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更新日:2023年1月30日
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記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:令和5年1月25日(水曜日)10時00分~10時24分
場所:鹿児島市役所東別館3階災害対策室
報道提供資料はこちらをご覧ください。
皆さん、おはようございます。
本日が、令和5年最初の定例記者会見となります。
引き続き、皆さま方の報道のご協力をよろしくお願い申し上げます。
県内においては、1月に入って以降も、新型コロナの感染拡大が続いております。
特に、高齢者の感染が増えており、病床使用率も高い水準で推移しています。
また、インフルエンザの流行注意報も発令されていますので、市民の皆さまにおかれましては、引き続き、基本的な感染対策の徹底をお願いします。
新型コロナやインフルエンザのワクチン接種がお済みでない方は、接種の検討をお願いします。
それでは、本日は7項目について発表します。
はじめに、「出産・子育て世帯への支援」について、ご説明いたします。
まず、伴走型相談支援の充実についてです。
各保健センターで現在実施している「妊娠届出時」、「出生届出以降」の面談に加え、2月から新たに「妊娠8か月前後」の面談を実施します。
妊娠期から子育て期まで、身近に相談に応じ、必要な支援につなげてまいります。
また、経済的支援として、「出産応援金」では、妊婦1人当たり5万円を、「子育て応援金」では、新生児1人あたり5万円を子どもの養育者に支給します。
2月以降に面談の中で各応援金の手続きを案内し、申請を受け付けた後に、随時支給してまいります。
なお、1月31日までに各面談を受けた方には、申請書を郵送し、支給手続きを進めてまいります。
同封するアンケートにもぜひご協力をお願いします。
全ての出産・子育て世帯の皆さんが、安心して子どもを産み育てることができるよう、切れ目のない支援の充実に努めてまいります。
次に、「マイナンバーカードを活用した行政手続きの利便性向上と混雑緩和の取り組み」について、ご説明いたします。
まず、本庁及び谷山支所内に「コンビニ交付機」を設置し、2月1日から、窓口を介さずに住民票などの各種証明書の取得が可能となります。
各端末付近の操作支援員がサポートしますので、安心してご利用いただきたいと思います。
また、マイナポータルを通じたオンラインによる「転出届の提出」と「転入・転居届の来庁予定連絡」のサービスが、2月6日から、全国一斉にスタートします。
これから窓口の繁忙期を迎える中、転出のための来庁が不要となるほか、転入・転居手続きにおける待ち時間の短縮や申請書記入の負担軽減にもつながります。
このサービスを利用するには、マイナンバーカードが必要となりますので、まだお持ちでない方は、ぜひお早めに申請をお願いします。
次に、「稼げる農業の実現に向けた取り組み」について、ご説明いたします。
昨年10月から都市農業センター内に整備を行ってきた「6次産業化商品開発施設」が、先月完成しました。
スチームコンベクションオーブンや、小型高温高圧調理器など最新の加工機器の導入により、様々な商品開発が可能となります。
4月からの運用開始に先立ち、3月までは研修会の会場として利用し、2月4日と5日には、施設紹介と商品開発に関するセミナーを開催します。
施設を有効にご活用いただき、本市農林水産物を生かした付加価値の高い商品開発につながることを期待しています。
次に、「原子力防災訓練」について、ご説明いたします。
県が行う訓練に参加するとともに、これに合わせて、本市独自の訓練を実施し、関係機関との連携強化や地域住民の防災意識の向上を図ります。
8回目となる今回は、2月11日に実施します。
本市としては、UPZ内の住民避難訓練のほか、新たに、発熱者や聴覚障害者等の受け入れ対応や、原子力防災アプリを活用した受け付けに関する訓練などを実施します。
地域住民や関係機関の皆さんとともに、避難計画などの実効性を高め、原子力防災体制の強化に取り組んでまいります。
次に、「マグマやきいも電車」に合わせた、さらなる「冬のマグマシティプロモーション」について、ご説明いたします。
まず、「マグマ飯(めし)」です。飲食店とのコラボレーション企画として、「マグマやきいも電車」の運行エリア周辺の店舗で、イベントのオリジナルメニューを提供します。
