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更新日:2020年12月23日

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令和元年10月3日(木曜日)市長定例記者会見

記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。

市長定例記者会見20191003-1

日時:令和元年10月3日(木曜日)10時00分~10時38分

場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室

報道提供資料はこちらをご覧ください。

皆さん、おはようございます。

10月に入り、暑さもようやく和らいでまいりました。

スポーツの秋です。

まさに現在、ラグビーワールドカップで日本中が盛り上がっています。

本市出身 中村 亮土選手をはじめ、日本代表の皆さんが、これまでの鍛錬の成果を存分に発揮して、世界を驚かす大金星を挙げました。

多くの方が感動と興奮を覚えたことと思います。

南アフリカ代表の「スプリングボクス」の皆さんも、強豪の名にふさわしく、その力を発揮しており、市民の皆さんの熱い声援と、市をあげてのサポートでお迎えした事前キャンプの成果を嬉しく感じています。

明日、明後日と、それぞれ試合が続きます。

両チームの益々の健闘を、とても楽しみにしています。

それでは、本日は7項目について発表します。

市長発表項目:鹿児島国体・大会カウントダウン365

はじめに、開催まで今日でちょうど、あと1年となった「かごしま国体・かごしま大会」について、ご説明します。

今月を「かごしま国体・大会 カウントダウン365」と題し、開催まで365日となった両大会を各面からPRします。

まず、新しいPRポスターがこちらです。

次に、新しいPR動画です。

「燃ゆる青春 筋肉国体 水泳部編」と題し、今年の国体に出場した鹿児島情報高校水泳部の皆さんが出演し、
ナレーションを人気声優の津田健次郎さんが担当しています。

それでは、ご覧ください。

動画は、本日を皮切りに、SNSやホームページなどで公開します。

また、11月中旬には第2弾として「障害者スポーツ編」を公開予定です。

さらに、動画投稿イベントとして、「ハッシュタグ 筋肉かごしま国体」も実施します。

SNSに投稿された動画を活用して、第3弾のPR動画を作成しますので、ぜひ多くの方に参加して頂きたいと思います。

そのほか、カウントダウンボードを設置するほか、鹿児島中央駅等でのPR装飾や、「スポ ゴミ大会」の開催など様々な取り組みを進めてまいります。

さて、私も、昨日まで現在開催されている茨城国体を視察してまいりましたが、選手の皆さんの熱いパフォーマンスと運営側の効果的で円滑なサポートが大変印象に残りました。

来年のかごしま国体は、東京オリンピック・パラリンピックの熱気と感動の余韻が残る中、これまで以上に注目される大会となります。

この歴史的なイベントを成功させるため、市民や関係団体の皆さんにもご協力いただきながら、本市としても万全の準備を進めてまいりたいと考えております。

市長発表項目:鹿児島市民表彰の授与

次に、鹿児島市民表彰について、ご説明します。

今年度の鹿児島市民表彰を赤崎昭夫氏と尾前民子氏に授与することとしました。

赤崎氏は、市 衛生組織連合会 会長などの要職にあって本市の環境衛生の向上と安心して暮らせるまちづくりに大きく貢献されました。

尾前氏は、市 母子寡婦福祉会 会長などの要職にあって本市の母子家庭や寡婦の方々の福祉の向上と生き生きと暮らせるまちづくりに大きく貢献されました

表彰式は、11月2日に、鹿児島市制130周年記念式典において行います。

市長発表項目:市民とともにさらなる防災~11月5日は「津波防災の日」

次に、11月5日の「津波防災の日」を迎えるにあたって、市民の皆さんとともに取り組む防災力向上について、ご説明します。

まず、市民防災セミナーを10月31日に開催します。

八戸市職員の方の東日本大震災の体験談や防災マップ作成演習、学生消防団員等による炊き出し訓練などを行うものです。

次に、11月5日には、「津波避難訓練」として、東開町の各事業所の従業員の皆さんが、イオンモール鹿児島の立体駐車場に避難する訓練を実施します。

また、同日、全市域一斉に行う「シェイクアウト訓練」も実施し、全国同時に流れる緊急地震速報の訓練放送に合わせ、全ての市民の皆さんに、それぞれの場所で安全行動をとっていただきたいと考えています。

