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更新日:2020年12月23日

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令和元年12月25日(水曜日)市長定例記者会見

記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。

2019年12月市長定例記者会見1

日時:令和元年12月25日(水曜日)10時00分~10時35分

場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室

報道提供資料はこちらをご覧ください。

皆さん、おはようございます。

本日が今年最後の定例記者会見となります。

市政記者の皆様方には、この1年、本市の様々な取り組みを広く報道していただきましたことに心から感謝を申し上げます。

令和の時代がスタートし、市制130周年の大きな節目を迎えた今年は、ブランドメッセージ「あなたとわくわくマグマシティ」を合言葉にして、「マークメイザン」のオープン、ラグビーワールドカップ南アフリカ代表の事前キャンプなど市内外の多くの皆さんと一緒になって本市の魅力や価値を磨き、発信してまいりました。

いよいよ来年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催され、その熱気と感動の余韻冷めやらぬ中で
「燃ゆる感動 かごしま国体・かごしま大会」を迎えます。

この好機を最大限に生かしながら、市民の皆さまと一緒に"鹿児島ファン"の輪を拡げてまいります。

それでは、本日は8項目について発表します。

市長発表項目:令和元年6月末からの大雨に係る災害対応の検証と改善

はじめに、令和元年6月末からの大雨に係る災害対応について検証を行い、生じた課題等への改善の取組・方向性について取りまとめましたので、その概要をご説明します。

今回の災害対応における主な課題としては、本市で初めて市内全域に「避難指示」を発令したところ、全員避難の意味が伝わりにくかったことや、一部の避難場所に避難者が集中したことなどがありました。

検証にあたっては、「避難情報の発令」や「指定緊急避難場所の開設・運営」など4つの項目により行い、改善の取組・方向性として「避難情報発令の地域・対象者の限定」や、「指定緊急避難場所の見直し」等について、ご覧の通り取りまとめました。

今回の検証結果を、今後の防災対策に生かし、災害に強いまちづくりをさらに推進してまいります。

なお、今回の「検証と改善」の内容に関する質問は、この後11時30分から担当課よりお答えします。

市長発表項目:「ゼロカーボンシティかごしま」に挑戦!

次に、「ゼロ カーボンシティ かごしま」について、ご説明します。

近年、猛暑や豪雨など異常気象による災害が国内外で増加しており、世界的に「気候危機」と呼ばれるほど極めて切迫した状況にあると言われています。

このような中、本市は国際社会の一員として、九州の市では初めて2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする都市の実現に市民や事業者の皆さんと一体になって取り組むことを決意し、「ゼロ カーボンシティ かごしま」への挑戦を宣言します。

主な取組として、現在、太陽光発電システム設置への助成や、バイオガスの有効利用を目指す、新南部清掃工場の整備を進めており、今後、さらに「第三次環境基本計画」などに具体的な施策を盛り込み、体系的に事業の展開を図ってまいります。

市長発表項目:パース市との姉妹都市盟約45周年に伴う記念訪問

次に、パース市との姉妹都市盟約45周年に伴う記念訪問について、ご説明します。

パース市との姉妹都市盟約45周年を迎え、私を団長とする訪問団が同市を訪問し、記念式典や記念行事に参加するなど、交流を深めるとともに、コアラの種の保存にご協力いただいているクイーンズランド州の関係機関を訪問いたします。

期間は、1月12日から20日までの9日間を予定しております。この度の訪問を通じて、パース市と、より固い絆を築いてまいりたいと考えております。

市長発表項目:首都圏でかごしまの食をPR

次に、「首都圏でかごしまの食をPR」について、ご説明します。まず、「"食の都かごしま"フェア」を、
1月11日から約1か月間、都内で開催します。

期間中は、黒豚、黒さつま鶏、桜島大根などを使用した期間限定メニューを、今回は新たに、西郷銅像で縁のある上野の飲食店4店舗を加えた計11店舗で提供するとともに、本市のPRを行います。

そのほか、先月、兄弟都市盟約50周年を迎えた鶴岡市との連携企画として、同市の食材を使用したメニューの提供や、スマホアプリ「かごぷり」を使ったスタンプラリーなど盛りだくさんの内容となっております。

