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更新日:2020年12月23日
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記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:令和元年7月30日(火曜日)10時00分~10時38分
場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室
報道提供資料はこちらをご覧ください。
皆さん、おはようございます。
先月末から今月にかけての大雨により、本市でも尊い命が失われるなど、大きな被害が発生しました。
犠牲となられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された皆さま方に謹んでお見舞い申し上げます。
さて、先週梅雨が明け、いよいよ夏本番の到来です。
厳しい暑さが続きますが、夏休み期間中でもあるこの時期、市民の皆さんにおかれましては、熱中症対策など、健康に十分気を付けてお過ごしいただきたいと思います。
それでは、本日は、7項目について発表します。
はじめに、平成30年観光統計について、ご説明します。
平成30年の本市の入込観光客数は1,019万4千人で前年比3.3%の増加となり、初めて1,000万人を突破しました。
宿泊観光客数は410万人で前年比8.1%の増加、うち外国人は38万8千人で前年比9.9%の増加となり、いずれも過去最高となりました。
これは、明治維新150周年や大河ドラマ「西郷どん」の放送により、「維新のふるさと鹿児島市」として注目を集めたことや、鹿児島-韓国線の増便などに伴う外国人観光客の増加、クルーズ船の乗客数の増加などによるものと考えております。
詳細につきましては、この会見後、担当課から説明を行います。
右のページをご覧ください。
このような観光客の好調な入り込みを、次につなげるための取り組みも進めています。
4月から、タイ語、ベトナム語など7言語で公開している海外向け観光PR動画「カゴシマシティ オーセンティック ジャパン」は、再生回数が119万回を突破しました。
また、8月24日に開催する今年のサマーナイト大花火大会は、市制130周年を記念する、九州最大の1尺玉130連発などにより、本市ならではの夏の彩りをアピールします。
次に、9月7日~12日に、本市で事前キャンプを行うラグビーワールドカップ2019南アフリカ代表「スプリングボクス」の受け入れに関して、ご説明します。
まずは、スプリングボクスのスケジュールについてです。
歓迎セレモニーを、9月7日に開催される「鹿児島ジャズフェスティバル」会場にて行い、監督、選手ら約50人を、観客の皆さんと一緒に歓迎します。
期間中の公開練習日も発表されました。
オリジナルTシャツのプレゼントや選手サイン会なども予定されています。
地元で世界トップクラスの迫力を間近で体感できるまたとない機会ですので、多くの方にお越しいただきたいと思います。
右のページをご覧ください。
次に、インスタグラム応援フォトコンテスト「ラブ ラグビー カゴシマ」についてです。
歓迎の気持ちや、本市の魅力をアピールする写真をどんどん投稿していただき、一緒に事前キャンプを盛り上げていきたいと思います。
広報紙「市民のひろば」8月号でも、市民の皆さんや本市在住の南アフリカ出身者による歓迎の写真も掲載し、投稿を呼びかけます。私も早速、スタッフと一緒に写真撮影をしました。
これらの写真は、市の公式SNSでも、広く発信してまいります。
次に、来年3月1日に開催する鹿児島マラソン2020のランナー・ボランティア募集について、ご説明します。
大会の概要は記載のとおりです。
マラソン1万人、ファンラン2,500人のランナーの募集を8月26日から開始します。
右のページをご覧ください。
今大会では、交流協定を締結している本市、札幌市、松本市、3都市のマラソン大会の参加者へプレゼントを企画しているほか、第5回大会を記念して、海外マラソン大会への招待などを行います。
また、ボランティアの募集もスタートします。
多くの皆さまの参加とご協力が、まちのにぎわいにつながります。
次に、ひとり親家庭等総合相談会について、ご説明します。
母子家庭などのひとり親家庭を対象に、関係機関や民間と連携して、様々な相談に対応する相談会を今回初めて実施します。
8月9日から16日の日程で、弁護士会による養育費相談をはじめ、家計相談や就労相談などを行います。
今回の相談をきっかけに、継続的な支援の必要がある場合は、各相談機関へつなぐなど関係部署と連携した対応を行ってまいります。
次に、市民の皆さんと一緒に取り組む、クールチョイスとクリーンシティかごしまについて、ご説明します。
