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更新日:2020年12月23日
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記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:平成30年3月27日(火曜日)10時00分~10時26分
場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室
報道提供資料はこちらをご覧ください
皆さん、おはようございます。
今年は桜の開花も早く、すっかり春めいてまいりました。
3月4日に開催された「鹿児島マラソン2018」では、明治維新150周年記念にふさわしい晴天に恵まれ、県内外からおいでいただいた約1万3千人のランナーが、早春の鹿児島路をかけぬけました。多くの声援をくださった市民の皆さん、そしてご協力いただいた報道関係の皆さんに、あらためてお礼申し上げます。
さて、先般の第1回市議会定例会において、平成30年度当初予算が原案どおり可決され、第5次総合計画 第4期実施計画として、各種施策が具体的に始動します。引き続き「"豊かさ"実感都市・かごしま」の実現を目指し、活力と希望に満ちたまちづくりに全力投球でチャレンジしてまいります。
それでは、本日は、6項目について発表します。
はじめに、平川動物公園へのコアラ来園について、説明します。
平成28年のホワイトタイガーとの交換契約締結、昨年11月のオーストラリア訪問による親善に関する声明書の取り交わしなどを経て、2頭のコアラ、「バンブラ」と「ジェイン」が、いよいよ来鹿します。2頭は、明後日、3月29日夕方に平川動物公園に到着します。その後、体調等に問題が無ければ、4月5日から一般公開の予定です。
コアラの受け入れについては、平成21年に、私自身、オーストラリア・クイーンズランド州に赴いて協議を始めて以降、継続して、私どもの受け入れの熱意や、コアラの繁殖に関する取り組みについて、現地関係者にお伝えしてきました。
その結果、平成26年には3頭のコアラを、また、今回更に2頭の受け入れを実現することができ、とてもうれしく思っています。
計10頭の国内最多のコアラを飼育する動物園として、今後も引き続き、コアラの種の保存に向けた取り組みをしっかりと進めながら、多くの市民や観光客の皆様に、より一層親しんでいただきたいと考えております。
次に、今年度のシティプロモーションの皮切りとなる私のトップセールスについて説明します。
明治維新150周年や大河ドラマ「西郷どん」放送で本市が注目を集めるなか、4月15日に「第14回関西かごしまファンデー」へ参加、26日には、福岡ヤフオク ドームで、プロ野球の福岡ソフトバンクホークス「鹿児島デー」を開催します。
鹿児島ゆかりの人も多い関西・福岡の両地区で、本市の魅力を積極的に発信し、鹿児島ファンを増やして、さらなる誘客を図ってまいります。
次に、明治維新150周年関係です。
まず、「薩摩維新ふるさと博2018・春編」です。
これまで、毎年秋のみに開催してきた「薩摩維新ふるさと博」を、今年は春にも開催します。
4月7日と8日の2日間、歴史ロード"維新ふるさとの道"において、「薩摩維新おもてなし隊」による歓迎や、芝居の上演などを行います。
今回は、民間団体等が主催する「桜灯りフェスタ」と同時開催いたします。
また、今回のイベントに合わせて、西郷どん 大河ドラマ館等も開館時間を延長いたします。
右側のページをご覧ください。
維新ふるさと館では、転入者に鹿児島をわかりやすく解説する講座「鹿児島どんなところ、こんなところ」や、西郷南洲顕彰館と連携した特別展「西郷どん 暮らしを伝える物展」を開催します。
近接する大河ドラマ館においても、ドラマの中の小道具を月替わりで展示するなど、ドラマの進行に合わせて、順次、展示物の入れ替えを行っています。
ぜひ、春の加治屋町を訪れて、幕末・維新のかごしまを感じていただきたいと思います。
次のページをお開きください。
かごしま近代文学館の特別企画展「描かれた西郷どん展」を4月21日から開催します。
絵や、文学、漫画など、様々なジャンルで描かれた"西郷どん"から、後世の人々の思いを探る展示のほか、大河ドラマ原作の関連資料を展示します。
また、特別企画展プレイベントや、関連イベントとして、元NHKアナウンサーの松平定知氏らによる講演などを予定しています。
右側のページをご覧ください。
桜島フェリーでは、「西郷どんクルーズ」を5月に実施します。
海上から史跡等を望みながら、専門家による明治維新や西郷さんの話を聞ける、約2時間のクルーズです。
引き続き、さまざまな取り組みで明治維新150周年を盛り上げてまいります。
次に、インスタグラムフォトコンテスト「カゴシマファン」入賞作品について、説明します。
このコンテストは、維新150周年に際し、「西郷どん」放送等で盛り上がる鹿児島のまちの魅力を、市民や観光客の皆さんと一緒に発信するため実施したものです。約2,200点の投稿をいただき、資料のとおり、計20点の入賞作品を決定しました。
