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更新日:2020年12月23日

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平成28年10月31日(月曜日)市長定例記者会見

記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。

平成28年10月31日市長定例記者会見の様子

日時:平成28年10月31日(月曜日)10時~10時28分

場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室

報道提供資料はこちらをご覧ください

 

 

皆さん、おはようございます。
明後日、2日の夜まつりを皮切りに、今年で第65回となりますおはら祭を開催いたします。市内はもとより県内外から多くの皆さんが訪れ、鹿児島の秋の風物詩を楽しんでいただけるものと思います。皆様におかれましても、報道についてご協力お願いします。

それでは、本日は、9項目について発表します。

市長発表項目:連携中枢都市宣言

はじめに、連携中枢都市宣言について、説明します。

本市は、地方創生への取組の一環として、日置市、いちき串木野市及び姶良市と、連携中枢都市圏の形成に向け、取り組みを進めているところです。

このたび、圏域が持つ特性を活かしながら、雇用の場の創出、地域や企業ニーズに合った人材の育成、交流人口の拡大などを促進し、圏域の経済の活性化や公共サービスの向上を図り、連携中枢都市としての役割を果たしていくことを、この場をお借りして、ここに宣言いたします。宣言の内容につきましては、別添資料のとおりです。今後のスケジュールとしましては、今年度中に連携中枢都市圏ビジョンを策定、公表し、29年度から連携事業を実施する予定としております。

市長発表項目:鹿児島県立短期大学及び志學館大学との包括連携協定締結

次に、鹿児島県立短期大学及び志學館大学との包括連携協定締結について、説明します。

本市と両大学は、包括的な連携のもと、それぞれの資源・機能等の活用を図りながら、幅広い分野で相互に協力し、地域社会の発展に寄与するため、鹿児島県立短期大学とは、10月26日に協定を締結したところであり、志學館大学とは、明日、11月1日に協定を締結します。

大学との連携につきましては、本市の地方創生総合戦略において、重点戦略の取組の一つに掲げたところですが、今回の両大学との締結に伴い、本市は市内6つの大学すべてと連携協定を締結したこととなります。今後、各大学との連携を推進するとともに、本市を核とした横の連携も図ってまいりたいと思います。

市長発表項目:平成28年度桜島火山爆発総合防災訓練(島内避難訓練)

次に、平成28年度桜島火山爆発総合防災訓練・島内避難訓練について、説明します。

噴石や火砕流等による重大な被害が発生する事態を想定し、今回新たに夜間における桜島島内の避難所への住民避難訓練を11月18日に実施します。主な訓練内容としては、夜間における住民避難誘導訓練として、バスによる住民陸上輸送、海上保安部の船舶による残留者の海上輸送などを実施します。私と松木園副市長も現地で避難の状況などを確認することとしております。

市長発表項目:「鹿児島市健康づくりパートナー」登録制度

次に、「鹿児島市健康づくりパートナー」登録制度について、説明します。

事業所との協働により働く世代の健康づくりを推進するため、従業員の健康づくりに取り組む事業所を「鹿児島市健康づくりパートナー」として登録します。健康づくりパートナー登録の事業所に対しては、登録証等の配付や、相談対応、講師派遣などを行います。この「健康づくりパートナー」は、来年1月1日から登録を開始いたします。あわせて、特定健診受診率の向上や健康づくりの推進のため、特定健診受診者が特典を受けることができる「特定健診トク得キャンペーン」を実施します。行政だけでなく、事業所や全国健康保険協会鹿児島支部など、民間と連携することで、働く世代の健康づくりの推進が図られるものと考えております。

市長発表項目:新型超低床電車ユートラムⅢ(スリー)の導入

次に、新型超低床電車「ユートラムⅢ(スリー)」の導入について、説明します。

「鹿児島市LRT整備計画」に基づき、老朽化した500形の更新車両として、平成19年度の「ユートラムⅡ(ツー)」以来9年ぶりに、新型超低床電車「ユートラムⅢ(スリー)」を2両導入します。車両の概要は記載のとおりですが、運転席部分の広さを縮小し、客室部分を拡大することにより座席数を増やし、車体は、芝の緑色と一体化し映えるような配色にしています。来年3月から試運転を行い、下旬には営業運転を開始する予定です。今回の「ユートラムⅢ(スリー)」の導入により、超低床電車は、現在の13両から15両に増加し、車両のバリアフリー化が推進され、利便性がより向上するものと考えております。

