ここから本文です。
環境改善実施要領(工事編・業務編)の策定
令和6年4月から建設現場においても時間外労働の上限規制が適用されることを踏まえ、土日・深夜勤務等を抑制するため、工事現場環境の改善を行う取組として「環境改善実施要領(工事編)」を、また設計業務等において、更なる業務環境の改善を図るため、コミュニケーションの円滑化に係る取組として「環境改善実施要領(業務編」を定めました。
環境改善実施要領(工事編)
対象工事
鹿児島市水道局が発注する土木工事(建築・設備工事及び単価契約工事等を除く。)を対象とします。
ただし、災害復旧の応急工事など緊急性を要する工事は除きます。
取組内容
以下の取組事例を参考に、土日・深夜勤務等を抑制するために、工事現場環境の改善を行う。
⑴依頼日・時間及び期限に関すること。
- 休日・ノー残業デーの業務時間外に作業しなければならない期限を設定しない。
⑵会議・打ち合わせに関すること
- 業務時間外に掛かるおそれのある打合せ開始時間の設定をしない。(具体的な時間を設定)
- 打合せは、WEB会議等の活用に努めること。
⑶業務時間外の連絡に関すること
- 業務時間外の連絡は行わない。(情報共有システム・メール等含む。)
- 受発注者間でノー残業デーを情報共有すること。
⑷その他について、受発注者間において確認の上、決定してもよい
環境改善実施要領(業務編)
令和5年2月にウィークリースタンス実施要領を制定し、運用していましたが、今回、一部項目を追加して改編しました。
対象業務
鹿児島市水道局が発注する測量、調査及び設計の建設コンサルタント業務(建築・設備に関する業務を除く。)を対象とする。
ただし、災害復旧の応急工事など緊急を要する業務は除くものとする。
取組内容
⑴ウィークリースタンスの実施
- 月曜日等の休日明けを依頼の期限日としない。(マンデー・ノーピリオド)
- 水曜日等の週1回以上は定時帰宅を心掛ける。(ウェンズデー・ホーム)
- 金曜日等の休日前には依頼しない。(フライデー・ノーリクエスト)
- 昼休みや午後5時以降の打合せをしない。(ランチ・オーバー・ノーミーティング)
- 定時間際、定時後の依頼をしない。(イブニング・ノーリクエスト)
⑵ワンデー・レスポンスの徹底
- 受注者からの質問・協議等に対する回答は「その日のうち」に実施する。
- 「その日のうち」とは、受注者からの質問・協議等開始より1日(24時間)以内に回答することを原則とする。(土・日曜等の閉庁日を除く)
- 回答が困難な場合には、受注者に回答が必要な期限を確認したうえで、その「回答期限」を1日(24時間)以内に回答する。
- 「回答期限」を超過する場合には、明らかになった時点で速やかに受注者に新たな「回答期限」を連絡する。
⑶ネクスト・ミーティングに推進
- 次回協議日程を決めておく。
- 適切な工程管理などにより業務量の平準化を図る。
- 受注者は、業務工程表とは別に、全体工程として別紙「業務委託進行管理表」を作成する。
- 業務進捗にあわせて管理表を常に最新の情報に更新する。
- 受発注者は、管理表を活用し、進捗状況を共有しながら、円滑な業務履行を図る。
⑷WEB会議の推進
- 必要に応じて可能な範囲でWEB会議の活用を図る。
⑸情報共有システム(ASP)の活用
- 業務効率化のため積極的な活用を推進するとともに、受注者間の業務スケジュールを共有する。
⑹合同現地踏査の実施
- 受発注者合同で現地調査を行い、現地状況の意思疎通を図る。
⑺その他、取組が必要と思われる内容
関連リンク
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください