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更新日:2020年12月23日
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記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:平成30年11月27日(火曜日)10時00分~10時32分
場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室
報道提供資料はこちらをご覧ください。
皆さん、おはようございます。
来週から12月に入ります。本格的な冬の訪れを感じるようになりました。
さて、表紙にもありますように、今年のおはら祭は、明治維新150周年記念にふさわしい多彩な祭りとなりました。
一昨日は、鹿児島ユナイテッドFCがホームゲームで勝利し、悲願のJ2昇格を果たされたことを、大変うれしく思っております。
あと一月あまりとなった歴史的な節目の年を、市民の皆さんとともに盛り上げつつ、年の瀬に向けて、暮らしの安心安全にもしっかりと取り組みたいと思います。
それでは、本日は8項目について発表します。
はじめに、「家庭ごみマイナス100g」のゴール設定について、ご説明します。
平成28年度から、市民の皆さんと共に、「家庭ごみマイナス100g」を目標に掲げた取り組みを進めてまいりましたが、今回、その成果の検証に基づき、目標達成の期限をゴールとして2021年3月に設定しました。
これまでのごみ量の推移を踏まえ、このゴールを設定しましたが、目標達成のためには、市民の皆さんの協力が必要です。
改めて、市民の皆さんと一体となって、ごみのさらなる減量を進めてまいります。
次に、桜島島内避難訓練の実施について、ご説明します。
これは、平成22年度から毎年実施しているもので、今回は北海道胆振東部地震を教訓とした、観光客避難誘導訓練を中心に、11月29日に実施します。
まず、避難促進施設である桜島シーサイドホテル、さくらじまホテル、有村溶岩展望所において、各施設の避難確保計画に基づき、従業員等が観光客の避難誘導を行います。
また、7月豪雨を教訓とした、道路寸断時における海上輸送訓練などを行います。
これらの訓練を通し、火山と共生する街として、防災体制のより一層の強化を図ってまいります。
なお、詳細については、この会見終了後、市政記者クラブにて担当課から説明させていただきます。
次に、住宅団地の活性化に向けたワークショップの開催について、ご説明します。
人口減少や高齢化が進んでいる既存団地において、多様な世代が暮らす活力ある住宅団地を目指すため、県内初の取り組みとして本年度から、皇徳寺、伊敷、西陵の3団地で開催します。
第1回目は、鹿児島大学の小山准教授による講習会などを行います。
今後は、ワークショップなどでの検討内容を踏まえた、団地再生計画を策定してまいります。
次に、「かごしま市チャレンジド大賞」表彰式について、ご説明します。
この賞は、障害者福祉への関心と理解を一層深めるため、各分野で活躍している障害者の方や、障害者を積極的に支援している方などを障害者週間に合わせて表彰するものです。
表彰式は12月5日に行い、今年、知的障がい者サッカー世界選手権の日本代表として活躍した谷口 拓也さんなど、4部門で5名の方を表彰します。
これからも、障害のある方々のいきいきとした活躍を応援してまいります。
次に、冬のイルミネーションについて、ご説明します。
冬季の滞在型観光の推進を図るため、中心市街地にイルミネーションによる光の空間を創り出し、鹿児島の冬の夜を彩ります。
まず、「天文館ミリオネーション」ですが、今回から、デザインを一新します。
新しいテーマは「光の万華鏡」で、天文館に色彩あふれる幻想的な世界を創り出します。期間は12月21日から来年1月31日です。
そのほか、みなと大通り公園イルミネーションやシティービュー夜景コース、「八重のきらめき」もあります。
多くの方に、鹿児島の冬の風物詩をお楽しみいただきたいと思います。
次に、鹿児島マラソン2019の大会オフィシャルソングと、追加のゲストランナーが決定しましたので発表いたします。
大会オフィシャルソングは、C&Kの「道」に決定しました。
この会見が始まる前に、皆さまにもお聞きいただいたと思いますが、ランナーの皆さんを応援する、鹿児島マラソンにふさわしい曲だと思います。
また、ゲストランナーとして、今回初参加となる、入船 敏さんなど、ご覧の皆さんが決定しました。大いに大会を盛り上げていただきたいと思います。
次に、明治維新150周年を盛り上げる本市のイベントについて、ご説明します。
市立美術館の蔵出し美術館「西南戦争錦絵に描かれた西郷隆盛」は、当時の錦絵を、12月7日から谷山サザンホールで展示します。
