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更新日:2020年12月23日

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平成27年8月26日(水曜日)市長定例記者会見

記者会見の模様は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」で配信しています。

市長定例記者会見7月30日

日時:平成27年8月26日(水曜日)10時~10時37分

場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室

 

 

皆さん、おはようございます。

昨日の台風15号の接近に伴い、市内全域に避難準備情報を発令するなど、大変危機的な状況にございましたけれども、災害に万全の体制を敷いたところでございます。市民の皆様におかれましては、重大な人的被害はなく安堵いたしております。
また、桜島につきましては、今月15日に噴火警戒レベルが、4に引き上げられ、火口から3キロ以内の住民の方々に避難勧告を出しておりましたが、22日に有村・古里地区について避難準備情報に切り替えるとともに、黒神町塩屋ヶ元地区の避難勧告を解除したところです。

 

今後とも、引き続き噴火に対する警戒にあたり、防災関係機関とも連携を図りながら、対応してまいります。

それでは、本日は、5項目について発表します。

市長発表項目:LRT都市サミット鹿児島2015の開催

はじめに、LRT都市サミット鹿児島2015の開催について、説明します。

人と環境にやさしい、魅力あるまちづくりの実現が求められる中、路面電車のLRT化に取り組む都市の市長等が参加し、各地の取り組みとLRTの良さを全国に発信するとともに、一層の都市間連携の推進などを図るため、「LRT都市サミット鹿児島2015」を開催します。

日程は、10月23日と24日の2日間で、歓迎セレモニーのほか、鹿児島東急REI(レイ)ホテルにおいて首長会議や福澤朗氏による記念講演などを行います。また、鹿児島中央駅東口アミュ広場において、会場の様子を同時中継します。

一般参加者の募集は本日から行います。詳しくは、お配りしている資料をご覧下さい。

各都市の路面電車を活用した先進的な取組みを互いに学び合い、今後のまちづくりに活かしていきたいと考えておりますので、多くの市民の皆さまにも参加していただきたいと思います。

市長発表項目:連携中枢都市圏への取組

次に、連携中枢都市圏への取組について、説明します。

本市は、中核的な都市として地域全体の発展をけん引する役割を担っていることを踏まえ、活力ある社会経済を維持するため、日置市、いちき串木野市、姶良市と、広域連携である連携中枢都市圏の形成に取り組みます。

目的は、人口減少・少子高齢社会においても一定の圏域人口を有し、活力ある社会経済を維持するための拠点を形成するものです。概要は記載のとおりですが、多様な都市機能の集積と自然が共存する、真に豊かさを実感できるまちの創造を検討してまいります。

市長発表項目:鹿児島市セーフコミュニティ「現地審査」

次に、鹿児島市セーフコミュニティ 現地審査について、説明します。

本市では、世界基準の安心安全都市を目指し、WHO(世界保健機関)が推進するセーフコミュニティの今年度中の認証取得に向けた取り組みを進めており、9月下旬から10月はじめにかけ海外からの審査員による「現地審査」を実施します。

審査では、本市が重点的に取り組む7分野の活動発表や現地視察が行われ、認証基準(である7つの指標)に沿って進められているかを審査いただくほか、今後の取組に対する助言をいただくものでございます。認証取得により、国内外に鹿児島市が世界基準の安心安全都市であることを広くPRでき、本市のイメージアップにつながり、市民の皆様や鹿児島を訪れる多くの方々にも安心して安全に過ごしていただけるものと考えています。

市長発表項目:交通局新バス施設開所式・完成記念式典

次に、交通局新バス施設開所式・完成記念式典について、説明します。

新栄町及び浜町に整備を進めてきた新バス施設が完成し、10月1日から供用開始することから、開所式及び完成記念式典を開催します。それぞれの式典の概要は資料に記載したとおりです。

また、バス施設が移転することに伴い、ダイヤ改正及び一部運行路線の変更を行います。時期については、9月下旬を予定しております。

これで交通局施設の移転が完了しますが、これからも多くの方々に親しまれ、市バス及び市電が市民生活を支える公共交通機関としてさらに発展していくよう努めてまいります。

市長発表項目:主なイベント等

最後に、主なイベント等ですが、毎年恒例の「敬老訪問」や、「すこやか長寿まつり」を開催するほか、「安心安全まちづくり市民大会」などを実施いたします。
また、多くの市民や観光客の方々に、本市の貴重な観光資源である錦江湾の魅力を感じていただくため、「第1回錦江湾潮風フェスタ」を開催いたします。