市長発表項目:「明治維新150年記念薩長同盟切手」の販売開始

次に、「明治維新150年記念薩長同盟切手」の販売開始について、説明します。

薩長同盟150周年を記念して、萩市と企画協力して制作された「薩長同盟切手」が、本日10月31日より鹿児島県内と山口県内の郵便局で販売開始されます。1シートに82円切手が10枚配置されており、鹿児島市と萩市でそれぞれ5枚ずつ写真を選定しております。各市ゆかりの偉人はもちろん、「西郷どん」や「萩にゃん。」といったゆるキャラの写真も使用したデザインです。この「薩長同盟切手」の発売を機に、明治維新150年に向けた機運がより一層盛り上がり、維新のふるさと鹿児島市が幅広くPRされることを期待しております。

市長発表項目:鹿児島マラソン2017ゲストランナー等の決定

次に、鹿児島マラソン2017についてですが、おかげさまで、マラソン・ファンランともに、前回を上回る応募をいただきました。このたび、ゲストランナー等が決定しましたので、説明します。

まず、ゲストランナーとして、マラソンはタレントで元水泳選手の宮下純一さんと元マラソンランナーの荒木久美さん、ファンランは鹿児島マラソン2017オフィシャルアドバイザーに就任いただいている千葉真子さんとタレントの石原さんです。また、アンバサダーとして、本市のふるさと大使であります、タレントの俊彰さんとサッカー選手の遠藤さんに就任いただき、鹿児島マラソンのPRや、ランナーの皆さんを応援いただきたいと考えております。

次に、大会のゴールドスポンサーとして、南国殖産株式会社、鹿児島県トヨタ販売店グループ、JA鹿児島県経済連グループが決定したところでございます。ゲストランナーやアンバサダーなどの決定により、鹿児島マラソン2017を、一層盛り上げてまいります。

市長発表項目:3期目マニフェストの取組状況

次に、3期目マニフェストの取組状況について、説明します。

マニフェストの取組状況は、例年、この時期に発表しておりますが、私は、市長就任以来「市民が主役の鹿児島市の実現」を基本理念とし、3期目の市政運営においても、市民の皆様とのパートナーシップのもと、市政をもっと前へ進めるため、「創ります!人が行き交う魅力とにぎわいあふれるまち」などの7つの基本政策、そして110項目の取組の早期実現に向けて取り組みを進めてまいりました。マニフェストに掲げた110項目については、全ての項目で、「実施」もしくは「推進中」となっており、全体として概ね順調に進めることができたと考えております。なお、この取組状況につきましては、市のホームページや市政情報コーナーなどでご覧いただけるよう公表します。

市長発表項目:主なイベント

最後に、主なイベントですが、かごしまITフェスタ2016や農林水産秋まつりなど、多くのイベントを開催いたしますので、皆様におかれましては報道についてご協力よろしくお願いします。

本日は以上でございます。

質疑応答要旨:鹿児島マラソン2017について

(記者)鹿児島マラソンのアンバサダーはどういう役割でしょうか。

(市長)鹿児島マラソンのPRをしていただきます。広報大使として大会を盛り上げていただければと思います。

(記者)例えば、イベント会場にお二人が来て鹿児島マラソンをPRすることもありますか。

(市長)今回は、お二人はお越しになりませんが、いろんな機会にこの鹿児島マラソンをPRしていただければと思います。

(記者)それは県外でのPRも含めてですか。

(市長)そうですね、県外を含めてですね。

質疑応答要旨:連携中枢都市宣言について

(記者)連携中枢都市宣言について、4月から連携事業の実施とありますが、具体的にどういう事業を想定されているのでしょうか。

(市長)これからお互いに議会へ議案を提出して、その後また詰めていきますが、経済、社会、文化、そういう面で連携をしていければと思っています。いろいろな施設等もありますし、またいろいろな取り組みもそれぞれの都市がしていますので、それらの施設を有効利用できるように連携をしていければと思います。例えば、鹿児島市の公共施設を他の3市の方たちが鹿児島市民と同じような条件で利用できるとか、そういうものができればと思います。