2月9日から15日間、地元の食材を使用した、マグマオムライスなど、13種類の「マグマ飯」が、ご覧の14店舗でお楽しみいただけます。
「マグマスイーツ電車・しょうちゅう電車」も参加者募集中です。
別添のチラシにありますように、地元素材を用いたイベント限定スイーツや、市内5つの蔵元から提供された焼酎の飲み比べなど、こちらも多くの事業者のご協力で実現した、わくわくする電車です。
また、電車の運行期間中には、アミュランとのコラボによるマグマシティカラーの「マグマシティ観覧車」も一緒に盛り上げます。
ぜひ、多くの市民や観光客の皆さんに電車に乗って、食べて、見て、楽しんでいただき、SNSのキャンペーンもありますので、わくわくする冬の鹿児島市を、市内外に拡散していただきたいと思います。
次に、「早春のスポーツイベント」について、ご説明いたします。
まず、3月5日開催の「鹿児島マラソン」についてです。
招待選手として、鹿児島マラソン3連覇中の飛松 佑輔(とびまつ ゆうすけ)さんをはじめ4名に、要請選手として、福井 祐子(ふくい ゆうこ)さんに、力強い走りで大会を盛り上げていただきます。
このほか、大会初となる「PRランナー」に、ランニング系インフルエンサーとして活躍中の志村 美希(しむらみき)さんをお招きし、ファンランに出走いただくほか、大会の魅力をはじめ、鹿児島の食や観光地などを、SNSで広く発信していただきます。
また、桜島フェリーを貸し切り、国道10号を走るランナーを船上から応援する「応援フェリー」を運航します。
本日から募集を開始しますので、たくさんのご応募をお待ちしています。
次のページをご覧ください。
「春季キャンプ」についてです。
今年は、ご覧のとおり、初参加となる「いわきFC」をはじめとするJリーグやソフトボールチームなどが、本市の運動施設でキャンプを行います。
各チームに大きな成果をあげていただけるよう、全面的にサポートしてまいりますので、ぜひ、多くの市民や、県内外のファンの皆さまに、応援していただきたいと思います。
最後に、平川動物公園に3月にやって来る「ホッキョクグマ」について、ご説明いたします。
日本動物園水族館協会のホッキョクグマ管理計画に基づき、和歌山県のアドベンチャーワールドで飼育しているオスのホッキョクグマの「ライト」を、ブリーディングローンにより、平川動物公園で受け入れます。
3月9日に来園し、健康観察を行った上で、展示開始日をお知らせしますので、楽しみにしていただきたいと思います。
「ライト」が、ここ鹿児島の地で、多くの皆さまから愛される人気者になることを期待しています。
本日は以上でございます。
報道のご協力をよろしくお願いします。
(記者)1つ目の出産・子育て世帯の支援ですが、これは異次元の支援になるのでしょうか。
(市長)こちらは全ての子育て、妊婦の方々が安心して出産・子育てができる環境を整備する上で必要性が高いと考えております。国の施策にも沿って伴走型の相談支援、そして経済支援をセットでお届けをしてまいりたいと考えております。
(記者)予算の裏づけは国からあるのでしょうか。
(市長)はい、そのとおりです。
(記者)市独自の支援ではないということですね。
(市長)市で実施するのは相談対応でありますので、こちらは市として実施をしてまいります。
(記者)ではもう1つ、原子力防災訓練ですが、まず事故がないことが大切ではないかと思うのですが、そのあたり鹿児島市には立地されていないわけですが、避難対象の区域に鹿児島市のエリアは入っているかと思います。事故がない原発を造るにはどうすればいいでしょうか。
(市長)ご指摘のとおり、安全に運転を継続することが大前提でありますので、こちらはぜひとも電力事業者においてもしっかりと取り組んでいただきたいと考えておりますし、また、国の規制庁、規制委員会においても必要な対応をしていただきたいと考えております。
(記者)市民にそういう情報を伝えるために市として何かされていますか。
(市長)そのような情報というのはどういう情報のことでしょうか。
(記者)規制ですとか、今、原発の運転を延長するとかそういう流れがございます。当の九州電力も延長を申請しておりまして、市民の方々は心配されている、もしくは気になっていると思うんですね。そういった情報については市として収集され、そして、どのように市民に伝えていらっしゃるのでしょうか。
(市長)今、九電さんが出している延長運転に関する申請については報道等でも明らかになっておりますが、それに対する対応としましては、まさにこのような会見の場などを通じて私の考え、市の考え、また市議会での様々なご議論もありますので、そういった場を捉えて市民の皆様に市としての考え、そして、私の考えをしっかりと伝えていきたいと考えておりますし、これまでもそのように取り組んできているところでございます。
(記者)出産・子育て世帯の応援の関係でお伺いなのですが、出産・子育て応援金については、先般、政府が発表した交付金を活用した事業だという理解で良いでしょうか。
(市長)はい、そうです。
(記者)この5万円の支給の仕方なのですが、自治体によってクーポンや現金など分かれているようですが、鹿児島市の場合はどういった方法でこの5万円を支給されるのでしょうか。
(市長)基本的に現金で考えています。
(記者)先ほど伴走型相談支援が市の独自の事業だとお伺いしたのですが、こちらは…
(市長)これは独自というよりも、実施主体が市であるということですね。今回のプログラムについては、もちろん経済的支援も非常に重要であるわけですが、同じようにやはり伴走型の相談支援の実施というのが非常に重要であると考えておりまして、これはもちろんお困り事をお持ちの妊婦の方、そして、出産後の方に寄り添うということも重要なのですが、やはり一番重要なのは本当に支援を必要とされている方とのつながりをつくっていく、こういった面でも非常に重要でありまして、そこの点につきましては、やはり基礎自治体である市としての重要な役目であろうと考えているところです。
(記者)この伴走型の相談支援は予算も国庫の事業になるということになるのでしょうか。
(市長)こちらは担当課から答えていただきたいと思います。
(補助職員)担当課の母子保健課でございます。伴走型相談支援は、資料に記載してございますとおり、母子健康手帳交付時の面談と出生後の面談、これは既に実施している事業になりますので、これまで通りの事業として実施してまいりますが、妊娠8か月ごろの妊婦さんへの面談を新たに実施してまいりたいと考えているものでございます。
(記者)分かりました。この関連で最後なのですが、この面談を実施されるのは助産師さんなど、どういった方が相談、対応されるのでしょうか。
(市長)それも担当課から。
(補助職員)こちらの面談は保健師、助産師等の専門職で対応していく予定でございます。
(記者)ありがとうございます。
(記者)今日の気象状況ですが、こういう状況になっておりますので、雪などの被害、それから影響について教えてください。
(市長)現在、各交通機関は通常どおり運行しているところもあれば、市電は始発から運行を見合わせている状況にございます。また、朝方の時点で12件ほど救急搬送が入っているとの報告を受けております。
(記者)ちょうど市役所に来るときに、試運転をする市電に出会いまして、そろそろ再開するのかなと思っていたのですが、なかなか寒波は厳しかったですね。
(市長)そうですね。やはり安全の確保が第一でありますので、そこを第一にいろいろな判断をしてまいりたいと考えております。
(記者)夕刻でも結構ですので、被害状況をまとめて発表していただくようにご協力をお願いいたします。
(市長)後ほどそれは担当課で、アップデートした情報を提供するようにしてください。
(記者)先ほどおっしゃっていただきました朝からの12件の救急搬送事案とはどういったものが主としてあるのかお聞かせいただければと思います。
(市長)主として転倒等に起因するものだと把握をしておりますが、詳しくは、担当課から答えてください。
(補助職員)ただいま市長が申し上げた12件は、朝5時現在の救急事案でございます。8時現在で救急事案23件ということで消防から報告を受けております。こちらにつきましては、今、市長が申し上げましたように、路面凍結等による転倒等がございますが、詳しくは出動した後にどういう状況かという報告がないと、人的被害は中身が分かりませんので、細かい中身というのは現在のところ私どもでは把握をしていないところでございます。以上でございます。
(記者)承知いたしました。できましたら、先ほど要望がありましたが、夕刻に出していただけるようでしたら、分かる範囲で、具体的なところも記載ないし問合せにお答えいただければと思います。以上です。
(記者)スタジアムの件で教えてください。商工会議所がホームページでも発表されていますが、まず、商工会議所が出された本港区のまちづくりに関する提言ですが、どのように評価されているかをまず教えてください。