本日は以上でございます。

 


 

質疑応答要旨:桜島噴火対策について

(記者)レベル4がまだ継続していますが、9月から学校等も始まります。今後注意することを市としてどうお考えかが1点と、初めてレベル4が出て、噴火の前に避難をすることも経験されましたが、それによって見えてきた市の防災計画等の改善点や課題がありましたら、教えてください。

(市長)現在、桜島噴火警戒レベル4の状態です。また、山体の膨張も継続しており、今後も噴火に対する警戒は緩めずに、防災関係機関とも連携を図りながら対応をしていきたいと思っています。特に、桜島地域は高齢化率が大変高いところですので、高齢者に対する避難等がやはり迅速・的確に行われなければならないことが大変大事ではないかと思っています。また、今回は、噴火以前に気象庁、京都大学の火山活動研究センター等から情報を受け、避難に重点を置いて対応しました。やはり、いざというときの人命を第一義的に考えて今回の対応をしたわけですが、今回はレベル4、噴火口から3キロ以内の方々に対しての避難を実施しましたし、また、黒神町の塩屋ケ元は火砕流が発生するかもしれないとのことで、火口から3キロ以外ではありましたが、避難をしていただいたところです。
今回の噴火警戒レベル4に引き上げられたとのことで、やはりまず、住民の方々の安全を第一義的に考えなければならないこと、避難された方々の生活環境をしっかりと確保しなければならないこと、そしてまた、今後、山体膨張等が続き、レベル4がこのまま続き、万が一、大爆発が起こる可能性があるとのことで、全島避難にまでなった場合の対応・対策をしっかりして、再度改めて検証していかなければならないと感じたところです。それぞれの関係機関が、桜島地域に住んでいる方々の安否情報等の確認もそれぞれの役割を担った方々がしっかりとしていかなければならないと、今後の課題として受けとめたところです。

(記者)今回、台風と重なる状況が発生したわけですが、その場合の対応は、防災計画上しっかりと明記をされていたのでしょうか。

(市長)今回、桜島の噴火、また台風との災害が二重になるとのことで、台風が接近しフェリー等が使えないと、そのような場合の想定は、これもシミュレーションの中でしっかりと考察をされていますし、フェリーが使えなかった場合、陸路でどのような形で避難していくかは、地域防災計画の中ではうたっていませんが、シミュレーションとしてはしっかりと私どもは対策・対応しています。
そういった意味で、今回、幸いにも、桜島の火山噴火はそのような危険性はありませんでしたが、再度そのような最悪の場合を想定した対策・対応をもう一度検証していかなければならないと今回の事案で痛切に感じたところです。

(記者)それでは、防災計画にも盛り込んでいくとの方針で今後対応していくことになるのでしょうか。

(市長)今回の事例等を踏まえた対応はしっかりとしていかないといけないと思います。そのような二重災害、また、全島避難の想定もされることから、詳細に対応しなければならないと思います。

(記者)今回、めったにあることではない状況がダブルで重なったことについて、あらためて市長も火山のまちを実感されたのではないかと思うのですが、そのあたり思われたことをお話しください。

(市長)鹿児島市並びに鹿児島県は桜島とともにこれまで共存・共栄してまいりました。桜島はさまざまな鹿児島の魅力を発信できる大変すばらしい財産だと思っています。一方では、今回のように災害をもたらす大変危険な山であることも事実です。そのような意味で、今回の警戒レベルが4に引き上げられたことや、また台風等が襲来したことを踏まえながら、これまでと同様に、桜島としっかりと共存・共栄しながら、桜島とともに我々は生活をしていかなければならないとあらためて認識したところでして、そのような意味でも今後とも防災対策、また災害対策にもしっかりと対応していかなければならないことを再認識しました。

(記者)フェリーが使えない場合の避難は、内部ではシミュレーションの中で考察されているとのことでしたが、少し具体的に、どのような形の考察をされていて、住民に示しているのかどうか、そのようなところをもう少し説明していただけませんか。

