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更新日:2020年12月23日
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記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:令和元年8月29日(木曜日)10時00分~10時25分
場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室
報道提供資料はこちらをご覧ください。
皆さん、おはようございます。
ご承知のとおり、九州北部を中心に記録的な大雨が続いており、大きな被害が出ています。
住民の皆さんのご無事と、今後被害がこれ以上拡大しないことを切に願っているところです。
先月末から今月にかけての大雨により、本市でも尊い命が失われるなど、大きな被害が発生しました。
犠牲となられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された皆さま方に謹んでお見舞い申し上げます。
さて、夏休みも終わりに近づき、いよいよ新学期を迎えます。
まだまだ暑い日が続いておりますので、市民の皆さんには、引き続き体調管理に留意していただきたいと思います。
今月24日には、表紙にもありますように本市の夏の風物詩、サマーナイト大花火大会を開催しました。
多くの市民や観光客の皆さんに、九州最大の1尺玉130連発の花火などを存分に楽しんで頂けたと思います。
報道機関の皆さまをはじめ、開催にご協力いただいた方々に改めてお礼を申し上げます。
それでは、本日は8項目について発表します。
はじめに、鹿児島市制130周年記念式典について、ご説明します。
市制130周年を迎え、本市の発展を支えてきた先人の努力と業績に感謝するとともに、さらなる飛躍の契機として11月2日、おはら祭「夜まつり」の開催日に合わせて行います。
この日のために、ふるさと大使・吉俣 良氏 に作曲していただいた本市のテーマ曲を披露するほか、同氏のトークショーや、平成を振り返るスライドショーなどを行います。
9月9日から、一般参加者の募集を行います。
ぜひ多くの皆さんにご参加いただきたいと思います。
次に、市民の避難行動の周知について、ご説明します。
令和元年6月末からの大雨に係る災害対応等を踏まえ、避難情報発令時にとるべき避難行動の周知を図るため、今回、民放4局のご協力を得て、90秒の動画を制作しました。
内容は、先ほどご覧いただいた通り、本年6月から運用開始となった警戒レベルと避難情報の関係や、あらかじめハザードマップで自宅の安全を確認し、そのうえで、避難情報発令時にとるべき市民の避難行動についてです。
今回作成した動画は、8月26日からテレビでスポット放送を始めているほか、市ホームページなどでも公開しています。
今後、本格的な台風シーズンを迎えます。
市民の皆さんが、命を守るための最善の行動がとれるよう、各種情報等の理解促進に努め、災害に強い安心安全なまちづくりに、より一層取り組んでまいります。
次に、「名水サミットinかごしま」について、ご説明します。
平成の名水百選「甲突池」や「八重の棚田」など、本市の豊かな自然や、水環境保全の取り組みを広く発信するため、「名水サミット」を10月5日に開催します。
シンポジウムでは、本市出身の宮下純一氏による講演や、鹿児島大学名誉教授の大木公彦(おおき きみひこ)氏による名水紹介などを行うほか、屋外イベントとして、市内の地下水を使ったビールなどの販売や、
「地域まるごと環境フェスタ」も開催します。
多くの皆さんに水の大切さを再認識していただくとともに、本市の豊かな自然を全国へPRしてまいります。
次に、シンボルマーク「マグマシティ」を活用したシティプロモーションの取り組みについて、ご説明します。
まず、学生ワークショップでデザインした、シンボルマークと「火山の妖精・さつマグニョン」のラッピング電車「さつマグ電」が運行を開始します。
9月2日の出発式には、松山 良一 シティプロモーションアドバイザーや、デザイン制作に関わってくれた学生の皆さんにも出席していただきます。