今年も、地球温暖化対策の推進のため、クールチョイス運動に取り組んでいます。
この夏は、千日町1・4番街区再開発工事の仮囲いにPR広告を掲載するほか、天文館ゆかた祭りでのブース出展や、山形屋・マルヤガーデンズと連携したPR活動など事業者の皆様と協働で取り組んでまいります。
次のページをご覧ください。
本市では、毎年8月、美しいまちづくりに向けて、市民総参加による自主的な美化活動を広く呼び掛けています。
今年は8月4日を、「クリーンシティかごしまの日」として、町内会などでの美化活動や、「天文館クリーン作戦」を行います。
ぜひ多くの皆様に参加していただきたいと思います。
次に、平成30年度一般会計歳入歳出決算の速報値がまとまりましたので、ご説明いたします。
30年度の歳入決算額は、前年度比約68億円増の2,567億4,200万円となりました。
歳出決算額におきましても、前年度比約62億円増の2,492億7,500万円となり、歳入歳出差引額は、74億6,700万円の黒字となりました。
翌年度へ繰り越すべき財源、約16億円を差し引いた、実質収支は、58億8,400万円の黒字で、引き続き、健全財政が維持されているものと考えております。
また、税収額につきましては、前年度比約1億2,500万円増の874億2,700万円で過去最高となっております。
最後に、おすすめのイベント情報を別冊でお知らせします。
ぜひ、多くの方にご参加いただきたいと思います。
本日は以上でございます。報道のご協力をよろしくお願いします。
(記者)観光統計ですが、去年、大河などもありプラスの要素はたくさんあったと思うのですが、ここまで最高の人を呼び込めた市長の手応えの要因分析と、今後につなげたいことがありますでしょうか。
(市長)昨年は明治維新150周年、また、大河ドラマ「西郷どん」の放送等もありまして、維新のふるさと鹿児島市への注目が高まったことやクルーズ船も昨年は100隻寄港していて、その寄港により海外の方々が鹿児島に多く来られたことも1つの要因ではないかと思っています。
また、市としてもトップセールスなどの観光プロモーションや、受け入れ体制の充実など、観光未来戦略に基づいた各種施策を着実に実施したその結果がこのような数字に出てきていると思っています。
また、鹿児島-韓国線の増便なども1つの大きな要因ではないかと思っています。今後もこの効果やこれまでの実績をしっかりと踏まえながら、観光客数、また宿泊観光客数の増加、維持にも努めていかなければならないと思っています。
(記者)韓国線の話がありましたが、ここ数カ月、日韓関係がちょっと悪化していますが、その辺の懸念はないですか。
(市長)実態の統計等についてはまだ把握していませんが、そのような懸念はしています。国と国との関係ですが、観光においては、各地方都市との交流関係にも少し影響が出てきているようなことも聞いていますので、韓国線の増便で昨年は大変多くの観光客が来られましたが、これからは、国際情勢の影響が出てくるのではないかと懸念しています。
(記者)これまでも大河ドラマの後は観光客数が落ち込んだこともありました。そういう点を含めて、昨年の数字ですが、今年ここまでどうなのか、もしお分かりであれば教えていただきたいし、今後この水準を保っていくにはどうすべきだとお考えでしょうか。
(市長)まだ統計的にしっかりとした数字は把握していませんが、4月、5月は前年度とあまり変わらないと思っています。6月、7月は大雨の影響や韓国との国際情勢の変化等である程度減になる可能性は否定できないものがあります。
今後、入込み観光客数、宿泊観光客数をしっかりと担保するためには、昨年と同様に色々なイベントやプロモーション、鹿児島のさらなる魅力の発見というものをしっかりと踏まえた情報発信をしていかなければいけないと思っています。
ラグビーワールドカップの関係もお話しましたが、それらに伴って、事前キャンプに多くの方が来られること、また、新島等の開発も進めようとしていますので、それらも新たな魅力になるのではないかと思っています。
(記者)ラグビーワールドカップで鹿児島市にもキャンプに来られるということで、期待されることを教えてください。
(市長)トップクラスのラグビーチームになりますので、スプリングボクスの愛称で世界でも大変注目をされているラグビーチーム、そのようなラグビーチームに鹿児島でキャンプをしていただくことで、鹿児島のラグビーファンのみならず、国内のラグビーファンの方々が鹿児島に来られるのではないかという大きな期待もしています。
また、南アフリカチームに鹿児島でキャンプをしていただくことで、南アフリカからもそのキャンプに見学に来られるのではないかという期待もありますし、また、地元のファンの皆様もこのトップクラスのラグビーのキャンプを見ることによって、ワールドカップを応援する機運も高まってくるのではないかと思っています。
