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更新日:2020年12月23日
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記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:令和2年3月26日(木曜日)10時00分~10時24分
場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室
報道提供資料はこちらをご覧ください。
皆さん、おはようございます。
先般、第1回市議会定例会において、過去最高となる令和2年度当初予算が原案通り可決されました。
今年は、かごしま国体・かごしま大会の開催や、中心市街地の大規模な再開発等により、まさに"大交流新時代"の幕開けを迎えようとしています。
この大交流を好機として最大限に生かし、真に"豊かさ"を実感できるまちづくりに向けて、市民の皆さんとともに、さらなる飛躍の時代の扉を開く、力強い一歩を踏み出していきたいと考えています。
現在、新型コロナウイルスの感染が国内外各地で拡大し、市民の皆さん方には、大変なご心配がおありだと思います。
本市では、まだ発生しておりませんが、引き続き、まずは感染予防に努めるとともに、市民生活の安心と安定のために、関係機関と緊密に連携しながら、取り組んでまいります。
本日は7項目について発表しますが、初めに、この新型コロナ感染症対策に関してご説明します。
まず、感染予防の徹底についてです。
人の移動が集中するこの時期、本市のイベント等や施設の利用に当たっては、ご覧のとおりの留意事項を掲げ、基本的な感染症対策の徹底と、クラスター発生防止を図るとともに、テレビスポットによる重点的周知広報などに取り組んでまいります。
次に、市民生活へのサポート体制です。
まず、市税、保険料、水道料金等について、個別の相談に応じて、支払いを猶予します。
また、「生活・就労支援センターかごしま」などでは、生活資金や就労など、暮らしに関わる各種相談に応じています。
右のページをご覧ください。
本市の地域経済への影響が心配される中、中小企業者への資金繰り支援として、経営安定化資金の保証料補助を全額に拡大しました。
また、県が創設する緊急経営対策資金に対して県の利子補助に上乗せして市が利子補給を行い、1年間実質無利子で利用できるよう手厚い措置を講じます。
事態終息後の対応も念頭に置きながら、状況を適切に把握し、各面にわたってきめ細かに対策を進めてまいります。
市民の皆さんには、咳エチケットや手洗いなどの基本的な感染予防の行動について、今後も、ご理解・ご協力をお願いするとともに、身近な本市の相談窓口をぜひご利用いただきたいと思います。
次に、「かごしま国際交流センター」のオープンについて、ご説明します。
京セラ 稲盛 名誉会長の寄附により、市と県で整備した国際交流拠点施設「かごしま国際交流センター」の供用を4月1日に開始します。
同センターは、本市が管理運営する「交流施設」と、県による「居住施設」からなり、市国際交流財団が指定管理者となる「交流施設」には、在住外国人とふれあえる交流ラウンジや多目的ホールなどを整備しました。
竣工式及び内覧会を3月29日に規模を縮小して行う予定です。
同センターが、本市における国際相互理解の促進などに大きな役割を果たしていくことを期待しています。
次に、開催までおよそ半年となりました、「かごしま国体・大会」のPR活動について、ご説明します。
まず、両大会をPRする市電が、開催まであと半年の節目となる4月3日から街なかを走ります。
車体全面のラッピングのほか、車内の装飾もすべて国体・大会デザインで統一しました。
当日は出発式を交通局で行います。
あわせて、市バス・市電では両大会の案内と、イメージソング「ゆめ きばいやんせ」をご覧の区間で車内放送します。
また、市の公用車でも、両大会をPRしてまいります。
多くの市民の皆さんの期待をさらに高めていけるよう積極的にPRを進めてまいります。
次に、多言語対応動画サービス「KX 鹿児島体験ムービー」について、ご説明します。
これは、国内外から本市を訪れる観光客に、本市ならではの魅力をより楽しんでいただくため、スマートフォンなどで4か国語に対応した解説動画を視聴できるサービスで、本日からスタートします。
ただいまから動画の1つをご覧いただきます。
平川動物公園、かごしま水族館、天文館地区の観光オブジェ時標でご覧いただけますので、続きはどうぞ皆さんのスマートフォンでお楽しみください。
外国人観光客をはじめ多くの方に、かごしまの魅力をさらに堪能していただきたいと思います。
利用方法は、各施設内に設置してあるQRコードをスマートフォンなどで読み取ると、生き物や施設の解説動画などが視聴できいただけます。
次に、移住促進ポータルサイト「かごしま移住ライフ」の開設について、ご説明します。
本市への移住促進における、さらなる情報発信の充実を図るため、関連する情報を集約したポータルサイトを、本日開設しました。
先輩移住者からのメッセージや、本市の魅力や生活環境、移住支援・お役立ち情報、相談窓口などを分かりやすく案内したサイトになっています。