次に、「さつマグ電」の運行開始にあわせて、天文館アーケード一帯に、「マグマシティ」のフラッグを
一斉掲示します。期間は9月から10月までです。
また、このシンボルマークは、市民や事業者の皆さんにも使っていただけます。
本市ならではの商品やサービスなどをアピールする際にぜひご活用ください。
市では、早速ポロシャツなどを作成し、私もこうして率先して着用しています。
これらの取り組みにより、本市のブランドメッセージの言葉通り、市内外の多く方と一緒にわくわくしながら、まちの魅力を発信していきたいと思います。
次に、カラーデザインマンホール蓋の設置について、ご説明します。
昨年度の薩摩切子柄に続く、新しいデザインです。
後ほどご説明する、クールチョイスの取り組みとあわせて9月28日に設置します。
一つ目は、シンボルマーク「マグマシティ」を使用したものです。
鹿児島中央駅や水族館の周辺など5か所に設置します。
二つ目は、鹿児島ユナイテッドFCのエンブレムを使用したものです。
騎射場電停から白波スタジアムまでの間の3か所に設置します。
くらしを支える下水道に思いを寄せながら、本市ならではのユニークなまちの彩りを多くの方に楽しんでいただきたいと思います。
次に、クール チョイスの取り組みについて、ご説明します。
まず、9月28日、鹿児島ユナイテッドFC公式試合において、普及啓発イベントを行います。
本市立地企業である、GMOペパボ株式会社とともにPRを行うほか、会場までの公共交通機関の利用促進に向け、騎射場電停からスタジアムの間で、スタンプラリーや先ほどご説明したデザインマンホール蓋の設置、電停のラッピングなどを行います。
次に、クール チョイス絵本の読み聞かせ会を鹿児島女子短期大学の学生が中心となって、マルヤガーデンズや、山形屋で開催します。
また、「かごしまクール チョイス情報誌」は、鹿児島大学の学生が、市民に身近な地球温暖化対策の取組を
紹介・提案するもので、商業施設などで配布します。
先月に引き続き、市民・事業者・行政と一緒になってクール チョイス運動に取り組んでまいります。
次に、高齢者の健やかな暮らしを応援する各種施策について、ご説明します。
まず、80歳以上の結核対策の充実についてですが、これまで集団検診でのみ実施していた結核健診及び肺がん検診が新たに医療機関でも無料で受診できるもので、今年度80歳以上になる方が対象となります。
現在、新たな結核患者の約4割が80歳以上であることなどから、早期の発見と治療につなげていきたいと考えています。
次に、「高齢者すこやか温泉講座」についてですが、これは、本市の魅力のひとつである温泉を活用して、
高齢者の健康づくり、ふれあい交流などを図るため、市内の公衆浴場で開催するもので、65歳以上の方が対象です。
また、今年も、「敬老訪問」と「すこやか長寿まつり」を、ご覧の通り実施します。
9月16日は敬老の日です。
長年にわたり社会に貢献してこられた高齢者の皆さんが、住み慣れた地域で安心して暮らしていただけるよう、引き続き、各面から取り組んでまいります。
最後に、おすすめのイベント情報を別冊でお知らせします。
平川動物公園では、マサイキリンの赤ちゃんの命名セレモニーを9月7日に行います。
国内で飼育中のマサイキリン8頭のうち、4頭を平川動物公園で飼育しています。
ぜひ、多くの方に、大変希少なマサイキリンの赤ちゃんに会いに来ていただきたいと思います。
本日は以上でございます。
報道のご協力をよろしくお願いします。
(記者)市民の避難行動の周知の件、6月の大雨の関係だと思うのですが、そこで見えた課題と、この動画を見ることで改めて市民にどのような意識を持ってもらいたいと思われますか。
(市長)先般、6月末から7月初めにかけて鹿児島市を襲った豪雨により、市として避難指示を発令しました。警戒レベル4の対応で、全員避難ということで避難指示を発令しましたが、避難指示は市民全員が避難所に行くということなのかと、受け取られた方が多数おられました。
そして、このことで一部の市民の方々に混乱を招くとともに、2カ所の避難所等で避難された方々が集中し、利用しづらい状況が生じました。また、避難所に指定していた避難場所が溢水のために利用できなかったという課題もありました。
