更新日:2021年6月25日
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2015年7月5日、ドイツのボンで開催された第39回ユネスコ世界遺産委員会において、磯地区「旧集成館」〔旧集成館機械工場(現・尚古集成館本館)、旧鹿児島紡績所技師館(異人館)など〕を含む「明治日本の産業革命遺産」の審議が行われ、世界遺産一覧表に記載することが決定しました。
(注)世界遺産一覧表への正式な記載日は、7月8日(水曜日)になります。
「明治日本の産業革命遺産」は西洋から非西洋地域への産業化の移転が成功したことを証言する産業遺産群により構成されています。19世紀後半から20世紀の初頭にかけ、日本は工業立国の土台を構築し、後に日本の基幹産業となる造船、製鉄・製鋼、石炭産業といった重工業分野において1850年代から1910年の半世紀で西洋の技術が移転され、日本の伝統文化と融合し、実践と応用を経て産業システムとして構築される産業国家形成への道程を時系列に沿って証言しています。
構成資産は、九州(福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島)・山口を中心に、静岡県伊豆の国市や岩手県釜石市など全国8県11市に分散して立地していますが、相互に密接な関連性があり、群として全体で一つの価値ある資産として、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。各エリアの構成資産については、下記ホームページをご覧ください。
年 | 取り組み |
---|---|
平成20年 |
関係自治体による世界遺産登録推進協議会を設置(10月) |
平成21年 |
ユネスコの世界遺産暫定一覧表へ追加記載(1月) |
平成26年 |
ユネスコへ推薦書を提出(1月末) |
ユネスコの諮問機関であるイコモスによる現地調査(9月26日~10月5日) |
|
平成27年 |
イコモスによる「記載」勧告(5月4日) |
第39回ユネスコ世界遺産委員会において登録決定(7月5日、ドイツ(ボン)) 世界遺産一覧表への記載(7月8日) |
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