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更新日:2015年3月20日
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皆様、おはようございます。
それでは、本日は5項目を発表いたします。
まず初めに、パース市との姉妹都市盟約締結35周年記念式典等の開催について、ご説明いたします。
来月の4月5日から10日まで、姉妹都市であるパース市から、リサ・スカフィディー パース市長を団長とする親善訪問団が来鹿されます。
今回の訪問は、姉妹都市盟約締結35周年に当たりまして、本市で記念式典を開催し、併せて経済関係者、また教育関係者との交流や視察等を行いまして、相互の交流を深めようというものでございます。
親善訪問団は、先ほど申し上げましたリサ・スカフィディー パース市長をはじめ、11名の方々でございます。
4月7日には、記念式典や記念植樹式を予定しております。
また、期間中は、経済界とか、パース市と交流のある学校などを訪問し、友好を深めていただくこととしております。
次に、自転車を生かしたまちづくりについて、ご説明いたします。
自転車は、ご案内のとおり、温室効果ガスを排出しない、環境に優しく、快適・手軽な乗り物として、また健康増進を図ることなどを目的として、利用される方々が今増えてきております。
こうしたことから、本市におきましても自転車を生かしたまちづくりを積極的に進めております。
ハード面では、自転車の通行に考慮した道路として整備を進めてきた鹿児島中央署付近のパース通線の一部がこのほど完成し、残りの区間につきましても、引き続き整備を進めてまいります。
また、ソフト面では、自転車で走りやすいまちを整備するに当たっての課題等を整理し、将来の自転車走行空間のネットワーク化について検討してまいります。
さらに、来月からは坂道でもスムーズに登ることができる電動アシスト自転車の購入に対しまして助成を開始し、自動車から自転車への乗り換えを促進してまいりたいと考えております。
補助上限は1台当たり3万円で、21年度は200台を予定しております。
次に、定額給付金及び子育て応援特別手当について、ご説明いたします。
現在、申請書の発送及び給付開始に向けまして、電算システムの開発や申請書の印刷、そして受付会場の設営準備等を行っているところでありますが、4月10日に申請書類を対象となる世帯に郵送することといたしております。
申請受付は、郵送での申請については随時受け付けます。窓口での受付につきましては4月20日から開始いたします。受付から口座振込までには、概ね3週間を要しますことから、最初の振込は5月8日を予定しておるところでございます。
なお、口座振込による給付が困難な場合は、窓口での現金給付となりますが、こちらのほうは受付は6月8日からといたしております。
また、申請等の詳しい内容等につきましては、市民のひろば特集号を4月初旬に配布し、市民の皆様にご案内することといたしておりますので、ぜひご覧いただきたいと思います。
定額給付金及び子育て応援特別手当の対象者をはじめ、申請・受給者などにつきましては、お手元の資料のとおりでございます。
市民の皆様方には、窓口での混乱や周辺道路の混雑を避けるためにも、できる限り郵送による申請をお願いいたします。また、定額給付金につきましては、その目的であります市民の皆様の生活支援と地域経済対策として使用していただきますとともに、子育て応援特別手当につきましては、多子世帯の幼児教育期の負担軽減として利用していただきたいと考えております。
次に、歴史ロード“維新ふるさとの道”の完成と維新ふるさと館での篤姫館の展示物の活用について、ご説明いたします。
明治維新で活躍した多くの偉人を輩出した加治屋町の甲突川左岸緑地及びその周辺を、市民や観光客の方々が歴史を感じながら気軽に散策などを楽しめるよう、これまで整備を進めてまいりました歴史ロード“維新ふるさとの道”の南洲橋から高麗橋にかけての区間が本日オープンいたします。
今回完成いたしました区間は幕末期をイメージしており、武家門風の維新歴史ゲート、島津日新公いろは歌47首を紹介する広場などを整備するとともに、江戸時代後期の加治屋町で暮らした下級武士の武家屋敷も再現しております。
来年度は、引き続き高見橋から南洲橋間の整備を進め、より多くの市民の方々や観光客の方々に歴史探訪の散策などを楽しんでいただけるように取り組んでまいりたいと考えております。
次に、明日をもちまして閉館いたします「篤姫館」の展示物のうち、篤姫の居室セットや御鈴廊下の一部、ハイビジョンシアターの映像、衣装、パネルなどにつきましては、維新ふるさと館に移設することとし、4月18日(土曜日)から展示いたします。
このことによりまして、先月リニューアルいたしました維新ふるさと館の体感ホールや歴史ロード“維新ふるさとの道”などと併せて、本市の重要な歴史観光の拠点でありますこの地区一帯のさらなる魅力アップが図られるものと考えております。
最後に、台湾におけるトップセールスについて、ご説明いたします。
距離的に近く、経済的にもつながりの深い台湾におきまして、地元金融機関が来月、4月3日から12日まで開催いたします「鹿児島物産展IN台湾JASONS」に合わせて、私も台北市を訪問し、トップセールスを行います。
物産展におきましては、本市からも、お茶や醤油などの企業9社が出品していることから、この機会に本市の観光や特産物のPRをトップセールスによって行ってまいりたいと考えております。
また、台湾におきましては、本年3月16日からNHK大河ドラマ「篤姫」が放映されているとお聞きしておりまして、今後、鹿児島に注目が集まってくることが予想されますことから、現地の旅行エージェント等も訪問いたしまして、本市への観光客誘致を図ってまいりたいと考えております。
今後とも、関係機関等と連携し、東アジアをターゲットとした観光施策の推進、効果的な誘致活動を行ってまいりたいと考えております。