次のページをご覧ください。

次に「世界一!桜島大根フェア」を、「"食の都かごしま"フェア」期間中の1月24日から3日間、「両国江戸のれん」のイベントスペースで開催します。

これは、血管機能の改善が期待される食材としても注目されている本市の特産品・桜島大根をPRするもので、1月31日には、私から渋谷区長に贈呈し、また、同区の小学校の給食で児童の皆さんに食べていただきます。

両フェア期間中は、大相撲1月場所が開催中で、多くの方が会場を訪れることが予想されることもあり、個性豊かな本市の食の魅力を積極的にアピールし、さらなる交流人口の増につなげていきたいと思っています。

市長発表項目:不動産団体との町内会加入促進に関する協力協定の締結

次に、不動産団体との町内会加入促進に関する協力協定の締結について、ご説明します。

アパート・マンションの居住者を中心とする町内会未加入者への加入促進については、これまでも不動産団体に協力を依頼しているところでありますが、さらなる連携・協力体制の構築のため、今回、県宅地建物取引業協会、全日本不動産協会鹿児島県本部と協力協定を締結します。

主な協定項目は資料のとおりですが、この度、両団体と協働してお手元に配布してあります加入案内のリーフレットを作成しました。

協定締結式を、この後11時から行います。

地域づくりの中核を担う町内会活動を支えるため、不動産業者の皆さまと連携しながら、加入促進の取組を進めてまいります。

市長発表項目:第50回桜島火山爆発総合防災訓練

次に、第50回桜島火山爆発総合防災訓練について、ご説明します。

大正3年の桜島大噴火を教訓に、昭和46年から始まった本訓練は、今回で50回目の節目の年を迎えました。

今年度は、現在検討を進めている新たな避難要領による避難や、マイカーによる自主避難を行うほか、避難所運営訓練では、桜島住民と市街地側住民が連携した訓練などより実践的な内容を予定しています。

詳細については、この後11時30分から担当課が説明させていただきます。

また、訓練前日の1月10日には、第50回開催記念として「消防・警察・自衛隊音楽隊コンサート」も行います。

今後も、火山防災トップシティとして、大規模な噴火に備え、犠牲者ゼロに向けた防災対策に万全を期してまいります。

市長発表項目:お正月もお待ちしています~市の施設は催しいろいろ

次に、お正月に市の施設で行うイベントについて、ご説明します。

平川動物公園の、恒例の「お正月まつり」など、新しい一年の始まりを市の施設で楽しんでいただきたいと思います。

また、資料の11ページに紹介しております、かごしま近代文学館・メルヘン館と市立美術館の新駐車場が、今月20日から供用開始となりました。

さらに多くの皆さんのお越しをお待ちしています。

市長発表項目:おすすめイベント情報~新春をはつらつとスタート!

最後に、その他のおすすめのイベント情報を別冊でお知らせします。

本日は以上でございます。

報道のご協力をよろしくお願いします。

質疑応答要旨:「ゼロカーボンシティかごしま」に挑戦!

(記者)ゼロカーボンシティですが、なぜ2050年までに目標を設定したのかを教えてください。

(市長)現在の地球温暖化によります気候変動や、自然災害が深刻化を増している中、持続可能な未来を実現していくためには、本市も国際社会の一員として温室効果ガス排出量の削減に向けた取り組みを加速する必要があると思っております。

その中で、温暖化対策に対する市の姿勢を明確にして、2050年の二酸化炭素排出量を実質ゼロに向けて地球全体の機運を高めていくために行ったものでして、現在このような取り組みについては環境省も推進をしておりますし、今月のCOP25の状況等も踏まえて、また、9月の国連での気候行動サミットでもこのような文言も出されておりますので、それに即して鹿児島市も宣言したということです。

(記者)この目標達成に向けて一番の課題というか、鹿児島市の場合では、排出量が一番多い分野はどういうところでしょうか。

(市長)二酸化炭素排出量は、ごみの減量化もしなければいけないだろうし、また、そのためには、ごみを減量するほか、太陽光発電や、水力発電などの再生可能エネルギーに転換をしていくことが必要であろうと思います。

(記者)目標達成に向けて柱となる取り組みというのは、今のところは立てられてはいないのですか。

(市長)今後、第三次環境基本計画の中でそれをしっかりと謳い込んでいければと思います。

(記者)令和3年度策定予定ということは2年後になるわけですが、その間、特に何か力を入れていく施策とか、例えば計画を前倒しするということは考えていないのですか。

(市長)今のところ、先ほども言いましたように、太陽光発電システム設置の助成や、またバイオガスの有効利用を目指す新南部清掃工場の整備を進めておりますので、その中でしっかりとこの取り組みを進めていければと思います。

