ホーム > 市政情報 > こんにちは市長です > 市長定例記者会見 > 令和4年度市長定例記者会見 > 令和4年12月27日(火曜日)市長定例記者会見
更新日:2022年12月28日
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記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:令和4年12月27日(火曜日)9時57分~10時38分
場所:鹿児島市役所東別館3階災害対策室
報道提供資料はこちらをご覧ください。
皆さん、おはようございます。
本日が今年最後の定例記者会見となります。
今年は、長引く新型コロナの影響に加え、世界的な物価高騰の波も及ぶ中、「市民のいのち・くらし・しごとを守る。」ことを最優先かつ最重要の課題として、市民生活や事業活動への支援などに全力で取り組んでまいりました。
市民や事業者の皆さまには、ご家庭や職場、学校などでの感染対策をはじめ、医療提供体制の確保など、各面から多大なるご協力をいただきましたことに対して、心から感謝申し上げます。
また、今年は本市の第六次総合計画がスタートし、新たな時代に向けた第一歩を踏み出した一年でした。
人口減少や少子高齢化の進行など、直面するさまざまな課題を乗り越え、将来にわたり、持続可能なまちを築き上げていくため、今後も、市民や事業者の皆さまと一緒になって、各施策のさらなる推進を図ってまいります。
この一年、本市の取り組みを広く報道してくださった市政記者の皆さま方のお力添えに、深く感謝申し上げます。大変お世話になりました。
本日は、7項目について発表しますが、
はじめに、火山防災体制のさらなる強化に向けた取り組みについて、ご説明いたします。
まず、気象庁が、昨日14時をもって配信を終了した「噴火に関する特別警報の緊急速報メール」についてです。
気象庁が、桜島の噴火に関する特別警報を発表した場合には、今後は本市が、緊急速報メールで全市域の皆さんにお知らせします。
なお、本市が気象庁に要望してきた同メールへの「噴火の規模及び警戒範囲」などの記載については、気象庁からの元データの変更が必要となることから、今後も引き続き協議してまいります。
次に、第53回桜島火山爆発総合防災訓練についてです。
11月に実施した住民避難訓練に引き続き、避難所体験・展示訓練を、関係地区住民や防災関係機関の皆さんとともに、1月7日に甲東中学校で実施します。
訓練の詳細につきましては、本日午後に、担当課から説明を行います。
次に、「新型コロナ対策」について、ご説明いたします。県内においても新規感染者数が急激に増加している中、忘年会・新年会、帰省、同窓会など、人の移動や集まりが増える年末年始を迎えます。
例年、年末年始の後に感染者の増加がみられることから、市民の皆さまにおかれては、引き続き、家庭へのウイルスの持ち込みを防ぎ、自分と大切な家族、大切な人を守るためにも、感染対策の徹底をお願いします。
具体的には、年末年始に帰省する場合、帰省前及び帰省先から戻った際は無料PCR検査などを受けていただくこと、また、寒い冬でも定期的な換気を行うことをお願いいたします。特に高齢者と会う予定がある方は感染対策の徹底をお願いします。
飲食の場面では、第三者認証店の利用や、お店の感染対策に協力していただき、体調が悪い時は絶対に会食に参加しないようお願いします。
新型コロナと季節性インフルエンザが同時に流行すると、発熱外来がひっ迫する可能性があるため、
ご家庭においても事前の備えをお願いします。
まずは、発熱などの体調不良時に備えて、検査キットや解熱鎮痛剤、食料品等の購入・準備をお願いします。
検査キット等で陽性になった場合、要件に該当する方は「鹿児島県陽性判定サイト」で陽性を確定することができます。
対象者で希望する方は、新型コロナワクチンと合わせてインフルエンザワクチンの早期接種をお願いします。
次に、「新型コロナワクチン」についてです。
本市におけるオミクロン株対応ワクチン接種率は、32.9%で、全国とほぼ同じ水準で推移しています。
現時点では、国による特例臨時接種は、来年3月31日までとされており、本市では、希望するすべての対象者が接種できるよう、体制を整えています。
過去2年間、年末年始の後に感染が流行していることを踏まえ、早めの接種の検討をお願いします。
次に、「保育所等の利用待機児童の解消に向けた取り組み」について、ご説明いたします。
