鹿児島市PFI導入基本方針

PFIとは、「Private Finance Initiative（プライベート・ファイナンス・イニシアティブ）」の略で、公共施設等の設計から建設、維持管理、運営を、民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法です。
わが国では、平成11年7月に「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律」（PFI法）が制定され、平成12年3月には「民間資金等の活用による公共施設等の整備等に関する事業の実施に関する基本方針」（国のPFI基本方針）が策定されて以降、国や地方公共団体において様々なPFI事業が実施されています。この「鹿児島市PFI導入基本方針」は,本市の将来を見据えた効率的で健全な行財政運営や市民サービスの向上に向けて、PFIを導入していくための基本的な考え方や具体的な手順,留意事項等について整理したものです。

• 鹿児島市PFI導入基本方針（令和6年3月)（PDF：2,512KB）

 

鹿児島市PPP／PFI手法導入優先的検討方針

内閣府及び総務省からの要請に基づき、公共施設の整備及び直営の公共施設の運営については、PFIをはじめとする公民連携手法を優先的に検討することとなり、「鹿児島市PPP／PFI手法導入優先的検討方針」を策定しました。

• 鹿児島市PPP／PFI手法導入優先的検討方針（PDF：190KB）

優先的検討を行い、PPP/PFI手法の導入に適しないと評価した事業

下記の事業は、令和6年度に優先的検討を行った事業となります。

対象事業	理由	所管課（電話番号）
公共下水道事業：南部処理場	市民ニーズや事業目的、公共側の適切なコントロールの観点から民間事業者に任せることは適切でない。 本市唯一直営体制の南部処理場を民間事業者に任せると、水道局職員が現場業務に直接関わる機会が少なくなり、維持管理に係る技術水準が低下し、委託業務の適正な履行確認・評価が困難になる。 以上のことから、総合的に検討した結果、従来方式で推進する。	水再生課(099-803-4639)

PPP/PFI手法の導入に適しないと評価した事業における簡易評価調書

下記の事業は、過去に優先的検討を行い、入札手続きが終了した事業になります。

対象事業	理由	簡易 評価調書	所管課（電話番号）
市営住宅建設事業（西伊敷住宅（第二）建替）	補助要件となる整備基準など、最低限の居住水準を確保するとともに、整備後の維持管理コストや、入居者への負担（家賃や入居者負担の修繕）に配慮した仕様が求められている。仕様については、これまでの従来型手法による整備及び整備後の維持管理等による経験を通じて、一定のノウハウが確立されている。PFIでは、これらの仕様を要求水準として設定することになり、民間の創意工夫の余地は限られることとなる。 以上のようなことから、総合的に検討した結果、従来方式で推進する。	簡易評価調書（PDF：112KB）	住宅課(099-216-1363)

 

DBO方式による事業

• 鹿児島市新南部清掃工場（ごみ焼却施設・バイオガス施設）整備・運営事業

 

事後評価等

概要

事後評価等とは、事業期間満了前における事業評価及び事業期間満了後の当該施設の運営・活用方法の検討のことです。

目的

本市では、鹿児島市PFI導入基本方針に基づき、財政負担の軽減やサービスの向上等、当初の事業目的が達成されたかどうかを評価するとともに、PFI事業における課題や反省点を明らかにし、次期事業手法の選定や今後の施設運営等の改善のための検討材料とすることを目的に事後評価等を実施しています。

事後評価等報告書

下記の事業につきまして、事後評価等を実施しましたので公表いたします。

事業名	方式	事業期間	報告書	所管課（電話番号）
新鴨池公園水泳プール整備・運営事業	PFI(BTO)方式	平成20年7月～令和8年3月（設計・建設：平成20年7月～平成23年3月、運営・維持管理：平成23年4月～令和8年3月）	新鴨池公園水泳プール整備・運営事業事後評価等報告書（PDF：1,299KB）	スポーツ課（099-808-7504）