(記者)例えば助成などは、電気自動車もそうですが、今後、対象を拡大していく考えはないのですか。

(市長)令和2年度の予算編成に向けて、それらのことを検討していかないといけないと思います。

(記者)拡大も検討していく項目の1つということですか。

(市長)項目の1つになろうかと思いますが、拡大するかどうかというのはその時点で検討していきたいと思います。

(記者)今のゼロカーボンシティかごしまに関連してですが、具体的な対策というのが令和3年度ということですが、今具体策がない中で、九州初、この宣言をすることの意義というか、そこの意気込みというのを改めて教えていただけないでしょうか。

(市長)今回の宣言というのは、地球温暖化対策に対する鹿児島市の積極姿勢を明確にするために宣言をしたところでありまして、先ほども言いましたように、環境省も推奨していますし、各都市も、今どんどんどんそのような取り組みを進めていく姿勢が拡大しておりまして、全国でも29都市ぐらいですかね、自治体で宣言をしております。それに我々も参画をして、地球温暖化対策に取り組んでいくという強い姿勢をあらわしたものと思っております。

(記者)九州の市では初で、九州の自治体では初という言い方ではNGなんですか。

(市長)熊本県がされています。

(記者)ゼロカーボンシティに関してですが、実現可能な目標かどうかというのがちょっと分からないので、今現在の、二酸化炭素の排出量が市ではどれぐらいですか。

(補助職員)405万5,000トンCO2です。

(記者)鹿児島県ですか。

(補助職員)市です。

(記者)鹿児島市でこれをゼロにするということですか。

(補助職員)そうです。実質ゼロということです。実質ゼロというのは森林の吸収量も含めてということです。排出した分から吸収した分を引いて実質ゼロということです。

質疑応答要旨:令和元年6月末からの大雨に係る災害対応の検証と改善

(記者)災害対応の検証と改善のところですが、今回細分化されたということで、ホームページで案内していくなどというお話をお伺いしていますが、やはり鹿児島市はすごく高齢者が多く住まれている地域で、その方々をどう守っていくのかというところはすごく大事なところになってくると思います。

高齢者の命をどう守っていくかというところと、細分化したことをどう高齢者に伝えていくかという点と、やはり全国的にもこれだけ災害があり、鹿児島市として来年も災害については、大きな課題の1つかなと思っております。そのあたり、災害に対しての市長の来年に向けた思いなどをお聞かせください。

(市長)検証会議で取りまとめた改善取り組みの方向性については、内容等についてはまた後ほど説明しますが、市民の皆様方には、市のホームページや市民のひろば、また、それぞれの地区別の防災研修会など、あらゆる機会を通じて広報してまいりたいと思っております。

また、今後の防災対策については、いつどのような形で起こっても不思議ではない大災害が各地で起こっておりますので、そのような思いを今回検証した取り組みを実証していくほかに、市民の防災意識の高揚とか、また防災知識の普及に努めながら、やはりハード・ソフト両面からしっかりとした取り組みを進めて災害に強いまちづくりを推進してまいりたいと考えております。

(記者)この防災というのは、市長の中でもかなり重点的にしていかなければいけない鹿児島の課題だとお考えでしょうか。

(市長)そうですね、やはり、市政の中で最重要課題として捉えておりまして、しっかりとした取り組みを進めていくべきだと思っております。

質疑応答要旨:新磯駅設置支援について

(記者)12月議会で市長が磯新駅の設置に向けて支援されていくと述べられましたが、費用負担などをどのあたりまで市がしていくのか、どういうふうに今後決めていくのかなど、何かありましたら教えてください。

(市長)磯新駅については、現在、推進協議会の中で検討して進められておりまして、方向性としてぜひ設置してほしいという要望も出されましたし、またその方向性で進んでいると思いますし、市としてもそれらの取り組みについて支援をしてまいりたいと考えているところです。

今後、建設に向けた協議会等が発足されると思っておりますので、それに参画しながら、鹿児島市としても応分の負担をしていきたいと思います。何割かというのはまたその中で決められていくのではないかと思います。