「利用定員拡大促進補助事業」では、保育の受け皿の不足が見込まれる11の区域にある認可保育所等の改修経費などに補助を行い、2号・3号定員の増員を促進します。
また、「保育士・保育所支援センター」において、コーディネータ-を増員し、潜在保育士の再就職支援を強化するほか、新たに臨床心理士等による相談体制を整備し、保育士等の悩み解消や職場定着など、より働きやすい環境づくりをサポートします。
今後も引き続き、保育所等の待機児童解消に向けて、保育の受け皿や保育人材の確保に取り組んでまいります。
次に、桜島地域の小・中学校を統合して新設する、本市初となる義務教育学校の「校名」を全国から広く募集します。
明日(12月28日)から、新しい学校の「校名」を、その理由と合わせて応募用紙やインターネットで受け付けます。
応募いただいた校名は、令和5年度末までに決定する予定としております。
どなたでもご応募いただけますので、多くの方から親しまれる校名をお待ちしています。
次に、鹿児島の冬を盛り上げる「マグマシティプロモーション」について、ご説明いたします。
まず、メイン企画として、2年ぶりに「マグマやきいも電車」を運行します。
来年2月9日から週末に計7日間、各日4便、ご覧のとおり運行することとしております。
現在、参加者を募集中です。
運行に先立ち、ツイッターを活用したキャンペーンを1月5日から実施します。
「マグマやきいも電車」への無料招待もありますので、ぜひ、多くの方にリツイートいただき、本市の魅力・わくわく感を市内外に拡散していただきたいと思います。
また、今回は、民間事業者とのコラボレーションにより、新たな魅力を創出する「マグマしょうちゅう電車」と「マグマスイーツ電車」を運行します。
詳細は、今後、段階的にリリースしていきますので、ご期待いただきたいと思います。
次に、「首都圏でのマグマシティプロモーション」について、ご説明いたします。
まず、鹿児島ファンの拡大・ネットワーク化を図るため、「かごしまラバーズ横丁」を来年2月5日に、渋谷区の東京カルチャーカルチャーで開催します。当日は、本市出身の経営者等をゲストにお招きし、私も登壇してトークセッションを行います。
このほか、ゲストと参加者が焼酎を片手に直接交流できる「横丁トーク」や、火山灰アートのライブパフォーマンスなどを実施します。
私も、専用ブースを設けて、鹿児島ならではの温もりあるひとときをお楽しみいただけるようおもてなしいたします。
鹿児島の食を味わう「マグマシティフェアin赤坂」についてです。
千代田区の赤坂エクセルホテル東急で開催されている「グルマンドブッフェ鹿児島」に合わせて、1月20日に、1日限定のフェアを開催します。
店内をマグマシティグッズ等で本市一色に装飾し、旬の桜島大根の展示や、特産品の販売・抽選会を行います。
当日は、私自身も直接、来場された方々に本市の魅力をお伝えしたいと考えております。
最後に、稼ぐ観光の実現に向け、新たに制作した「観光PR動画」について、ご説明いたします。
「まってるし鹿児島市」に続く2年ぶりの新作で、「維新ダンシン」シリーズとしては第3弾となります。
「鹿児島市のリアルの魅力を観光でリアルに満喫」をテーマに、鹿実男子新体操部の皆さんがキレのある演技やコミカルな演出で本市の多彩な魅力を、市民の皆さんと一緒にPRします。
それでは、ただいまから60秒バージョンの動画をご覧いただきます。
維新dancin'鹿児島市動画(全編)
このあと11時から、市ホームページやユーチューブなどで、フルバージョンも含めて公開します。
今後、SNS広告を中心に県内外へ積極的なプロモーションを行い、多くの誘客につなげてまいります。
本日は以上でございます。
報道のご協力をよろしくお願いします。
(記者)まず、冒頭にあった緊急速報メールについてなのですが、引き続き、最初の元データの変更について気象庁に協議を続けていくということなのですが、もともと最初の気象庁からの発表の中で噴火の規模など、そういったものの内容を盛り込むよう従来から要望していたと思うのですが、26日から運用が変わって、現状の市のやり方というのは暫定的なやり方という位置づけなのでしょうか。
(市長)今触れていただいたように噴火の規模、そして、警戒範囲についてメールの中で明記をしていただくよう、従来より気象庁にも要望を申し上げてきたところです。現在、空白期間をなくすための対応として気象庁から来たデータをそのまま自動転送するという速報性を重視するやり方で、市独自の取組として始めたところです。