また、大河ドラマ館では、本市から、次回の大河ドラマ「いだてん」の舞台である熊本県玉名市へのバトンタッチのイベントを行うほか、月替わり展示として、西郷・大久保をテーマとした品々を展示します。
大河ドラマ館もあと約1か月半となりました。ぜひ多くの方にご覧いただきたいと思います。
最後に、おすすめのイベント情報を別冊でお知らせします。
1月に開催する「サンエールフェスタ」では、「西郷どん」の脚本を書かれた中園ミホさんの講演会もあります。ぜひ、多くの方にご参加いただきたいと思います。
本日は以上でございます。報道のご協力をよろしくお願いします。
(記者)それぞれの団地でのワークショップの内容、講習会と意見交換会の内容をもう少し詳しくお聞きしたいのが1点と、2点目は年齢層が高いとか、他都市やほかの県と比べたときの市の団地の特徴、3点目として今回ワークショップを開催するきっかけや動機を教えてください。
(市長)まず、3団地のワークショップの内容としては、伊敷団地、西陵団地、皇徳寺団地の3団地でそれぞれワークショップを開催します。この内容は、行政や地域住民、民間の事業者などの協働を得た中で、道路や学校、住宅等の既存ストックを活用して持続可能なまちづくりを目指す本市の方針や施策を取りまとめていきたいという思いで団地のワークショップを開催することです。先ほど発表しましたが、大学の先生による講習会等を通じて、また、地域住民のいろいろな意見をお聞きしながら、住宅団地の活性化に向けた方針等を作成していきたいと思います。
この3団地の構成、特徴というのは、鹿児島市は平野部が少なくて、人口がどんどん増加していた時代にそれぞれ郊外の団地を造成しました。今回の3団地、伊敷団地、西陵団地、皇徳寺団地もそうですが、そのときには若い方々がたくさんそうした地域にお住まいになり、そこで生活をされておられましたが、人口減少や高齢化が顕著に進んでいる現状がございます。
これからそういう環境の中で、そのまちの特徴を生かしたまちづくり、活性化に向けた対応をしなければいけないと考えていますので、そうしたことを踏まえながら、今後も鹿児島市の中にはこうした団地がまだ多くありますので、この3つの団地を先駆けとして、これからもそれぞれの団地の方々と意見交換をしながら、そのまちで、その地域でしっかりとした生活設計ができるような方針を策定していかなければならないと思っています。
(記者)関連して、市内はたくさん団地があると伺いましたが、なぜその中でこの3つになったのか伺ってもよろしいですか。
(市長)今回、特にこの3団地が人口減少、高齢化率が高いということで、まずは3つの団地から先駆けてやろうということです。実は私も皇徳寺団地に住んでいますが、人口が減少し、高齢化率も高くなってきています。そうした意味では、地域のこれまでの人口構成なり、また、地域でさまざまな取り組みをする方々の年齢構成が高まっていますので、そうした状況の中で居住環境や活動の環境が大変変わってきていると思っています。今、地域コミュニティ協議会等も設立をしていただいていますが、今後それぞれの地域が、自分たちのまちは自分たちでつくっていくという気持ちをさらに強く持っていただくために、それぞれの団地の中で皆様方が自分たちのこと、地域のことをしっかりと考えていただく活性化に向けたワークショップを開催したいと思っていますし、人口減少とか高齢化率が高い、そういう団地をまずはその先駆けとなるモデルとして開催をしたいと思っています。
(記者)家庭ごみのことですが、2021年の3月までに目標をもし達成しなかった場合、その後どのような対策をするのでしょうか。
(市長)ゴールを2021年の3月までと一応設定をしました。万が一、マイナス100グラムの目標を達成できなかった場合には、そのときの社会情勢を踏まえながら、改めてごみ減量を推進する方法の検討を行うこととなります。検討の中にはやはり有料化についても検討をすることとなりますが、これまでと同様に市民の皆様方のご協力をいただければ目標達成は十分可能なものと考えていますので、今後とも市民の皆様方と行政が一体となり全力でごみ減量に取り組んでいきたいという思いです。
(記者)関連して。これまでの取り組みでマイナス58グラムは達成したというのはわかりましたが、今後の積み増し分42グラムを達成する上で、あとこのようなものなどがという何か具体的な減量の目標があれば教えてください。
(市長)今回58グラム達成できたということで、市民の皆様方のごみ減量に取り組む姿勢が大きな成果を上げたと思っていまして、心から感謝を申し上げたいと思っています。