(記者)なぜ今回のタイミングでお示しされたのかというところと、今後、設置に向けた市長の思いというのをお聞かせください。

(市長)この磯新駅については、地域の振興、活性化、また、世界文化遺産等もありますので、それらについて国内外から多くの皆様方がお見えになるときのコースの利便性等も踏まえて、そして、地域の活性化、振興についても大変大きないい影響があるということを判断して、磯新駅の設置について参画を表明したところです。
今後、それらのことについて、今の推進協議会の皆様方と、また、先般は県のほうも参画、支援をしていくという意思を示されましたので、県・市ともに設置に向けた取り組みに参画して、応分の役割を果たしていければと思います。

(記者)県も推進するというのを示したというのは、鹿児島市のほうから県のほうにぜひというような流れがあったのでしょうか。それとも、県は県独自の考えで支援するというお考えなのでしょうか。

(市長)推進協議会の方々の要望も多分功を奏したと思いますが、私どももやはり世界文化遺産がある地域ですので、それについてもやはり県も参画をしてほしいという旨は申し上げておりました。

(記者)一部で反対する団体、周辺の渋滞などを懸念する声もあったと思うのですが、その声などに関してはどのようにお考えですか。

(市長)渋滞が発生するとか、地域振興にもつながるのではないか、つながらないのではないかというご意見もあります。それらの方々にもしっかりと説明をし、理解も得ながら進めていくべきだと思いますので、推進協議会を含めて粘り強く反対をされる方々に対して説明していかなければならないと思います。

質疑応答要旨:Bウイルス病の発生について

(記者)Bウイルスが2例、鹿児島市保健所管内で発表されていますが、性別とか特に公表されていないのですが、正確な情報を知ることも不安解消の1つだと思うので、その辺はどう考えていらっしゃいますか。

(市長)2例目が発生しましたが、まだ検証の段階ですので、それについては事業所並びに市、また国等と十分協議をしながら、やはり情報の伝達はしっかりとしていかなければいけないと思っています。

(記者)国内というか、アジアでも珍しい症例ということで、それに関してはどうお考えですか。

(市長)こういう症例が発生したということは大変残念に思いますが、今の段階においてはしっかりとした防疫体制をとって欲しいと思います。

(記者)市の保健所の指導体制として、管理体制としては今のところ適切な対応をされているということですか。

(市長)それは適切な対応をしていると私どもは思っています。

(記者)さっきの情報公開の件で、ある程度、情報公開は必要だと思うのですが、その辺はどうお考えですか。

(市長)経緯などが今後検証されていきますので、その段階で情報をしっかりと皆様方にお伝えする必要があると思います。

(記者)もうちょっと時間が必要ということですか。

(市長)そうですね。

質疑応答要旨:情報公開について

(記者)今の情報公開に関連してですが、鹿児島市では、今年度起きた災害や、前赤崎市長が亡くなられたときの情報が出されていない部分というのが大きかったと思うのですが、そこについての情報公開の市長の考えをお聞かせいただけないでしょうか。

(市長)それぞれの事案等について、それぞれ検討しながら情報公開をしていくべきだと思いますが、できるだけ明らかに、そういう災害等、また、色々なことが起こったときにはできるだけ地域の皆様方には明らかにしていくべきだと思います。

質疑応答要旨:本港区における県の施設整備について

(記者)本港区の開発の件ですが、県が公募案として高級ホテルやアミューズメント施設の案を提案しているのですが、仮に高級ホテルなどができた場合、読者のほうから、花火大会はどうなるのですかという質問があったのですが、どうなる可能性がありますか。

(市長)高級ホテルとか、どこにどのような形で設置をするかというので、また変わってくると思いますが、今のところ、県のほうからはできないという申し出がありませんので、今現在では、令和2年度もできると思いますし、あとは公募要項の中でどのような形で配置が決まるかによって花火大会が実施できるか、できないかの判断になろうかと思います。

(記者)ホテルを造る場合、高さがやはりある程度あると思いますが、そうなると市の景観条例とか、何か規制がかかるかと思うのですが、その辺についての相談というか、問い合わせみたいなものは県のほうからあったのでしょうか。

(市長)私のところには来ていません。

(記者)そうすると、県は、景観条例等はお願いすれば何とかなるものだと思っていて、そういう素案を出してきているということですか。

(市長)それはないと思いますが、景観条例等があるということは多分ご存知ではないかと思います。

(記者)今の条例等の範囲でいうと、大体、何階建てぐらいまでということになるのでしょうか。

(市長)今は詳細は分かりません。

(記者)仮に高級ホテルを誘致したいのであれば、ある程度の高さがあって、すごくいいラグジュアリーなホテルを目指しているような考えだと思うので、そうすると(市の規制はどのようになりますか)。