今後、どういった形で警戒範囲の記載、そして規模の記載ができるかというのは、気象庁との協議も含めて今後検討を進めていきたいと思っています。
具体的には気象庁から来るデータに載ってくるのが一番理想的ではあるのですが、もう1つのやり方としては、今の元データに対して手動で加えて配信するという方法もあるのですが、こちらの場合、当然手動というワンクッション挟むのでどうしても一定の時間を要してしまう、こういった課題がありますので、どうすれば乗り越えられるのかといったところを含めて今後、検討を進めていきたいと考えております。
(記者)現状の気象庁としては、変更は技術的に可能であるとか、どういう感触というか、そういうことを市としては聞いているのでしょうか。
(市長)今のところ、防災関係機関に来る警報については付記がなされたところでありますが、メールデータへの付記については現在進捗はない状況でありますので引き続き協議を進めていきたいと考えております。
(記者)あと1点、待機児童解消に向けて新たな取組というものが示されたと思うのですが、来年には大幅に減少させて2年後にゼロにするという目標を明言されていましたが、現状としては減ってきているというか、どういった状況かという認識をお願いします。
(市長)年度途中の待機児童の状況については担当課から説明してください。
(補助職員)待機児童の公表につきましては、年度初めの4月1日という形で現在は、全国で統一されておりますので、その後の数字というものについては特に用意はしていないところでございます。
(市長)そういう意味で申し上げれば、毎年4月1日現在での待機児童が公表され、そして、全国の比較もなされるわけであります。毎年4月1日ということは、その前1年間の取組の結果といいますか、成果が現れるものでありまして、現在、本市としましては、本年度、令和4年度の当初予算、加えて9月補正、12月補正などの取組を進めているところでありまして、それらの結果が出るのが令和5年4月1日現在の数字として出てくるものだと考えています。
(記者)分かりました。ありがとうございます。
(記者)今回、公開になりました「維新dancin'」についてなのですが、今回も鹿実の新体操部が選ばれた理由、それから、この動画を通して改めましてどのようなPRをしていきたいかというのをお聞かせください。
(市長)鹿実の新体操部の方々に引き続きご出演いただいた理由としましては、これまでご出演いただいた動画が非常に好評であるということ、その続編として、さらに今までのプロモーションを進化させる形でやっていきたいということが1つ、そしてもう1つは、やはり全国大会でも好成績を収めていらっしゃいますので、そういった本格的、なおかつコミカルな演技を鹿児島市のPRに役立てていただきたいという思いからです。
そして、今回のPR動画に込めた思いとしましては、やはり鹿児島市のいろんな多彩な魅力をぜひ若い方々を中心に拡散していただくことでリアルに見に来てほしい、こういったところを躍動感とともに伝えたいと、そういった思いで今回の制作、起用につながったものです。
(記者)ありがとうございました。
(記者)私からも緊急速報メールに関して、先ほどと若干かぶるところがあるのですが、26日に間に合わせるためというか、空白期間をつくらないためにこういった今回の措置になったという部分があると思うのですが、今後の対応については何か具体的に検討のスケジュールとか考えているところはあるのでしょうか。
(市長)まずは今回の対応についてしっかりと運用していくことが大事だと思っています。あわせて、先ほど発表しました今度の訓練におきましても、レベル5に上がったことを想定した訓練を行いますので、その際のメールの発信までの手順の確認を行いたいと思っております。
いずれにしましても、しばらくの間は、本市独自で市民の方々にお届けする緊急速報メールの運用を安定的に行っていくことが最優先でありますので、まずはそこに注力をしたいと思っております。
その上で様々な改善につきましては、特に、国への要望につきましては、本市単独の要望に加えて、桜島火山周辺もですが、全国160以上の市町村で構成しております全国の市町村ネットワーク、こちらでの要望も重要でありますことから、このネットワークで要望するということは、このネットワークでの総意を取りまとめる必要がありますので、まずは実際に、このネットワークにも様々な市町村の規模もございますので、そこでの協議をまずは進めていきたいと考えております。
