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「熱中症対策に資する現場管理費の補正」の試行の実施
近年の夏季における猛暑日などの気象状況を考慮し、熱中症対策にかかる経費に関して、現場管理費の補正の試行を実施しています。
なお、今回、設計変更時点以降の真夏日判断の参考資料として、過去10年の日最高気温平均値を示した従来のカレンダーを廃止し、より実態に則した算定方法として、直近過去3か年の日最高気温が30度以上の各月ごとの平均日数へ見直しを行いました。
対象工事
鹿児島市水道局所管工事(単価契約工事、建築工事および設備工事を除く。)のうち、主たる工種が屋外作業である全ての工事を対象とします。
ただし、工場製作工を含む工事は当該期間を工事から除くものとします。
用語の定義
- 真夏日
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気象庁の地上気象観測所の日最高気温が30度以上、または、環境省が公表している観測地点の暑さ指数(WBGT)が25度以上の日とします。
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ただし、夜間工事の場合は、作業時間帯の最高気温またはWBGTで判断します。
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- 工期
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工事の始期から工事の終期までの期間で、準備期間、施工に必要な実日数、不稼働日、後片付け期間の合計とします。なお、年末年始6日間、夏季休暇3日間、工場製作のみを実施している期間、工事全体を一時中止している期間は含みません。
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- 真夏日率
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以下の式により算出された率とします。
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真夏日率=工期期間中の真夏日÷工期
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積算方法
- 補正方法
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現場管理費の補正は、工期中の日最高気温の状況に応じて補正値を算出し、現場管理費率に加算します。なお、補正は変更設計で行うものとします。
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補正値(%)=真夏日率×補正係数(1.2)
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- 現場管理費
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対象純工事費×((現場管理費率×補正係数)+補正値)
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