ホーム > 市政情報 > こんにちは市長です > 市長定例記者会見 > 過去の市長定例記者会見 > 令和元年度市長定例記者会見 > 令和元年5月31日(金曜日)市長定例記者会見
更新日:2020年12月23日
ここから本文です。
記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:令和元年5月31日(金曜日)10時00分~10時19分
場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室
報道提供資料はこちらをご覧ください。
皆さん、おはようございます。
暑い日も多くなり、夏の訪れを感じる季節になりました。
さて、今月18日、19日には、表紙にありますように、恒例の、「渋谷・鹿児島おはら祭」と、「鹿児島焼酎 アンド ミュージックフェス」を初めて同時開催しました。
東京・渋谷の街に、本市の多彩な魅力があふれた二日間となりました。
また、梅雨や台風シーズンを前にした防災点検を、今年は10日に実施しました。
折しも当日は、日向灘を震源とする震度4の地震があり、被害はなかったものの、日ごろの防災の備えについて、気を引き締めたところです。
市民の皆さんも、避難所や避難経路の確認など、身近な備えに取り組んで頂きたいと思います。
それでは、本日は、6項目について発表します。
はじめに、学生消防団の活動スタートについて、ご説明します。
大学生や短大生などで組織する学生消防団の活動が、明日から始まります。県内初の取り組みとなります。
基本的な消防訓練などを通して防災に関するスキルを習得するほか、大規模災害の際には、救援物資の配布など避難所運営の補助を行います。
明日、辞令交付式を行い、8月3日の発足式では、分団旗の授与のほか、早速、訓練の成果を披露していただきます。
また、消防局では、聴覚・言語機能に障害がある方がスマートフォンなどを使って通報できる「ネット119緊急通報システム」を7月からスタートさせます。
これにより、音声による通報が困難な方でも、システムを使って円滑に通報することが可能となります。
将来の地域防災の担い手を育成するとともに、きめ細かな取り組みをさらに充実させ、安心安全な暮らしを守っていきたいと思います。
次に、本市のシティプロモーションを推進し、鹿児島ファンのさらなる拡大を目指して新設するシティプロモーションアドバイザーについて、ご説明します。
アドバイザーに就任していただくのは、松山 良一さんです。
松山さんは、本市出身で、昨年まで日本政府観光局の理事長として、インバウンド観光振興に携わるなど、
海外ビジネス等で培われた識見や豊かな経験、国内外における広い人的ネットワークをお持ちです。
今後、松山さんに助言や講演、職員研修などを行っていただく予定であり、ご自身にも、大いに本市の情報を発信して頂けるものと期待しています。
次に、市職員の防災力強化の取り組みについて、ご説明します。
まず、「職員災害初動体制マニュアル 携帯用」の作成についてですが、これは、夜間や休日など勤務時間外に災害が発生した場合の登庁基準などを記載したもので、普段から携帯できるよう名刺サイズで作成しました。
次に、「危機管理セミナー」ですが、6月10日、職員を対象にして、鹿児島大学の地頭薗教授に講話をいただきます。
また、全庁的な地震発生時行動訓練についてですが、全国一斉で行われる緊急地震速報訓練に合わせて、地震発生時の職員の行動訓練を6月18日に実施し、地震発生直後の市民への対応や、各職場における被害状況の確認などを行います。
職員一人一人の日頃の備えについてもしっかりと取り組んでいきたいと考えています。
次に、コミュニティサイクル「かごりん」のサイクルポート新設について、ご説明します。
鴨池エリアの文化・スポーツ施設のアクセス向上を図るため、「かごりん」のサイクルポートを、市立図書館・科学館前に、6月下旬に新設します。
今回の設置で、サイクルポートの数は合計25か所となります。
また、導入から5年目を迎えた「かごりん」は、ご覧のとおり、好調な利用状況にあり、利用実績は全国トップクラスとなっています。
環境にやさしい移動手段として、来年の国体開催時にも、たくさんの市民や観光客の皆さんに、利用していただけるものと思います。