入賞者には、「かごしま新特産品コンクール」の入賞商品などを贈呈します。鹿児島らしさあふれる特産品ばかりですので、こちらもぜひ、インスタ映えする写真にして投稿していただきたいと思っています。
次に、桜島内の観光関連施設への防災ヘルメットの配布について、説明します。
この防災ヘルメットは、昨年、全島内住民に防災ヘルメットを配布した際、不要なヘルメットのリサイクルを呼びかけたところ、提供のあった約870個のうち、230個をリユースしたものです。
観光客が訪れる11の施設に配布しましたので、有事の備えとして活用していただきたいと考えています。
最後に、おすすめのイベント情報を別冊でお知らせします。ぜひ、多くの方にご参加いただきたいと思います。
本日は以上でございます。
今年度最後の定例記者会見となります。
皆様におかれましては、新年度も引き続き、報道のご協力をよろしくお願いします。
(記者)コアラの件ですが、これは鹿児島市の長年の努力のたまものだと思います。今年明治維新150周年で観光事業が盛り上がっていますが、改めて国内最多(頭数)となることで、どのような効果を期待しますか。
(市長)これまでコアラの誘致についてはオーストラリアとしっかりと協議を進めてきました。その努力の成果として、コアラをまた迎えることができました。今回、コアラが2頭来園することで計10頭となりますが、今後も種の保存という形で、国内のコアラを有する動物園と協力しながら、さらなるコアラの個体の繁殖に努めていければと思います。今、オーストラリア自体もなかなかコアラを移出することが大変難しい状況にあると聞いていますので、私どものこれまでのしっかりとした取り組みがこういった形であらわれたことは大変うれしく思いますし、また、市民の皆様も大変喜んでいただけるのではないかと思っています。
(記者)去年の11月は市長も(オーストラリアに)行かれたのですか。
(市長)はい。そのときに今回来る2頭のコアラとも対面をしています。
(記者)2頭に何か言いたいことはありますか。
(市長)ぜひ元気で来て、すぐ平川動物公園になれて、多くの皆様を魅了してもらえればと思います。
(記者)コアラの繁殖に関してですが、病気で亡くなるコアラもいたりして難しい面もあるのかと思いますが、今後その体制強化などの取り組みを進めていきたいと思っていること等があればお聞かせください。
(市長)国内のコアラを有する動物園が平川動物公園を含めて8園あります。そういった国内で飼育をしている動物園とこれからも協力しながら、できればいろいろと種の保存を含めて、コアラの個体の交換等も行いながら繁殖をしていければと思っています。また、私どもがいろいろな協定をゴールドコースト市と結ばせていただきましたが、これからドリームワールドと平川動物公園が情報をお互いに共有しながら、しっかりとコアラを飼育し、また、個体の輸入等が可能になって受け入れができればと思っています。ホワイトタイガー2頭とコアラ3頭を交換する協定を結んでいますので、今回、3頭のうちの2頭が来るということで、あと1頭はまた来ることになっています。
(記者)桜島の防災ヘルメットについてです。桜島は、国内外から観光客も増えているかと思いますが、観光施設に防災ヘルメットを配置する意味と活用の状況を教えていただければと思います。
(市長)桜島はだいぶ活発な活動を続けていますので、観光客の皆様が安心して、安全に島内観光ができるような体制を整えることが必要だということで、今回11の施設にリサイクルしたヘルメットを提供したところです。何か有事の際にできるだけそのヘルメットを活用していただければと思います。
(記者)今回、こういう観光施設にヘルメットを置くということは初めてのケースになりますか。
(市長)そうです。
(記者)今年だけに限らず、多客期や閑散期などいろいろあると思うのですが、お客様がたくさん来るところですから、もし何かあったときに230個で足りるのかということは出てくるのではないかと思います。そうしたときに、今後の検討材料として、リユースですからどういう使われ方をするかはわかりませんが、今後少しずつ増やしていくというお考えがあるのでしょうか。
(市長)今、230個を11の施設に提供しています。その状況等を踏まえながら、それぞれの施設からいろいろと要望等も出てくるかもしれませんので、その時点でまた検討しなければいけないと思います。多くの皆様が桜島に来ていただければヘルメットを増やす方向になると思います。安全を担保するための整備ですが、多くの皆様が来ていただいて、ヘルメットを提供する個数が増えればありがたいです。(安心して訪れていただくためにも)防災面では、そういう追加の対応もしていかなければいけないと思います。
(記者)インスタグラムフォトコンテスト「カゴシマファン」ですが、今回、2カ月の間に2,200もの作品が集まったこと、市長は何か印象に残る作品があったのかということ、今後の展開、また来年度も継続されるのかということをお伺いします。