私からの発表は以上でございます。よろしくお願いします。
記者 一部の自治体ではプレミアム商品券とか、そういうのも販売が検討されているわけですが、今、鹿児島市はどういうことを考えていますか。
市長 定額給付金については、生活支援もさることながら、経済浮揚対策として位置づけもしておりますので、今、商工会議所をはじめ商工会、また経済団体の方々と協議をして、ぜひ市内でお使いいただけるように、プレミアムをつけた商品券を発行できるように、今協議を進めているところであります。ぜひ、そういった形で発行できればと思っています。
記者 ホームレス状態の方とか、それからネットカフェ難民など、そういったいわゆる住所のない方などの把握というのも今後やっぱり進めなきゃいけないと思うんですが、対策としてはどういう状態なんでしょうか。
市長 今、住民登録がない方々については、私どもの職員が出向いていって、とにかく周知広報に今努めております。できるだけ住民登録をしていただくように、今お願いをしているところでございます。
そのほか、住民登録と住所が異なっている方とか、今お話がありましたように路上生活者の方々、そういった方々には個別に訪問をして、対応していきたいと思っております。また、DV被害者など定額給付金等を受け取ることができない方々というのも多分出てくると思いますので、そういう方々にも別途給付する方法を現在検討しています。
記者 定額給付金についてなんですけれども、市長はどういうふうにお使いになるんでしょうか。
市長 そうですね、まだ考えていないけど、やはり、何か生活にかかわるものに使いたいなと思います。
記者 自転車を生かしたまちづくりなんですけれども、パース通のところが非常にきれいになったなと思っているんですけれども、ただ、ここをですね、別に天文館に行けるわけでもなく、JR中央駅に行けるわけでもなく、どこに行けるわけでもない。きれいで大きな通りですけれども、ここを整備して、果たして自転車を生かしたまちづくりにどうつながるのかがよくわからないんですけれども。
市長 中心市街地で、自転車で通行できる道路を一部整備しておりますので、それらを結ぶネットワーク、回遊性のあるまちづくりを進めております。その一環として、今パース通を整備しておりますけれども、中央駅とか鹿児島駅とか、それからいづろ・天文館、その周辺にも自転車で通行できる道路というものは整備しております。
それをどういうふうに一連の回遊ができるようにするかということを21年度にネットワークを図るための調査をしていきたいと、予算を計上しているところですが、今、点でずっと整備をしていますけれども、それを線で結べるような形で、今おっしゃったようなそういうネットワーク化をすることが一番の目的であります。そして、そうすることによって、自転車を生かしたまちづくりができていくというふうに考えています。
記者 改めて給付金の件なんですけれども、県内でも最も大きい人口を抱えている鹿児島市で、事務作業も多いと思うんですね。その中で、今作業をしている段階で見えてきたもの、課題とか、問題点とか、それがもしあったらお願いします。
市長 今、順調に進んでいると思います。できるだけ早く全世帯に給付できることが一番の大きな目的ですので、5月8日に口座振込ができるように、一生懸命職員は頑張っていると思いますけれども、やはりさっき言いましたように、住所がわからない方々とか、そしてまた路上生活者の方々とか、DV被害者の方々とか、今後、口座振込の申請をする際に、そういった対象者が不明なものというものが出てくるんじゃないかなと思いますし、一番危惧しているのはそれによるいろんな悪質な事案が出てくる可能性もなきにしもあらずですので、そういったのもちょっと苦労の1つじゃないかなと思います。
記者 昨日、阿久根市で市民と議員と語る会というのがありまして、市長の不信任決議に対してどう思いますかというような討論会をされていたんですけれども、森市長は、阿久根市の市長と議会の対立とか、一連の問題をどのように見られているのかというのを教えていただけたらと思います。
市長 阿久根市長のスタイルというものは、やはり市政をいかに市民の目線でという形での、ご本人のいろいろなお考えのもとでされていると思いますし、一方では議会との対立、議員もやはり市民から選ばれた代表者でありますし、それの対立がなかなか溝が深まるばかりで、その辺は、新聞報道等で私は知るところだけのことですけれども、それがスムーズにうまくいっていないというようなニュアンスはありますけれども、一刻も早く、やっぱりお互い市政に携わる方々ですので、それらのコンセンサスを十分得て、市政の運営にまい進してもらいたいなと思います。阿久根市長さんともいろいろ話はしますけどね、一生懸命されているということは十分、情熱も伝わってきますね。やはり、ご本人のスタイルで、今ああいう形になっていると思いますけれども。
記者 話が戻るんですが、先ほど、定額給付金に絡んでプレミアム商品券の質問が出ていましたけれども、割増し率の件なんですが、使えるお金との絡みもあって調整が進むと思いますけれども、市長としては、ある程度の関心とか、消費を喚起するという意味で、使えるお金の範囲内でインパクトのあるものにというお考えであるか。それとも、買わない人ももちろんいるわけですから、発行するというところに意味を持たせて、無難な割増し率でいいというか、そのあたりについては市長としてはどうお考えでしょうか。
市長 私としては、できるだけ定額給付金そのものを使っていただきたい。そういう意味では、できる範囲では、やっぱりプレミアム商品券についても使える、いただいた方々が商品券を購入したいという、ある程度意欲、そういう関心が持てるようなシステムができればと思いますね。これは、商工会議所とか商工団体、経済団体と十分協議をしていかなきゃいけないし、あとは経費の負担とか、人的な負担とかいろいろクリアする課題等が出てくると思いますけれども。
(記者会見終了)
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