9月とのことですが、大体どのくらいのペースで開催されていくお考えでしょうか。

(市長)この第三者委員会における協議等に当たっては、今後の捜査や、裁判の進展等も踏まえながら行っていく必要がありますので、現時点でスケジュールを詳細にお示しすることは困難ですが、年度内で取りまとめを行うことを考えておりますので、それに応じて取り組んでまいりたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。この提言に関しては、市のほうに提言があるかと思いますが、今後、市政の部分にどのように反映をしてくのか、市内の園に全て通知をするのか、そのあたりは何か方針は決まっていますか。

(市長)最終的に取りまとめられた結果につきましては、今後の市としての取組に活用するのはもちろんのこと、やはり市内の園での再発防止に向けて共有する必要があると考えておりますので、園とも共有をしてまいりたいと考えております。

(記者)今回の事案は刑事事件にもなっていて、事案の詳細は捜査だったり、裁判だったりという部分で明らかになる部分が大きいかと思います。そのあたり、第三者委員会の設置では、なかなか原因究明に関しては難しい部分も発生する可能性もあるかと思いますが、どのように認識されていますか。

(市長)当該園における対応の検証や原因究明においては、当該園において外部委員会を設置していると認識をしております。今回、市として第三者委員会を設置する理由としましては、再発防止に向けて、もしくは今回の事案に対する対応として、市、また各園における取組がどのようになされるべきかといったことを検証するものであり、そういったところから第三者委員会で協議をしていただきたいと考えております。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:認定こども園における重大事案に関する第三者委員会の設置について

(記者)第三者委員会について重ねて質問です。市独自で判断されて設置されるということですが、刑事事件なので裁判などもありますけれども、市長の認識として、今回、逮捕・起訴された元保育士の個別の問題ではなくて、例えば、保育業界であったり、施設であったり、そういう構造的な問題もあるという問題意識もあるのか教えてください。

(市長)今回設置する目的としては、やはり今後二度とこのようなことを起こしてはならないという考えに基づくものです。そこで、今後二度とこうした事件が起こらないようにするためには、これまでの市としての取組、各園での取組が適正であったのか、そして、改善すべきものは何かといったところを検証、協議をしていただくものとして考えております。ですので、実際にどのような取組が必要かということについては、今後、第三者委員会における協議において有識者の方からいろいろとお出しいただけるものと考えております。

(記者)提言については委員の方が考えることでもありますが、市長としてはどういったところがポイントになってくると考えていらっしゃいますか。

(市長)やはり子供の安心安全が最も確保されるべき場所でこのようなことが起こることは、絶対にあってはならないことであり、また、絶対に再発を防止しなければならないと考えております。さらには、保護者の皆さんにとっても、子供の安心安全がしっかり確保されることが当然に最も重要ですので、安心安全につながる、そういった取組に向けた様々な提言をいただきたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:認定こども園における重大事案に関する第三者委員会の設置について

(記者)第三者委員会の関係で質問です。設置目的として、これまでの市の取組や園の取組を検証するということでしたが、これは園と市の普段の情報共有の在り方などでしょうか。取組を検証するというのは、どのようにイメージしたらいいでしょうか。

(市長)これは全般的な話になるだろうと思います。子供の安心安全の確保に向けてこれまでどのような取組を行ってきて、そして、どのような取組が足りていなかったのか、こうしたところを有識者の方々からご意見をいただくことになるだろうと考えております。

(記者)分かりました。委員の人数が大体でも決まっていたら教えていただきたいです。

(市長)そちらは後ほど担当課のほうにご確認いただければと思います。

質疑応答要旨:令和5年観光統計・インバウンド誘客に向けた取り組みについて

(記者)観光統計について伺います。昨年は国体や障スポ、総文祭など大きいイベントがあって、観光客の人数や消費額も増えたと思いますが、今年はそのような大会がない中、どう見込んでいらっしゃるか市長の認識を伺います。

(市長)今挙げていただいたように各種大型イベントも重要ですが、もっと重要なことは、やはり回復基調をいかに上げていくかということだろうと思っております。そのような中でやはりインバウンドの回復、そしてその取り込みをさらに進めていかなければならないと思っております。観光統計などを見ますと、例えば、九州の中でも鹿児島、宮崎、いわゆる南九州のほうのインバウンドの回復が北部九州より遅れているというのが現実としてあります。今回、鹿児島空港の国際定期路線も路線数で言えばコロナ前の回復を見せたわけですので、しっかりとこれを追い風としてつかんで、便数も元に戻るようにしっかりと観光誘客に努めてまいりたいと考えております。