今回のごみの減量の主な理由としては、住民説明会をそれぞれの地域で、皆様方のご要望によって数多く開催をさせていただきまして、市民のごみ減量、分別意識が高まったと思っています。目標を達成するために約2年半という限られた期間で取り組むべきポイントとして、1つ目は生ごみの減量、そして2つ目は古紙類の分別、この2点を重点項目として取り組んでいきたいと思っています。古紙類対策等や生ごみ対策については、ことしの12月に「家庭のごみ・資源物の正しい出し方ガイドブック」を全世帯に配布する予定です。また、生ごみ対策として、住民説明会等を通して即効性のある水切りの広報に力を入れたいと思います。また、ダンボールコンポストの普及活動にも力を入れたいと思っています。やはり生ごみ、古紙類、これが大きなポイントではないかなと思っています。
(記者)鹿屋市での住宅型有料老人ホームの事件を受けて、鹿児島市でも事業者へ改めて注意喚起でしたり、何かそういった動きなどはこれまで、あるいは今後何かお考えはありますでしょうか。
(市長)今回、鹿屋市で発生をした事件は大変悲しい出来事だと思っています。今、鹿屋市を含め県でも検証について、また今後の対応について検討されると聞いています。現在、鹿児島市において具体的な取り組みをすることは考えていませんが、鹿児島市にもこうした施設もたくさん存在しています。我々としては常に指導監査等を通じてそれぞれの施設の対応等について対策、監査をしていますので、こうした状況の発生を絶対にしてはならないという姿勢で行政としての対応を図っていかなければならないと思います。
(記者)冒頭の挨拶でもありましたが、ユナイテッドFCが昇格をして、市長のスタジアムでのご挨拶の中でスタジアムについても言及がありましたが、改めてJ2に昇格したということで、今後、上を目指す上では新スタジアムというのも必要になってくると思いますが、市長のスタジアムの必要性についてご見解をお伺いしたいと思います。あと、協議会で6カ所候補地ということで示されていますが、いずれも市有地ではなくてほかに地権者がいらっしゃる土地ということもあるので、今後、地権者との交渉等も含めて調査等をされていくかとは思いますが、その6カ所についてのご見解も教えてください。
(市長)まず、11月25日、ホームゲームでの最終試合で勝利をされ、そして念願のJ2昇格確定ということで、本当にこれまでの悲願を達成された鹿児島ユナイテッドFCの皆様方に心からのお祝いとねぎらいを申し上げたいと思っています。徳重代表、また三浦監督、選手の皆さん、そしてサポーターの皆さん、本当にこれまでの多くのご努力に心から敬意を表したいと思っています。
また、J2昇格をされましたが、鹿児島市はホームタウンとしてチームが新たなステージで存分に力を発揮できるよう引き続き支援をしていかなければならないと思いますし、やはりオール鹿児島で応援をする機運をさらに高めてまいりたいと考えています。支援をしていく中にも、やはり1つJ2昇格をし、その中でユナイテッドがしっかりとした活躍をするためにはサッカースタジアムの整備が不可欠であると考えています。その条件をサッカー協会からも示されています。そして、本市としてもスタジアム整備についてもしっかりと取り組んでいかなければならないと思っています。
これまで協議会の中でいろいろと検討を重ねてきていただき、先月の協議会で6カ所の候補地を選定していただきました。専門的、また客観的な見地から都心部を対象に可能性がある候補地が選定をされたと思っています。この中の6カ所は、ほとんどが民有地と県の所有地ですので、今後必要に応じてこの調査結果、協議会の意見を踏まえて関係の地権者や団体との協議・調整を図っていかなければならないと思っています。
いずれにしましても、このサッカー等スタジアムはスポーツを通じたまちづくり推進の中核的施設であると考えており、地域活性化の起爆剤としてさまざまな波及効果を生み出す可能性のある施設ですので、県をはじめとして、広く官民一体となった連携で知恵を出し合いながら、常に言っていますが、オール鹿児島で取り組む必要があると考えています。
(記者)来年から幼児教育・保育の無償化が始まります。その費用負担について、地方自治体にもというような議論があると思いますが、この件に関する森市長のご意見を。
(市長)今回、消費税増税分の3割が地方に配分され、それにより社会保障費関係の財源として担保されることを前提に全国市長会等は消費税の増税に賛成をしてきたところですが、今回の幼児教育・保育の無償化は、その後提唱された施策です。にもかかわらず、国が地方に応分の負担を求めることは、消費税増税に賛成してきた根拠に反するものと考えています。
