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更新日:2015年3月20日
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日時:平成22年7月28日(水曜日)10時00分~10時16分
場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室
市長 おはようございます。
各項目の発表の前に、先日、姉妹都市盟約50周年を記念して、ナポリ市を訪れて、記念式典や鹿児島広場の命名式などに出席してまいりましたのでご報告します。
昭和35年に締結したナポリ市との姉妹都市盟約は、日本とイタリアの都市間では最初の盟約であり、今回の訪問は、両市の半世紀にわたる交流の歴史に感慨を覚えるとともに、新しい50年の交流に向けて、友好の絆を確認し、深めることができた大変意義深いものとなりました。
今後とも、教育・文化・経済などさまざまな分野での交流を一層進めたいと考えています。
それでは本日の発表項目、6項目について発表します。
まず、観光交流センター等甲突川右岸緑地整備の完了について、説明します。
ナポリ通り沿いの甲突川右岸緑地を、市民や観光客が楽しく周遊・散策できる空間として整備を進めていました甲突川右岸緑地整備事業が完了し、8月4日に供用を開始します。
主な施設として、各種観光情報の提供などを行う観光交流センターや、さまざまなイベントにも活用できる芝生広場、大型観光バスも乗り入れ可能な駐車場のほか、オープンテラスやウッドデッキなどを整備し、ナポリ通りと一体となった開放的な空間整備を行いました。
また、観光交流センターには、壁面緑化や太陽光発電システムを設置し、センター内や緑地の照明にはLEDを活用するなど、省エネや周辺環境にも十分配慮したところです。
今回の整備は、対岸の歴史ロード“維新ふるさとの道”や維新ふるさと館などと一体的に、回遊・散策を楽しめる新たな都市空間が創出され、鹿児島中央駅から、いづろ・天文館地区にかけての回遊性の向上にも寄与すると考えています。
ぜひ多くの観光客や市民の方々に、観光交流センターをご利用いただき、まち歩きを楽しんでいただきたいと思います。
次に、第10回記念鹿児島錦江湾サマーナイト大花火大会について、説明します。
2000年に第1回を開催した本花火大会は、世界有数の活火山桜島と波穏やかな錦江湾という、雄大で美しい絶好のロケーションのもと、観光鹿児島の夏の一大イベントとしてすっかり定着し、今年は第10回の記念大会として開催します。
打上花火数は、過去最高の1万6千発を予定しています。
大会は、今回の大きな目玉のひとつである2尺玉の2発同時打ち上げで幕をあけ、大玉花火の30連発打ち上げのほか、ナポリ市との姉妹都市盟約50周年や、マイアミ市との姉妹都市盟約20周年を記念した花火などを打ち上げることにしています。
今年も華麗で迫力満点の花火の競演で鹿児島の夏の夜空を彩りますので、ぜひ多くの皆さんに、楽しんでいただきたいと思います。
次に、三市連携伝統的工芸品の集いについて説明します。
来春の九州新幹線鹿児島ルート全線開業に向けて、鹿児島市、福岡市、熊本市の沿線三市が連携し、今年2月に、大阪でプロモーションを実施するなど、各種の取り組みを行っています。
今回は、三市の伝統的工芸品のさらなる振興と販路拡大を図るため、各市の伝統工芸の技をコラボレーションした製品を、共同研究開発していましたので、8月16日と17日の両日、熊本城本丸御殿で、三市合同で新製品の発表とプロモーションを行います。
16日は、私も、福岡市長や熊本市長とともに参加し、博多織とコラボレーションした本場大島紬のドレスや、熊本城や各市の風景などを描いた薩摩焼などをアピールすることにしています。
また、今回の集いの関連イベントとして、熊本城数奇屋丸(すきやまる)で、本場大島紬の機織(はたおり)や博多人形の絵付け、肥後象(ぞう)がんの小物作りの体験や職人による実演などが開催されます。
その後、展示販売会を、三市で巡回して開催し、本市では、9月8日から山形屋デパートで開催する予定です。
次に、「鹿児島市すこやか子育て交流館」の愛称決定について説明します。
本市の子育て支援の総合的な拠点施設として、10月9日に与次郎一丁目に開館する、「鹿児島市すこやか子育て交流館」の愛称が、459件の応募の中から決定しましたので発表します。
愛称は、「りぼんかん」です。市内の保育園児・山元優佳(やまもと ゆうか)ちゃん5才の作品です。
この愛称には、「いろいろな人と結び合う公園のような交流館になってほしい」という願いが込められています。
