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更新日:2015年3月20日
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皆さん、おはようございます。
それでは、本日は5項目について発表させていただきます。
まず初めに、本市の秋の恒例のイベントであります「おはら祭」「福祉ふれあいフェスティバル」「農林水産秋まつり」の開催についてご説明いたします。
おはら祭は、鹿児島市制施行60周年を記念して昭和24年に始まり、今年で57回目を迎えます。
祭の概要ですが、11月2日(日曜日)の夜まつりは午後6時45分から午後9時まで、11月3日(文化の日・月曜日)の本まつりは午前10時20分から午後5時まで、天文館電車通り一帯で行います。
参加者数は245連、2万2,917人で、友好都市の長沙市や姉妹都市のマイアミ市など、今年も海外から参加をいただき、開催いたします。
祭当日は、鹿児島の伝統的な民謡である「おはら節」「鹿児島ハンヤ節」、そして「渋谷音頭」に合わせた総踊りを初め、かごしま親善大使の任命式やおはらおごじょ太鼓競演、アップテンポのダンス「オハラ21」、パレード&マーチング、伝統芸能の披露などを予定しております。
次に、福祉ふれあいフェスティバルについてご説明いたします。
平成4年に、「国連・障害者の10年」の最終年を記念して、市社会福祉協議会や福祉関係団体等との連携協力のもとに始まり、今年で17回目を迎える福祉ふれあいフェスティバルを、来月9日(日曜日)、鹿児島アリーナ・永吉中央公園で開催いたします。
当日は、メインアリーナにおいて、社会福祉の向上等に尽力され、功績のあった方々の表彰とか、大河ドラマ「篤姫」の音楽を担当している吉俣良さんを初め、地元で活躍の音楽家によるコンサート、ボランティアに対する理解と関心を深めていただくための福祉体験発表を行います。
また、屋外ステージでは、保育園児や福祉関係団体の方々によるダンスや踊りのほか、子どもたちに好評な「キャラクターショー」を行います。
このほか、サブアリーナにおいては、「ふうせんバレー」を通して、健常者と障害者のスポーツ交流を行うことといたしております。
次に、「農林水産秋まつり」についてご説明いたします。農林水産まつりは、昨年から「畜産フェスタ」と「農業まつり」の2つのイベントを統合して、春と秋に開催をしております。今年の秋まつりは、11月16日(日曜日)に開催をいたします。
当日は、市内産の農産物をたっぷりと煮込んだジャンボ鍋や市内農水産物が当たる抽選会、子どもたちを対象にしたサツマイモの収穫体験など、ご家族で楽しめる多彩な催しを予定しております。多くの市民の皆さん方にご来場いただき、市内産の安心・安全で新鮮な農林水産物について、理解を深めてほしいと思います。
さわやかな秋の一日を楽しんでいただくため、今年も子どもから大人まで楽しめるいろいろなイベントを計画しております。ぜひ、ご家族、お友達同士でお出かけいただきたいと思います。
次に、緑の都市賞受賞についてご説明いたします。
「鹿児島市電軌道敷緑化」につきましては、第28回緑の都市賞の緑の拠点づくり部門で、国土交通大臣賞を受賞することが決定しました。今月31日(金曜日)に開催されます「ひろげよう育てようみどりの都市」全国大会において表彰式が行われ、私が出席をいたします。
今回の受賞は、都市緑化基金によりますと、本市の市電軌道敷緑化の取組みが低炭素社会の実現と都市修景に大きな効果があることや、明治以来の「日本を変えよう」という鹿児島の意気込みが感じられることなどが評価されたことで、大変うれしく思っております。今回の受賞を励みに、私は市政の重点項目として掲げている「環境リーディングシティ鹿児島の創造」に向けて、一層邁進してまいりたいと考えております。
市電軌道敷緑化につきましては、お手元の資料のとおり、関係機関において、政策の好事例として県外でも紹介されております。
次に、城山展望台視点場標識デザインの決定についてご説明いたします。
城山展望台からの錦江湾に浮かぶ桜島への眺望は、自然と市街地が一体となった、雄大で、また歴史的・文化的価値を持った景観であり、鹿児島らしい景観を代表するものであります。
本市は景観計画を策定し、その中で、この城山からの素晴らしい眺望等を確保する取組みを進めております。
このたび、このことを広く市民に啓発するために、城山展望台の「視点場標識デザイン」を募集いたしましたところ、38作品の応募がありました。それらの作品の中から、特に優れた作品として選定された最優秀作品に荻野進さんの「鹿児島の風景」、優秀作品に今吉益美さんの「雄大な桜島をイメージ」と、上野祐司さんと中原大輔さんのお二人の「桜島」が決定いたしました。
最優秀作品の「鹿児島の風景」は、視点場標識として城山展望台に設置いたします。
なお、これらの方々の表彰式を11月4日に行う予定でございます。
次に、携帯電話・IP電話等からの位置情報通知システム運用開始についてご説明をいたします。
消防局においては、現在運用している消防緊急通信指令システムに、携帯電話及びIP電話等による119番通報の発信位置情報を表示するシステムを、12月1日から運用を開始いたします。