(市長)まずは、この商工会議所の提言書については、今後、県の鹿児島港本港区エリアの利活用に係る検討委員会の中で詳しくご説明されることになるだろうと考えております。私も拝見をいたしましたが、やはり、商工会議所さん、経済団体ということで、中心市街地を含めたこの鹿児島市、鹿児島県にいかに人とお金を呼び込むか、こういったところが主眼になったものだろうと捉えております。これはまさに私どもが従前より、スタジアムを含めて本港区のまちづくりを通じて考えている方向性とおおむね一致するのかなと考えているところです。
ぜひとも今後とも、商工会議所さんも含めて、様々な民間の方々の声も聞きながら、やはりこれから鹿児島市も、県は既にですが、本格的な人口減少時代に突入いたします。そのような中で、経済を含めてまちの活力をどう維持していくか、ここはもう本当に喫緊の課題だと思っています。加えて申し上げれば、やはり今後必要になってくるのは、直行直帰型の施設ではなくて、やはりそこに来場した方がまちに繰り出して、そして具体的な消費行動に移っていく。こういった人の動線、そして消費行動までを見据えた施設なり、そしてまちづくりが必要になってこようかと思っています。
これは何を言っているかといいますと、新しい施設を造れば、それはジャンルが何にせよ、何を造ってもきっとその施設には一定の人が来るんですね。ただし、それが本当ににぎわいなのかどうか、ここは私は常々考えているところでありまして、例えば何か造ってその施設に人が来る。でもそこで目的を達したらそのまま帰るということでは、まちに対して、本当の意味のにぎわい、そして消費行動が起こらないのではないかと考えております。
私は常々、このスタジアムの規格、そして本港区のまちづくりに関しては、やはり、市民、県民、観光客の方がどういう動線を描くことを期待して、そして、どこでキャッシュポイント(収益を得る機会)をつくっていくのか、ここは非常に考えなければならないことだろうと思っています。
そういった中で、商工会議所さんから、経済面を主眼とした提言書が出されたのは非常に良いことだと思っておりますし、今後、県の鹿児島港本港区エリアの利活用に係る検討委員会、そして、鹿児島市のスタジアム構想の中においても、よりどのような市民、県民、観光客の方が動線を描き、そして具体的にどうまちに滞留して消費行動を起こしていくのか。こういったところをしっかりと念頭に置きながら、それぞれの議論を進めていきたいと考えております。
(記者)その中でスタジアムが商工会議所の中では描かれていないのですが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
(市長)これはまだスタジアムの立地が定まっていないということによるものだろうと捉えておりますし、またあわせて、これは商工会議所さんもそして民間の方々も含めて、先ほど申し上げました、なぜ鹿児島市が中心市街地でのスタジアム構想を持っているのか、こういったなぜやるのかという部分をしっかりとお伝えをしていきたいなと思っております。
付言すれば、単に、J1規格のスタジアムを造ればいいんだったら、場所はそんなに問わないはずなんですよね。しかし、鹿児島市がこのスタジアム構想を進めているのは、何といっても、この人口減少時代に生き残る、打ち勝つ、そのための中心市街地に人を呼び込むスタジアムでありますので、やはり単なるどこに造ってもいいサッカー場ということではなくて、鹿児島のまちを持続可能なものにする、活力を生み出す、そういったスタジアム構想であるということを丁寧にご説明してまいりたいと考えております。
(記者)最後ですが、市長は常々オール鹿児島をおっしゃっているのですが、商工会議所の提言の中では、県市の連携不足、官民の連携不足というものを指摘されておりますが、反省点も含めて、その見解を教えてもらってよろしいでしょうか。
(市長)これは従前より、県とも連携を取っておりますし、まさに今行われている鹿児島港本港区エリアの利活用に係る検討委員会、こちらは従前より我々がぜひとも設置していただきたいというお願いをしてきたものであって、その思いも届いて、各施設、体育館、スポーツ・コンベンションセンターやスタジアムの議論にとどまらず、本港区エリアのまちづくりが重要ですよねということで、今そこを思いを1つにしてやっているものだろうと捉えております。そしてまた、民間の方々に対しても、やはりこれはもっともっとこのスタジアムをなぜやるのか、何を目指すのか、その時代背景は何なのか、こういったところをより丁寧に今後ともご説明をしていきたいなと考えているところです。
(記者)分かりました。ありがとうございます。
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