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更新日:2020年12月23日
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記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:平成28年12月27日(火曜日)10時~10時30分
場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室
報道提供資料はこちらをご覧ください
皆さん、おはようございます。
本日が今年最後の定例会見となりますが、市政記者の皆様方には、この1年、市政情報を、広く報道していただきましたことに心から感謝を申し上げます。
今年は、隣県の熊本で大地震が起こり、九州に大きな衝撃を与えました。市政においては、オリンピックイヤーだった今年、第1回となる鹿児島マラソン2016を開催しましたほか、谷山地区の鉄道高架化、かんまちあのオープンなど、新たな鹿児島の魅力が創出された1年だったと思います。
23日から私の4期目の任期がスタートしました。これからも、市民の皆さんが、真に“豊かさ”を実感できるまちづくりにまい進してまいりたいと決意を新たにしております。
それでは、本日は、4項目について発表します。
はじめに、防災訓練の実施について、説明します。
まず、平成28年度桜島火山爆発総合防災訓練ですが、大正3年1月12日の桜島大噴火を教訓に、昭和46年から開始し、今回で47回目となる防災訓練を実施します。日時などは記載のとおりですが、新たな避難体制の構築を目指して、本年8月に策定した地域防災計画「火山災害対策編」に基づき、フェリーが使用できない場合を想定した、初めてのバスによる島外避難訓練を実施します。
このほか、熊本地震を踏まえた住民主体による避難所運営訓練や、逃げ遅れを出さないための本格的な残留者捜索・輸送訓練も、初めて実施することとしております。
大規模な噴火に備え、より実践的な訓練を実施し、引き続き、防災対策に万全を期してまいりたいと考えています。
次に、原子力防災訓練についてですが、これは、本市で策定した原子力防災計画や避難計画に基づき、関係機関との連携強化や地域住民の防災意識の向上を図るため、実施する訓練です。
今回、県の実施に合わせ、本市では、UPZ内の住民の方に吉野中学校へ避難していただくこととしております。前回の訓練の教訓から、今回は、要支援者への支援を想定した訓練のほか、熊本地震を踏まえ、地震等によるがけ崩れに対応した避難経路の変更の訓練も行いたいと考えております。
次に、連携協約締結式について、説明します。
本市は、地方創生への取組の一環として、日置市、いちき串木野市及び姶良市と、連携中枢都市圏の形成に向け、取り組みを進めているところです。このたび、本市と3市との間で、連携中枢都市圏の形成に係る連携協約を締結することとなりました。締結式は、1月19日の11時から、城山観光ホテルにて、私と各市長が出席し、行います。
連携中枢都市圏を形成し、この4市で一体となって、地方創生に向け、取り組みを進めてまいりたいと考えております。
次に、「かごしまデザインアワード2016」最終審査及び表彰式について、説明します。
「かごしまデザインアワード2016」は、市内デザイナーのスキルアップや、製造業者等のデザイン面での事業革新を支援するもので、今年で4回目となります。最終審査及び表彰式は1月17日に行い、企業課題部門、学生部門、パブリックデザインコンペ、それぞれで表彰いたします。本市では、この表彰を通して、デザイン等のクリエイティブ産業の育成支援に取り組んでまいります。
最後に、主なイベントですが、2回目となります「天文館ミリオネーション2017」に合わせて今回初めての取り組みとなります「天文館ミリオネーションスタンプラリー」を実施します。
そのほか、恒例の「消防出初式」、「新成人のつどい」など様々なイベントを開催いたします。皆様におかれましては報道についてご協力よろしくお願いします。
本日は以上でございます。
(記者)市長は、知事が就任した直後の記者会見で、避難計画を再検証したいと知事が話したことについて、鹿児島市の避難計画は、「今の段階ではそのままでいいと思っている」と話されました。現段階での避難計画について市長の認識はいかがでしょうか。
