更新日:2024年7月24日
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お母さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育には、妊娠前からのからだづくりが大切です。
特に「若年女性のやせ」は、国の21世紀における国民健康づくり運動である「健康日本21」において、骨量減少や低出生体重児(出生体重が2500g未満)出産のリスク等との関連があることが示されています。バランスのよい食事をしっかりとることをはじめ、適切な食習慣を形成していきましょう。
適正な体重増加は、お母さんと赤ちゃんの長期的な健康の維持・増進につながります。妊娠中の体重増加量が不足すると、早産や在胎週数に対して小さく生まれるリスクが高まります。逆に、妊娠中の体重増加が過剰だと巨大児(出生体重が4000g以上)のリスクや在胎週数に対して大きく産まれるリスクが高まります。また、妊娠中の体重増加が胎児発育に与える影響は、妊娠前の体格によって異なり、やせの場合により強いことが分かっています。適正な体重増加は、お母さんの妊娠前の体格指数(BMI)によって異なりますので、日本産科婦人科学会が提示する「妊娠中の体重増加指導の目安」を参考にチェックしてみましょう。
鹿児島市における低出生体重児(出生体重が2500g未満)の割合は、全国や県より高い状況にあります。
そこで、本市では、保健センターでの母子健康手帳交付の際、BMI18.5未満の妊婦に対し、積極的に栄養相談を実施しています。
身長と体重から割り出す体格を表す指標をBMI(BodyMassIndex)といいます。以下の計算式から求めることができます。
BMI=妊娠前の体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
(例)身長160cm、体重55kgの人の計算式:55kg÷1.6m÷1.6m=21.5
妊娠中の体重増加指導の目安
妊娠前の体格(日本肥満学会の肥満度分類) | 体重増加量指導の目安 |
低体重(やせ):BMI18.5未満 | 12~15Kg |
普通体重:BMI18.5以上25.0未満 | 10~13Kg |
肥満(1度):BMI25.0以上30.0未満 | 7~10Kg |
肥満(2度以上):BMI30.0以上 | 個別対応 (上限5Kgまでが目安) |
(出展:妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針~妊娠前から、健康なからだづくりを~解説要領令和3年3月厚生労働省)
お母さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育のために、規則正しい食生活を心がけましょう。主食・主菜・副菜をそろえると、バランスの良い食事になります。
「妊娠中の食生活」鹿児島市(PDF:1,371KB)
「鉄欠乏性貧血」鹿児島市(PDF:907KB)
「妊娠前から始める妊産婦のための食生活指針」厚生労働省(PDF:1,673KB)
「これからママになるあなたへ食べ物について知っておいてほしいこと」厚生労働省(PDF:2,418KB)
「これからママになるあなたへお魚について知っておいてほしいこと」厚生労働省(PDF:3,606KB)
「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」厚生労働省(PDF:880KB)
よくある質問
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