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更新日:2020年12月23日
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記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:平成30年7月4日(水曜日)10時00分~10時21分
場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室
報道提供資料はこちらをご覧ください
皆さん、おはようございます。
まず、先月18日に発生した、大阪府北部の地震により、犠牲となられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に対し、心からお見舞い申し上げます。
本市でも、先月の大雨により喜入前之浜町でがけ崩れが発生しました。
私も、すぐに現場に赴いて視察するとともに、地域住民の安全対策について改めて指示いたしました。
大雨を伴うと言われる梅雨明け前のこの時期、防災への取組に、さらに気を引き締めてまいりたいと思います。
市民の皆さまにも、日頃の備えをご確認いただくとともに、じめじめとした日が続く中、体調管理に十分ご留意いただきたいと思います。
それでは、本日は7項目について発表します。
最初に、原付バイクの本市オリジナルナンバープレートの採用デザインが決定したので発表します。
応募総数は335点。1次選考で絞り込んだ9点を対象に、市民の皆さんから、2,479票の投票をいただきました。最多得票のデザインは、こちらです。
秋田から応募していただいた宮路 真彩子さんの作品です。
今回、市外からも、たくさんの応募をいただきました。
その中から、初めての市民投票で、市民の皆さまに直接、このデザインを選んでいただき、鹿児島ならではのナンバープレートが決定できたことを、とてもうれしく思っています。
このナンバープレートをつけた原付バイクが、本市の魅力を広く発信し、まちへの愛着をさらに深めてくれるものと期待しております。
次に、火山防災トップシティの取り組みについてです。
まず、大量軽石・火山灰対策等の推進についてです。桜島の大規模噴火に伴い大量の火山灰等の被害を想定していますが、その対策を推進するために、車両走行並びに道路の啓開作業の検証実験を7月26日・27日に桜島で行います。
陸上自衛隊やライフライン事業者など、多くの防災関係機関に参加をいただき、私も視察することとしております。
こうした取組は、国内でも例のないものであり、トップシティ構想の検討の場でも、高い評価をいただいております。なお、詳細について、7月18日に担当課が説明会を行います。
次に、火山防災対策への理解促進についてです。本日午後から、11月の火山防災フォーラムで研究発表をしていただく桜島の3中学校の生徒さんに向けて、トップシティ構想の検討委員、東大の松田准教授が、「火山の恵み」に関する講演をされます。
生徒さん方には、フォーラムでの発表に、ぜひ、生かしていただきたいと思います。
次のページをご覧ください。
続いて、防災関係機関との連携についてです。
今年度も、垂水市など3市の市長さん方とともに、大量の火山灰等に関する対策の強化などについて、関係府省に要望を行います。
最後に、明日実施する窓口職員等の地震発生時行動訓練についてです。
これは、全国一斉の緊急地震速報訓練に合わせ、地震発生時の来庁者への対応など各職場の初動体制を確認するもので、今回、初めて実施します。詳細は、会見後に担当課から説明させていただきます。
火山防災トップシティを目指して、これからも、各面から取り組みをすすめてまいります。
次に、風しん予防接種費用の助成開始について、説明します。
出生児の先天性風しん症候群を予防するため、妊娠を希望する女性などを対象として、今月から開始しました。
助成額は3,500円で、市への手続きは不要です。市内の約180か所の病院等でご利用いただけます。
平成26年度から、風しん抗体検査の無料実施もスタートしており、引き続き、「子育てをするなら鹿児島市」として、きめ細やかな支援に取り組んでまいります。
次に、本市に根ざした文学振興の取り組みとして、児童文学の書き手の育成を図るため実施している児童書出版助成について、第3回目の対象作品が決定しましたので発表します。