(記者)あともう1点だけ、ネットワークで最終的には協議されるということかもしれないのですが、先ほど気象庁との協議も含めて検討していきたいとおっしゃっていたのですが、多分、今、鹿児島地方気象台さんを通して基本的には情報のやり取りというのをされているかと思うのですが、これは気象庁の本庁との直接のやり取りというところも含めて検討するということでよろしかったでしょうか。
(市長)そうですね、当然、ネットワークが要望をする先は気象庁の本庁でありますので、本庁とのやり取りも含めて検討していくということです。
(記者)分かりました。ありがとうございます。
(記者)待機児童の解消に向けた対策の1つに、今回、保育士・保育所支援センターの拡充というところでコーディネーターの増員もありますが、先日、市長と保育士の皆さんとの意見交換会もありました。
その中でもやはり働きやすい環境づくりをするのが一番大切だと市長もおっしゃっていました。
まずは、この支援センターの拡充に対する思い、それから、現場の保育士の皆さんからも配置基準の問題だとか、そのあたりの意見もあったと思うのですが、どのように受け止められているかというのを改めて教えていただけますでしょうか。
(市長)先般、実際に現場で働いていらっしゃる保育士の方々との意見交換を行いました。
やはり意見交換を通じて改めて実感することが、保育士の方々が働きやすい環境づくり、裏を返せば、鹿児島市の保育所等を選んでもらうための環境づくりが非常に重要であると改めて実感したところです。
その中で保育士・保育所支援センターにおいてコーディネーター等を増員した狙いとしては、やはり意見交換の中でも出たのが、クレーム対応等で疲弊をしているという現実がございました。
そういったときに臨床心理士などを通じてカウンセリングを行ったり、そういったところも取り組んでいきたいなと考えているところでございます。その上で配置基準につきましては、他都市の状況も参考にしながら、どこに手を打てば大体どれぐらいかかるのか、そういったところの試算からかなと思っております。
いずれにしましても非常に財源を必要とする取組でありますので、まずは他都市の状況を研究してまいりたいと考えております。
(記者)ありがとうございました。
(記者)サッカーのスタジアム構想についてなのですが、先日23日に県の検討委員会が初めて開かれまして、市としても、改めて整備に意欲を示す説明をされたと思うのですが、その中で、委員長も最後に取材でおっしゃっていたのですが、県のグランドデザインとの整合性が弱いという意見が多く出たと、そういった感想もあったのですが、まず、この内容について、市長としてどのように受け止められていますでしょうか。
(市長)まず今回、本港区の利活用に係る検討委員会が立ち上がったということで歓迎をしたいと思っております。と申しますのが、我々としても従前より、スポーツ・コンベンションセンターがどう、そして、スタジアムがどう、ということを超えて、やはり本港区エリアのまちづくりというのをしっかりと考えていかなければならない。
さらに言えば、私としては、具体的にゾーニング、そして、そのゾーニングを満たす施設は何なのか。そしてもう1つ重要なことは、それを誰がやるのかということ。
ここが非常に重要だと考えているからです。といいますのが、今、ドルフィンポート跡地もゾーニングの1つの対象となるわけでありますが、なぜドルフィンポートができ、そしてなくなったのか。この教訓を捉える必要があるだろうと思っているからであります。
この本港区エリア全体については、たしか30年ほど前にも県、市、そして商工会議所さんなどが一体となって、どのエリアにどういう機能を導入したいといった絵を描いたことがあったように記憶をしております。
しかしながら、例えばドルフィンポート跡地については、それこそ、国際会議場、ホテルといった構想もあったように仄聞しておりますが、実現することなく、そして一定期間実現しないものだから、暫定活用としてドルフィンポートを2005年から2020年に15年の定期借地で行って、そして現在、更地となっているという現状があります。
この教訓を踏まえるならば、やはりこの本港区エリアのまちづくりを行う際には、ゾーニング、そしてどういう機能を導入するのかに加えて、誰がやるのかということをしっかりと捉えた議論をしていく必要があるだろうと思っております。
いずれにしても、その本港区エリアのまちづくりの議論のスタートラインに立ったということで、この検討委員会の設置について従前より要望をしてまいりましたし、また、県でも設置をしていただいたことに感謝したいと思いますし、歓迎をしたいと考えております。