次のページをご覧ください。

市民文化ホールでは、11月11日、避難訓練コンサートを行い、観客の皆さんとともに、イベント時の防災体制を検証します。

県内初の実施です。

大切な生命と財産を守るため、最善の行動を取れるよう、日頃の備えが大切です。

避難所の場所など、安全の確保に必要な情報が手軽に入手できるよう、本市ホームページのトップページに
メニューボタンも掲載しました。

各面から様々な情報発信や理解促進の機会づくりに努めてまいりますので、多くの市民の皆さんにご活用いただきたいと思います。

市長発表項目:進んでいます!セーフコミュニティ~国際認証再取得に向けた公開事前指導

次に、セーフコミュニティの公開事前指導について、ご説明します。

来年度のセーフコミュニティ国際認証の再取得に向け、本市の取組について、海外から審査員を招き、公開での事前指導を10月24日、25日に開催します。

事前指導では、本市の重点7分野の取組発表を行い、審査員から、講評や助言をいただきます。

本市では、平成27年度の国際認証取得以降、取組の評価・検証を行いながら、全市的な展開を進めてまいりました。
別紙の資料にありますように、事故・けがの減少など、地域の安全性の向上を示す、様々な成果が現れています。

事前指導を生かして国際認証を再取得し市民や関係団体の皆さんとともに、世界基準の安心安全なまちづくりをさらに継続していきたいと思っています。

市長発表項目:すべての消防分団舎にAEDを設置

次に、消防分団舎へのAED設置について、ご説明します。

消防分団舎を地域の安心安全の拠点とし、地域防災力の向上を図るため、すべての消防分団舎、全82か所にAEDを設置しました。

AEDは、災害時に消防団員が使用するほか、屋外の収納ボックスに設置したことから、24時間、誰でも使用することができるようになりました。
この取組は、県内及び中核市で初めてとなります。

本市は、各施設におけるAEDの設置を進めているほか、消防局では、使い方など実技指導を行う普通救命講習を毎月開催しています。

これらの取組が、地域における応急救護体制の充実と、救命率の向上につながることを期待しています。

市長発表項目:プレミアム付商品券販売開始

次に、プレミアム付商品券の販売開始について、ご説明します。

消費税率の10%への引き上げによる影響の緩和とともに、地域における消費の喚起・下支えを目的とする、
プレミアム付商品券の販売を開始しました。

期間は、来年2月末までで、販売所はご覧の56か所です。

商品券の使用は、3月末までで、現在、市内全域の約1,900店舗で使用可能です。

なお、使用可能店舗は、10月31日まで募集しています。

25%のプレミアムが付くお得な商品券となっていますので、申請がお済でない方は早めに申請していただき、ぜひご活用いただきたいと思います。

市長発表項目:おすすめイベント情報~まちの輝きを感じる秋

最後に、おすすめのイベント情報を別冊でお知らせします。

本日は以上でございます。

報道のご協力をよろしくお願いします。

質疑応答要旨:鹿児島国体・大会カウントダウン365について

(記者)国体のちょうど1年前ということですが、昨日、一昨日と市長も茨城国体でどのようなところを見たのか、そしてその感想とあと残り1年の意気込みを聞かせていただきたいです。

(市長)昨日と一昨日、茨城県のヨット(セーリング)レースの会場と卓球会場を視察してきました。ヨット(セーリング)会場では、鹿児島市でも平川でヨット(セーリング)レースが開催されるので、その運営状況や、周辺の環境整備等について町長さんから、これまでの整備の経緯等についてお話をしていただきました。

あと1年後ですが、なるべく早くしっかりとした整備を整えていかなければならないと意識しました。
昨日は日立市にお伺いして、卓球連盟の会長さんから随時説明をしていただきました。鹿児島市も平野岡体育館で卓球大会が開催されます。

これも今、施設整備についてもしっかりとした取り組みを進めていますが、やはり卓球会場の周辺での物販や選手に対する対応、おもてなし、そのようなものもしっかりとなされていたようでしたので、それらを含めて今後の鹿児島市での大会に生かしていければと思います。