今回の対象作品は、児童文学の創作グループ「あしべ」で活動されている8名の皆さんの共著による「明治維新って何け?」に決定しました。
作品は、明治維新で活躍した偉人や、時代の背景などをわかりやすく伝える歴史紹介の本となっています。
維新150周年で盛り上がる今、子どもたちをはじめ、多くの方にぜひ読んでいただきたいと思います。
次に、魚類市場 新市場棟1工区の完成について、説明します。
施設が老朽化していた魚類市場については、再整備基本計画に基づき建替えをしているところですが、この度、新市場棟1工区が完成いたしました。
今回、衛生管理機能が高く、温度管理ができる「閉鎖型売場施設」や、陸路からの搬入に対応できる「高床式卸売場」、料理教室などができる「多目的室」などを整備しました。
明日、完成記念式典を行います。今後の、水産物の販路拡大や、市場の活性化を期待するとともに、引き続き、安全・安心な水産物の安定的な供給に努めてまいりたいと思います。
次に、明治維新150周年を盛り上げる本市のイベントについてです。
「西郷どん 大河ドラマ館」では、7月の月替わり展示として、島津久光が着用した陣羽織のほか、寺田屋騒動をテーマとした品々を展示します。
また、毎年恒例の「火の島祭り」、「サマーナイト大花火大会」、「桜島納涼観光船」は、それぞれ、維新150周年を記念した内容が盛りだくさんとなっています。多くの皆さんに、本市の歴史と文化を感じながら、
鹿児島の夏の夜を楽しんでいただきたいと思います。
9ページをご覧ください。
7月8日の世界遺産登録3周年を記念して、本市と関係団体で共同開催する記念イベントのほか、西郷南洲顕彰館や市立科学館、維新ふるさと館のイベントなど、様々な機会を通して、明治維新150周年を盛り上げてまいります。
最後に、2018夏のイベントを、"ぐるっとかごしま"魅力がいっぱい など5つのテーマごとに、別冊で紹介しています。
先週、かごしま水族館で、ジンベエザメの8代目「ユウユウ」が公開されるなど、今年も鹿児島の夏を存分に楽しめるたくさんの催しやイベントで多くのご参加をお待ちしています。
皆様におかれましては、報道のご協力をよろしくお願いします。
また、私は、本日、「大島紬をあしらったクールビズシャツ」を着用しています。これは、鹿児島純心女子短大と本場大島紬織物協同組合が共同で商品化に取り組んでいるものです。
鹿児島ならではのクールビズのスタイルとして、広く楽しんでいただければと思いますし、私自身も、いろいろな場面でこのシャツを着用して、鹿児島の伝統的工芸品である、大島紬のPRをしていきたいと思っております。
本日は以上でございます。
(記者)原付バイクオリジナルナンバープレートについて、改めてこういうふうに活用したい、こういうふうに利用していただきたいとか、受けとめをもう一度お願いします。
(市長)このオリジナルナンバープレートは10月1日から交付を予定しています。このナンバープレートが原動機付自転車に取りつけられ、県も(10月1日から)自動車のオリジナルナンバープレートの交付を始めると伺っており、それぞれのナンバープレートによる相乗効果で、より一層鹿児島の魅力を多くの皆様方に発信し、市民、県民の皆様方がまちへの愛着をより深めるということを期待しています。
(記者)デザインのポイントでどういう点が評価されたとお聞きになっていますか。
(市長)この作品をつくられた方は、桜島の噴煙を薩摩切子で表現して、鹿児島の情熱と薩摩切子の美しさを人に伝えられたらいいなというような思いでつくられたと思っていますので、その思いがこのナンバープレートにしっかりとすり込まれているのではないかと思います。私自身もすばらしい作品であると思います。
(記者)市長、夏休みはどちらへ。
(市長)いろいろなPRや行事に参加をしたいと思っています。健康に留意しなければいけないので、できれば、ぜひ時間をつくって休みをとって、どこか行きたいとは思っています。
(記者)いよいよ来週から磯海水浴場の海開きですが、近年、利用が低調であるということで、市として磯海水浴場の利用をPRしていくような取り組みは考えているのでしょうか。
(市長)海水浴場については、鹿児島市においても磯海水浴場、それから生見、桜島、そうした限られた海に親しめる(場所である)海水浴場なので、ぜひ多くの皆様方に利用していただきたいと思っています。やはり交通の利便性とか、駐車場の確保とか、そうした面が課題であるかと思っていますので、そうした海に親しむ環境の整備についてもしっかりと進めていかなければいけないと思っています。