その中身についてでありますが、我々としては、しっかりとこのスタジアムの構想について、市民のシビックプライドへの寄与、中心市街地活性化への寄与、さらにはグランドデザインの適合性についても丁寧にご説明をしてまいりたいと考えております。
特に、このグランドデザインとの適合については、鹿児島市としては、単なる年20試合、サッカーをやるだけの場所ではなくて、日頃からにぎわいをつくることのできる多機能複合型のスタジアムを目指しておりますので、例えば鴨池を含めたこれまでの従来型のスタジアムとの違いについてもしっかりとご説明をしてまいりたいと考えております。
(記者)今後、鹿児島市として主張すべきことを主張してほしいと委員長もおっしゃっていて、そういったことを今後主張されていくということだと思うのですが、なかなか検討委員会という場というのは、メンバーによっても議論の流れが大きく変わってくるところもあると思うのですが、市長として、今後そういった主張が十分に伝わっていく自信があるのか、それともやっぱり、この検討委員会で、もっとこういう議論をしてほしいとか、何かそういった思いというのはありますでしょうか。
(市長)我々としては、このスタジアム、そして多機能複合型の新しいスタジアムの姿が鹿児島市、そして本港区エリアの今後のまちづくりの核になるということを丁寧にご説明してまいりたいと思いますし、また、これは、経済波及効果などにつきましても、そして、シビックプライドの醸成につきましても、鹿児島市内だけではなくて、県内全域にもこういった効果がある、こういったところを丁寧に示してまいりたいと考えております。
また、検討委員会に期待することは、何といっても本港区エリア全体のまちづくりをゾーニング、そして、それを満たす機能はどういう施設であり、そして誰が手がけていくのか、こういったところを本港区エリアのまちづくりが今後しっかりと進んでいくための土台となる議論を期待したいと考えております。
(記者)ありがとうございます。
(記者)スタジアムについてですが、先日の検討委員会では、商工会議所が反対を表明したと受け取っているのですが、具体的に商工会議所とどのように向き合っていこうと考えていらっしゃいますか。
(市長)今後、商工会議所さんでも構想といいますか、絵を示されるということでありますが、この商工会議所さんは当然、経済団体でありますので、中心市街地をはじめとした経済効果ということを重視していただける団体だろうと思っております。
その中で、鹿児島市としても、この街なかのスタジアム構想がスタートしたその大前提は、中心市街地の活性化、そして人流、そして経済効果をつくっていくということでありますので、そういった効果について丁寧に説明をしてまいりたいと思っております。
いずれにしましても、これは県も含めて、中心市街地の活性化、そして人流、そしてお金の流れをつくっていくということについては、同じ方向をこの本港区のまちづくりについて向いているものと考えておりますので、鹿児島市としては、その共通の目標に向かって、スタジアムでこういうことを実現したいんですと、そして、こういう効果があるんですということを丁寧に説明してまいりたいと考えております。
(記者)例えば、市長が岩崎会頭をはじめとする幹部の方に直接説明するとか、そういった機会を設けたいというような考えはないでしょうか。
(市長)まずは、商工会議所さんでどういう構想が示されるのかということなので、今後の取組を注視してまいりたいと考えております。
(記者)今のところでは直接説明する場というのは考えていないと受け取ってよろしいですか。
(市長)現在は、県の検討委員会でご説明をしておりますので、まずはそちらで説明をしていきたいと考えております。
(記者)あと、先月の定例会見で、鴨池の外部監査について、指摘が重いという発言を市長がされたのですが、市議会では、局長が、従来どおりの対応を続けると発言したのですが、指摘が重いという発言から、なぜそうなったのか説明してもらってよろしいでしょうか。
(市長)この外部監査については、やはり経緯というのをもう一度踏まえる必要があるだろうなと思っての発言でございます。
つまり、従来の慣例だから、根拠が分からずやっているというのではやはりよろしくない話でありますので、いま一度、なぜ当時、この覚書が結ばれたのか、そしてその前提条件というのは何であったのか、こういったところを精査した上で、今回、議会でのお尋ねに対して答弁をさせていただいたということでございます。