(市長)景観条例等に抵触しますよね。

(記者)そこの部分の相談もなしにそういう案で公募をかけるということ自体が行政のあり方としていかがかなと私は思うのですが、どうですか。

(市長)私が先ほど言いましたように市の色々な都市計画なり、また景観条例など、そういうのも十分把握した上で出していらっしゃると思います。

質疑応答要旨:県総合体育館整備について

(記者)県が建設を進めている総合体育館についてお伺いさせていただきます。今回の議会で、県庁東側の土地で進めていきたいと知事が述べられました。中央駅西口のときから、連携が重要だということで市長も知事もお話しされていました。今回の表明に至るまでの経緯として、連携というのはいかがだったでしょうか。

(市長)連携というよりも、その前に、この地域は都市計画上そのような集客施設というものは建てられない用途になっていますので、事務的な情報としては、事前に2つの候補地がありましたので、その候補地についての鹿児島市としての規制がかかっているかどうかという相談はあったようでありますが、最終的に県庁の東側に候補地として今後検証していきたいという話は、議会にかけられる前日に私どものほうに報告が来たところです。

(記者)地区計画などありますが、それは市としては、県庁東側で進める場合、計画も見直すことも検討できるということでお話をされていたということですか。

(市長)まだそこまでは話はしていないところです。今、あくまでも、そこに造る、造らないで県のほうで色々検討しておられますので、最終的には、そこでもし決定した場合には、鹿児島市としてどういう形で対応できるかというのを検討しなければならないと思います。

(記者)県庁東側でするという前日の連絡は遅い早いというのは特にございませんでしょうか。

(市長)中央駅西口を断念したときもそういう形でしたので、同じような形で報告があったのだろう思います。

(記者)地区計画の話などの相談はあったということですが、県庁東側で土地の選定に関して相談などはなかったということですか。

(市長)事務的には、2つの候補地に市として規制がかかっているかという相談はあったので、それについては我々もよく承知はしていました。

質疑応答要旨:令和元年6月末からの大雨に係る災害対応の検証と改善

(記者)防災対策で結局6月末から7月上旬の大雨で問題が出てきた避難所ですが、半年かかってようやくここまで来たということですが、半年かけてまだ精査中というのは市長としては遅いと思いませんか。

(市長)十分にこれは検証すべきだと思いますので、もう3回、最終的には色々検証会議を開いて、そして万全な対応で今後の大雨や、また台風となどの災害に備えていかないといけないので、これは遺漏のないような対応をすべきだということで、この半年という期間的には長いかもしれませんが、それで十分に検証して、来年3月に開催される市防災会議にそれをかけるということです。

(記者)専門家の意見を参考にしながら精査すると書かれていますが、これは、以前は指定するときには専門家の意見は参考にしていなかったのですか。

(補助職員)過去のことまでは分かりかねるのですが、当然ハザードマップ上の土砂災害警戒区域であったり洪水浸水想定区域などにかかっている、かかっていない、そのようなものの認識をした上での判断だったのかとは思います。

(記者)今回は専門家に何の意見を聞くのですか。

(補助職員)(実際、今まで挙げておりますが、)今まで体育館を原則使用していたのですが、体育館ではなくても、上のほうに逃げられるのであれば校舎なども使えるのではないかということで、実際そういう体育館の危ない状況、現地を見に行って、ここだったら校舎にすぐ逃げられるからこういったところが安心ですよねとか、洪水も土砂も含めて、今、確認をしてもらっているところです。

質疑応答要旨:第50回桜島火山爆発総合防災訓練(島外避難訓練)

(記者)今度の防災訓練は、50回目ということで、市長としてはどういう収穫を得たいなどの意気込みがあれば、一言いただきたいです。

(市長)今回の場合は、桜島側また市街地側の市民の方々が一緒になって防災訓練をするということで、やはり今までは桜島の住民の方々を中心とした防災対策だったのを、市街地側の皆様方も一緒になって危機管理をしっかりと備えていくべきだと思っています。それらが今回の50回目を迎えた大きな取り組みの1つであろうと思います。

 

(記者会見終了)

会見終了後

(市長)市政記者の皆様方には、今年もお世話になりました。

来年も引き続き、市政に対しまして、各面からご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

皆さん、良いお年をお迎えください。

 

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