(記者)県が総合体育館を中央駅の西口側にという案を出して初めての会見だと思いますが、改めて市長の受けとめといいますか、どうお考えになっていますか。
(市長)やはり、この西口地区は鹿児島にとって最もにぎわい、また地域振興に資する最重要拠点でありますので、ここについては、「陸の玄関口にふさわしい都市機能」、「にぎわいが感じられる魅力あふれる都市空間」、「未来のかごしまを見据えたまちづくり」、「周辺環境に配慮したまちづくり」、「公民協働によるまちづくり」という4者連絡会で取り決めをした5つの視点に立って、しっかりと事業を進めていってほしいと思います。また、その中で、今回、県が発表した総合体育館の建設は、まだ建設されるかどうかは、一応そこにそうした候補地としてそこを挙げたということですので、今後、それが4者連絡会で取り決めをした方向性とマッチしているかということも検証していかなければいけないと思っています。
とりわけ、この地域については、東口も西口も大変な市街地再開発が進んでいます。そうした面では、さまざまな課題も浮き彫りになるのではないかと思っています。それらの課題等をしっかりと解決し、事業を着実に進めていただけるような取り組みをしていただきたいと思います。
(記者)具体化はこれからだと思いますが、中央駅の西口側に体育館をという案については、市長としての受けとめはどうですか。
(市長)先般、議会でも申し上げましたが、やはり西口地区一帯の開発が大きく前進するということについては期待をしています。また、この開発については、鹿児島市のまちづくりの重要な取り組みの1つでありまして、陸の玄関口としてふさわしい、新たな魅力の創出や都市機能の充実が図られると考えておりますが、先ほど申し上げましたようにさまざまな課題が今後出てくると思います。道路の問題、それから駐車場の問題、騒音の問題などですね。そうしたいろいろな課題が出てくるので、それらをしっかりと課題解決に向けて4者で検討し、意見交換をしていかなければならないと思います。
(記者)動き出したのがよかったとか、そのような感じですか。
(市長)そうですね、県としては、今の体育館が老朽化して、できるだけ早い時期に体育館をつくりたいと言っておられたので、そういう意味で体育館の整備に向けての取り組みが進んだということは理解をいたします。
(記者)今の総合体育館の件で追加で確認したいことがあります。先日の4者連絡会で、正確な文言は分からないのですが、2者、3者での協議というのも有り得るというか、ケース・バイ・ケースで、4者ではなく2者、3者でも話を進めていくというような話が出ていたようです。市としての考えというのは、あくまでも4者で連携をとりながら進めていくという考え方で間違いないでしょうか。
(市長)この4者連絡会の中で、それぞれ個別協議というものについても妨げないということになっています。やはりJRさんとかJPさん、それぞれの立場での思いもありますし、また考え方もおありなので、そこと関連したことについてはそれぞれで取り組みを進めてほしいと思いますが、その取り組みについての情報は4者連絡会の中でしっかりと伝えていただければと思います。
(記者)国が経済財政の運営指針となる骨太の方針を閣議決定しました。この方針に関しての市長のお考えをお伺いできますか。
(市長)今回、骨太の方針2018が閣議決定されましたが、骨太の方針の具体化に当たっては、国と地方の役割分担や財源の確保等について適切な措置を講じていただけるように私どもとしては注視していきたいと思っています。特に、この中に幼児教育の無償化などが入っていましたが、保育施設等の利用者や、運営事業者と接している私ども地方自治体と、制度設計やスケジュール、財源等の支援については、十分に協議をしていただきたいと思っていますし、我々の意見をぜひ、この骨太の方針の中で決められたことについては反映をしていただければと思っています。
(記者)地方行政面でいえば、地方一般財源総額についての評価は。
(市長)一定水準を確保するということでしたので、そのことについては、地方の実情に一定の配慮がいただけたものではないかと思って評価はしています。しかしながら、今後、社会保障関係経費や災害対策、地域経済の活性化など、財政需要は今後ますます増大していくと思いますので、ぜひ一般財源総額は確保していただきたいと思っています。
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