展覧会について
音楽は美術とともに古来人々が表現し愛してきた芸術です。演奏の様子や楽器そのものの造形美、楽曲から想像されるイメージなど、音楽は多様なかたちで美術作品に表されています。本展では所蔵品から時代や分野を横断し、音楽にちなんだ作品、音楽に関心を寄せた作家を取り上げ、音楽と美術との関りを紹介します。作品たちが奏でる音に耳をすませてみてください。
〇楽器とともに
太鼓、竪琴、マンドリン、ギターなど古今東西の文化のなかで奏でられてきた様々な楽器。絵画や彫刻に表されている楽器にはどのようなものがあるでしょうか。
〇バイオリンのある風景
バイオリンはその美しい造形から、静物画に描かれることが多い楽器です。絵画の主要なモチーフとしての姿をご覧ください。
〇音楽を愛した画家たち
音楽一家に生まれたデュフィのリズミカルな表現や、音楽から抽象絵画を拓いたカンディンスキーなどによる個性豊かな表現をお楽しみください。
〇音を想像してみよう
抽象絵画を中心に音を感じさせる作品を展示します。どんな音や音楽が聞こえてきそうか、想像しながら鑑賞してみましょう。
〇音楽から生まれた作品
作家たちの創作の源となった音楽に注目します。ストラヴィンスキーのバレエ音楽に着想を得たマリーニの版画や、国内外の音楽にちなむポスターを紹介します。
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(4) (5)
(1) エミール=アントワーヌ・ブールデル《サッフォー》1925年 ブロンズ
(2) マリー・ローランサン《マンドリンのレッスン》1923年 油彩
(3) 堀之内一誠《窓辺》1977年 油彩
(4)ワシリー・カンディンスキー《響き『赤・青・黒の中の三人の騎士』》1911年 木版
(5)ラウル・デュフィ《ベルト・レイズの肖像》1952年 油彩
音楽から抽象表現を拓いたカンディンスキーの《小さな世界》は、色々な音や音楽が聞こえてきそうな作品です。会場ではカンディンスキー《小さな世界》の6点を写真撮影可にしています。作品の写真を撮って、みなさんがイメージした音や音楽を紹介してみませんか?「#音を奏でる作品たち」のハッシュタグでインスタグラムに投稿しよう!(投稿内容は当館のインスタグラムでご紹介する場合があります。)
ギャラリートーク(担当学芸員による作品解説)
※申し込み不要ですが、先着10名様までとさせていただきます。ご参加には観覧料が必要です。
ランチタイムコンサート
美術館にてコンサートを開催!音楽に触れる素敵な時間をお届けします。
出演:今林吹音、木佐貫茜、福永里美、中堂園都乃(ヴァイオリン四重奏)
演目:ワルツィング・キャット、『ジブリ』メドレー、ペトルーシュカ ほか
日時:2023年5月6日(土曜日)14時から14時30分
場所:鹿児島市立美術館 1階・エントランスホール
※申し込み不要・どなたさまも無料でご参加いただけます。
お問い合わせ:鹿児島市文化振興課(TEL 099-216-1501 メール bunkashinko@city.kagoshima.lg.jp)
同時開催
観覧料共通
観覧料別途
リサ・ラーソン展 知られざる創造の世界ークラシックな名作とともに
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最終更新日:2023年5月1日
休館日カレンダー
常設展観覧料など
※特別企画展はその都度定める料金
※2F展示ギャラリー・アートライブラリーのご利用は無料
※毎月第3日曜日は小・中学生常設展示観覧料無料