(記者)連携中枢都市宣言で鹿児島市の果たす役割は、中心的な音頭取りになりますか。

(市長)そうですね、連携中枢都市というのは中核になる都市が周辺の都市と連携して圏域をつくっていくという仕組みですので、鹿児島市はその中核となる条件を整えています。例えば、地方圏の中の指定都市や、中核市であること、また昼夜間人口比率がおおむね1以上であるなどの条件があります。本県においては本市のみが該当しますので本市の強みを生かし、また、3市は鹿児島市において通学割合、また通勤割合が10%以上のところですので、連携をすることでより一層の経済効果、地域の活性化が醸成されるのではないかと思います。

(記者)中枢都市について市長の思いがあれば教えていただけないでしょうか。

(市長)やはり人口減少や少子高齢化にあって、地域をより活性化し、経済を持続可能なものとすることが今、地方自治体に求められていますし、また市民や地域の方もそれを欲されていると思っています。そういった中で連携中枢都市が形成されますと、経済成長の牽引や高次の都市機能集積・強化、また生活関連施設のサービス向上がより高まっていくのではないかと思っており、そういう意味では、一定の圏域の人口があるところで活力ある地域経済、社会経済が確立できるのではないかと思っています。

(記者)他の都道府県で取り組んでいるところはありますか。

(市長)そうですね、いろいろなところでその取り組みを進めています。中枢都市としては、今ビジョン公表済みは17圏域あります。

(記者)中核市で取り組むのは何例目でしょうか。

(市長)各圏域における中枢都市は17です。

(補助職員)中枢都市の対象となる都市は全国で61あり、中核市や政令指定都市が該当します。

(市長)その中で(連携中枢都市圏に取り組んでいるのは)熊本や北九州など、政令指定都市も入れて16ですね。

(記者)日置市、いちき串木野市、姶良市はそれぞれ前向きに検討しているのでしょうか。

(市長)そうですね、今度、お互いに12月議会に連携中枢都市宣言の議案を出します。前向きにしっかりと取り組んでいただけると思っています。

(記者)鹿児島市にとって連携することのメリット、それから3市にとって鹿児島市と連携することのメリットについて、具体的な例がありましたら教えていただけますか。

(市長)鹿児島市にとって、施設等に3市の方々が来られることで活性化が生まれるのではないかと思いますし、また3市にとっても、鹿児島市民の皆様が、それぞれの公共施設等を同じ条件で活用できるということであれば、そちらのほうにも鹿児島市民の人たちが往来されるのではないかと思います。そこでいろいろな施設を利用したり、いろいろな特産物を買ったり、そういう効果も出てくるのではないかと思います。

(記者)公共施設というのは具体的にはどういった施設でしょうか。

(市長)例えば水族館や、動物園など、また文化センターなどのいろいろな施設になろうかと思います。これは、今後具体的にどういった形で利用をするかは協議していくことになりますが、今は連携中枢都市としてお互いに協力をしていこうという宣言ですので、具体的にはこれから決めていくということです。

質疑応答要旨:サッカースタジアムの整備について

(記者)ドルフィンポート跡地にサッカースタジアムが建設されるのではないかという一部報道があったようですが、鹿児島市、また市長として今の時点ではどういう認識を持っていらっしゃるのでしょうか。

(市長)全く未知数です。サッカー施設をつくりたいという思いはありますが、どこにつくるというのはまだ全く明確ではないです。予定地としてはそういうところもあるかもしれませんし、別にもあるかもしれません。先般、三反園知事と昼食を交えながらお話ししましたが、ご本人もそれに対しての意欲はありますが、まだどこということは決めてはいません。知事のマニフェストでもドルフィンポート周辺を観光に資する、回遊性のあるエリアにしたいという思いがあることは言っていましたが、そこに具体的にサッカー場をつくりたいということはまだ話はしていません。

(記者)知事と昼食を交えながらそういう話をされたことがあったということでしょうか。

(市長)知事が就任されたときに、ぜひ一月に1回は何らかの形で、いろいろ課題を協議したいということでしたので、それを実行しています。

(記者)差し支えなければいつごろされたのでしょうか。

(市長)10月28日です。

(記者)主な議題はスタジアムについてでしょうか。

(市長)それは市政全般、県政全般ですね。具体的には、今、課題に挙がっているサッカー場や、それから国際交流センターなど、こういう課題がありますよねということを認識して、それに対して早急に取り組んでいきますということです。