(市長)鹿児島市の避難計画については、これまで十分に検討して策定し、訓練等もしっかりと実施していますので、今の段階では私どもの避難計画に齟齬(そご)はないと考えています。ただ、今後、県が避難計画を見直し、その結果を受ける中で何らかの影響があれば再検討をしていかなければならないと考えていますが、今の時点では鹿児島市の避難計画については万全であると思っています。
(記者)明日、県で原発の検討委員会が開かれて、その中で避難計画について検討すると知事は話していますが、そういった結果を受けて鹿児島市としても検討していくのでしょうか。
(市長)そうですね。そこで我々が策定している避難計画について、いろいろと再検討すべきものがあれば、私どもとしても見直し等にも取り組まなければいけないと思います。
(記者)連携中枢都市圏形成に係る連携協約締結式に関してですが、これは具体的にいつごろから取り組むといったスケジュールは決まっているのでしょうか。
(市長)先ほど申し上げました1月19日に締結式をとり行い、その後、各市と事務レベルでの協議を進めていきたいと思います。今の段階で私どもが考えているのは、新規創業の促進、高次都市機能の集積・強化、医療体制の充実、子育て支援推進、公共施設の広域の利用などを考えています。その中で、例えば医療体制の充実であれば、鹿児島市立病院の医療体制の充実を図ることで圏域内の安心で安全な質の高い医療を提供できると思いますし、また、子育て支援の推進では、鹿児島市が実施している「にこにこ子育て応援隊」の協賛店舗、圏域内のそれぞれの事業所の協力店舗をポータルサイトに掲載するとか、小さなことはたくさんあると思います。また、図書館の広域利用ということで、圏域内の住民の方々が圏域内の各市立図書館等で図書の貸し出しや返却ができるようにするなど、今後実施していければと思っています。これは1月19日に締結をし、その後に細かい内容等についてしっかり連携をし、取り組みを進めていければと思います。
(記者)早いところでは年度内から始められるということでよろしいですか。
(市長)そういう方向で取り組みができればと思います。
(記者)天文館ミリオネーションのゲストですが、まだ決まっていないのでしょうか。
(市長)ゲストは決まっていません。昨年出演した宮脇咲良さんに我々も打診をしましたが、スケジュールの都合で実現できなかったということですので、今の段階では、有名なタレントさんを呼ぶ予定はありません。
(記者)今年1年の振り返りと12月23日に始まった4期目について、改めて抱負を聞かせてください。
(市長)今年は地方創生に積極的に対応するために人口ビジョンや総合戦略に基づく取り組みを本格始動させた年だったと思っています。平成27年の国勢調査で我が国の総人口が調査開始以来初めて減少し、本市の人口も60万人を下回ったところですので、人口減少の実態を強く認識をさせられて、国・地方を挙げて地方創生の取り組みを力強く進めていかなければならないとの思いをさらに強くしたところです。また、4月には熊本地震が発生しました。本市も、被災地に対して保健師や消防隊、技術職員の派遣など支援をしてきましたが、この地震によって、やはり災害は、いつ何どきどういった形で起こるかわからないので、総合的な危機管理や防災力の強化・充実をさらに強めていかなければならないという思いがあった、そんな1年であったと思います。また、今年は鹿児島市にとってセーフコミュニティの国際認証の取得、谷山地区の連続立体交差事業の高架化完成、平川動物公園のリニューアル完成など、長年にわたって進めてきた取り組みが実を結んだ年でもありましたし、新たに結婚相談所のマリーサポートかごしまの移転オープンや、出会い・ふれあい企業対抗運動会の開催、こども医療費助成対象年齢の拡大など、様々な分野において積極的な取り組みを進めることができたと思っています。また、3月には記念すべき第1回となる鹿児島マラソン2016も開催できましたし、多くの皆様からのご支援とご協力により、様々な事業をさらに前に進めることができた1年であったと思っています。
また、私自身も11月27日の市長選挙で当選を果たし、12月23日から4期目のスタートを切ることができました。選挙戦を通じて各地域の方々の様々な声を聞かせていただき、市民の皆様のまちづくりに寄せる思いは大変強いものがあることを感じたところです。改めて市長としての責任の重さを再認識するとともに、今後、市民目線に立った事業、そしてまた取り組みをさらに強化していかなければならないと思った年でもありました。これからは4期目に市長として市民の皆様にお約束をしたマニフェストをできるだけ早い時期に実現し、市民の皆様が世界に冠たる豊かさを実感できるまちづくりに全力を傾けてまいりたいと思っております。そういう意味では、この1年は私にとっては大きな変化のあった年だったと思っています。
