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更新日:2020年12月23日
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記者会見の模様は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」で配信しています。
日時:平成28年1月28日(木曜日)10時~10時23分
場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室
皆さん、おはようございます。
本日が、今年最初の定例記者会見となります。今年は、私の3期目の締めくくりの1年として、残された課題の解決はもとより、これまで取り組んできました施策・事業のさらなる充実を図るべく、全力を傾けてまいりたいと考えております。
今年も、旬な情報を、市政記者の皆様へ提供してまいりますので、引き続き、ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
それでは、本日は、6項目について発表します。
はじめに、鹿児島純心女子短期大学との包括連携協定締結について、説明します。
本市と鹿児島純心女子短期大学は、包括的な連携のもと、それぞれの資源・機能等の活用を図りながら、幅広い分野で相互に協力し、地域社会の発展に寄与するため、2月2日、協定を締結します。
連携事項は、地域の振興に関することや、国際交流及び観光の推進に関することなどで、具体的な連携の取り組みについては、今後、両者で提案・協議することとしています。
同大学におかれては、これまでも、姉妹都市パース市との交流など、各面においてご協力をいただいておりますが、今回の協定締結により、新たな連携の取り組みを進め、本市の活性化につなげていきたいと考えています。
次に、鹿児島市知的障害施設連絡協議会との福祉避難所設置協定締結について、説明します。
災害発生により、避難生活が長期間に及んだ場合などに、障害者等、何らかの特別な配慮を要する方々のために開設する福祉避難所について、避難支援体制の強化を図るため、本市と鹿児島市知的障害施設連絡協議会との間で、2月3日に、協定を締結します。
今回の協定締結により、27か所の民間の福祉施設を新たな福祉避難所として使用できるようになり、障害者等の配慮を要する方々が、安心して避難生活を送ることができる環境を充実しようとするものであります。
今後とも、民間の福祉施設等とも連携、協力しながら、避難支援体制の強化に努めてまいります。
次に、いよいよ開催まで、ひと月余りに迫ってまいりました鹿児島マラソン2016についてですが、大会コースが、日本陸上競技連盟から公認されました。また、実行委員会事務局に職員の派遣等を行っていただいている鹿児島銀行及びMBC開発の2社を今回新たに、スペシャルパートナーとして決定いたしました。
大会の機運醸成を図るため、2月5日に、1ヶ月前イベントを行います。広報大使である歌手のAIさんのトークショーなどのイベントがございますので、多くの市民の皆様に参加していただきたいと思います。
次に、県外招待選手が決定しました。記載のとおりです。さらに、マラソンの新たなゲストランナーとして、元オリンピックマラソンランナーで京セラ女子陸上競技部に所属されていた荒木久美さんを、ファンランの新たなゲストランナーとして、スポーツキャスターの宮下純一さんをお迎えすることといたしました。
そのほか、国生さゆりさんには、サポーターとして、ビデオ応援メッセージを提供いただくこととなりました。
トップアスリートの参加などにより、第1回目となる大会が盛り上がっていくものと思っています。
次に、山口県萩市訪問団の来訪について、説明します。薩長同盟から150年を迎えた1月21日に、「鹿児島市・萩市友好交流に関する盟約」を締結したことを記念して、萩市訪問団が来鹿されます。
萩市訪問団は、野村萩市長など27名で、2月9日、10日の2日間、これからの交流についての意見交換や萩市の花である、ツバキの記念植樹などへの参加を予定しています。先日の盟約締結を機に、今後、新しい時代に向けて官民一体となって交流の輪を広げていくとともに、両市の発展につながる取組を推進してまいりたいと考えています。
次に、2016春季スポーツキャンプについて、説明します。本市では、スポーツ振興や地域経済・観光振興など様々な効果をもたらすスポーツキャンプの誘致を積極的に進めています。今年も資料のとおり、鹿児島ふれあいスポーツランドやかごしま健康の森公園などで、Jリーグや韓国プロ野球チームなどのキャンプが行われます。また、昨年に引き続き、Jリーグのプレシーズンマッチ大会「Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ」が本市で開催されます。今年は、J3に入会した鹿児島ユナイテッドFCも参戦します。
練習や試合の日程などについては、市ホームページ等でお知らせしますので、ぜひ多くの市民の皆様に、応援していただきたいと思います。本市としても、各チームが鹿児島キャンプで大きな成果をあげていただきますよう、全面的にサポートしてまいりたいと考えています。