なお、本日11時から、この会場で、新たなかごりん、「マグマシティ号」の贈呈式を行います。
次に、30年度のごみ・資源物量について、ご説明します。
本市では、「家庭ごみマイナス100g」を目標に、ごみ減量に取り組んでいるところですが、目標達成まで、あと41gとなりました。
対前年度で種別ごとに申しますと、ごみの総量は、2.36%減少し、資源物は、7.06%増となっており、1人1日あたりの家庭ごみの量としては23gの減、基準とした27年度からは、59g減少したことになります。
減少の理由としては、市民の皆さんの分別の意識の高まりや、昨年から始めた、金属類の分別収集による資源化の促進などがあると考えております。
これからも引き続き、ごみの減量化へのご協力をお願いしたいと思います。
その他のおすすめイベント情報を別冊をご覧ください。
なお、お手元の資料のとおり、明日、6月1日から、桜島フェリーの通勤定期券の利用者の範囲が広がります。
桜島からの通院など、毎日の暮らしにお役立ていただきたいと思います。
本日は以上でございます。報道のご協力をよろしくお願いします。
(記者)学生消防団の件ですが、全国的に消防団のなり手不足が問題にもなっていると思うのですが、この学生消防団に市長として期待される部分、それから、将来の担い手ということも含めてお伺いできますか。
(市長)今お話があったように消防団は、だんだん団員数が減っていますし、また、高齢化も進んでいます。そのような意味で、今回、県内で初めての学生消防団の組織を設立しました。この学生の皆様方には、ぜひ消防団の役割、また、消防に対する期待、そのようなものをしっかりと受けとめていただいて、実際の消防団活動における行動等はしませんが、そういう意識等をしっかりと認識していただければと思っています。この消防団活動に真摯に取り組んでいただくことで地域社会へ貢献をするという、大学生の方々の意識も変わってくるのではないかと思っていますし、また、この方々が卒業して鹿児島市に就職、社会活動をされた際にも積極的に消防団に加入していただけることも期待しています。
(記者)団員数74名、5月30日現在ということですが、これはどのような形で募集をされたのですか。
(市長)鹿児島市内には6大学がありますので、それぞれの大学に募集をかけています。
(記者)思ったより集まったという印象はありますか。
(市長)定数は200名を考えていますが、まだまだ74名なので、これからもできるだけ多くの学生の方々に参加をしてほしいと思っています。
(記者)関連してですが、消防庁が平成17年に導入した制度ということですが、先ほど高齢化や、担い手不足という背景があると伺ったのですが、改めて、今このタイミングでの発足というのはどういうタイミングでしょうか。
(市長)今、自然災害が毎年のように発生していますし、また、本市においても、台風、豪雨、また、桜島の爆発の被害等が今後起こることも想定されますので、そのような際に避難を援助する方、また、そういう方々を誘導する人たち、そういう大きな役割を担っているのが消防団の方々ですので、そのような中に若い力をぜひ導入して、その方々に緊急事態が発生したときに何らかの形でお手伝いをしていただければという思いです。
(記者)家庭ごみの減量についての質問です。県内の市町村でもごみの有料化というのは導入している自治体は非常に幾つもありますが、改めて有料化についての森市長の考えを聞かせてください。
(市長)有料化は、各自治体でもそれぞれ取り組んでいますが、やはりその目的は、ごみの減量の効果にあるのではないかと、そういう1つの手法だと思っています。しかし、ごみの有料化というのはやはり経済的な負担を伴いますし、また、もし導入する場合は、その時点での、社会状況や、市民の方々の合意形成などもありますので、やはり各面から慎重に検討を行った上で判断をしなければいけないと思っています。各自治体、いろいろな角度からさまざまな議論を重ねて有料化を導入した自治体もあるとお聞きしていますので、本市においても、そのような中で、まずは、市民の皆さん方にごみの減量化にしっかりと取り組んでいただく、その意識をさらに向上させていくのが今の私どもの努めではないかと思っています。