(市長)毎年1月12日前後に防災訓練をしますが、その際にはフェリーを使った避難をしています。また、11月には有村町、古里町、そのような3キロ以内の方々に対しての防災訓練、避難訓練もしています。島外避難の際には、それぞれの港にフェリーが着ける場合は、そのフェリーに乗って安全なところに避難をしていただきます。しかし、フェリーが着けない場合は陸路、これは関係機関とも連携をしっかりとりながら、陸路を使って移動していただくと、そのような伝達はしていると思っていますが、具体的にそのような事象が起こった場合に、どの地域はどの関係機関がどのような形で行動するかまでの明確なものはまだないと思っています。陸路を使った場合は、垂水を含めて大隅にも避難をしていただかなければならないと思いますし、また、フェリーが使えない場合は、海上保安庁や自衛隊、そのような関係機関の船等を活用していかなければならないと考えています。

(記者)フェリーが使えない場合は陸路を使って移動すると、これは当然だと思うのですが、陸路を使って移動する場合に、どの地区の人はどこに行きなさいとか、そのような具体的なところはまだないということですね。

(市長)まだです。

(記者)それを含めて今後、計画、シミュレーションをして、住民に示して、さらに訓練をしていくのでしょうか。

(市長)それも具体的に今回の二重の災害が起こりかねない事例を踏まえると、やはり大きな課題として受けとめなければならないと思います。

(記者)桜島の関係ですが、レベルが4に上がったことで、観光客であったり、花火も中止になったり、観光面への影響が出ると思うのですが、どのように受け止めていますか。

(市長)観光面は多大な影響がありました。まず、桜島の観光施設は立入禁止にしましたし、桜島に観光で訪れている方々にも速やかに島から離れていただくような情報も流しました。また、フェリーについても、まずは危険な地域に行かないように情報として流したところです。そのような観点からも、フェリーの乗降客も半分以下に減りましたし、また、それぞれの観光施設で営業されている方々の営業等も多大なマイナスの影響があったと考えています。
1つには、桜島の爆発について、鹿児島市民・県民の方々はある程度、常日ごろから状況等を周知されていますので、危険性等について、また避難等についてもしっかりと認知をされていると思いますが、県外から来られる皆様方に対しては、正確な情報をしっかりとお伝えをしなければ、風評とか、そのような形で鹿児島の危険性がどんどん拡散していくことを今回の事象であらためて感じましたので、やはりそれらの影響等の大きさは大変なものだと感じました。そのような意味では、やはり私どもも正確な情報、的確な情報をこれからも流していかなければならないと思いますし、また報道機関の皆様方にそのこともお願いしなければならないと思います。また、国からも松本政務官が来られたときにそのこともお話したところです。
今回のレベル4に警戒レベルが上がったことで、桜島の安全性はさることながら、避難に対する対応はしっかりとしましたが、別の観点から、観光客が激減したと、鹿児島市にとって2次災害的なものが起こったことになります。

(記者)市として、補助であったり、観光がダメージを受けているところは多いわけですが、具体的に何かその対応はお考えですか。

(市長)先般、国から政務官が来られましたので、ぜひ桜島防災対策として、何らかの形で国からの支援をしてほしいと要望はいたしました。今、桜島降灰対策は、国にいろいろ毎年、要望しています。特別交付税でその対応等はしっかりと支援をしていただいています。具体的に降灰のときのビニールハウスに対する補助とか、プールクリーナー等に対する補助とか、そのようなものも各省庁でしっかりと支援をしていただいていますが、今回は災害には至らないその前の段階で、影響等の支援策についても、今後、国に対して、私どもとして要請をしていかなければならないと思いますし、また、具体的にそれぞれのホテル並びに観光施設等での影響等には、これからまたいろいろ検証していきながら、どのような形で支援ができるかも検討していかなければならないと思います。

(記者)風評被害についてですが、例えば、何か発信をしていくとか、具体的な手だてはお考えですか。

(市長)国に対して私どもも正確な情報を流しますし、また正確な情報をしっかりと把握して情報発信をしていただきたいと要請をしました。

(記者)錦江湾の大花火大会、22日に中止になりました。結局、大規模な噴火に至らないと気象庁の予知連絡会が21日見解を出したので、できたのではないかという話もありました、非常にいい天気でしたし、昨年の人出が13万人ですか、市として観光面で、夏の終盤として非常に痛かったのではないかと推察されますが、その辺はいかがですか。