最後に、主なイベント等ですが、「サンエールフェスタ2016」や「消費生活エキスポかごしま」などのイベントを開催します。また、2月20日には、本市の特産品である桜島大根を関西でPRしてまいります。皆様におかれましては報道についてご協力よろしくお願いします。
本日は以上でございます。
(記者)ゲストランナーは10月発表分もありましたが、ゲストランナー、招待選手ともにまだ先も発表のある可能性や人数が増える可能性はありますか。
(市長)今のところ、今回発表した選手の方々が最終的になろうかと思っています。
(記者)鹿児島マラソンに関連してですが、もう2カ月切り、当日、交通渋滞などが予想されます。この対策として、市から今後どのような形で市民への呼びかけを具体的に考えていますか。
(市長)当日の交通規制は、鹿児島市と姶良市をコースが通りますので、各市各所で交通規制を実施いたします。交通規制に伴い、車両の通行のほか、歩行者、自転車の通行や横断も規制されますので、交通渋滞が大変予想されます。お出かけの際には公共交通機関のご利用をお願いしたいので、市のホームページや、さまざまな情報媒体を使って、市民の皆様方、またマラソンに参加をされる、またマラソンを見学に来られる方々にもしっかりとした広報をしていきたいと思います。特に、県警の皆様方にも大変ご協力をいただくこととなりますし、また、ボランティアの方々もたくさん参加をしていただくようですので、ボランティアの方々にも交通渋滞等の、また交通規制の情報をしっかりと伝えていきたいと思います。
(記者)鹿児島マラソンですが、今回、コースがマラソンとして公認されたと、公認手続もいろいろあったと思います。間もなく開催されるわけですが、そこを含めて今の所感をお願いします。
(市長)大変機運も盛り上がっていますし、初回の鹿児島マラソンとのことで、成り行きが大変注目をされますし、このことで鹿児島の魅力がさらに多くの皆様方に発信できると考えており、このマラソンが観光立市かごしまとして大きな観光振興にも寄与できるものと、そのようなイベントになると思っています。特に3月期は、なかなか観光客の方々も鹿児島にお見えにならない時期ではないかと思いますので、時期的なものも含めて、鹿児島に多くの方々がお越しになって、そしてまた、鹿児島の魅力を体感して帰っていただける、そのようなイベントが開催できるとことは大変喜ばしいことだと思います。
(記者)桜島の総合防災訓練についてお伺いしたいのですが、昨年8月のレベル4引き上げの後、初めて全島避難の訓練となったわけですが、改めて訓練の総括をお願いします。
(市長)8月15日に警戒レベルが4に引き上がりました。その際に避難生活を余儀なくさせられました。そのときに課題として浮き上がったさまざまな事案がございました。今回の防災訓練におきましては、それらの事案をしっかりと踏まえながら対応をしたところです。特に情報を発信する際の外国人に対する防災無線での避難情報の放送と、またセーフコミュニティで取り組んでおります避難用家族カードの提出の徹底による住民避難の状況の把握や(喜入地域での)津波に対する避難の訓練など、これまでに実施をしていなかった事項等も加えて総合防災訓練が実施できたと思っています。また、複合的な災害が起こった際の対応等や、夜間等にこのような災害が起こったときの対応は、今回の防災訓練の状況を踏まえながら対策・対応をしっかりと立てていかなければいけないと思っていますが、今回の防災訓練はおおむねいろいろな課題を解決する、課題を踏まえて実証できた総合防災訓練ではなかったかと思います。
(記者)市立病院の件に関して、昨日、市が控訴をされたとのことで、市長としての思いといいますか、考えをお願いします。
(市長)今回、この事案、平成19年に当病院に入院をされた方が処置台から転落をして、それに伴って大変な被害をこうむった事案であります。相手の方々からの要求が、ベッドから転落しなければ後遺症は起こらなかったという主張でありましたが、当病院としては、救急センターに運ばれた時点で患者の状態はかなり重篤であったとのことで、その後、後遺障害に与えた影響が大きいとのことで今回控訴をしました。そして、私どもの、市立病院の主張が認められなかったことは残念である状況でございます。今後ともしっかりと裁判の場で主張をしていかなければいけないと思います。
(記者)明日、セーフコミュニティの認証式がありますね。先ほどの桜島の件も絡みますが、より安心安全なまちづくりに向けて今後の取り組みに対する意気込みをお願いします。
(市長)明日、WHOが認証いたしますセーフコミュニティに認証をされると思います。やはり安心安全なまちづくりにこれまでも取り組んでまいりました。特に、鹿児島の場合は桜島の爆発、そしてまた台風の常襲地帯でもありますし、また、豪雨地帯でもありますので、やはり安心安全なまちづくりを進めることが市民の生活、また、市民の生命、財産を守る最も大きな取り組みだと思っています。
このセーフコミュニティは、7つの分野でそれぞれの安全対策に取り組んでおりますが、それぞれのモデル地域を設定して取り組んでまいりました。今回認証されるとのことで、このことをやはり全市域に広げていき、そしてまた、そのことで、その地域のそれぞれの安全性が、また生命の確保が担保されると思っていますので、今後ともセーフコミュニティ認証をされた段階でさらに全市域にこれらの行動というか、これらの対応をしっかりと広めていく、そのような取り組みも進めていきたいと思います.
