更新日:2024年3月19日
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中心市街地は、百貨店や商店街などの「商業」、オフィスビルや事務所などの「業務」、マンションなどの「居住」といった都市機能が集積し、長い歴史の中で文化、伝統をはぐくみ、さまざまな機能を培ってきた「まちの顔」とも言うべき地域です。
しかしながら、
・病院や学校、官公庁などの公共公益施設が郊外に移転するなど、都市機能が拡散
・モータリゼーションの進展や流通構造の変化等による大規模集客施設の郊外立地
・居住人口が減少するなど中心市街地のコミュニティとしての魅力が低下
・中心市街地の商業地区が顧客・住民ニーズに十分対応できていない
などにより、全国的に中心市街地の衰退が進みつつあります。
平成18年に「中心市街地の活性化に関する法律」が改正施行され、本市では平成19年に鹿児島市中心市街地活性化基本計画(第1期計画)を、平成25年に第2期鹿児島市中心市街地活性化基本計画(第2期計画)を、平成30年に第3期鹿児島市中心市街地活性化基本計画(第3期計画)を策定し、それぞれ国の認定を受けました。
第1期計画、第2期計画及び第3期計画の期間中、官民一体となって計画に掲載した各種プロジェクトを推進し、再開発ビルの整備や都市の杜の整備などにより都市機能の集積が図られたほか、新たな大型イベントや商店街と一体となった多様なイベントの展開により、第3期計画の目標指標に掲げた空き店舗数は令和元年度に、宿泊観光客数も平成30年に目標を達成するなど、本市の中心市街地は一定の活性化が進んだところです。
第1期計画 | 平成19年12月~平成25年3月(5年4ヶ月) 80事業(完了:39、実施中:40、未着手1) |
第2期計画 | 平成25年4月~平成30年3月(5年) 87事業(完了:19、実施中:68) |
第3期計画 | 平成30年4月~令和6年3月(6年) 120事業(完了:57、実施中:63) |
しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、空き店舗数は急激に増加、宿泊観光客数は急激に減少し、その後、回復傾向にあるものの、目標の達成は厳しい状況にあります。また、国際情勢が不安定さを増す中、円安進行等に伴う輸入原材料の価格高騰により、値上げの動きが広がり、消費活動を下押しすることも懸念され、本市の経済活動の中心的役割を担う中心市街地を取り巻く環境は依然厳しい状況にあると考えられます。
令和6年に策定した第4期鹿児島市中心市街地活性化基本計画(第4期計画)では、中心市街地を取り巻く環境や地域の現状分析、地域住民のニーズ等から導き出された、主に商業面、観光面での課題の解決に取り組むこととし、本市中心市街地が目指す将来像を「観光・商業・交流によるにぎわいあふれる彩り豊かなまちづくり」と定め、その達成に向け引き続き官民一体となって計画を推進してまいります。
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