(記者)今おっしゃったようにインバウンドも増えてきていると思いますが、それをどのように消費額増につなげていきたいか、具体的に考えられている取組があれば教えてほしいです。

(市長)やはりこれはナイトタイムエコノミーの推進であったり、体験型観光メニューをそろえていくことや、インバウンドの皆様向けにしっかりと外国人の方が見られる、そういったタッチポイントでの販売を強化していくことであったり、そして、飲食店などにおける外国の方向けの画像であったり、外国語に対応したメニューの整備であったり、多言語対応のガイドのさらなる育成であったり、こういった受入れ環境を総合的に整備していくことにより消費額増につなげてまいりたいと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:八重山周辺での風力発電建設について

(記者)八重山風力発電に関してお伺いしたいと思います。今、事業者の準備書に対して国や県から、このようなところを見直してくださいと言われている状況です。住民からは、事業者がどのように見直してくれるのか、なかなか進捗状況が見えないという声があります。一方で、事業者としては、これまでに延べ26回説明会を開いてきたとおっしゃっています。市長としては、事業者の方が住民への説明を十分にされているという認識か伺いたいです。

(市長)これにつきましては、本市としても様々な意見をこれまで出しておりますし、まずは本市として指摘した事項、出した意見に対しての対応がしっかりなされているものかを注視してまいりたいと考えております。さらには、やはり地域住民の方のご理解は非常に重要ですので、今後もしっかりと機会を捉えて説明をしていただきたいと考えております。

(記者)市議会に対しては賛否含む7件の陳情が出されましたが、どのように受け止めていますか。

(市長)賛否いずれも地域の方のご意見があるものと捉えております。

(記者)ずっとこの計画をめぐって、地元が割れているという認識はありますか。

(市長)ご意見をお持ちの方が賛否両方いらっしゃるものと考えております。その結果、議会への陳情につながっているものと考えております。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:本港区エリアへの市電路線延伸について

(記者)昨日、市議会の特別委員会でもありましたが、市電の延伸について伺います。ドルフィンポートがなくなり、次に県が体育館の建設を計画されていますが、採算が取れなくなる見込みとありました。今後どのように展開していくのか、市長の現時点での見解を教えてください。

(市長)取れなくなる見込みというより、現時点において、市として採算性の判断を行っている状況にはないということです。これは事業で一般的に当然のことでありますが、いわゆるB/C、費用対効果が取れるかどうかということを判断いたします。そして、特に、例えば市電延伸構想において、このB(ベネフィット)の部分を判断するにおいては、通す地域にどれだけの集客施設が立地をして、そしてどれだけの需要が見込まれるか、ここをはじく必要があると思っております。ご承知のとおり、現在、本港区エリアにつきましては、県において様々な構想があり、一方で、どこにどのような施設が整備されて、それぞれの施設が年間を通じてどれぐらいの集客ができるのか。ここが見えてこないと、このベネフィットの部分をはじくことがなかなか難しいところです。本港区エリア全体の構想がこれからという状況ですので、現在、本市においては、特にBの部分で、費用対効果を算出できる状況に今のところはないものと考えております。

(記者)ありがとうございます。市のスタジアムも含めて、県と協議を進めている段階と思いますが、その中に市電の延伸の話も入ってきているのでしょうか。

(市長)現在、地域の公共交通機関は全て非常に厳しい状況にあります。そして、鹿児島市の交通局としても、やはり市民の生活の足をどう守っていくか、ここが非常に重要なテーマであり、新規路線につきましては、やはり採算性が見込めるということが絶対条件であろうと考えております。したがいまして、全体の構想の中に位置づけるというよりは、本当にそれだけの需要が発生するのか、イコール採算が取れるかどうか。ここの部分で今後判断していくことになるだろうと。そして、この採算性の判断では、沿線地域においてどのような施設が整備されて、そして、どれだけのお客さんが乗っていただけることが見込めて、どれだけの収益が上がるか。ここが見えた段階で初めて採算性の判断ができるものだろうと考えております。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:本港区エリアへの市電路線延伸について

(記者)市電延伸の関係でお伺いします。計画を検討し始めた当初はドルフィンポートが建っていて、年間190万人ぐらい集客力があったという前提で計画を検討し始めたと伺っています。現在はドルフィンポート跡に県が体育館を造ると言っており、年間最大で40万人を見込むと数字が示されています。市としては、その40万人では需要予測調査をする段階にないと考えられているということでしょうか。