私としましても、消費税並びに地方消費税10%へ引き上げの協議の際に示されていなかった幼児教育・保育の無償化の実施に必要な財源については、国の責任において全額国費で確保すべきだと考えており、国におかれては早急に方向性を示していただきたいと思っています。また、この中には認可外保育施設等も含まれると言われていますが、認可外保育施設における保育の質を担保する上で国が定めた認可外保育施設の指導監督基準を満たすことは重要と考えています。しかしながら、基準を満たしていない施設まで無償化の対象に含めると、無償化による保育の需要を目当てとする施設の参入など、保育の質の低下が懸念されるところであり、そうした意味で今後も国がこうした課題等についてしっかりと地方の意見、または基礎自治体である全国市長会や町村会等の意見を十分聞いていただきたいと思います。
(記者)平成29年度の交通局決算で全路線赤字ということが出ましたが、それに対する市長の見解を教えてください。それから、せんだって政府がバス事業者の経営統合を認める方針を出しましたが、市内のバスの路線再編を市の主導でなされる可能性があるかどうかをお聞きできればと思います。
(市長)まず、交通局のバス路線は全路線赤字ということを先般発表しました。交通局も健全経営に向けて努力をしている中にもかかわらず、こうした結果が出たということは大変残念な思いがしております。
政府が経営統合という方針を出しましたが、今後、交通局において、統合の前提として、その前に路線移譲による電車事業と合わせた交通事業全体の収支均衡を図るということが大変重要ではないかと思っています。統合をする際にも交通局を含め民間の事業者の方々との十分な協議は必要ですし、また、民間事業者の路線エリアを考慮し利用者の利便性向上につながるような対策が不可欠ですので、そうした意味でも経営統合という前にそうした路線移譲等について、また、路線エリア等についてしっかりとした対策、対応をしていかなければならないと考えます。そうした状況を見ながら、私自身、設置者として交通局に対しての対策、対応を指導、指示していかなければならないと思います。
(記者)スタジアム問題に戻りますが、先週の検討委員会の中でも6カ所の候補地が示されまして、それについて、やはり県からは中心市街地前提という発言、また戻るような発言がありましたが、市と県との認識、すり合わせといいますか、そのあたりを今後どのようにしていかれるおつもりなのかお聞かせください。
(市長)今回、6カ所ということで候補地が選定をされました。最終的には来年の1月に候補地6つからある程度絞っていただくと伺っていますので、それを踏まえてどの候補地が最適かということを本市として最終的に決定をし、その後、地権者との協議を進めていかなければいけないと思います。こういう6カ所が選定をされたということは、それぞれの地権者の方々も情報として入っていると思います。協議会の中でも県の委員からは、ドルフィンポート地域が6カ所の中に入っており、それについては考えていないという意見もあったようでございますので、それらを踏まえてまた協議会の中で最終的な意見、提案を私どもにしていただけるのではないかと思います。
(記者)1月の協議会では半分程度に絞れればというお話があり、協議会の絞ってきた候補地を受けて、市でも候補地として選定していくというお話でしたが、その候補地を市が選定する具体的な時期のめどといいますか、来年度の予算関係も含めてあると思いますけど、いつぐらいまでに市としての最終的な候補地というのを決めたいという目途というのはありますか。
(市長)1月に最終的に次回の協議会の中で絞っていただくと言われています。その中でどの候補地がいいかということを関係団体、そして地権者の皆様方と協議をしなければいけないと思いますが、J2でユナイテッドが実際に試合をする条件としてサッカースタジアムの整備が挙げられていますので、そうした環境整備をいつまでにしなければならないかということも、サッカー協会との協議も必要であろうと思います。それらを踏まえて最終決定をしていかなければならないので、具体的に何月ということは今の時点では言えないと思います。
(記者)年度内とか来年度中にとか目途はありますか。
(市長)まず、候補地が絞られてから決めていかなければいけないと思います。
(記者)ユナイテッドですが、専用の練習場がないということが課題の1つと監督もおっしゃっていたと思います。何か練習場について解決策といいますか、見通しみたいなものはございますか。
(市長)できるだけ練習場を確保していきたいと思いますが、鹿児島市内にも健康の森やふれあいスポーツランドなどいろいろな施設があります。また市外にもいろいろありますので、そうした練習場がどういった時期に必要だということを具体的に教えていただければ、我々もそれぞれの自治体と、また我々の中の公共施設等についても調整が可能ではないかなと思います。それはユナイテッドとまた今後協議をしなければいけないと思います。
(記者会見終了)
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