火災や救急など消防局に寄せられる119番通報のうち、約4割は携帯電話とIP電話等からの通報であります。このシステムの運用が始まりますと、IP電話等からの通報の場合は、現在運用している固定電話の発信地表示システムと同様に、通報者の氏名、住所、電話番号が指令台に直接通知されることとなります。また、携帯電話からの通報の場合、通報を受信した基地局の所在地等から算出された位置情報が通知され、さらにGPS機能付き携帯電話からはGPS測位情報が通知されることとなります。
このシステムの導入によりまして、例えば自分の居場所がよくわからない旅行者の方々や通報時に動揺している方など、これまでの場所の特定に時間を要していたケースにおいては、画面上に通報者の位置情報が表示されることで、その通報内容の把握がスムーズとなりまして、消防車・救急車をより迅速に現場に出動させることが可能となります。
最後に、吉田地域への通水開始についてご説明いたします。
平成19年度から工事を進めてまいりました吉田地域への水道の連絡管が、このたび完成をいたしました。
この水道連絡管は、合併後、水道施設の水準格差解消のために策定した「旧5町水道施設整備計画」に基づき整備した施設の一つでありまして、吉野地域に位置する乙女塚配水池から、吉田支所前を経由し、西佐多町に位置する婦ノ木ポンプ所までの、約10.4キロメートルの区間に布設したものであります。これによりまして、吉田地域の西佐多町、東佐多町の約900世帯の水量不足が解消されることとなりまして、今後、吉田地域への安定した水の供給が一層強化されます。また、これは本市の一体化と均衡ある発展に資する取組みであると考えております。
なお、11月21日(金曜日)、午前10時から吉田支所前におきまして、通水式典を開催します。
私からの発表は以上でございます。
記者おはら祭の件ですが、去年、水森かおりさんなどを呼ばれていましたけれども、今年の目玉は。
市長 そうですね、今年は篤姫に関した催し、企画を立てたいと思っております。11月3日の本まつりの中のパレードのマーチングにおいて、かごしま親善大使の3名に着物とかつらを身につけさせて、篤姫に扮してパレードに参加してもらいたいと思います。
そしてまた、今回はNHKさんの「おーい、ニッポン」で、11月2日の夜まつりの準備の様子、それから11月3日の本まつりでは、これはMBCさんですね、「ズバッと!鹿児島」の特番で総踊りの様子が生中継されますので、これまで以上に南九州最大のおはら祭を全国に発信できるものと思っております。
また、今年は、かごしま親善大使をより多くの方に紹介し、親しんでいただけるように、夜まつりの中で任命式を行うことといたしております。
記者 最優秀作品は城山のデザインに決定された訳ですが、この受賞者の住所と年齢、職業をわかれば、教えてもらえませんか。
市長 手元に資料がございませんので、担当課の方に確認をお願いします。
記者 今年のおはら祭ですが、踊り連は245連、2万2,917人ということですけれども、これは昨年に比べて大体どれぐらい増えているのか、減っているのか。また、今年「篤姫」ということで、観光客の方も増えているかと思うんですけれども、その辺の効果もあわせて教えてください。
市長 まず参加者数、2日間で延べ245連の2万2,917人ということで、昨年が242連の2万2,788人でしたので、踊り連は若干多くなっていると思います。また、観光客の方々については、やはり「篤姫」ブーム、そして「ねんりんピック」もありまして、鹿児島が多くの皆様方に関心を持たれていると思っていますし、このおはら祭についても、今、全国にPRしておりますので、多くの方々が鹿児島にお越しになっていただけると思っておりますし、また期待もしております。
記者 昨年度の参加者全体では、大体何万人ほどになりましたか。
市長 手元に資料がございませんので、担当課の方に確認をお願いします。
記者 携帯電話・IP電話の運用開始ということですけれども、これは例えば県内あるいは全国で、他の市町村に先駆けてということになるんでしょうか。
市長 ほかのところでも、もう始まっております。本市では、今までは直通電話については行っておりましたが、IP電話・携帯電話からというのは、おそらく県内では初めてではないかなと思います。
記者 吉田地域への通水開始で、これは今、現状、この通水が開始される前の状況として、何か安定的に供給されていないとか、そういう事情があったんでしょうか。
市長 大雨が降ったときに濁ったり、渇水時期になかなか通水ができないと、これまで吉田地域においていろいろと意見がありました。今回の通水は、それを解消するために、できるだけ今までの給水管を使いながら、また吉野地域からも通水することで安定的に水量を確保しようとするものであります。今までの給水の地域で通常は賄えている状況だったんですけれども、先ほど言いましたように、大雨が降ったときとか渇水のときに、安定的な水量や水道水としての質を確保できる水を供給できなかったということで、今回、吉野地域から通水したということです。
記者 市立病院の整備について、近くPFI導入の関与について最終判断されると聞いているんですけれども、まだなんでしょうか。
市長 そうですね、まだ決まっておりません。これはPFI検討委員会というものを市立病院で立ち上げていますので、その中で決定していくと思います。