質疑応答要旨:市ホームページ「災害に備える3ステップ」について

(記者)市のホームページに「災害に備える3ステップ」というメニューボタンが新設されたということですが、これを新設した意図と市民へ利用を促すようなメッセージをいただきたいです。

(市長)やはり最終的に自分の命は自分で守るというのが最も基本であります。色々な災害が発生します。いつ何どきどこで起こるか分からない、そういう状況の中でぜひ冷静さを保って、3ステップをしっかりと自分の身に付けていただきたい。

また、常日頃からそのような心構えを持って、いざというときの備えをしっかりとしていただきたいという思いで今回情報発信しました。

質疑応答要旨:鹿児島国体・大会カウントダウン365について

(記者)国体のPR動画についてですが、筋肉国体、筋肉をテーマに高校生を起用した意図と、どのように広めたいか、どういうターゲット層を対象にしているのかというのを改めてコメントいただけますでしょうか。

(市長)国体まで、もう1年前になりましたが、国体等の周知・広報に当たって、情報拡散力を持つ若年層を意識して、最近流行しております筋肉をテーマにした動画としました。また、SNS使用率が最も高い若年層の方々が積極的に動画を投稿するような仕組みも設けました。今回は筋肉をテーマとしましたが、今後、大会が幅広く周知されるようなテーマをさらに検討していきたいと思います。

また、今回、鹿児島情報高校の水泳部の方々に出演を依頼しましたが、これは、今回の茨城国体でも水泳競技に7人の選手が参加したことも踏まえて、やはり国体等の周知において若年層へのPRを重点的にしたいという思いからです。

(記者)11月中旬には第2弾の障害者スポーツ編を公開予定とありますが、これは何の競技かもう決まっていますか。

(市長)これから検討するということです。

質疑応答要旨:シェイクアウト訓練について

(記者)シェイクアウト訓練ですが、自宅、職場、学校などで市民にやって欲しいということだと思うのですが、これは、例えば去年やっているとか、そのようなことがあって市民には知られていることなのでしょうか。

(市長)このようなパンフレットを作りましたので、今から市としてできるだけ多くの市民の方々にこの情報をお伝えし、常日頃からの心構えを備えていただければと思います。

(記者)初めてということですね。

(市長)そうですね。

(記者)1カ月ありますが、市の広報に折り込むとか、何かそういうことでしょうか。

(市長)そういうことです。

質疑応答要旨:セーフコミュニティ~国際認証再取得に向けた事前指導

(記者)セーフコミュニティの取り組みに関してですが、国際認証を取得する意義を一言コメントいただいてよろしいでしょうか。

(市長)今セーフコミュニティ国際認証取得をしておりますが、やはり世界中で最も安心安全なまちづくり、そして、いつでも気軽に訪れていただき、安心して暮らせるまちづくりということの大きな認証ということになるのではないかと思います。そのような意味で、世界基準の安心安全なまちということの魅力ですね、そのような1つの実証になるのではないかと思います。

質疑応答要旨:中央駅西口地区再開発、県総合体育館の整備について

(記者)先日の県議会で鹿児島県のほうで県体育館の建設候補地についての見直しがありました。改めてになるかと思うのですが、この見直しについての市長の見解をお願いします。

(市長)先般、県議会の中で、県のほうでこれまで中央駅西口に体育館を設置するということで1年以上かけて4者連絡会を通じ、また、市、JR九州、日本郵便との4者で色々協議を進めてきました。その中で課題等が多々あり、我々も主張しましたが、やはり交通渋滞や駐車場の問題、そのような課題等があるということで、色々課題を算出しながら、今後どういう形で中央駅西口の工業試験場跡地に建設をしていくかということの議論を進めていた矢先で、最終的には県の方針、やはり色々と検証した結果、あそこは断念をするということで、今後また2つの候補地を県議会の中で、県のほうでそれを表明されましたが、まだまだ体育館の建設については色々と今後も課題が発生してくるのではないかと思います。

また、我々としても西口の発展のためには、まちづくりの観点から工業試験場跡の立地というのは大変重要なものですので、今後とも県並びに関係機関ともしっかりと連携をとりながら、西口の発展、活性化、また回遊性の向上に取り組んでいかなければならないと思います。