(記者)あと最後に、ちょっと話が違うのですが、市長会の会長の任期が切れますが、従来の指定席だった鹿児島市長として、どのような考えがあるか教えてもらってよろしいでしょうか。
(市長)私も市長就任後2年余りを経過いたしまして、任期も後半に入ったところでございます。その中で、私も県の市長会でも様々な活動をしてまいりましたが、やはり県都の市長として、鹿児島市のみならず、鹿児島県全体の発展をリードしていきたい、そういった思いで、この県市長会に臨みたいと考えております。
2年前は、ほかの市長さんから、60万市民の首長職に専念してほしいという声がありまして、私としましても、コロナ禍でもありますから、まずは新たな市政運営を軌道に乗せることを最優先に取り組んでまいりましたが、就任後2年を経過しまして、県都の首長としての責任、そして、鹿児島市が県全体の発展をリードしていかなければならない。
そういった職責に鑑みたときに、やはり私としては、県市長会に対して新たな立場で臨みたいと決意をしているところでございます。
(記者)ということは会長の意欲があると受け取って…
(市長)はい、そうです。
(記者)分かりました。ありがとうございます。
(記者)スタジアム関連で1点お伺いなのですが、先ほど、県の検討会で最後、委員長から、今度の宿題として中心市街地への寄与等を説明してほしいというお話もありましたが、先ほど市長からも丁寧に説明していくということもありましたが、現状、私どもが持っている資料として中間報告というものがありますが、今後、どういった資料を基にどのような説明をしていくかという部分を教えていただけますでしょうか。
(市長)まず、資料としましては、やはり数字的なものになってくるかと思います。人流がどのように生じて、そしてどれぐらいの人数、そして額の経済効果が出てくるのか、こういったところをお示ししていきたいと思っております。
そして加えて重要なことが、これは資料として載ってくるかどうかは別として、実際にやはり体感ですね、特に、中心市街地側の方々、事業者の方々がスポーツによる人流、そして経済効果を体感できるということも重要であろうと考えております。
具体的には、今、バスケのシーズンをやっています。そして今後、来年になればまたサッカーのシーズンがやってまいりますが、そういったときに観戦に来た方がどういう人の流れ、そして消費行動を起こしているのか、こういったところをできれば見える化をしていきたいなと思っているところです。
もちろん、街なかにスタジアムが立地した場合と現在の鴨池では当然に人の流れも異なるわけでありますが、それでも部分的にこういった効果があるということも体感していただけるところがあるのではないかと思っておりますので、そういった取組もできればなと。これは資料に出るかどうか別な話、体感の話でありますが、思っているところです。またやはり加えて重要なのは、今申し上げましたとおり鹿児島市としては中心市街地の活性化を1つ掲げて、街なかでのスタジアム検討を従前より行ってきているわけでありますが、当然でありますが、市民の方はもとより中心市街地の方々に歓迎される施設でなければならないと思っております。
そういったところの、中心市街地の方々から見てこのスタジアム構想がどうなのか、こういったところが今後、重要なポイントして立地を考えていく上でも見ていきたいなと考えております。
(記者)最終報告が1月末にまとまる予定だと思うのですが、次の検討委員会の時期にもよりますが、現状の中間報告に出ている数字、経済効果等、既に明記がありましたが、何かそれ以上、より詳細なものを県の検討会でご説明されるというイメージになるんでしょうか。
(市長)今お出ししているのは中間取りまとめでありまして、今後、最終的な報告を出すことになるわけでありますが、そこでは、例えば、景観への影響、そして財源のお話、そういったところが載ってくる、そしてまた、今お出ししている数字の精査もさらに行った形でお出しすることになるだろうと思っているところです。
(記者)分かりました。ありがとうございます。
(記者)今の補足なのですが、消費行動の見える化、バスケ、サッカーで具体的にどのようなイメージをすればいいのでしょうか、体感というのは。