記者 交通局関係で2点ほどちょっとお伺いしたいんですが、来月1日から、鹿児島交通さんのほうが紫原に参入して市営バスと競合するということで、これをどのようにとらえているのか。市として何か運賃とか、あるいはサービスであるとか、対抗ではないですけれども、何か考えていらっしゃるのかということをお聞きしたいんですが。もう1点、原油高騰がございまして、ほかの民間のタクシー、バス、フェリーは、結構値上げしていますけれども、その辺については、桜島フェリーと、あとバスとあるかと思いますが、運賃の変更についてはどのように考えているのか、お伺いします。
市長 まず、1点目の鹿児島交通の紫原団地のバスの交通についてですが、バス業界は規制緩和等によりまして、それぞれの会社の方針に基づいてバスの路線等も決定されると思っています。それに対して何か対抗とか、そういうことは考えていません。しかし、私どもも公共交通機関ですので、できるだけ多くの方々にご利用いただきたい。そうするためにサービス面とか設備面とか、そういったことをよりよくしていきたいと思っております。そして、お互いに競合するわけですけれども、目的は市民の方々の利便性ですので、そこを十分に踏まえながら、お互いに連携できればしていきたい。会社同士ですから競合するということで大変厳しい面もありますけれども、市民から考えた場合は利便性というものが一番大事ですから、お互いに協力できるものは協力していきたいと思います。もう1つの料金の運賃ですけれども、バスと電車にはありませんが、フェリーにはバンカーサーチャージというのがあります。今、原油等の関係の高騰によって、フェリーの運賃を決定したときからすると、相当原油価格が上がっていますので、それを勘案して、フェリーについてはバンカーサーチャージを含めた検討を行っており、また運輸支局とも協議して、どういう形でその分を料金に加算するかということも検討中でございます。バスと電車については、現在のところ、そういう経営面で運賃を上げるということは、まだ考えていません。できるだけ内部努力していきたいと思います。
記者 空洞化が懸念される天文館地区ですが、半年後には三越の閉店もあるわけですが、空洞化する天文館地区への主としたバックアップ策と、三越後の誘致に関する市の取り組みについてのお考えをお聞かせください。
市長 今、天文館は大きな商業店舗が撤退するとか、更地になっているところが多い状況であります。私どもは中心市街地活性化基本計画の中で、中央駅から天文館、そしてまた上町方面一帯を活性化する計画を立てておりますので、できるだけ空洞化がないような施策をしていきたいと思います。そのためには、商店街の連盟の方々とか、「We Love 天文館」とか、そういう地域の方々と十分に協議して、市としてどういう対応ができるか、対策ができるかということを早急に協議して、支援策を考えていかなければならないと思います。特に三越跡については、先日、三越の社長が来られたときにも、できるだけ鹿児島の経済には悪影響がないように頑張りたいということをお話していただきました。まだ具体的なものとして私どもに示されていませんけれども、今後、三越や所有者の丸屋さんを含め、我々と協議していただけると思っております。どういった支援策ができるかということは、それらを踏まえて、お互いに十分に検討して、対応策を立てていきたいと思います。
記者 先ほどの紫原の進出の件ですが、ほかの地域にも、ひょっとすると、いわさきがまた参入してくるという可能性も十分あると思うんですよね、市バスの競合路線で。例えば南国さんもJRさんも含めてですけれども、鹿児島都市圏の公共交通機関同士で話し合いの場を設けたりということはお考えじゃないですか。
市長 そうですね、先ほど言いましたように、最終目的は市民の利便性です。競合路線等についてはバス協会という1つの組織がありますし、公共交通機関に関する協議会等もありますので、その中でいろいろ協議もしていただきたいと思います。しかしながら、規制緩和がなされた以上、それぞれの企業体がそれぞれの経営目的を持って実施されるものでありますから、できれば、私もそういうバス協会の中で調整とかできれば、各企業体の運営・経営にも余り影響はないと思いますが、やはり私企業としてそれぞれの経営方針があり、その中で話し合いがうまくいくかどうかというのは、ちょっと不明瞭ですね。それぞれの企業体が経営を勘案し、戦略を立てていく中にあって、共通課題として何かをしようということであれば、バス協会とか、そういう協議会の中で話し合いがなされるものではないのかなと思いますけれども。
記者 議員定数の問題ですが、問題というか、まだ問題じゃないと思うんですが、現在の定数ですね、鹿児島市議会の定数が多いと感じているのか、それとも妥当と感じているのか、少ないと思っているのか、どのように考えていますか。
市長 議員定数については、多い少ない、そしてまたそれが適当かということは、私の口からはなかなかコメントできないことでありますが、全国的に議員定数については論議をなされておりますので、まず地域を代表する方々として、市民を代表する職責を担った議員さん方が、議会の中で、どれくらいの定数がいいかどうかということを十分に論議していただきたいと思います。法的には、人口何人で何人ぐらいということは決まっており、それは十分に満たしていると思いますので、逆に多い、少ないというのは、議会の中で十分論議していただきたいと思います。
(記者会見終了)
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