(市長)全体像が見えないと、まだそれをはじける段階にはないということです。

(記者)これまではドルフィンポートだけで、中心として見られていたと思いますが、ドルフィンポート跡の体育館が40万人という数値もあり、全体の本港区エリアを見て、それが見えてから調査に入る段階になるということではないのでしょうか。

(市長)検討を開始したのは前の市長の時代でありますから、恐らくという表現になってしまいますが、観光路線延伸を検討し始めた段階においては、今ご指摘のとおり、ドルフィンポートがあって、一定の需要が見込めるだろうということで恐らく検討を開始されている。一方で、いずれにしても、実際に建設に行くかどうかというときは、当然に費用対効果を算出することになります。ですので、恐らくですけれども、検討を始めた段階においては、例えばドルフィンポートがあったとして、実際にB/Cが取れるかどうかは別として、検討する価値はあるものだろうということで検討が開始なされたものだろうと。
一般的にも、新たなプロジェクトを検討するに当たって、全くもって採算が取れないものについては、恐らく最初から検討の俎上にのらないでしょうし、ただ、その中で検討する価値があるもの、ただし実際にやるかどうかは詳しくはじいてみなければならない。ここの段階に行っているわけではなく、検討を始めたものだろうと捉えています。したがいまして、ドルフィンポートの有無に関わらず、いずれにしても最終的に建設の是非を判断する際には、その段階においてB/C、費用対効果をはじくものだろうと考えております。今回、観光路線延伸に関して申し上げれば、実際に本港区エリア全体がどういった施設が整備をされて、それぞれの施設がどれぐらいの集客力、さらには、その中で電車に乗ってくれる人がどれほどいるのかといった全体像が見えた段階ではじけるものだろうと考えております。

(記者)繰り返しになってしまいますが、ドルフィンポートがあったときはドルフィンポートだけで190万人の集客力があった。そのようなこともあって4ルートが提案され、選定はできていませんが、そこから1本に絞ろうというところまで進んでいたと思います。ドルフィンポートがあった場合でも、本港区エリア全体を、住吉や北ふ頭に何ができるかというのを待ってから市電延伸をするかしないかを最終的に決めたということですか。

(市長)観光路線が構想された本港区エリアをめぐる状況は、構想ができた当時からいろいろな変化があります。1つは、本港区エリアについて、構想ができたときにはドルフィンポートがあったが、その他のエリアの開発構想はなかった。その中で当時、県で本港区エリアの民間活力の提案募集を行い、その後それはなくなるわけですが、そうしたいろいろな動きがありました。また一方で、交通事業という点で申し上げれば、資材の高騰もありますが、いかに生活路線を守るか、ここも非常に重要であるということの度合いも増してきた。こうした状況の変化があって、今に至っているということです。いずれにしましても、最終的に判断するに当たっては費用対効果が重要ですので、このエリア全体でどのような集客力があって、どれだけの方の電車のご利用が見込めて、その結果B/Cがどうなるのか、こうしたところから最終的には判断することになるだろうと考えております。

(記者)昨日の委員会の中では、当時はドルフィンポートで190万人見込んでいたが、今、ドルフィンポート跡だけで見ると40万人で、それだけ見ると、利用者が非常に減るというお話も市の答弁の中でありました。市長としては、ドルフィンポートの集客数が減るということだけではなく、住吉や北ふ頭も含めて、エリア全体をどうするのかを今、県が検討し始めているから、その全体像が見えてからでないと調査する段階にないという認識でしょうか。

(市長)大体そういうことになりますね。というのが、例えば、先ほど言われた4ルート、通るところ、最終的には当然B/Cをはじくに当たっては、ルートの沿線の方がどれだけ利用してくれるのか、どれほどの利用が見込めるのか、こういったところで算出することになります。そうしますと、この本港区エリア沿線にどのようなものができて、どれだけの集客力があって、どれほどの方が乗ってもらえるのか、ここが見えた段階がB/Cをはじくときだろうと考えております。

(記者)分かりました。先ほど市民の生活の足をどう守るかが大切だというお話もありましたが、新規路線開拓や観光路線よりは、まずは生活路線をどう守っていくかというところを優先に考えていきたいというお考えでしょうか。

(市長)これはやはり生活路線が最重要で、観光路線の場合は採算性が重要であると。つまり、平たく言えば、観光路線で赤字は出せませんよねということです。

(記者)観光路線で黒字が出せて、生活路線の足しになるぐらいの状況ではないと、新規路線をつくるというのは難しいということですよね。

(市長)今、交通全てで赤字が出ていますので、もちろん市民の皆様の足を守る上で、公共交通の使命として路線を守っていくことは重要であります。やはり市民の生活路線をしっかりと守っていく、このことが最重要課題ですので、観光路線についてはやはり赤字を出さないこと、ここはもう最低条件だろうと考えております。