そのような課題等を検証しながら、今後、市民の方々に避難に対する意識をしっかりと持っていただくために90秒の動画を民放4局でそれぞれ作成していただきました。感謝申し上げたいと思います。これは、鹿児島市のホームページ、また今申し上げましたようにテレビ放送などで周知を図っていきたいと思いますし、
また、町内会等に対する近接する避難場所の周知等について検討していかなければならないと思います。それぞれの避難所にどこの地域の方が避難すべきかということも、はっきりと明示をしていかなければならないと思います。
また、避難勧告などの避難情報の発令地域については、鹿児島市では本庁や各支所の行政区ごとの市民を対象に避難情報を発令していますが、各市においてはそれぞれの地域の環境に応じて、そのような区域を限って避難指示や避難勧告をしているようですので、それらの調査をしっかりと行って、専門家の方々の意見を聞きながら、発令の地域や対象者をこれからしっかりと検討していかなければいけないと思っています。
(記者)一人一人の市民が防災に対してどういう意識を持てば避難行動につながるとお考えでしょうか。
(市長)今回、我々が反省すべきところは、やはり59万5,000人の方々に避難指示を出したと、そのことで先ほど言いましたように全員が避難所に行かなければいけないと、多分、最初にそう思われたのではないかと思います。指定避難所の(基本的な)収容人員は8万人弱となっておりますので、そういった面でも大変混乱を招いたと思います。
今お話がありましたように、最後は避難とは自らの命は自らで責任を持って守るということが大原則ですので、そのような思いを今回の90秒の動画や、市のホームページ等でしっかりと見ていただいて、市民の方々にそのような避難行動をしっかりととっていただければと思います。
(記者)今の避難行動の周知に関してですが、自治体がこのような民放のテレビCMで流すというのは珍しい取り組みかと思うのでが、このテレビCMを活用した周知方法をとった意義を改めて一言いただけないでしょうか。
(市長)多くの市民の方々が迅速・的確に情報を共有できるのは、テレビ、ラジオ、そして新聞等でありますが、目で見て、耳で聞いて、それを認識できるのはやはり動画ではないかと考えて、今回、各局の皆様方に協力をいただいてこのような動画を作りました。
(記者)性的マイノリティー、LGBTと言われる人たちに家族並みのパートナーシップ、パートナーとしての制度を設けるということが先だって長崎市で報じられて、そのような問題についてのお考えを教えてください。
(市長)性的マイノリティーについてはそれぞれの自治体で取り組みを進めております。差別があっては絶対ならないと私どもも認識しています。先駆的に渋谷区もされていますし、先般は長崎市でもそのような対応をされていますので、
今後、市としてもどういう対応ができるかというのは、先例の自治体をしっかりと調査をしながら対応していかなければならないと思います。今の段階では、まだどういう対応をするかは決めていません。
(記者)結構、鹿児島市の講座などでLGBTの理解を深めるような事業をしているので、そういうので認識が深まることもあると思います。
(市長)そのような講座や研修、また市としてそのような方々に対しての対応をしっかりと行うことで理解は深まっていくと思いますが、なかなかまだそういう情報が広く市民には行き渡っていないのではないかと感じていますが、これから徐々にそういう体制を整えていかなければならないと思います。
(記者)サッカースタジアムの進展状況や県との協議は今どうなっていますでしょうか。
(市長)(候補地の)3カ所について色々な課題を抽出しているところですので、実際に各地権者と具体的に事業等について進めている段階ではありません。それぞれ3カ所についてどのような課題があるのか、また、競技場をつくる場合にそれぞれどのような規模のものが必要なのか、前提となるものをまずしっかりと抽出して、それから各地権者にも当たっていかなければならないと思います。
(記者)西口の土地の利用についてはいかがでしょうか。