首都圏をはじめ全国の移住希望の方々に活用していただき、さらなる移住促進につなげてまいりたいと考えています。
次に、妊産婦及びその家族の福祉避難所設置に関する協力協定について、ご説明します。
災害時の避難支援体制の強化を図るため、高齢者や障害者等を対象とした福祉避難所に加え、新たに妊産婦等を対象とした福祉避難所を設置することとしました。
県内で初めての取り組みとなります。
ベッドや浴室、調理室など必要な設備を備える市内の看護専門学校等5校にご協力いただき、このたび協定を締結します。
同避難所は、一般の指定避難所での生活が困難で、かつ入院の必要のない妊産婦とその家族を受け入れることとしており、災害時に、市の要請を受けて各学校が設置・運営を行うこととなります。
各学校との協定締結式を3月30日に行います。
妊産婦の方々が安心して避難生活を送ることができるよう、地域の中で支援体制の強化をさらに図ってまいります。
次に、防災体制の充実について、ご説明します。
まず、市地域防災計画の見直しについてですが、令和元年6月末からの大雨対応の検証結果を踏まえ、避難情報の発令や指定緊急避難場所の見直しなどを行いました。
詳細につきましては、会見終了後、担当課が説明を行います。
次に、災害対策本部設置訓練についてですが、新年度最初の本部設置訓練を4月23日に実施します。今回は、早速、市地域防災計画の見直しを踏まえた避難情報の発令訓練を行い、出水期に向けて防災体制に万全を期したいと考えています。
これに先立ち、危機管理調整会議を4月3日に開催し、各局間の連携強化や危機管理意識の向上を図ります。
また、本市はこの度、「第3回国土強靭化地域計画賞優秀賞」を受賞しました。
本市の取り組みが評価されたことを大変嬉しく思うとともに、災害に強い安心安全なまちづくりを進めるため、さらなる防災体制の充実に取り組んでまいります。
最後に、お手元の「かごしま銘水めぐり・桜島の水」ですが、これは桜島の二俣第一水源地の原水を使用して製造したものです。
市主催のイベントなどでの配布を通して、本市の水道水のおいしさをPRしてまいります。
本日は以上でございます。報道のご協力をよろしくお願いします。
(記者)6番の妊産婦及びその家族の福祉避難所設置と7番の防災体制の充実について、それぞれ市長の思いをお願いします。
(市長)現状としましては、高齢者の方々、また、障害者の方々への福祉避難所の設置は進んでいますが、女性、また妊産婦、乳幼児等への対応がなされていないことから、今回新たに福祉避難所となり得る看護専門学校等と協力協定を締結して避難体制の充実強化を図ろうとしたところです。
それが妊産婦及びその家族の避難所設置に関する協力協定の意義です。もう1つの防災体制につきましては、先般の令和元年度6月末からの大雨に対応する見直しを図ることとしました。
避難勧告等の発令の対象者の限定や、また、専門家の意見等を踏まえまして、指定緊急避難所施設の見直し、また、これまで使えなかった校舎を使うことにより、結果的に市民の皆様方がそれぞれの地域で、また、それぞれの特定した避難所に避難できるそのような体制を構築する、そういう防災体制の充実を図っていきたいと思っています。
(記者)(妊産婦等福祉避難所の)協定の件でお聞きしたいのですが、まず、この5つの学校を選んだ理由と、あと妊産婦や乳幼児が避難できる場所ということで、避難所として特徴というのはあるのですか。
(市長)これまでも高齢者、障害者の方々の避難所というのは確保されておりましたが、その中で、やはり妊産婦の方々、乳幼児を抱えている方々に対する対応というのが今回の避難所運営をする中で課題として上がってきておりましたので、そういう状況にしっかりと対応するために、ぜひ、看護学校や看護専門学校といった、妊産婦や、乳幼児を抱えた女性の皆様方に対応できる施設を確保したいということで、私どもの思いを各専門学校なり、看護学校にお伝えしたところ、快く協力をしていただくということから、今回、締結をする運びとなりました。
(記者)何人、何家族ぐらいが避難できるのですか。
(補助職員)妊産婦自体は4,000人ぐらいを想定はしているのですが、各施設にも限界等もあるものですから、大体2世帯ぐらいは最低でも受け入れていただき、10世帯ぐらいは最低受け入れてもらえないかと考えています。そのときの災害状況によって変わると思いますが、そこは相手方が受け入れられる数をお願いしたいと思っています。
(記者)具体的にどのような課題があったという認識で、どのように活用して欲しいという市長の思いを教えていただけないでしょうか。
(市長)やはり、出産間近の妊婦さんや、また、産後間もない産婦さん、また、新生児や、重症妊娠悪阻の妊婦など、指定避難所での生活が困難であろうという方々、また、かつ入院の必要性のない妊産婦の方を受け入れる特別の避難所が必要であるということで、先ほど言いましたように、これまで避難所運営に対する検証等を行ったところ、そういう課題等が浮き上がってきましたので、今回は、そういう方々に対して、ある程度の施設を確保することが必要であると、そういう思いで今回の協力協定につながったと思っています。
(記者)妊産婦の方に、例えば安心して避難して欲しいとか、そういう思いやメッセージがあれば教えてください。