(記者)私たち市民・県民からすると、唐突な方針転換に正直驚きもあったわけでが、市長としてはいかがでしょうか。

(市長)県議会が始まる前の日に知事からその話をお伺いしました。それまで1年半弱色々論議をしてきましたので、それを踏まえて最終決断されたということでありますが、できるだけそのようなこと事前にしっかりとした情報を提供して欲しかったとは思います。

(記者)やはり鹿児島市内の再開発ということで、鹿児島市と県との向き合いというのは非常に市民・県民も注目しているところで、その向き合いについて市民から心配する声も聞かれたのですが、このあたりはどのようにお考えでしょうか。

(市長)県市意見交換会を含め知事と私自身、定期的に色々会合がありますが、やはりそれだけではなくて、色々な関係団体の方々がおられますので、そのような方々とのコンセンサスをしっかりと得る中での事業推進に取り組んでいかなければならないと思います。

質疑応答要旨:サッカースタジアムの整備について

(記者)市と県の向き合いということでいけば、サッカースタジアムも非常に大きな注目の事業だと思うのですが、なかなか3つの候補地に絞り込んでからちょっと進んでいない状況だと思うのですが、先般、県議会の中で議員からの質問に対して、県の当局が住吉町15番街区を検討の余地があると示してからの進捗状況の質問が上がり、それに対して県当局が、今のところまだ投げかけは市からはないけれども、近いうちに市側から何らかの投げかけがあると見ているというような趣旨の発言があったのですが、いかがでしょうか。

(市長)私どものサッカースタジアム整備検討協議会の中で3つの候補を挙げていただきました。その中で県有地が2つございます。そして、県のほうでは住吉町15番街区は対象になり得るという話を議会の中でされましたが、やはりそれぞれの候補地がさまざまな課題を抱えていると思います。

今どれだけの規模のサッカースタジアムにするのか、またどれだけの機能を備えたものを造るのか、そして、その周辺の環境整備をどうするかというさまざまな議論を重ねていかなければなりませんので、慎重にそれぞれの用地について事務局で検討していますし、またこれも鹿児島市だけではなくて、県を含め関係団体の方々と一緒になって、それらの色々な分野について検討していかないといけないと思います。

具体的に言いますと15番街区、あの面積でサッカースタジアムができるかどうかというのもありますし、また、もう1つの民有地においては、広いですが一部に国有財産が入っているとか、まだまだ検証しなければいけないものがありますので、そこをじっくりと、本来なら早急にしなければいけないのですが、まだまだ多くの課題があろうかと思います。

(記者)住吉町15番街区に絞り込んで、県側に何かしらの投げかけをするということは今のところまだ考えていないということですか。

(市長)考えていません。

(記者)今、市の中だけではなくて、県や関係団体と検討したいとおっしゃっていましたが、その段階は、まず、市で検討してから関係団体との協議を持つという想定ですか。

(市長)まず、県も関係団体も含めてどのようなものを作るかということをやはり一緒になって考えていかなければならないと思います。常に私はオール鹿児島でということを言っているのは、そういう方向をしっかりと踏まえた上で一緒になって考えていきましょうということです。鹿児島市が独自にその施設を作るというわけではありませんので。

(記者)それは、今3候補地についてそれぞれ検討を進めている状態ですが、絞り込む課程でオール鹿児島でやっていきたいということですか。

(市長)そうですね。

(記者)では、市で独自に(ということですか。)

(市長)市が一応独自に作って、こういう候補地がありますということを示して、その後、関係団体の方も県の方も中に入って、3つの候補地については協議をしていただいて決定しています。用地としては、候補地を決めていただいていますので、今後は、先程言いましたようにそこにどういう施設を作るのか、どのような環境を整えるのかということを検討していかないといけないと思います。それは鹿児島市独自で考えていくわけではなくて、県並びに関係団体の方々の色々なご意見を聞きながら進めていくべきだと思います。

(記者)それは、今後そういう協議の場を新たに作っていく(ということですか。)

(市長)そうですね。

(記者)一旦協議会はとりあえず終わった(と思いますが。)