(記者)先週、政府の予算案が閣議決定されました。市長の所感をお伺いできますでしょうか。
(市長)政府としても大変厳しい行財政環境の中において、国民が要望している様々な案件、課題等について真摯に向き合い、予算を編成されたと思っています。特に地方財政計画について、我々が望んでいたことについても取り込んでいると思っていますし、今後はその地方財政計画に基づくそれぞれの自治体の予算編成にしっかりと取り組み、国が予算の中でしっかりとした取り組みを進めるべき事業については、それを受けて私どもとしても成果が十分達せられるように、しっかりとした予算編成をしていかなければいけないと思います。
(記者)市長が先週、三反園知事と会う予定があると聞いていましたが、まずは会ったかどうか、何かしら進展があったのか、どういうやりとりがあったのかということを教えてください。
(市長)三反園知事と12月19日に会いました。その際に、今までいろいろ課題があった件について、お互いに胸襟を開いて話し合いました。まずは、私からは、路面電車の観光路線の実現についての協議会をつくってほしいということ、それとサッカー場に関しても、お互いにマニフェストにうたい込んでいる事業ですので、県市一体となって関係団体を含めて同じ思いで協議会等をつくっていただきたいと話しました。それと今後、明治維新150周年に向けてのイベント等についてお互いに協力をしていきましょうということ。また、大河ドラマが2年後に放映されますが、館(大河ドラマ館)をどうするかなどについても、お互いに今後また検討しましょうと話をしました。
(記者)三反園知事の返答はどうでしたか。
(市長)協議会をつくってほしいということは、それは一緒に連携してやりましょうと話されました。それと三反園知事からは、今のウォーターフロント地域の活性化等について、これもお互いに十分連携をしていきましょうという話がありました。
(記者)具体的にいつなのかという話はありましたか。
(市長)トップ同士でそういうものをつくるという方針を決めて、その後は事務方でいつどういう形で、どういうメンバーでというのは、今後さらに練り上げていかなければいけないと思います。
(記者)市長は年度内につくりたいというお考えをお持ちだと思いますが、その理解は得られたと考えていますか。
(市長)その理解は得られたと思います。
(記者)理解が得られたというのは、三反園知事がつくりましょうと話したということですか。
(市長)その協議会をつくってほしいということを話したら、それでは、一緒にやりましょうという話があったということです。
(記者)その協議会は路面電車ですか、サッカー場ですか。
(市長)2つともです。
(記者)2つとも年度内につくることで合意したということでよろしいですか。
(市長)そうです。
(記者)サッカー場に関して、知事が定例会見でドルフィンポート跡地に建てることを仮定した場合に、景観にそぐわないのではないかという趣旨の発言をされて否定的でしたが、それについてその場で何かやりとりがありましたか。
(市長)それはありませんでした。サッカー場についても、先ほど言いましたようにお互いにマニフェストに掲げていますので、整備をしていくとの思いは一致をいたしました。そしてやはり協議会をつくってその中で検討していくと、その協議会の中でも場所、規模、そしてどういうものを中に取り込むか、サッカー場だけではなくてラグビーなどいろいろありますので、陸上団体の方、ラグビー関係の方、サッカー関係の方も要望に来ていますので、十分勘案しながら、今後、協議会としてどういう方々を入れるかというのを検討していかなければいけないと思います。2人の話し合いの中では協議会をつくることは一致したと思います。
(記者)市長の見解としては、ドルフィンポート跡地につくると仮定した場合に、景観上何か問題があると考えていますか。
(市長)前知事のときには、そこにスーパーアリーナをつくろうという計画もありましたので、私自身はそこまではないと思いますが、それは知事のお考えですので、今後どういう課題があるかというのも協議会の中でしっかりと検討すべきだと思います。
(記者)県と一緒につくりましょうということで合意されたということですが、市が主体的に協議会をつくるという理解ではなく、県とあくまでも一緒にやっていくという理解でよろしいですか。
(市長)そうです。
(記者)市電延伸とサッカー場のどちらに関しても、市が主体ではないのですか。
(市長)路面電車観光路線は私自身のマニフェストに掲げていますので、もし実施していく場合には、これまでも検討委員会の中でも市が主体的になって進めてきていますので、これについては、市が中心になっていくだろうと、そしてそこの中に県も入っていただくことになります。