(市長)やはり、災害が起こり、また、子供さんたちを抱えている妊産婦の方々、そういう乳幼児を抱えているお母さん方が安心して避難できるそういう体制を整えることができたと思います。
(記者)コロナのことですが、おおむね市のほうで市民に対してできる支援というのができているというお考えですか。例えば、マスクとか一時期不足と言われていましたが、そのような問題は今のところ本市では(ないでしょうか)。
(市長)国・県からの配布が今行われていますので、今のところ、その状況、推移等を見て、まだ不足があろうということであれば、市としてもしっかりとした対応をしていかないといけないと思いますが、今、国・県のほうが市のマスク配布に先んじて対応していただいております。今後さらに感染症が広がっていけばさらなる対応が必要ではないかと思っています。
(記者)国体のことですが、ご存じのとおり、オリンピックが延期という話が出まして、市としても粛々と準備をするということかなとは思うのですが、今市長がお考えになっていることは(ありますか)。
(市長)昨日、知事が会見をしました。やはりこういう状況でありますので予断を許さないことは承知をしており、オリンピック・パラリンピックは1年先送りとなりましたけれども、国体・かごしま大会については予定どおり実施をして、知事が記者会見でおっしゃったように夢と感動を与え、また、コロナウイルスに打ちかったそのあかしとして大会が開催できればと思っております。
今後のコロナウイルス感染症の推移をしっかりと見極めながら、国・県、そしてまた、それぞれの実施自治体とも色々と意見交換、協議をしながら進めていきたいと思っていますが、今のところ、知事がおっしゃったように予定どおり開催ができればと思います。
(記者)今市長もおっしゃったようにコロナウイルスを克服したということでやりたいということであれば、それまでに終息してくれればいいのですが、あらゆる状況を想定してということですか。
(市長)やはり状況が刻々と変わっていきますので、それぞれの状況に応じて対応していかないといけないと思います。
(記者)事業活動への支援としてこれまで出されているものが中小企業者への資金繰り支援とありますが、これで終わりなのか、今後も市として対策を打ち出すのか、その辺をお願いします。
(市長)現状としては、それぞれの中小企業者の皆様方の要望等をお聞きして、国が提案している政策、また県が実施されようとする政策等に呼応して、市としても今回の利子補給等についての対応をさせていただいたところです。さらに、今後、中小企業者並びに観光や、ホテル関係、そういうところの方々からの要望等があれば十分に意見をお聞きしながら対応をはかっていかなければいけないと思います。現状として今の段階では、今回、産業の支援関係の資金の利子補給等をすることを1つの中小企業対策としてしっかりと進めていければと思います。
(記者)オリンピックの1年延期に関してですが、南アフリカの7人制ラグビーの事前キャンプについては今後どのように調整されるのかというのをお聞きできますでしょうか。
(市長)今回、1年延期という形になりましたので、南アフリカのラグビーチームの事前キャンプについては、南アフリカの皆様方々と協議をしていかなければならないと思いますし、今それぞれの担当部局と調整をしているところでありますので、このような方向でしたいということはまだ決まっていません。
(記者)知事選の関係ですが、森山さん(自民党県連会長)のほうで市議選云々という話が出ていますが、向こうは向こうでお考えがあるのでしょうが、このあたりについては、いかがでございましょうか。
(市長)知事選については各界各層から私の名前が出ておりますけれども、私自身、そのような声が上がるということは、これまでの市長としての実績を評価していただいているのではないかなと受けとめておりまして、大変ありがたく思っております。
先日、4期目の締めくくりの年度となる令和2年度の予算が議決して、昨日は新しい人事体制についても内示や発表を行ったところで、来週には新年度がスタートいたします。そのような中で新たな予算と体制のもとで市政が滞ることのないように円滑な執行にしっかりと取り組んでいくのが私の今のスタンスです。
あわせて、先ほどから色々と話が出ていますように新型コロナウイルス感染症が国内外の各地で拡大しています。本市ではまだ発生していないものの、やはり予断を許さない状況であり、市民生活の安心・安全のために万全を期すべき重要な期間ではないかと思っていますので、このような状況に緊張感を持って対応しなければならないと思っております。市政を預かる者としては、今はこれらのことに全力を傾けて専念すべきではないかと考えています。
(会見終了後)
(市長)令和元年度の最後になりますが、皆さま方の中には、今回でこの記者会見の場を離れて新しい赴任地につかれる方もいると思います。
これまでの皆さまのご協力、また情報発信に心から感謝申し上げたいと思います。
新天地でも皆さま方が活躍されることを心からご期待を申し上げたいと思います。
これからもまたどうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。
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