更新日:2025年5月1日
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新人ミステリー作家の登竜門『このミステリーがすごい!』大賞受賞者をはじめとした新進気鋭のミステリー作家たちが、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の地を実際に訪れて短編のミステリー小説を書き下ろし。広域にまたがる構成資産を舞台とした物語をミステリー作家陣が紡いでいきます。
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「明治日本の産業革命遺産」世界遺産協議会公式note(外部サイトへリンク)
公開日 | 作家 | タイトル | 構成資産(所在地) | |
1 | 令和5年2月10日 | 八木圭一 | 軍艦島と白い宝石 | 高島炭坑・端島炭坑(長崎市) |
2 | 令和5年2月17日 | 友井羊 | 夏の三角の夢 | 三角西港(熊本県宇城市) |
3 | 令和5年2月24日 | 岡崎琢磨 | 幸せな週末 | 三池炭鉱・三池港(福岡県大牟田市・熊本県荒尾市) |
4 | 令和5年9月29日 | 新川帆立 | 八幡女のニセ札騒動 | 官営八幡製鉄所(北九州市) |
5 | 令和5年10月18日 | 七尾与史 | すべては水に流して | 遠賀川水源地ポンプ室(福岡県中間市) |
6 | 令和5年11月17日 | 芦沢央 | あと、ひと言だけ | 松下村塾ほか(山口県萩市) |
7 | 令和5年11月27日 | 相沢沙呼 | 奔流と凝固 | 橋野鉄鉱山(岩手県釜石市) |
8 | 令和6年10月15日 | 柊サナカ | 先生の言葉を探して | 韮山反射炉(静岡県伊豆の国市) |
9 | 令和6年10月30日 | 蒼井碧 | 追憶の炭細工 | 三池炭鉱万田坑(熊本県荒尾市) |
10 | 令和6年11月14日 | 佐藤青南 | 幽霊はどこへ行く | 関吉の疎水溝(鹿児島市) |
11 | 令和6年12月5日 | 似鳥鶏 | もちろん牛が先 | 三重津海軍所跡(佐賀市) |
12 | 令和6年12月20日 | 斜線堂有紀 | 明治七年の幽霊船 | 小菅修船場跡(長崎市) |
1979年、北海道十勝出身。横浜国立大学経済学部卒。
雑誌編集者、コピーライターなどを経て、2014年に『一千兆円の身代金』で、宝島社の第12回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞してデビュー。翌年、同作はフジテレビでドラマ化。代表作に、グルメミステリー「手がかりは一皿の中に」(集英社文庫)シリーズなど。現在も、IT企業で広報の仕事に携わりながら、パラレルキャリアを歩んでいる。
1981年、群馬県生まれ。
第10回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞。『僕はお父さんを訴えます』で2012年デビュー。他の著書に『ボランティアバスで行こう!』、『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』シリーズ(宝島社)、『さえこ照ラス』(光文社)、『向日葵ちゃん追跡する』(新潮社)、『スイーツレシピで謎解きを』『放課後レシピで謎解きを』(集英社)、『無実の君が裁かれる理由』(祥伝社)、『魔法使いの願いごと』(講談社)などがある。
1986年、福岡県生まれ。京都大学法学部卒。
2012年、第10回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉に選出された『珈琲店タレーランの事件簿また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』でデビュー。翌年、同作で第1回京都本大賞受賞。同シリーズは累計250万部を超えるベストセラーに。その他の著書に『ButterflyWorld最後の六日間』(双葉社)、『夏を取り戻す』(創元推理文庫)、『春待ち雑貨店ぷらんたん』(新潮文庫)など多数。
1991年生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。
東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、2021年『元彼の遺言状』でデビュー。他の著作に『倒産続きの彼女』『剣持麗子のワンナイト推理』(以上、宝島社)、『競争の番人』シリーズ(講談社)、『先祖探偵』(角川春樹事務所)、『令和その他のレイワにおける健全な反逆に関する架空六法』(集英社)などがある。最新作は『縁切り上等!離婚弁護士松岡紬の事件ファイル』(新潮社)。
1969(昭和44)年、静岡県浜松市生れ。
2009(平成21)年『このミステリーがすごい!』大賞に応募した「死亡フラグが立ちました!」が最終選考に残り、2010年7月に隠し玉(編集部推薦)として同作で作家デビュー。ほかに「ドS刑事」シリーズ、『偶然屋』など著書多数。
1984年東京都生まれ。千葉大学卒。
2012年『罪の余白』で第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞してデビュー。18年『火のないところに煙は』で静岡書店大賞、22年『神の悪手』で第34回将棋ペンクラブ大賞文芸部門優秀賞、23年『夜の道標』で第76回日本推理作家協会賞を受賞。他の著作に『許されようとは思いません』『僕の神さま』『汚れた手をそこで拭かない』などがある。
1983年、埼玉県生まれ。
2009年『午前零時のサンドリヨン』で第19回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。2020年『medium霊媒探偵城塚翡翠』で第20回本格ミステリ大賞を受賞。
1974年、香川県生まれ。第11回『このミステリーがすごい!』隠し玉『婚活島戦記』で2013年デビュー。他の著書に『谷中レトロカメラ店の謎日和』シリーズ、『人生写真館の奇跡』、『ミステリー殺人事件』(宝島社)、『天国からの宅配便』シリーズ(双葉社)、『お銀ちゃんの明治舶来たべもの帖』(PHP)、『機械式時計王子』シリーズ(角川春樹事務所)などがある。
1992年、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。上智大学法学部卒。2018年『オーパーツ死を招く至宝』で、第16回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。その他の著書に『遺跡探偵・不結論馬の証明世界七不思議は蘇る』がある。世界遺産検定1級認定。
1975年長崎県生まれ。「ある少女にまつわる殺人の告白」で第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、2011年同作でデビュー。2016年に『白バイガール』で第2回神奈川本大賞を受賞。ドラマ化された「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ、「白バイガール」シリーズ、「絶対音感刑事・鳴海桜子」シリーズ、「お電話かわりました名探偵です」シリーズ、「ストラングラー」シリーズ、『犬を盗む』、『一億円の犬』など、著作多数。
1981年千葉生まれ。2006年『理由(わけ)あって冬に出る』で鮎川哲也賞佳作入選、同作でデビュー。作品に「戦力外捜査官シリーズ」(河出書房新社)「育休刑事シリーズ」(KADOKAWA)をはじめとするシリーズや、『叙述トリック短編集』(講談社タイガ)『推理大戦』(講談社文庫)など多数。乗り鉄のため佐賀県内の路線はすべて乗ったことがあるが、ちょうど千灯籠まつりの時に松浦鉄道に乗ってしまい混雑に貢献する。ミステリを書くが説明が下手。ホラーを書くが怖がり。
1993年生まれ。上智大学卒。2016年『キネマ探偵カレイドミステリー』で第23回電撃小説大賞(メディアワークス文庫賞)を受賞してデビュー。ミステリやSFの意匠を凝らした物語の中に、一見相反するような感情の歪みを鮮烈に描き出し、次々と話題を浚う。他の著書に『恋に至る病』、『楽園とは探偵の不在なり』、『廃遊園地の殺人』、『回樹』、『本の背骨が最後に残る』、『星が人を愛すことなかれ』などがある。
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