(市長)今回、2,200点弱の応募があったことは、多くの市民や観光客の皆様が鹿児島に注目していただいたというあらわれではないかと思っています。また、鹿児島市内のさまざまな盛り上がりを発信していただいたことは大変ありがたいと思っています。中の作品は、西郷隆盛や明治維新150周年の関係、市民の方々や観光客の皆様が身近な目線で感じられたことをインスタグラムで発表していただいたということで、それぞれの作品、ほのぼのとした雰囲気のものや、新しい風景の見方があって大変新鮮な感じを受けました。今回、こういうコンテストをしました。次回は現時点では予定していませんが、引き続き写真等を募集して、本市の魅力を市民や行政で共有していければと考えています。
(記者)先日の市議会で議員定数が5減になる条例の改正案が可決されました。この件に関しての森市長のご意見をいただけますか。
(市長)議員定数につきましては、市民のコンセンサスを得なければならない大変重要で大きな案件であると考えています。今回の議員定数の条例の改正につきましては、昭和46年の条例制定以降、初めて議員定数を削減するものであり、議会において本市の将来を見据えたり、効率的な議会運営や、市民の意見の反映に関する十分な議論がなされて決定された結果であろうと受けとめています。
(記者)市長をはじめ鹿児島市の執行機関としても車の両輪という役割があるかと思います。鹿児島市政への影響はどのように考えていますか。
(市長)議会、行政は、今おっしゃったように車の両輪という形で、お互いに市民の負託を受け、それをいかに政策に転換するかということが我々の責務でありますので、お互いにしっかりとした責任を持って、公正・公平な市政運営をするために必要な役割を担っていかなければいけないと思います。今回、定数減になりましたが、議員の皆様がそれぞれの役割を十分に果たして、行政の監視機能も求められていますので、そういった面ではしっかりとした議会運営を期待したいと思います。
(記者)交通局のことで伺います。まずは土壌汚染の対策工事です。先日の経営審議会でもアナウンスがあり、一応30日で終了ということで、ほぼ予定どおりという見方もできるとは思いますが、発覚からこれまでいろいろありましたが、市長はこの4~5カ月をどのように見ていらっしゃるか伺います。
(市長)交通局跡地の土壌対策事業、この用地を活用していただく事業体には大変ご迷惑をかけましたし、また、周辺の住民の方々にも不安や騒音等で迷惑もかけたということで、心からお詫びを申し上げたいと思っています。また、この局跡地での土壌掘削とか搬出、良質な土壌による埋め戻し作業については、3月末までに全て完了して、土壌処理施設での処理業務も予定どおり4月末までに終了する見込みと報告を受けています。今後はそれに基づいてしっかりとした対応をして、開発事業者の方がより計画どおりの事業が進むような対応をしっかりと進めていくべきだと思います。
(記者)全体でいえば10億円余りになり、交通局にとってはかなり大きな打撃になると思います。例えば、市の繰り出しという考えは今のところは全くないということでしょうか。
(市長)交通事業は企業会計ですし、独立採算でやっています。やはりこれは交通局の経営の中でしっかりとした対応をすべきだと思いますので、今のところ一般会計から土壌汚染対策に対する補助は考えていません。
(記者)もう1つ、今度は市営バスの見直しについてですが、間もなく、年度内に、審議会から縮小の方向ということで答申案が出ると思います。今後、市営バスが民間事業者への移譲も含めた検討に入っていくと思いますが、縮小ということですから、あくまでも市営バスは残るという方向になります。具体的ではないかもしれませんが、市長はどのような形で残すことが一番いいのではないかという考えでいますか。
(市長)経営審議会からの答申については、今後その答申案が出てくると思いますが、その内容等をしっかりと見据えながら、今後、交通事業のあり方について検討していかなければいけないと思います。交通事業そのもの、市営バスそのものを廃止することは私自身考えていませんので、今後、縮小をする際にどういった形で交通事業が市民の皆様に果たす役割をなしていけるか検討していかなければいけないですが、具体的にどうするということは今の段階では考えていません。
(記者)社会福祉法人の陽光会の問題ですが、昨年12月28日付で勧告を出された以降の市の対応がありましたらお聞かせください。
(市長)昨年12月28日に法人運営について再勧告を行いまして、1月31日及び2月13日に勧告事項の改善報告が提出されたところであり、現在、その内容等について精査中です。
(記者)まだ終わっていないということですか。
(市長)そうです。
(記者会見終了)
(市長)平成29年度の最後になりますが、今回でこの記者会見の場を離れて新しい赴任地につかれる方もいると思います。これまでの皆様のご協力、また、情報発信に心から感謝申し上げたいと思います。新天地でも皆様方が活躍されることを心からご期待を申し上げたいと思います。これからもまたどうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
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