(市長)協議会は終わりましたから、事務レベルでするかもしれないですね。

(記者)改めて会合とか委員会を作るというわけではなくて、事務レベルでやりとりをして、市だけで絞り込むのではなく、色々な関係団体や県の意見を聞いてという(ことですか。)

(市長)事務レベルでの範囲内ということです。何か少し誤解があるようですね、サッカースタジアムは鹿児島市が造ると言われる方もおられるので、そうではなくて、やはり一緒になって造っていくというのが私の考えです。

(記者)市が方向性を示してという言葉がありましたが、それは3カ所について、市がある程度概案みたいなものを作ってみて、それを3つ示して、どうですかという考え方でいいのですか。

(市長)そうです。

質疑応答要旨:中央駅西口地区再開発、県総合体育館の整備について

(記者)県体育館のことですが、方針転換をしたと市長が伺ったときに4者協議を開いてそれまでの過程を教えてもらいたいとおっしゃっていましたが、4者協議を開いてほしいという打診はもうしているのですか。

(市長)していますけれども、まだ開かれていません。

(記者)回答はまだ来ていないのですか。

(市長)まだないですね。

(記者)今、県のほうで候補地を絞り込むということを明言していますが、それについて答えられるか分かりませんが、県庁の近くと谷山の候補地というのを市長としてはどう考えているのかということと、市としても何か注文をしたいという思いがありますか。

(市長)現実的に言いますと、県のほうで俎上に上っている県農業試験場跡地と県庁東側の土地は、土地利用の規制上は建築できないことになっています。もしそこで決まる場合は、いずれも市と十分な協議が必要ですので、今、県のほうで12月議会までには決定したいということですが、その前に色々とやはり協議をしていただかないと。

現実的には今、地区計画上、そしてまた用途地域上でも市の(土地利用)規制がかかっていますので、そこをクリアしないと建築はできないということですので、県が勝手に進めて、その後、そこを許可して(認めて)と言われて、もししないと言ったら私の責任になりますよね、そういうことにならないようにやはり協議はして欲しいですよね。

(記者)それは県のほうに求めていくということですよね。完全に絞り込む前に市としても事前に協議をするということを求めたいということですね。

(市長)そうですね。県もそういう観点から市に協議をして欲しいという申し出があると思います。ドルフィンポート跡地もそうでしたからね。

やっぱり(土地利用の)規制がかかっていますので、既成事実を作って、その後また混乱するのではなくて、やはり事前に色々そういう課題はしっかりとお互いに共有して、しっかりとした施設を造っていただければと、知事は鹿児島市に造ると言われていますので、そのような意味では、鹿児島市としても地域の活性化や、経済振興などにつながってきますし、県内全体、また国内外から多くの皆様方が集まれるそのような施設を造っていただくことは大変ありがたいと思います。

もし、県のほうが決定する場合もできるだけの協力はしていきますが、ぜひ、事前の協議はしっかりとして欲しいと思います。

質疑応答要旨:LGBTを巡る議論について

(記者)先日の市議会でLGBTに関する代表質疑があったと思うのですが、それがきっかけで結構、市のLGBT施策についての関心が今、高まっていると思うのですが、今後どのようにして改めて市として施策を進めていきたいか考えをお聞かせください。

(市長)今般の議会の中で、LGBTをめぐる色々な論議がありました。まだまだ人権の大切さということについての市民の皆様方の理解、考え方というのは多種多様にあると感じましたし、また私ども市としても、やはりさらにしっかりとした啓発活動をしていかなければならないし、全ての人の人権が尊重されるまちづくりでなければならないなと考えています。

そのような意味では、これからも全国でLGBTに対して積極的な対応をしている都市等も非常に増えてきていますし、そのような都市等の状況等を把握しながら、私どもとしてもどのような対応をすべきかということを研究していかなければならないと思います。

(記者)全国で大都市を中心にパートナーシップ制度の導入が去年、一昨年あたりから進んでいると思うのですが、市としては導入はどの程度(考えていますか。)