決定理由ですが、「りぼん」という言葉には、「人と人とを結び合う」という願いが込められていること、「子育てを孤立させない、みんなでつながって子育てを支えあう」という交流館のコンセプトや機能をイメージできる言葉であること、また、小さな子どもさんにも、親しみやすい、覚えやすいことから決定しました。
表彰式は、10月9日の開館記念式典において行う予定です。
次に、市立美術館・市立図書館開館記念等特別企画について、説明します。
現在、鹿児島市立美術館では、昭和60年の新装開館から、25周年を記念して開催する特別展の一つである「ピカソと20世紀美術の巨匠たち」を開催しています。
今回は、ピカソの代表的作風を示す初期から晩年までの作品8点と、20世紀を代表する作家の作品のほか、当館が所蔵する西洋美術作品をあわせた69点の特別企画展です。
次に、市立図書館では、開館20周年記念特別企画として、7月31日から8月23日まで、絵本作家・山脇百合子さんの児童書原画23点を特別展示する「山脇百合子原画展~幼い子とおはなしの世界~」を開催します。
また、椋鳩十児童文学賞の20回と市立図書館の開館20周年を記念して講演会を、8月1日にサンエールかごしまで開催します。
以上、2つの特別企画展と記念講演会に、ぜひ、多くの市民の皆さんにご来場いただきたいと思います。
最後に、「長崎原爆展」と「鹿児島市の戦災と復興写真展」について説明します。
鹿児島市平和都市宣言20周年記念事業の一環として、8月20日(金曜日)から25日(水曜日)まで、中央公民館において、「長崎原爆展」と「鹿児島市の戦災と復興写真展」を開催します。
期間中、原爆被災写真等のパネルや被爆資料の展示、原爆関連ビデオの上映などを行うほか、21日(土曜日)と22日(火曜日)には、長崎平和推進協会会員による被爆体験の講話を予定しています。
また、会場では、鹿児島市の空襲被害状況等のパネル展示も行います。
戦争を知らない世代の方々をはじめ、多くの市民の皆様にご来場いただき、原爆の恐ろしさや戦争の悲惨さを知っていただくとともに、あらためて平和の尊さについて考える機会にしていただきたいと考えています。
私からの発表は以上です。
記者 商工会議所等から鹿児島中央駅の再整備に関して協議会を設け、タクシーの出入りをよりスムーズにする、あるいは観光バスの停車場所を増やすなどの要望が来ていると思いますが、これに関して市長のお考えをお聞かせください。
市長 来春の全線開業に向けての中央駅周辺の整備というのは、喫緊の課題だと思っています。商工会議所等からのご要望については、1つ1つの項目について、これから関係部局が精査していかなければならないと思いますが、やはり中央駅周辺の関連をする団体との協議も必要であろうと思っています。
個々、鹿児島市で対応できる項目等については、早速実態を踏まえて、今、十分な対応を図っていますが、今おっしゃったように、タクシープールの問題、そしてまた観光バス等の駐車場の問題等については、これは鹿児島市のみで対応できるものではありませんので、県、鹿児島市、そしてまたJR等、関連する団体と協議会というか、そういうものができるかどうかわかりませんが、個々具体的に関連する機関と協議を現在進めているところです。そして、なるべく早く、この諸課題について一定の方向が出せるように努力していかなければならないと思っています。
また、現状を大幅に変えるということになりますと、今の対応そのものの根本から、基本的なものから変えていかなければならないと考えていますので、東口・西口両広場について、先ほど申し上げましたように、関係機関と十分連携し、そして検討を進める中で課題の解決をしていきたいと思っています
記者 阿久根市の議長が、市長が議会招集しない場合、議長にも招集権限をということを、今度、県の市議会議長会に提案して、決議が採択される見通しということになっていますが、市長は議会側への招集権限について、どう思われますでしょうか。
市長 阿久根市長や私を含めて、自治体の首長として、それぞれ大きな責任というものを担っていると思っています。
今回、こういった事案が発生をした原因としては、専決処分を繰り返して行い、知事の2度にわたる勧告を無視しています。今は市長の権限により招集というものがなされており、その1つの課題として、逆に議会から議会が開けないという混乱状況が起こっていますので、今後そういった不測の事態が起こらないためにも、今の議会側からの要請というものも1つの方策ではなかろうかと思っています。
1つにはやはり、この専決というのは、地方自治法で決められた行政対応としての1つでありますけれども、やはり法にのっとった対応を図るべきであって、それを逸脱した運用というのは、今の私ども市政を預かる身分としては、やはりふさわしくないのではないと思っています。
(記者会見終了)
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