(記者)先日、三反園知事は定例会見でサッカースタジアムについて、主体は、鹿児島市だと言っていましたが、市長から何か具体的なビジョンを知事のほうに伝えたのでしょうか。

(市長)ホームタウンは鹿児島市ですが、サッカースタジアムの建設・整備については、県・市、そして各種団体と協議をするべきだと話をしました。三反園知事はそれについてコメントはなかったですが、とにかく一緒に整備をしていきましょうという話はしました。

(記者)弊社の取材の中では、ドルフィンポートという場所がスタジアムの建設場所として有力な候補地の1つとして検討されているということになっているわけですが、森市長にとって、ドルフィンポートという場所がサッカースタジアムの有力な候補地ということには間違いないでしょうか。

(市長)候補の1つとしてはありますが、有力かどうかはわかりません。公共性も利便性もありますが、あそこは県有地ですので知事にこういうところもありますよねという話もしましたけれども、知事はノーコメントでした。他にもあるのではないかと、知事はあくまでもあそこは観光に資する施設をつくりたい、例えばシーフードレストランや、クルーズ船が着くマリーナをつくりたいと言っていました。

(記者)確認ですが、先週の金曜日に昼食の会合をとられたときに、森市長からこういう場所もあるということをお話されたということですか。

(市長)場所については具体的には言いませんでしたが、例えば、ドルフィンポートや、以前、体育館をつくろうとしていた土地など、いろいろあるということはお互いに言いましたが、それは方針として固まっているわけでもないし、中央駅の西口など、そういうところも話をされましたが、全くそれは未知数です。ただ単に大きなサッカー場をつくるということになると、広いところですとドルフィンポート跡地がありますよねという話はしました。知事はそれに対して観光に資する施設をという話もされていました。いろいろ頭の中にどういうことを考えているのかは全く未知数です。サッカー場をつくるとなると、それだけの面積が要ります。有力かどうかわかりませんが、そういうところも1つの候補地ではないかとは思います。あそこは県有地ですので、県がそこに何をつくるかということをはっきり早く示してもらわないと、それともう1つ要望したのは、新たにつくるか、今の陸上競技場を整備するか、早く方針を決めていただかないとということは申し上げました。

(記者)三反園知事の立場もあるかと思いますが、森市長、鹿児島市として、このスタジアムの問題は、ホームタウンとして主導的に非常に前向きに検討していく事項ということは間違いないですか。

(市長)そうですね。それはもうしっかりと進めていきたいと思います。

(記者)新スタジアム構想と県立鴨池陸上競技場を改修していく方法、どちらのほうが現時点では、現実的に非常にいい案とお考えですか。

(市長)費用や期間などを考えると、今の時点ではどちらとは言えないですが、新しいもののほうが早くできるのではないでしょうか。今、国体に向けて改修されていますが、そこを県としてそういう形で変更されるのかどうか(にもよります)。

(記者)サッカースタジアムも観光に資する施設だとは思いますが。

(市長)そうですよね。それを話しましたが、用地としてはお互いに共通認識でありますが(サッカースタジアムに)特化されたということではまだないです。

質疑応答要旨:土地開発公社の解散について

(記者)土地開発公社の解散の件ですが、10月までに県から認可がおりるかどうかはもう決まったのでしょうか。

(補助職員)解散の方向で28年度内に調整されます。

質疑応答要旨:吉野地区土地区画整理事業に係る「補償金請求事件」について

(記者)吉野地区土地区画整理事業について、この前、地裁で判決がありましたが、市長は、市民を守る、市民が生活しやすい鹿児島市をつくりたいということは常々言っていますが、今回の場合は、どちらかというと市の落ち度もあって、相手が4人従業員を全員解雇するような事態になっているのですが、それについて市長はどのように認識され、判決についてどのように考えていらっしゃいますか。

(市長)鹿児島市の主張が認められなかったということは残念ですし、この件で従業員が解雇されたことは大変残念には思いますが、これはあくまでも係争中ですので、そのことで鹿児島市が責任を負うということは今のところは考えていません。鹿児島市としての立場をしっかりと発言し、最終的には裁判所が決定をされるでしょうが、こちらの主張がまだ認められていないので、今後しっかりと対応したいと思います。市民のためのということですが、裁判になっている事案ですので、鹿児島市が相手に対して援護することはあり得ないと思います。

(記者会見終了)

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