(市長)導入するかしないかということを含めて、今、全国で26自治体、県は1つの県だけですが、まだまだこれからこのLGBTに対して、また人権に対しての理解と広報は、県を含めてどんどん広がってくると思いますので、それらの状況を踏まえながら、LGBTのパートナーシップ制度等の取り組みについて他都市の色々状況、課題等を踏まえながら研究していかなければならないと思います。

(記者)それは導入も1つの視野に入れているということですか。そこまではまだいかないですか。

(市長)まだですね。

(記者)実際、質疑を聞いて、市長の率直な感想を伺いたいのですが。

(市長)先程言いましたように、やはりまだまだ人権の大切さというものは、あらゆる市民の皆様方に伝わってはいないのかなと思いましたので、これからも人権教育についてしっかりとし、また人権が尊重されるまちづくりになるように色々な事業を進めていかなければならないと思いました。

(記者)他都市の状況を踏まえてということですが、具体的にどこに視察に行くとか(ありますか。)

(市長)まずは、具体的に26都市ありますし、私どもが協定を結んでいる渋谷区とか、そういうところもありますので、どこかにターゲットを絞るのではなくて、さまざまな形で26都市を調査をしたいと思います。

(記者)調査は職員の方を派遣してとか、そういうことですか。

(市長)派遣する場合もあるし、色々な取り組みの状況を資料でいただいたりとかですね。

質疑応答要旨:サッカースタジアムの整備について

(記者)スタジアムに戻るのですが、先程お伺いしたときに、市長がまず市が概案を示して、それに関して関係団体や県と検討を進めるという話だったと思うのですが、その概案を示すめどや目標などありますか。

(市長)J1ライセンス申請もありましたので、できるだけ早くと思っているのですが、やはり先程言いましたように、3つの候補地、これは鹿児島市の協議会で進めたわけですので、その土地についてそれぞれの課題を、規模、環境整備等について抽出していって、市が決めるのではなくて、県、関係団体の方の意見を聞いて、最終決定をしていかなければならないと思います。あくまでも市としては、こういう3カ所ありますということを提言して、それについてみんなで一緒に、オール鹿児島で考えて作っていきましょうということですね。

(記者)先程おっしゃった概案を示すというのもそれ以前に(ということですか。)

(市長)そうですね、それ以前にやはり。

(記者)色々なところの意見を取り入れてからということですね。

(市長)はい。

(記者)まだ他のところの意見を入れるので、時期というのはまだ見えていないというか。

(市長)まず用地をどこにするかということでは、先程言いましたように、県のほうは、もうドルフィンポート跡地ではだめだとかという話もあり、15番街区は埋め立てをしなければならないような状況で、浜町のほうはやはり国有地もあったりして、私どもの協議会で選定した3つの候補地についてもそれぞれ課題があるということですね。その中でどういう形ができるか検討していかなければならないということです。

質疑応答要旨:本港区における県施設整備について

(記者)9月の県議会の中で、知事がドルフィンポート跡地とウオーターフロントパークを先行して再開発を募集したいと表明されたのですが、ドルフィンポート跡地は3候補地の中に入っていますが、そのことに関してはどう受けとめられているかお聞きしてもいいですか。

(市長)あそこも私どもは、来て見て感動する土地だと思いますので、今そういう表現をされていますけれども、そこにそういうものを候補として挙げられる方もいらっしゃるかもしれないですね。

質疑応答要旨:LGBTを巡る議論について

(記者)LGBTの市議会での発言に関して、率直な質疑を聞いての感想は先ほど伺ったところですが、今回の代表質疑を機に、特にインターネット上で鹿児島は遅れているとか、すごくマイナスなイメージが拡散されてしまったと思うのですね。そこに対する受けとめはどのように捉えられていらっしゃいますか。

(市長)私どもは、先程言いましたように、人権啓発をしっかりとしている、そのような思いはありますので、今回、議会の中で論議をされたことで話題になって、(鹿児島は)遅れていると言われましたけれども、自治体としてはまだ800幾ら市もありますし、県のほうとしても1県しか、そういう制度を導入していないわけですから、遅れているというのはちょっとですね、それはそれぞれのご意見ですので、受けとめなければいけませんが、私どもとしてはまだ遅れているとは思っていません。でも、やはりこういうことはしっかりと今後研究していかなければならない課題ではないかと思っています。

 

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