(市長)今、4者連絡会を早急に開いていただくように県に要請をしているところでして、県としては、今、当初の計画どおり進めていくという思いを持っているようですので、早く4者連絡会を開いて色々な課題を抽出しながら、どのような形で、県の考え方が実現できるかということを協議していかなければならないと思います。4者連絡会で決めたそれぞれの考え方がありますので、それらをしっかりと踏まえながら、また課題に挙がっている渋滞や、駐車場対策などの課題もありますので、早急に連絡会を開いていただいて、そこの中でお互いの意見を開陳し、課題解決に向けて取り組んでいただきたいと思います。
(記者)4者連絡会(の開催)はもう既に市のほうから県にお願いをしているという考え方でいいですか。
(市長)そうですね。
(記者)ちなみに県が開いてくれないネックとなっているのは、市長はどうお考えですか。
(市長)わかりません。
(記者)鹿児島と韓国を結ぶ航空路線が相当減便や欠航になっているのですが、外国人観光客の中でも韓国人の方が増えていますよね。その影響や、それに対する対策、今後の観光振興に対する考え方というのを教えてください。
(市長)海外の観光客の中で平成30年の統計を見ますと、韓国の方々が香港に次いで2番目に多い国となっております。そういったことはやはり鹿児島の入り込み観光客、そしてまた外国人の宿泊観光客に大変大きな効果があったと思っています。
今回、国と国との関係で大変苦慮しておりますが、政府には大局的な見地から関係構築を図っていただけたらと思います。また、私どもも民間交流を含めた幅広い交流で国際親善に貢献していかなければならないと思います。
しかしながら現実としては、鹿児島―ソウル間の大韓航空の運休や、4月にティーウェイ航空が新規就航しましたが、またこれも運休をするとか、大変危惧するような状況です。そういうことを踏まえますと、30年には韓国の方々が多く来られましたので、令和元年は多分大きな影響があるのではないかと大変深刻に受けとめております。
特に、(昨年は)冬場の増便が大変ありましたので、今後できるだけ早期にこういう国と国との関係が改善されれば、多くの方々が韓国から鹿児島に、また、鹿児島から韓国へ旅行などしていただけると思っています。
(記者)ラグビーの日本代表ですが、今日発表になりますが、鹿児島市出身の中村選手も有力視されていると思うのですが、まだ入るかどうかは分からないのですが、これからの中村選手に期待されることを教えてください。
(市長)ラグビーワールドカップが、日本で初めて開催されますし、また、4年前の前回は日本が南アフリカチームに勝利したということで大変話題になりました。今、日本のチームも大変力がついているし、また、五郎丸選手によると優勝する可能性もあるということをおっしゃっていますので、大変私どもも期待しております。
また、南アフリカチームに鹿児島で事前キャンプをしていただきますので、鹿児島市民・県民の皆様方にもラグビーに対する熱意というのが大きく伝わってきているのではないかと思います。その中で、中村選手が日本代表に選ばれるということであれば、私どもとしても大変誇りでありますし、また、選ばれて実際に試合に出て活躍をされれば、鹿児島市民・県民、大いなる勇気、力、そしてまた希望を持って、また大声援を送っていきたいと思います。
(記者)ちなみに日本代表と南アフリカ、どちらを応援するのですか。
(市長)日本代表でしょうか。両方が決勝戦で戦えばいいですが。
(記者)多分、準々決勝で当たるのではないですか。
(市長)当たるのですかね。でも、先般、南アフリカの大使が鹿児島に来られましたが、鹿児島のすばらしさをすごく褒め、鹿児島の食、景観、自然などに大変感動しておられて、多分、南アフリカからもたくさんの応援団が日本に来たときに鹿児島にも立ち寄っていただけるのではないかとおしゃって帰られましたので、そのことも南アフリカチームを含めて、南アフリカの方々にも情報発信していただけると期待していますし、たくさんの方々が鹿児島に来られることをお待ちしています。
(記者会見終了)
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