(市長)これは体感の、やはり数字と体感2つ必要だと思っているんですね。数字は大前提として。具体的には、例えば、バスケでいうブースター、サッカーでいうサポーターの方々がどのように街に繰り出して消費行動を行っていくのか、こういったところをぜひ体感できるような動きを、これは呼びかけていくことになるとは思いますが、お願いをしたいなと思っています。
いずれにしても、先ほど少しお答えしましたが、鹿児島市としては、中心市街地の活性化を目がけて街なかのスタジアムの検討に取り組んできたわけでありますが、一方で、やはりこれはもう当然の話ではあるのですが、当の中心市街地の方々にとって歓迎すべき施設であるということが立地も含めて大事でありますので、そういった雰囲気といいますか、中心市街地の方々がスタジアムをどう捉えているのか、こういったところも含めて検討していきたいなと考えております。
(記者)ということは、中心市街地のいろいろ営んでいる方を、例えば、鴨池の試合会場に呼んで、店とか並んでいるところを見てもらうとか、そういったイメージですか。
(市長)そういったのとは逆ですね、むしろ中心市街地にどう繰り出すかというところの体感だと思っています。
(記者)体感のイメージが。ということは、来場者に街に繰り出してくれと呼びかけをする…
(市長)まあそういう呼びかけ、どういう形になるかは分かりませんが、やはり見える化ですので、例えば、それこそユニフォームを着て出てくれだとか、そういった話になってくるだろうなと思いますね。
(記者)それを市として会場で呼びかけたりすることがあるということですか。
(市長)市として呼びかけるといいますか、私が挨拶などで呼びかけることになるのだろうなと思います。
(記者)分かりました。
(記者)一部報道で出ていましたが、9月に市内の認可保育園で女性保育士の方が2歳の男の子を倉庫に閉じ込めた案件があったことが明らかになりましたが、市は11月に立入検査を既に行っているとのことなのですが、まず、その件に関して市長の受け止めと、今後、指導や処分などの発表はどのようになる予定なのかを分かる範囲でお聞かせください。
(市長)まず、全国的に不適切保育が問題となっておりますが、やはり実際に保育を受けている子供たちに適切な保育環境を提供していくためには、やはり保育士の方々の働きやすい環境づくりというのが非常に重要であると考えております。
その点におきまして、待機児童解消に向けた取組も併せて、保育士の方々が働きやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えております。
その上で、今回の事案への対応でありますが、法令、ガイドラインに則って立入検査等を行っておりまして、今後、法令やガイドラインに沿った形での公表の有無になってこようかと思います。
詳細につきましては、担当課から現状について説明してください。
(補助職員)ただいま市長からもありましたように11月初旬に立入調査を行いまして、今、調査内容を精査中でございます。
今後、不適切保育と認められた場合には文書による指導を行い、施設に改善報告書の提出を求めるなど、再発防止に向けて指導をしていくということになります。
(記者)分かりました。すみません、ちょっと細かいのですが、追加で、ほかの保育園でも同様のことが行われているなど、そういった報告など何か調査内容が出ていたりはするのでしょうか。
(市長)この点についても、詳細ですので担当からお願いします。
(補助職員)実際に報道を受けてということもありますが、お電話等で実際にこういう事案がありますということでの情報提供や相談というのは、今回に限ってということではないのですが、数例いただいているところでございます。
(記者)分かりました。ありがとうございます。
(市長)本年最後ということで、改めまして、市政記者の皆様方には今年も大変お世話になりました。いよいよ来年はかごしま国体・かごしま大会が開催されます。50年前の太陽国体は街の活性化にも大きく貢献したと聞いております。
今回の国体・大会においても、選手や市民の皆さんの熱い思いから生み出される熱量を本市のさらなる飛躍へとつなげていきたいと考えております。
ぜひ来るべき年が皆様にとってもよりよい年となりますこと、そして来年も引き続き各面からのご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げ、年末に当たっての挨拶といたします。本年も1年大変お世話になりました。ありがとうございます。
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