海外メディアの方々も来鹿をされると思いますので、これを機に鹿児島市の魅力を世界にも発信できるのではないかと考えています。多くの市民、県民の皆様方に、世界トップレベルのプレーを見ていただく大変貴重な機会になると思います。この機会に多くの皆様方に鹿児島にお越しいただければ大変ありがたいと思っています。
(記者)ラグビーワールドカップの件ですが、海外のファンの方も来ると期待されているとのことですが、具体的に海外のお客様を受け入れるに当たっての準備等を想定されていたら教えてください。
(市長)鹿児島はおもてなしが1つ大きな魅力になっていますので、キャンプで来られる選手の皆様方はもちろんですが、海外から応援に来る皆様方にも宿泊を含め、色々な情報を事前にしっかりとお伝えすることも1つの大きなおもてなしではないかと思っています。
また、お越しになった皆様方を丁寧に、色々な面で支援していくことも必要ではないかと思っています。まだ現実には実際にどのくらいの方が来られるか分かりませんので、具体的なものは考えていませんが、そのような思いでしっかりとお迎えをしたいと思います。
(記者)今月上旬にかけての大雨の関係で、避難所の配置や、情報の出し方、課題も見えたと思うのですが、今後、具体的に何か検証や動きがあれば教えてください。
(市長)今回の災害対応に当たりましては、平成5年の8・6豪雨災害以来の危機的な状況もあって、本市全域に避難指示を発令しましたが、全員避難の内容と意味が十分に市民の皆様方に周知をされていなかったということ、一部の避難所に避難される方々が集中して、なかなか避難ができない状況にあったこと、また、それぞれの地域でどこに行ったらいいか分からないという声もあったことから、これらの課題をしっかりと検証して、今後の対応策をしっかりと定めていかなければならないと考えています。
今回の大豪雨は8・6水害の雨量を上回る水量でした。鹿児島市には3,200を超す土砂災害警戒区域もありますし、河川も中小河川合わせて300以上あります。それらを含めると、いつどこで災害が起こるかという危険性もはらんでいましたので、今回は区域を限定せず、全域に避難指示を出して市民の皆様方に呼びかけましたが、それらが妥当だったかということの検証もしていかなければならないと思います。
(記者)その検証はどのようなものですか、また今後、そのための組織などを設けるのですか。
(市長)庁内の災害対応をしている関係部署で、今回の課題が持ち上がっていますので、それらをしっかりと情報共有して対応をすべき取り組みを8月9日に開催して検証したいと思っています。
(記者)闇営業問題がある吉本興業について質問します。2017年に鹿児島市は地域活性化の協定を結んでいると思うのですが、一連の問題を受けて、今後、吉本との協定の見直しや検討のお考えはありますか。
(市長)報道等で闇営業問題から始まった一連の騒動を知り、大変残念に感じています。
今後は、コンプライアンスを徹底して適切な対応がなされることを期待していますが、今の段階では、吉本興業自体は反社会的な勢力と関係がないと聞いていますので、協定への影響は今の段階ではないと思っています。
2017年の吉本興業との連携協定は、吉本興業がこれまで取り組んでこられた、笑いを通じた地域活性化が本市でも必要ではないかという考えで結びました。これからも本市でこのような笑いを通じた地域活性化が必要でありますので、今後も連携についてはこれまで同様に進めていきたいと思っています。
事態がどのように変わるか分かりませんが、今の段階では、これまでと同様な対応をしていきたいと思います。
(記者)過去2回、鹿児島マラソンに芸人さんを呼んでいると思うのですが、今日発表された鹿児島マラソンは今のところどのように考えているか教えてください。
(市長)まだどのような内容にするかは決定していないので、今の段階ではまだはっきりと言えないところです。
(記者)大雨の検証の関係ですが、8月9日の会議は、どのような人が集まって、どういう目的で行うのですか。
(市長)庁内の災害に関係する部署が集まって、課題をしっかりと持ち寄り検証します。その後、どのような対応策をするかについて、専門の皆様方にしっかりと意見を聞きながら検証していかなければならないと思います。
(記者)この会議で話し合われた内容や、結果はどのようなアウトプットを想定されていますか。
(市長)内部で検討しますので、その後、その課題等を含めて学識経験者や色々な方々と協議をしながら検証していきます。あくまでも内部の協議ということでご理解いただければと思います。
(記者)現時点で構わないのですが、8月9日以外で大雨に関する検証、あるいは総括、それに類いするような会議、会合、報告の場というのは今のところないですか。
(市長)(8月9日の会議は)内部ですが公開するそうなので、ぜひお聞きください。
(記者)大雨の関連ですが、鹿児島市は火山防災トップシティ構想を掲げている中で、今回の大雨に関してもすごく注目されました。改めて市長として、大雨や土砂災害の防災に関する今後の取り組みへの意気込みがあれば教えてください。
(市長)今回、大雨が発生してそれぞれ各地域に大きな災害をもたらし、現段階では復旧工事等に10億円以上かかることが想定されています。
最終的には避難指示を出しましたが、今、警戒レベルが1から5まである中、警戒レベル4の段階で避難勧告と避難指示が対応として出されています。住民に対しては全員避難という、行動を起こしてくださいとなっていますが、避難勧告、避難指示、それぞれの内容等についてやはり市民の方々がしっかりとした状況等について把握できていないと思っていますので、
今後は避難する場合に行政からの発令によってどういう行動をしたらいいかということを市民の方々にしっかりと周知していかなければならないと思っています。そのような意味で、避難が避難所に行くことだけでなく、自宅でも避難はできること、また、河川から遠いところは何もしなくてもいいということ、そのようなことをしっかりと市民の方々にも十分理解をしてもらえるよう、情報を発信していかないといけないと考えています。
鹿児島は、大雨や、台風、桜島の爆発、地震など色々な災害が起こる可能性がありますので、その災害によってどのような行動を起こすべきかということの対応もしっかりと進めていかなければならないと思います。
今回、避難される住民の方々が混乱をされたことも聞いています。避難指示、避難勧告を出す場合もある程度、区域を限定して出すことも1つの方策ではないかと考えています。そのような課題を8月9日に持ち寄って検証しなければならないと思います。
(記者)避難勧告、避難指示が周知されていなかったというのは、どういう事例から判断できるのですか。
(市長)避難勧告が出されたときはあまり市民の皆さん方は、自主的にどこに行っていいか分かられない中で、行政から勧告、指示が出たということで、避難指示となったときに強制的に絶対に避難しなさいと受けとめられた方がいるのではないかと思います。
(記者)勧告と指示の違いが分からないということですか。
(市長)そうですね。私どもも勧告と指示というのが、内閣府にも申し上げましたが、同じ警戒レベル4の中に勧告と指示が入っています。具体的にそれがどのような内容か示されていないということは内閣府にも申し上げました。
(記者)市としても、勧告と指示の違いと緊急性の違いというのは。
(市長)政府や、国、市としてもそうですが、これは全国的にも言えるのではないかと思います。
(記者)現時点で判明している被害総額は大体幾らですか。
(市長)今で10億円ぐらいかと。まだはっきりと分かりませんが、農道、農地、崖地復旧などについて10億円以上かかると思います。
(記者)避難所の適正配置についていかがお考えですか。
(市長)今回、避難所に多くの皆様方が集中したという事案も出ておりますので、避難所周辺の住民の方々にはこの避難所に避難してくださいという明確な対応が必要ではないかと思います。
(記者)途中、川が増水して閉まった場所もありましたよね。
(市長)河川に近いところの避難所については、逆にそこには行かないようになどと示さなければいけないと思います。
(記者)サッカースタジアムの件ですが、先日の県議会で知事が、規定により鹿児島市が造らなければならないという答弁をされています。これは知事の勘違いかと思うのですが、先日の知事の記者会見でも、住吉町が検討できるのではないかという答弁をされた後に、7月18日の会見までに市長とお会いしてその辺について話をしたことがないとおっしゃっていたのですが、知事のサッカースタジアムに関する考えが、鹿児島市が造らなければならないというお考えを持っているのであれば、意思疎通ができてないのかと思ったのですが、いかがでしょうか。
(市長)県市意見交換会では、県と市が一体となってオール鹿児島で整備しようということですので、規定によって鹿児島市が造るということは一切ありません。県や市、また関係団体と一緒になってしっかりと協議を進めながら造っていくというのが、県市意見交換会での合意事項ですので、そのような規定というのはありません。
(記者)住吉町を中心にして市としても検討を進めようというような状況ですか。
(市長)中心ではなくて、あくまでも協議会で3つ出されたので、一つ一つを地権者と協議しながら進めていかなければならないと思います。あくまでも、県としてはそこはいいですよという形ですが、そこがいいかどうかはまだこれからの課題だと思います。
(記者)鹿児島県と市当局との話し合いはあまり進んでいないということでしょうか。
(市長)今の段階は、まだ具体的にそこまではしていません。
(記者)住吉町の15番街区について、鹿児島市から協議をするお考えは今のところはありますか。
(市長)3つの候補地について、これから地権者と協議をしていきます。
(記者)あくまでも3つの可能性を今検討しているということですか。
(市長)はい。
(記者)3つの地権者との交渉ですが、同時並行で進めるのか、あるいは購入しなければならないもの、あるいは借りれば済むもの、色々と違いもあるかと思うのですが、進め方はどうなりますか。
(市長)今の段階で、どこの候補地を第1候補とか第2候補ということは限定せずに、それぞれ課題があります。住吉町15番街区はある程度、サッカースタジアムにとって適切な面積であるかどうかということ、それから浜町の土地については国有地があるということ、またドルフィンポートについては、県でお考えですが、そこにはそのようなものは造らないという話があります。
それぞれ3つの候補地については課題がありますので、それらをどう解決していくかというのを今後十分に、県やサッカー協会などの団体とも意見交換をしながら進めていかなければならないと思います。
(記者)交渉スケジュールはお考えなのでしょうか。
(市長)今、具体的なものはございません。できれば早くしたいのですが、まだ今のところはないです。
(記者)中央駅西口の開発に関してですが、県が、今までと少し総合体育館の建設に関して言い方を変えているようなのですが、今の再開発の進捗状況と、現状を教えてください。
(市長)県のお考えというのは、これまでと変わってはいないと私たちは考えています。今後も四者連絡会の中で十分に協議をしていくというスタンスはお互いに変わっていませんので、県としてはあくまでも当初の考えのことを今後もお進めになっていくのではないかと思いますが、これまでも申し上げたように色々課題がありますので、それらを十分論議、検証しながら、最終的な判断をしていただければと思います。
(記者)最近、市電や桜島フェリーで事故が何件か相次いでいる印象を受けるのですが、原因や検証をされるのであれば教えてください。
(市長)最近、船舶局また交通局の、運行の支障で市民の皆様方、また多くの観光客や県外の皆様方にご迷惑をおかけしておりますことを本当に心からおわび申し上げます。
船舶局では、4月から3件発生していますし、交通局においても同じような状況ですので、管理者を中心に局内でしっかりとした検証をして再発防止をしっかりと進めなければならないと思っています。私は設置者として、管理者にそのことを強く指示しております。
(記者)避難所の指定のあり方の見直しやこういう地域の人はこういうところに行ってくださいという周知であるとかの必要性の話がありましたが、今、梅雨が明けても台風シーズンがずっと続いていて、また多くの方が避難するという事態がいつあるか分からないという中で、スピード感を持って取り組まないといけないと思っているのですが、いつまでに避難所のあり方のまとめをしたいとお考えですか。
(市長)8月9日にしっかりと課題を持ち寄って、できるだけその課題解決に向けて、学識経験者の皆様方のご意見をいただきながら、迅速な対応をしていかなければいけないと思います。特に、今後は台風が来ますので、そのような災害に対しても適応できるような対応を早く進めていかなければならないと思います。
(記者)8月9日はあくまで庁内の人が集まって話す会議であって、市長がおっしゃっている学識経験者をもとに意見をもらうという会合はまた別に設定されているということですか。
(市長)そうですね。
(記者)それはいつですか。
(市長)それは今後8月9日の内容等から、どのような方をお呼びするかということを検討しなければならないと思います。
(記者)磯であった伝統行事の曽我どんの傘焼きについての質問です。甲突川沿いに場所が確保できなくて、磯であったわけですが、本来、レジャーとしての花火、バーベキューが禁止してされている中で、大幅に規模を縮小しての開催だったのですが、来年以降も開催の見通しが立っていないということで、大きなやぐらを建てて開催できるよう、市として協力できるものですか。
(市長)甲突川の中であれば県の管理ですので、県で対応されると思いますが、伝統文化の継承等については市もしっかりとした取り組みを進めていますので、保存会の皆様方から何かご要請があれば、我々もしっかりとした対応をしていかなければならないと思います。
(記者)大きなやぐらを建ててやるということも出来る可能性はあるということですか。
(市長)どういう形で保存会の人たちが考えていらっしゃるかは分かりませんが。
(記者会見終了)
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