(記者)あと41グラムの減量というのは決して簡単なハードルではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
(市長)特に、最近は、なかなかごみの減量が進んでいない現状がございますので、そのような意味では、あと41グラムを達成するのも大変ハードルが高いように思いますが、やはりそれは先ほど言いましたように、市民の方々の意識啓発とか、また、特に燃やせるごみに含まれる割合の大きい生ごみ、草木類の減量化をしっかりと進めていかなければいけないと思いますので、広報なり、研修会なり、またそれぞれの地域の皆様方のコミュニティ協議会もありますので、そのような中での取り組みを促す、そういう説明もしっかりとしていきたいと思います。
(記者)市長としては、できれば導入はしたくないという思いですか。
(市長)先ほど言いましたように、経済的な負担もありますから、その時点での社会経済情勢、市民の皆様方の思い、意識というものをしっかりと把握しながら導入するときには判断をしなければいけないし、また、その効果があらわれているようであれば、またその時点で考えなければいけないと思います。できれば負担をかけますのでしないほうがいいと思いますが、それはそのときの状況です。
(記者)ごみの減量に向けて市長が意識されていることは何かありますか。
(市長)できるだけ生ごみ等の水切りをしたりしていますが、あとは、できるだけ生ごみを出さないように、ほとんど食べるように、残さないようにしています。
(記者)川崎市での殺傷事件を受けて、市長のご感想と鹿児島での安全対策、どのようなことが必要かどうか、ご見解をお願いします。
(市長)今回の川崎市の事件では、児童を含む多くの方々が被害に遭われました。また、お亡くなりになられた方もおられましたので、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々が一日も早く回復されることを心からお祈りしたいと思います。今後、事件の背景などが究明されていくと思いますが、関係機関や地域の方々が手を携えて、二度とこのような事件が起こらないように考えていく必要があろうかと思っています。今回の事件を受けて、教育委員会では、直ちに全ての市立の小・中・高等学校に対して、PTAや地域、また関係機関等と連携をして、登下校時における通学路の見守り体制を再確認するとともに、児童生徒に対して、複数で登下校すること、また、不審者に遭遇したときには、大声を出したり、近くの大人に知らせるなど、改めて具体的な指導をするように依頼を教育委員会からしました。このような事件は本当に悲しい事件ですし、また悲惨な事件ですから、絶対に起こしてはならないし、起こってはならないし、また、そのような環境にならないようにしっかりとした対応を図っていかなければならないと思います。
(記者)今月、市電の異線進入の事故と桜島フェリーの衝突がありましたが、運転士と船長の処分はあったのでしょうか。
(市長)まずは、乗客の安全の輸送が使命である公共交通事業においてこのような事故が相次いで発生したことは、設置者として大変遺憾に思っています。両事業管理者に対しましては、今後、職員研修や指導等を徹底的にするとともに、再発防止対策を策定して、局一丸となって安全運行に取り組むように指示をしました。また、交通局、船舶局の職員に対する指導、または処分等については、今後、事業管理者のもとで適正に判断をして対応すると思います。
(記者)関連してですが、事故が相次いでいまして、かつフェリーの衝突事故については、報告が発生から1週間後だったということもありまして、そこについて改めてどのようにお考えでしょうか。
(市長)船舶局、交通局で相次いでこのような事故が発生し、市民の方々に大変ご迷惑をおかけしまして、大変申し訳なく思っています。もう1つは、船舶局での対応は一義的には最高責任者である船舶局の管理者が負うべきですが、やはり情報を伝達するうえで、設置者として私に迅速に対応すべきだったと思っていますので、そのことについても管理者に対して私のほうから指導をしたところです。
(記者会見終了)
よくある質問
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください