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更新日:2020年12月23日
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記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:平成30年12月26日(水曜日)10時00分~10時31分
場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室
報道提供資料はこちらをご覧ください。
皆さん、おはようございます。
本日が今年最後の定例記者会見となります。市政記者の皆様方には、この1年、本市の様々な取り組みを広く報道していただきましたことに心から感謝を申し上げます。
明治維新150周年の今年は、大河ドラマ「西郷どん」の放送を追い風に、「維新のふるさと鹿児島市」の多彩な魅力を国内外に広く発信して、多くの観光客をお迎えすることができ、賑わいあふれる一年となりました。
来年は、平成の次の時代へ向けて第一歩を踏み出す一年です。"豊かさ"実感都市・かごしまの実現に向け、市民の皆さまとスクラムを組んで、力強く進んでまいりたいと考えております。
それでは、本日は6項目について発表します。
最初は、入館者50万人を達成した「西郷どん 大河ドラマ館」についてです。
1月のオープン以来、多くの皆さんをお迎えし、25日に目標50万人を達成することができました。報道機関の皆さまをはじめ、各方面でご協力いただいた方に改めてお礼を申し上げます。
いよいよフィナーレを迎える大河ドラマ館は、年末年始も休まず営業し、三が日には、出演者のサイングッズなどが当たる抽選会を行います。
また、最終日の14日は、16時30分から閉館セレモニーを開催いたします。
閉館まで、あと約3週間です。ぜひ多くの方にお出でいただき、本市を大きく盛り上げたドラマを振り返ってもらいたいと思います。
次に、桜島火山爆発総合防災訓練について、ご説明します。
この訓練は、大正の桜島大噴火を教訓に、1月12日に実施するものです。今回で49回目となり、さらに実践的な訓練を目指します。
今回は初めて、フェリーやバスで島内の複数地区を経由して実際に避難所である長田中学校まで避難します。その際には、今年度新たに相互のバス輸送体制を構築した垂水市のバスも活用します。
また、市街地側住民と連携した住民主体の避難所運営訓練を初めて実施します。
なお、詳細については、明日、担当課から説明させていただきます。
次に、PR動画「維新dancin'鹿児島市~season2~」について、ご説明します。
民間の「ぐろーかるPR動画大賞」を受賞するなど鹿児島実業高校 男子新体操部のみなさんの躍動感あふれるパフォーマンスで、全国に本市の魅力を大いにアピールした「維新dancin'鹿児島市」の新作を、この度制作しました。
明治維新150周年以降も、『西郷どんだけじゃない』本市の多彩な魅力を発信し、観光客の誘致を図ってまいります。
それでは、公開に先駆けて、ただいまから60秒バージョンをご覧いただきたいと思います。
(動画の再生)
大河ドラマ館が閉館する1月14日の17時を皮切りに、積極的に発信してまいります。
次に、「ストリート陸上 in Kagoshima」について、ご説明します。
かごしま国体・かごしま大会のカウントダウンイベントとして、1月19日、天文館のアーケードで行います。
アーケードの中に仮設トラックを設置して、参加者とアスリートが競う「アスリートチャレンジ50m走」や、障害者スポーツのデモンストレーションなど、盛りだくさんです。
ゲストアスリートは、北京オリンピック銀メダリストの朝原宣治さんや、本県出身の白石黄良々さんです。
多くの皆さんにトップアスリートのパフォーマンスを間近でご覧いただき、カウントダウンを一緒に盛り上げていきたいと思います。
次に、お正月に市の施設で行うイベントについて、ご説明します。
平川動物公園では、恒例の「お正月まつり」を行います。来年の干支であるイノシシのタロウや、もうすぐお母さんのおなかの袋から顔を出すコアラの赤ちゃんも皆さんをお待ちしています。
そのほか、グリーンファームの「新春里山まつり」や、市立科学館の「お年玉大さくせん」など、新しい一年の始まりを市の施設で楽しんでいただきたいと思います。
最後に、その他のおすすめのイベント情報を別冊でお知らせします。ぜひ、多くの方にご参加いただきたいと思います。
なお、本日11時から市クリエイティブ産業創出拠点施設「マークメイザン」の今後の取り組みについて、運営会社である「ビヨンドかごしま」と共同で記者会見を行います。
本日は以上でございます。報道のご協力をよろしくお願いします。
(記者)「維新dancin'鹿児島市~season2~」ですが、これは「西郷どん」が終わった後に向けての観光のPRという趣旨でしょうか。あと、テーマのようなものはあるのでしょうか。
(市長)「西郷どんだけじゃない鹿児島市」をコンセプトにしています。明治維新150周年や大河ドラマ「西郷どん」の盛り上がりを弾みにする、この1年、大変鹿児島に注目をしていただいていますので、それを継続的に進めていく、という思いが1つはあります。やはり、桜島・錦江湾、また、世界文化遺産や、食、温泉、鹿児島弁など、西郷どんだけではない鹿児島の魅力をさらに発信していければと思っています。
先ほど説明しましたが、この「維新dancin'鹿児島市」のPR動画は、「ぐろ~かるPR動画大賞」を受賞したように、全国の多くの皆様方にすばらしい動画であると評価され、また鹿児島の魅力が発信されたと思っています。今後は、ユーチューブ等のウェブプロモーションでも若い世代を中心に多くの方々の閲覧が期待できますので、そうした意味でも明治維新150周年の次の年に向けてさらなる情報発信をこの動画でしっかりと進めていきたいと思います。
(記者)先日、国が鹿児島市を中枢中核都市に選定しましたが、森市長はそのことをどう受けとめているかということ、また、人口流出に対する対策や、計画を立てれば政府が財政支援や人的支援をするということでしたが、その計画を立てる考えはあるのかなど、聞かせてもらいたいと思います。
(市長)今回、鹿児島市が中枢中核都市として選定されたことを大変うれしく思っていますし、その役割をしっかりと務めていければと思います。
今後、詳細が示される支援内容について注視しながら、近隣自治体を含めた圏域全体の経済を支え、東京圏への人口流出を抑制する機能をしっかりと果たしていきたいと思っています。そのためには、そうした計画もしっかりとつくっていかなければいけないと思いますので、今後、支援内容について詳細な内容が明らかになった時点で対応していこうと考えています。
人口減少克服には国と地方が一体となって取り組むことが肝要であり、そのためには、各地方で圏域内の連携と交流を図りながら取り組みを進めていくことが肝要であると思っています。鹿児島市は県都として県全体の発展を牽引する役割を担っていますので、連携中枢都市圏を構成する日置市、いちき串木野市、姶良市との連携を高めながら、南九州の中核としての本市の特性を最大限に生かして、県内からの人口流出を食いとめるダム機能を果たしていきたいと思っています。
(記者)来年、消費税増税が予定をされています。市としても公共交通機関を持っていて影響があるかと思いますが、消費税増税に対しての市としての対応で、検討段階のものなどがあれば教えてください。
(市長)来年、消費税が8%から10%に上がりますので、その対応については、公共交通機関を含め、鹿児島市のそれぞれの使用料や手数料といったものに反映させるかどうか、今後、来年度予算に向けて検討していきたいと思います。
(記者)磯新駅に関してです。先般12月上旬だったかと思いますが、検討協議会の報告書で、条件つきで設置は可能であるという報告を受けたかと思います。その報告の受けとめと、報告会議の後、協議会の座長が鹿児島商工会議所の意見は必ずしも必要ではないという趣旨の発言をしたかと思います。その発言を含めた上での受けとめをお願いします。
(市長)今回、協議会の中で磯新駅設置に関する最終的な結果報告をいただきました。3つの条件が整った場合には駅設置が可能であることを私どもに意見としていただきましたので、本市としてもしっかりと検討結果を尊重して、必要な協力、支援は行っていきたいと思っています。
協議会の座長が、今後、商工会議所の参加は必須ではないと言われていますが、磯新駅に関しては、条件の中にもありましたが、経済界において一部懸念の声がありますので、まずは経済界の方々の理解を深めていくことが重要ではないかと思っています。
(記者)今年最後の定例会見ということで、市長自身、振り返っての市政1年の総括、感想等と、次の1年に向けてということで聞きたいのですが、まず、全体的に振り返ってどういう1年でしたでしょうか。
(市長) 今年は明治維新150周年という歴史的な節目の年でありました。これまで鹿児島市もこの明治維新150周年に向けてカウントダウン事業を平成24年から進めてきましたが、今年はその集大成として「維新のふるさと鹿児島市」を国内外に広く印象づけられたのではないかと思っています。歴史と文化のまちのブランド力がさらに高まったと思っていまして、これをオール鹿児島で取り組んできたと思います。また、「"豊かさ"実感都市・かごしま」の実現に向けて、次の時代を見据えた、まち・ひと・しごとづくりに積極的に取り組んで力強く前進できたと思っています。