(記者)繰り返しになって申し訳ないですが、体育館の40万人を見込むという数字だと、需要予測調査をするという採算も取れないというご認識ですか。

(市長)本港区エリア全体の像が見えてこないと、しっかりとしたB/Cにならないのではないかと思っています。例えば、今見えているのは体育館だけですが、例えば体育館だけではじいて、もしB/Cが合わないとなったとしても、そのほかが出てきたときにどうなるのかということがまた後で出てきますので、やはりB/Cをはじくのは、構想されている本港区エリア沿線全体の集客施設、集客力が見えた段階でこそはじくべきだろうと考えます。

(記者)分かりました。昨日の特別委員会では委員から、令和11年に完成する体育館と歩調を合わせて判断してもいいのではないかという声もありましたが、市長としてはその声はどう受け止められますか。

(市長)これは今後さらに議会でも議論が深まっていくと思いますので、議会でのご議論はしっかりと受け止めてまいりたいと考えております。

(記者)分かりました。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者)スタジアム構想について伺います。先日、Jリーグ宛てに整備の進捗に関する報告書を提出されたと思います。その中でライセンス判定に配慮いただきたいという表現があったと思いますが、市長としては、2月の断念から半年、候補地がない状況で9月末までのライセンス判定に対して、県と市で連携して探しているのでと伝えたら、配慮がいただけるという認識でしょうか。

(市長)こちらはお願いする側ですので、しっかりとスタジアム整備に向けて県市連携の下、取り組んでいるということ、また候補地選びにつきましても、今回、県と市が協力して候補地探しの段階から取り組んでいるということ、このことについてしっかりとご説明をし、ご理解をいただきたいと考えております。

(記者)半年決まっていないとなかなか進捗がないのではないかと一般の人は思うようにも感じますが、市長としては、どのようにスタジアム整備の検討が進んでいることを伝えたいと考えていますか。何で伝えられると考えていますか。

(市長)これにつきましては、やはり県市連携の下、候補地探しの段階から取り組むようになったという前進や、そして実際に今、候補地に足り得る条件の洗い出しからリストアップまで事務レベルでしっかりと進めているということ、こうしたところをご説明して、ご理解いただけるようにしたいと思っております。また、あわせてJリーグとも緊密にやり取りも行っており、こうしたところもそれぞれの時を得ながら説明し、ご理解をいただけるように取り組んでまいりたいと考えております。

(記者)現状は条件の洗い出しの状況から県と一緒にされているということでしたが、候補地を北ふ頭に持っていたときよりは今のほうが、探す段階から県と一緒にやっているので前進しているとお考えでしょうか。

(市長)そうですね。やはり昨年からの前進をご説明することが非常に重要であると考えておりますことから、県と一緒に候補地段階から探している、そして実際に条件の洗い出しからリストアップまで、今、段階を追って県と一緒に進めている、こうしたところを丁寧にご説明したいと考えております。

(記者)県と一緒に整備条件から洗い出して候補地を探している現状のほうが、北ふ頭を候補地にしていたときよりもスタジアム構想は進んでいるという認識との理解でよかったでしょうか。

(市長)鹿児島におけるスタジアム整備の検討に当たっては、もとより県、市、民間を含めたオール鹿児島での取組というところからスタートしております。そして、今回、候補地探しから県、市共に進めていくことで、オール鹿児島の取組をさらに進めているということをご説明したいと考えております。

(記者)繰り返しになりますが、北ふ頭を候補地にしていたときよりも進んでいるというご認識との理解でよろしいでしょうか。

(市長)オール鹿児島という点で進んでいるものと考えております。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:本港区エリアへの市電路線延伸について

(記者)知識が少し足りないままで質問するのは大変恐縮ですが、昨日の特別委員会の中でお話があり、今、何名かご質問された市電の延伸の関係でお尋ねできればと思っております。市長が先ほど言っていたのが、生活路線のほうが重要だよということと、もし観光路線を造るのであれば、周りにどういった施設が建っていくかという全体像が見えないと、といったお話をされたと思っています。鹿児島県の新総合体育館の整備運営に当たって、今年、入札の公告があり、BTO方式で建てていくということであります。設計と建設で定められた期間が、令和7年から令和11年の3月までで、設計と建設を一括して進めていくという計画であり、鹿児島港本港区エリアのまちづくり利活用に向けた調査のほうも行うと把握しています。全体像が見えてこないというところに関して、こうした施設が建ってくるであろうとか、どの時点で市電の延伸計画を少しずつでも進めていくというような、めどはありますか。どのような段階で計画が進んでいきそうなのかと思いまして。

(市長)この点につきましては、本港区エリア、観光路線の沿線地域、ここにおける電車の需要、それはイコールその地域にどういう施設が建って、どれだけの集客力があって、全体像が見えて、このB/Cというのははじけるものだろうと考えています。ですので、例えば、体育館がこれだけの集客力を持っていますよと、ここにこういうものができます、これほどの集客が見込めますと、こうしたところが沿線上に見えてはじけるものだろうと考えています。

(記者)沿線上に、具体的にこの施設が建つと幾つか決定した段階で、計画が少しずつ軌道に乗っていくというイメージでしょうか。

(市長)どの段階ではじけるというのは計画のいろいろな熟度にもよろうかと思っていますが、例えば、ここのエリアにこれだけの人が集まるものが、整備が具体化をする、整備主体が決まったり、お金の出し手が決まったり、こうした段階で初めて路線にどれだけ乗ってくれるかということが見えてくるのだろうと思います。先ほどの話に関連して申し上げれば、例えば、生活路線がもうかってしょうがないと、そういう状況であれば観光路線の赤字も吸収できるのでしょうが、今はとにかく交通を維持するということが非常に重要なテーマでして、生活路線も大きな赤字が出ています。もちろん先ほど申し上げましたとおり、市民の足をしっかりと守っていくこと、これが公共交通の使命でありますので、しっかりとやっていきたいと思っていますが、ただ、観光路線のほうでさらに赤字を出すということはできる状況ではないことから、しっかりとB/Cをはじいて、そのためにはエリア全体でどういう集客施設ができて、どれだけの電車利用者が見込まれるのか、ここをしっかりとはじいていく必要があるだろうと考えているところです。

(記者)分かりました。

質疑応答要旨:本港区エリアへの市電路線延伸について

(記者)市電延伸に関して確認ですが、本港区エリアのドルフィンポート以外のエリアで基本構想レベルのようなものが出てきてからではないと、需要予測調査は難しいと考えてもよろしいですか。

(市長)構想の熟度にもよりますが、やはりここでB/Cをはじく上で重要なのは、どれだけの方が電車に乗ってくれるかなんですね。それはイコールその沿線地域、本港区エリアにどれだけの集客需要が見込まれるのか、当然これによってくるわけです。どれぐらいの集客が見込めるのか、構想なのか計画なのか、名前はいろいろあるかと思いますが、採算性をはじく上で重要なのは、どれだけのお客さんが来ますか、どれだけのお客さんに乗っていただけますか、これが見えるかどうか、そこが重要なポイントだろうと思います。

(記者)どれだけの人が集まるか、またどういった人が集まるか、施設によっては車で行きたいという人もいると思うので、電車に乗ってくれる人がどれぐらい見込めるかということが分かった時点でないと調査ができないということですね。

(市長)詳細な調査は厳しいだろうと思います。

(記者)ありがとうございます。

質疑応答要旨:次期鹿児島市長選挙について

(記者)次期市長選への関連でお伺いしたいのですが、市長としては、現段階で2期目は考えていらっしゃいますか。

(市長)現在、熟慮をしているところであり、しかるべき時期に私の考えを発表したいと考えております。

(記者)分かりました。

質疑応答要旨:西原商会アリーナの改修について

(記者)アリーナ改修について、前回の会見時はなかなか事業者の手が挙がらず、入札に至らなかったという状況でした。完成時期に現時点で影響はないのでしょうか。

(市長)入札条件の見直しといったところを精査しておりますが、その精査によるだろうと思っております。どの段階で入札ができるのか、ただし一方で、応札するところが見込まれるかどうかにもよりますので、それらも含めて、今、精査中です。

(記者)分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:開催中のパリ・オリンピックについて

(記者)冒頭でもパリ・オリンピックのことをおっしゃっていましたが、これまで開催された中で、市長が一番熱くなったものがあれば教えてください。

(市長)いろいろ熱くなる競技はたくさんありますが、今日、女子サッカーを見て、非常にすばらしい戦いを展開していただいたと思っています。

(記者)ありがとうございます。

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総務局市長室広報課

〒892-8677 鹿児島市山下町11-1

電話番号:099-216-1133

ファクス:099-216-1134

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