(市長)15日の午前中に警戒レベルが4に上がりました。やはり、避難をしていかなければならないと避難情報の形でそのような対策をしましたが、最終的には避難していただきました。そして、その1週間後に花火大会でした。13万人を超す方々が鹿児島に来られます。一方では避難をされている方、それに携わっている関係機関の方々もおられます。花火大会も同じように警備体制を同じ関係機関の方々に要請をしていますので、そのような状況を踏まえると、多くの皆様方の人命に関することですので、混乱が起こることを第一義的には避けなければいけないと判断しました、経済的には大変なマイナスでありました。
22日が花火大会でしたが、15日にそのような状況が発生しました。事前に通知をしなければ、万が一、その時点で爆発等が起これば大混乱をするのはもう目に見えています。事前の周知として、次の週17日にそのような決定をして中止したところです。鹿児島市にとっては、大変な経済的な痛手はありますが、やはり人命をまず第一に考えてこのような対策・対応をしたところです。

(記者)いたし方なかったというか、もうベストの選択でしたか。

(市長)今となってはベストの選択だと思っています。

(記者)あの時点ではベストですか。

(市長)くしくも22日はすごくいい天気で、桜島もすごくいい姿を見せていましたので残念は残念だったのですが、多くの方々が対岸で見ますが、桜島に渡って桜島から見る方もいますし、また、船で観覧する方がいます。船の対策等は海上保安庁にお願いをしていましたので、そのような意味では、海上保安庁は警戒レベル4になった時点で桜島の周辺で警戒をしていましたので、花火大会を開催すれば、警戒対策が全くできないとのことで、関係機関との話し合いの中でもそのような情報等を得ましたので、中止にしたところです。

(記者)先ほど避難の検証もしなければいけないとおっしゃっていましたが、具体的な話として、避難された方が最初の3泊ですか、お布団のないまま過ごされて、要するに、畳の上に毛布で過ごされて、非常に寝不足だったとの声があったのと、市長が訪問されたときにベッドが欲しいとの声があったと聞いています、避難がこれからもあるだろうと考えると、いろいろ課題もあったと思うのですが、具体的な課題をどのように検証していくのかをもっと踏み込んで教えて下さい。

(市長)今回の避難所での生活でいろいろ要望もありました。今回、このようにまだ災害が起こっていない段階での避難も初めての経験でしたので、それに対する対応、避難所に行かれた方々が一般の自分のおうちで暮らすことと同様なことはできないと思いますが、それぞれの避難所に行かれた方が支障なく生活ができるための環境整備は整えていかなければならないと痛切に感じました。
今回は、長引くことはあまり考えていませんでしたので、通常の避難所は、やはり今、桜島で避難をされた避難所と同じような体制をしています。今後、このような事象が起こりましたので、それらをしっかりと検証して、それぞれの地区にも、地域にも避難所がありますので、そのようなところにどのような備蓄をしたらいいかということも再度、検証をしなければいけないと思います。

(記者)今現在、レベル4が出たままで、避難準備情報が出されたままですが、今後、レベル4が続いた場合、準備情報が出されたままといった形になるのか、今後のその判断について市の基準をあらためてお話しください。

(市長)これは専門的な方々からの見地で、それを助言として我々は受けとめて対策をしなければならないと思います。今回の警戒レベル4で、避難準備情報の対応を、防災計画の中では規定していますが、やはり気象庁なり、また、京都大学の火山活動研究センターの方々からの情報も踏まえて、今後、対応をしていかなければならないと思います。一義的には、やはり専門家の皆様方からの意見、また、指示等をお聞きして、それに対する対応をしっかりと進めていくべきだと思います。

(記者)それでは、火山の状況が今の状態が続けば、避難準備情報が出されたままで通すということですね。

(市長)そうですね。今、避難準備情報という形で進んでいますが、3キロ以内の方々に対する避難情報で、レベル4がずっと続くようであっても、3キロ以遠のいろいろな観光施設等については、できるだけ、これも専門家の意見を聞きながらですが、解除に向けた対応もしていかなければならないと思います。

(記者)地域防災計画に書かれていない場合の想定、シミュレーションと市長はおっしゃいましたが、夜間の避難について、今の市の考えでは、大規模噴火の場合は時間的余裕がある中で前兆が捉えられるので、夜間に避難する事態は考えていないとの話もあったんですが、しかし、その前提が崩れる可能性もあるわけですよね。今後また新たに夜間の避難の計画なり、あるいは訓練なりを考えていく予定はありますか。