(記者)ちょっと追加ですが、それはひいては、例えば、観光の面などにも非常に大きなプラスになってくるということですか。
(市長)やはり先ほども言いましたように、鹿児島は、桜島は、我々としては宝ですが、観光客の皆様方から見ると、大変危険な地域じゃないかと思われがちですので、それとまた雨とか、台風とか、そのような災害も多い土地だと思われている可能性もありますので、それらを払拭する意味でも、やはり安全で安心して鹿児島に来ていただける、そのような環境づくりがとれると思います。
(記者)稲盛和夫さんの寄附による国際交流センターの件ですが、県との協議といいますか、今どのような状況なのかを教えていただきたいと思います。
(市長)稲盛京セラ名誉会長さんから、昨年、県と市に10億円ずつの寄附をいただきました。その寄附の使い道は国際交流に資するそのような取り組みに使ってほしいとのことでしたので、国際交流センター、これは仮称ですが、つくることで、県、市、その思いは一致をしています.今後はどのような施設をつくるのか、どのような場所につくるのか、そして、機能をどうするかを今、建設協議会を立ち上げております。知事が会長で、私と県の国際交流協会の理事長とそして鹿児島市の国際交流財団の理事、そのメンバーで総会を開催しています。建設協議会は1回しか開いておりませんが、今後、先ほど言いましたようないろいろな事案について協議をしていくこととなります。それは多分、平成28年度になってからだと思いますが、できるだけ早くこのような施設並びに国際交流に資するような事業に取り組んでいきたいと思います。
(記者)建設場所ですが、鹿児島市内の多分どこかだとは思われますが、市長としてはどのような場所が、利便性とか、外国人と日本人と触れ合うとか、そのような観点からするとどのような場所に建設するのが理想だと思われますか。
(市長)今お話がありましたように、やはり外国の方が公共交通機関なりを使って、気軽に行きやすいところ、そして、できれば鹿児島市の中心市街地に近いところがいいのではないかと思います。特に、鹿児島大学とか、国際大学とか、そのようなところでも海外の留学生の方々もたくさん来ておられるので、そのような方々がやはり行き来ができるようなそのような場所が最適じゃないかと思いますが、まだ場所等については決定しておりません。
(記者)改めて、萩市との友好協定ですが、これが今後、明治維新150年などに向けてどのようなプラス効果をもたらしているか、さらにどのようなことをやっていきたいかということを改めて伺います。
(市長)萩市との友好交流協定を先週1月21日に萩市で結ばせていただきました。その内容等は、教育や文化、スポーツ、それから民間の経済的な交流とのことで、まだある程度アバウトな内容で今締めくくっておりますので、これから、来週また来られますので、そのときにまた具体的な方向をどのような形で持っていくかを協議したいと思いますし、今後、それぞれの団体の方々、組合の方々にも協力を求めていかなければならないと思います。
経済面では、鹿児島市の金融機関と萩市の金融機関も1年前から交流を進めておりますし、また、萩焼と薩摩焼の交流も進めておられますし、また、観光面でも、これから鹿児島の観光資源を萩市で紹介してもらったり、また萩市の観光資源を鹿児島市でPRをしたり、そして、萩市も鹿児島市も明治日本の産業革命遺産の構成資産を持っております。萩市には5つ、鹿児島市には3つありますので、それらを結びつけるようなストーリー等も描ければと思っています。今後また具体的な取り組み等については両市でしっかりと協議をしなければならないと思います。
(記者会見終了)
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