来年度に向けては、現段階で具体的な事業内容については申し上げることはできませんが、今後も地方が活力を維持していくためには、これまで以上に知恵を絞り、また、みずから創意工夫に満ちたまちづくりを進めていくことが大切ではないかと思っています。
今年大きな節目を迎え、また、全国に鹿児島市が注目をされ、多くの方々が鹿児島に訪れ、鹿児島の魅力を体感していただいたこの状況を、来年度も引き続き継続し、さらに鹿児島の魅力を高めて、今年以上の交流人口の増加や、地域活性化に向けての取り組みを進めていかなければいけないと思います。
(記者)関連で、市長のお考えとして、「西郷どん」のその後、西郷どんだけではない鹿児島市という部分で、例えば、今後20(2020)年(までに)、国体やラグビーのワールドカップ(があったり)、あとインバウンドがとても増えていると思いますが、そういう中でどういったものを活用してPRしていきたいというような思いはありますか。
(市長)具体的に言いますと、来年度はワールドカップのラグビーの事前合宿で南アフリカが来ますし、また、次の年度は、オリンピック・パラリンピックの後にかごしま国体がありますので、それに向けた準備をしっかりと進めていかなければならないと思います。
市民生活に関しては社会保障関係が大変重要であり、これまで以上に取り組みを強化していかないといけないということもあります。そのような面も一つ一つ具体的に事業を検討しながら、来年度もしっかりと取り組みを進めていきたいと思います。
(記者)関連で。インバウンド、外国人観光客の増加、特にクルーズ船がとても増えている実感がありますが、外国人の方々にこういうふうにアピールしたいとか、先日は桜島の訓練の際に留学生が参加したりとか、その点どう思われますか。
(市長)今、桜島の防災訓練等に海外の報道機関の方々が来たりしており、また、今年は火山防災に関してトップシティ構想も考えていて、これが世界に発信されることにより火山関係の皆さんも来たりすることも予想され、そのことが1つの鹿児島の大きな魅力にもなると思います。また、クルーズ船等についても、多くの方々がクルーズ船を活用して鹿児島にお越しになるので、その利便性対策についても検討していかなければいけない、市街地にそうした方々を呼び込んでいく取り組みも進めていかなければいけない、と思います。
(記者)今年の漢字は「災」という漢字で、鹿児島についても、日々、桜島との関連があり、今年は西日本豪雨で桜島でも犠牲になられた方もいらっしゃったと思いますが、災害については、今後、特にこの1年どういうふうに備えていきたいという思いはありますか。
(市長)やはり防災対策は、私ども鹿児島市にとって最も重要な対策の1つですので、来年1月12日には防災訓練もいたしますし、また、火山防災に関してトップシティ構想を掲げますので、そうした取り組みもさらに進めていきたいと思います。また、鹿児島は台風、さらに豪雨の常襲地帯でありますので、防災計画もしっかりと策定していますが、その対策・対応を市民に十分に周知できるように、さらに関係機関とも連携をしながら取り組みや情報発信をしていければと思います。
(記者)関連で防災対策について、先般インドネシアで火山由来の津波等があったと思います。桜島でも18世紀(の火山由来の津波発生)でしたり、さまざまな海底由来の津波等も想定されています。県の災害予測調査でも3メートル以上の津波が来るとなっていると思いますが、そうした訓練を今後盛り込む必要性や、インドネシアの受けとめというのを教えてください。
(市長)過去にも桜島の爆発で地震が起こったという事例もありますので、そうした災害に対する対応もしっかりと進めていかないといけないと思います。今お話ししましたように、トップシティ構想という中でもそうした内容等を踏まえた検討も進めていかないといけないと思いますので、その構想の中で逐次、対策・対応をしっかりと打ち出して、関係機関等と協議し、また、協力をいただきながら、そうした火山爆発に伴う地震等の影響等についても検証していきたいと思います。
(記者)国の来年度予算についてです。一般会計総額が初の100兆円超えということで、財政規律の緩みなどが懸念されている一方で、地方交付税総額が増額されるなど、地方にはある程度の配慮をされているかと思いますが、森市長は、国の来年度予算についてどのような評価をしていますか。
(市長)国においては、人づくり革命や生産性革命に最優先で取り組むとして、全世代型の社会保障制度への転換に向けて消費税増収分を活用した社会保障の充実や、消費税の引き上げによる経済への影響の平準化等に向けた臨時・特別の措置に取り組む一方で、歳出改革の取り組みを継続するなど、経済再生と財政健全化の両立に意を用いた予算ではないかと考えています。また、地方財政措置については、幼児教育の無償化、防災・減災、国土強靱化に対して一定の財源確保がされていますので評価をしたいと思っています。また、一般財源総額については、前年度を上回る水準が確保される中で臨時財政対策債が大幅に抑制され、地方の財政運営に一定の配慮をいただいたと思っていますので、地方の財政の健全化に向けてさらに前進ができるのではないかと思っています。
(記者)冒頭で言われたように、今年はにぎわいあふれる1年だったとお聞きしています。先ほど1年間の施策を振り返ってもらいましたが、市長は1年前の報道で、今年1年というのは明治維新150周年の記念なので「起」という字を挙げたかと思います。今年1年を振り返ると「起」という漢字に変わりはないのかということと、今年1年を振り返っての漢字一文字を教えてください。
(市長)明治維新150周年に向けて、最初は、「起」ということで言いましたが、いろいろなものがしっかりと起こって、進んでいったと思っています。例えば、明治維新に至る足跡を振り返るカウントダウン事業の集大成として、明治維新150周年記念事業がありました。これもオール鹿児島で進めることができました。また、先ほども言いましたが、「"豊かさ"実感都市・かごしま」の実現に向けて、次の時代を見据えたまち・ひと・しごとづくりに積極的にいろいろな取り組みを進めて、力強く前進できたと思っていますので、この1年というのは「進」という漢字で表せるのではないかと思っています。
(記者)今年を振り返ってと来年に向けての部分で、防災に関してイタリア・ナポリに視察に行かれたと思いますが、そのときにお感じになった部分と今後、鹿児島で来年以降、生かせそうだという部分、あともう1点は、改めてサッカースタジアム(の件ですが)、先月の会見以降も報道などを見ると、やはりすごい期待を市民の皆さんが持たれているのかと思いますが、意見や考えを聞かせてください。
(市長)ナポリ市で開かれた世界の火山会議で、鹿児島市の状況等や取り組み等を私自身が紹介いたしました。桜島の活動が大変活発だということと、その眼前に60万都市があるということを皆さんびっくりされ、また、その火山対策についてもしっかりとした取り組みを進めているということで大変評価もいただいてきたところです。また、各都市の専門家によるいろいろな取り組みも紹介していただきました。鹿児島からは京都大学の井口教授も同行していただき、専門的な見地から桜島の火山対策についての説明をしていただきました。また、各国からは、今まで事例にないようなことも紹介していただきましたので、それらをいろいろ参考にしながら今後の桜島の火山防災対策にも生かしていければと思っています。
サッカースタジアムについては、鹿児島ユナイテッドFCがJ2に昇格したことにより、サッカーに対する市民・県民の皆様方の関心がさらに高まったと思っています。また、鹿児島ユナイテッドFCがJ2からJ1という形で昇格をするための環境整備としては、サッカースタジアムの整備が不可欠でありますので、そうした意味で、環境整備をオール鹿児島でしていくことが今後とも大変重要な取り組みではないかと思っています。鹿児島市の協議会の中で6つの候補地を選定していただき、来年の初めに6つから3つほどに絞っていただけるとお聞きしていますので、それらを受けて市として県並びに関係団体等の皆様方と連携を図りながら環境整備に向けてしっかりとした対応をしていければと思っています。
(記者)磯の新駅のことですが、具体的に商工会議所が反対の意見書や質問状を出していますが、商工会議所の合意が得られないと設置できないというお考えですか。
(市長)これは協議会の中でも話がありました。経済界の理解のもとで、地域活性化の核となる経済界が主体的に進める体制が構築されるということが報告書の付記事項の中に載っていますので、やはり第一段階としては、経済界の皆様方が理解をしていただくことが重要であり、最終的には、そういう思いを私どももしていますし、また、我々もそういう理解が得られるようにしっかりと協力はしていかなければならないと思います。今の段階で、理解が得られない場合にどうするかということはまだお答えはできないと思っています。とにかく、経済界の皆様、それからトラック協会の皆様方も少しご意見があるようなので、そういった方々にしっかりと理解をしていただくのが、今後、設置に向けての大きな課題ではないかと思います。
(記者会見終了)
(市長)最後に、市政記者の皆様方には今年1年大変お世話になりました。ありがとうございました。
来年も引き続き、市政に対しまして各面からご協力、また、お力添えを賜りますようよろしくお願いいたします。皆様にはよいお年をお迎えくださるように心からご祈念申し上げます。今年1年いろいろとありがとうございました。
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