(市長)訓練というより、これが夜間に起こった場合には、昼と夜では時間的な差はありますが、それについては、やはり消防団とかそのような方々と連携をとりながら、しっかりとそれぞれの個別の対応をしていかなければならないと思いますので、訓練といっても、これは昼にやってもこれが夜との想定でやらざるを得ないのではないかと思います。夜に訓練をするのはなかなか大変だと思いますが、想定としては、それを念頭に置いて対策・対応もしなければならないと思います。

(記者)実際に高齢者の方も多くて、昼に動くのと夜に動くのは全く時間なり、安全性が違うと思いますが。

(市長)それはご自分で動くのではなくて、民生委員とか、今回もそうでしたが、消防団とか、そのような方々が個別に対応していただいているので、そのような基本的なルールはできていますので、それらをしっかりと常日ごろから確認をしていただければと思います。

(記者)夜間の計画ですが、基本的には夜の想定をして、夜の避難計画をつくるというよりは、昼の避難計画を夜にも適応できるように(するということですか)……

(市長)結局、避難をするシミュレーションは、そのような手だてはしっかりできていますので、それが昼だろうと夜だろうと、それぞれの立場の人が連携をして避難していただきます。

(記者)今みたいにレベル4が続いた状態では、この船舶局のフェリーを使ったイベントとかは、今、予定しているのは開催すると思っていいですか。

(市長)レベル4がこのまま続くようであれば、3キロ以内ですので、今後、これが続くようであれば、それ以遠の状況については、いろんなイベントを従来と同じような形でしていきたいと思います。

(記者)今のイベントに関してですが、先ほどのサマーナイト大花火大会は、例えば、また少し時期をずらしてする予定があったりとか、何か市長なりのお考えなどがあれば教えてください。

(市長)中止にした大会は、今後は予定しておりません。今後のイベントはできるだけ実施する方向で進みたいと思います。

(記者)初動のことで確認なんですが、あの日は市長以下、慰霊祭に出席されている中で、エリアメールで一斉に鳴った状況があったと思いますが、その時点で市長も初めて桜島の異変は気づいたのですね。

(市長)そうです。

(記者)それ以前に気象庁から、桜島でちょっと通常じゃない動きがあるというような連絡とかありましたか

(市長)慰霊祭をするときに情報として入りました。

(記者)あの時点は、市民が気づいたのと同じですか。

(市長)いや、その前に、情報を流しますよという形です。

(記者)時間的にはどれぐらいですか。10時15分に流れましたよね。

(市長)慰霊祭は10時からだったですからその間です。

(記者)10時前ぐらいですか。

(市長)10時前ではなくて、慰霊祭があって、その15分の間です。

(記者)10時以降、10時15分の間にですか。

(市長)そうです。

(記者)もっと早目にというか、気象台は常時監視しているので、異変が予想される場合は、早目に行政のトップとして情報を流してほしいという思いはないですか。

(市長)それは、この前も気象庁の方を含めて関係団体が来られましたので、情報は速やかに流してほしいとは要請しました。今回、大きな災害に陥るかもしれないという、そこまではなかったのではないかと思います。しかし、10時15分にそのような形で出ましたので、私としては、慰霊祭が済んだ後にすぐ災害警戒本部の会議を開いて、そして、昼に災害対策本部会議を開催いたしましたので、そのような面では、対策・対応はしっかりとできたかと思います。

(記者)対策の部分は十分できたという認識はわかります。ただ、情報として早目に、今回の件を踏まえてもう少し早く情報が入手できるのでしたらしてほしいという、流してほしいという思いは(ありますか)。

(市長)それぞれでお互いに情報は共有していますので、それは当然のことです。情報をお互いが、市もだし、県もだし、気象庁もだし、そのような情報は逐次情報はいただいています。しかし、このような4に引き上げるまでの情報は、その時点では入っていませんでしたので、それから後の情報は的確に対応したと思います。今回はそんなに私どもが要請するぐらいの、ぜひ迅速にとのことまではなかったと思います。その後の関係で、期間中に500メートル上がった噴煙があり、通常、報告しないということでしたが、大変皆さんが緊迫した状況の中で、やはりちょっとした事象でも教えてほしいとの要請はいたしました。通常レベルではない状況の中では、やはりお互いがそのような情報はしっかりと共有していかなければいけない重要性はお互いに認識しましょうとお話はしました。

(記者)わかりました。

(記者会見終了)

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