(記者)ただ、その協議会を設置する主体としては市と県ということになるのですか。
(市長)路面電車は鹿児島市だと思います。鹿児島市の思いでやりますので。サッカー場は知事も整備をしたいと言われていますので、これは一緒になってやろうというスタンスだと思います。
(記者)市電の場合は市が実質、主体的になっていくだろうということですか。
(市長)路面電車を延伸する場合には、県の土地がほとんどですので、県の協力なしには進めることができません。それと知事がそこを観光拠点施設としての一大拠点にしたいという思いもいろいろと記者会見等でも述べられていますので、そういった中で路線をどういう形で延伸していくかは、やはり県の協力がないと進められないので、県にも協議会の中にも入っていただきたいと思っております。
(記者)サッカー場について知事もドルフィンポート跡地について言及があり、その中でも海辺ということで防災面についての懸念もされていたみたいですが、市長としては、サッカー場の候補地としてのドルフィンポートという場所をどのように考えていますか。
(市長)やはり広大な敷地が必要ですので、そうなりますと限られてきます。あとは交通の利便性、集客力、そういったいろいろな課題等がありますので、そういったものを勘案して、いろいろ協議をしていかざるを得ないと思います。そういった中で広大な敷地を鹿児島市内で考えますと、ある程度絞られてくるのではないかと思いますが、三反園知事がそういう話をされたということであれば、それも1つの大きな課題ではあろうかと思います。
(記者)森市長自身は、この場所は適地とお考えでしょうか。
(市長)適地というか、1つの候補地ではあるのではないかとは思いますが、それも私自身が今、思っているだけであって、これからそれぞれの団体、多くの方々の意見を聞いて最終的には決定をしていくと思っています。そこは決まったわけでも何でもないです。私も、そこがいいという思いもただ条件が整っているというだけのことです。
(記者)今回の三反園知事とのお話の中では、市長が考えているそういう具体的な候補地というのは特に挙げられなかったということですか。
(市長)まだ全然、具体的な話はなかったです。
(記者)市長からは協議会をつくりたいというような言い方でよろしかったですか。
(市長)誰がどういう形でまとめ役になるか、全くそういうのはなくて、ただ単にお互いにそういう組織をつくりましょうということの共通認識を得たということです。
(記者)検討するための組織をつくりたいということでしょうか。
(市長)そうです。
(記者)この前の会見では、年度内にできればつくりたいということでしたが、目標は変わっていないですか。
(市長)変わっていません。できるだけ早く具体化していかないと、逆にその効果が出てきません。
(記者)サッカースタジアムについて、三反園知事は、ある時期からもう全然言わなくなりましたが、今回話をされてみて、三反園知事の本気度というのは、森市長はどのように感じられましたか。
(市長)とにかく私は、知事には、お互いに県民・市民に約束したマニフェストの中に掲げてあるわけですから、お互いに連携して取り組みましょうという話をしました。それに対して別に反対といったことは何もありませんでした。
(記者)知事がドーム球場についてもマニフェストに掲げていると思いますが、集客力、交通の利便性、広大な敷地というのはスタジアムと重複すると思いますが、それについては市長に対して一切何もなかったですか。
(市長)ドームのことは何も言われなかったです。
(記者会見終了)
(市長)最後に、市政記者の皆様には、今年一年本当にいろいろとお世話になりました。ありがとうございました。来年も引き続き、市政に対してまして、各面からの皆様の情報発信、ご協力をよろしくお願いいたします。私自身4期目の市長としての重責をこれから4年間担っていくわけですけれども、鹿児島市を含めて県内大きなイベントがあり、また、事業がめじろ押しですので、これらをしっかりと見据えて、積極的な取り組みを進めることで鹿児島市の発展につなげていきたいと思っています。また、いろいろな事業に取り組んでまいりますので、皆様にも情報発信のほどをよろしくお願い申し上げます。そしてまた、皆様にとって来年が素晴らしい年でありますように、心からご祈念申し上げて、今年1年の皆様に対するお礼の言葉にさせていただきます。ありがとうございました。
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