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更新日:2015年3月20日

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平成22年12月2日(木曜日)市長定例記者会見

10月27日会見

日時:平成22年12月2日(木曜日)10時01分~10時37分

場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室

※報道提供資料はこちらをご覧ください→報道提供資料(PDF:356KB)

市長 皆さん、おはようございます。発表の前に一言申し上げたいと思います。
私は、先月の26日から28日まで、ドイツ連邦共和国のシュツットガルト市で開催された「2010年世界室内自転車競技選手権ドイツ大会」に,次年度開催都市の代表として、UCI(国際自転車競技連合)フラッグの引継ぎ式等に出席してまいりました。
式ではプレゼンテーションを行い、来年11月に開催される鹿児島大会に向けての本市の熱い思いと大会への参加を、世界の皆さんにアピールしたところです。これから、来年の大会の成功に向けて、万全の準備を進めてまいりたいと考えております。
それでは、本日は、4項目について発表します。

市長発表:天璋院像完成除幕式

まず、天璋院像完成除幕式について説明します。

このたび、「篤姫館」実行委員会において制作を進めておりました天璋院像が完成しましたので、誕生日にあたる12月19日(日曜日)に、完成除幕式を開催いたします。

建立場所は、県歴史資料センター黎明館の前庭で、銅像の高さは約1.8mで、台座も含めた総高)は、約3.1mでございます。

銅像の制作は、2007年に文化勲章を受章されました、日本を代表する彫刻家の中村晋也先生にお願いいたしました。

当日は、徳川宗家第18代当主の徳川恒孝様、近衛家第30代当主の近衛忠輝様、島津家第32代当主の島津修久様、大河ドラマ「篤姫」の音楽を担当された本市出身の吉俣良さんなどにご出席いただけることになっております。

このたびの天璋院像が、篤姫が徳川家に嫁ぐ前に過ごされたゆかりの深い鶴丸城址に建立できることにより、周辺の歴史・文化施設や史跡等との連携が図られ、本市観光のさらなる魅力アップにつながることを大いに期待しております。

市長発表:青森市における市長トップセールス

次に、先日、プレスリリースしました、青森市における市長トップセールスについて説明します。

来年3月12日に、鹿児島から青森までが新幹線のレールで結ばれます。私は、一足先に、今月4日の東北新幹線の全線開業日にあわせて、新青森駅で開催される開業イベント会場で、トップセールスを行ってまいります。

今回のトップセールスでは、青森市の鹿内博市長と、両市の特産品の交換を行うなど、両市が新幹線で結ばれることをアピールします。

また、南国・鹿児島の大地で育った、世界一小さい、今が旬の桜島小みかんなどを、来場者にプレゼントし、本市の観光や特産品の魅力を、青森市民をはじめ東北地方の皆さんに、直接、お伝えしたいと思います。当日は、薩摩観光維新隊もイベント会場を訪れ、翌5日にかけて本市の観光PRを行うことにしております。

来春、本州・最北の青森から九州・最南の鹿児島まで、新幹線で結ばれることで、全国的にダイナミックな交流が生まれることが期待されます。鹿児島と青森の両県は、新幹線の全線開業をアピールしようと共同でキャンペーンを行っております。本市としても、今回のトップセールスを契機に、あらゆる機会を捉えて、観光客のさらなる誘客活動を図り、地域経済の活性化や、にぎわい創出につなげてまいりたいと考えております。

市長発表:環境子どもサミット

次に、環境子どもサミットについて説明します。

本市は、平成20年10月に、「かごしま環境都市宣言」を行うとともに、環境リーディングシティを目指して、かごしま環境未来館を開館するなど、環境の視点を取り入れた諸施策やまちづくりを、積極的に推進しております。

今回、かごしま環境未来館において、子どもたちが環境学習や環境保全活動について意見を交換し、子どもたち自身が具体的な行動を起こすきっかけとなるよう、環境子どもサミットを、12月11日に開催します。

環境子どもサミットでは、市内の小学校や中学校、こどもエコクラブ等の16団体の皆さんが、本年7月からそれぞれのテーマを決めて、環境学習や環境保全活動、ワークショップを通して、環境との関わりに「気づき」「知り」「行動する」の視点で学んできた取り組みの成果を発表し合います。まさに、子どもたちの、子どもたちによる、子どもたちのためのサミットであるといえます。

当日は、「持続可能な社会づくりと環境教育の役割」と題して、東京学芸大学名誉教授の小澤紀美子さんに、基調講演もお願いしております。また、サミット終了後、本サミットの開催を記念して、子どもたちと一緒に、ニレの木(予定)の植樹を行うことにしております。

なお、ユーストリームを利用して、当日のサミットの様子を、インターネットで中継する予定です。ご来場者も含め、多くの皆さんに、子どもたちの環境に対する思いを、直接、感じていただきたいと思います。

本市で初めて開催する、環境子どもサミットが、市民総ぐるみとなった環境リーディングシティづくりに大きく寄与する、実り多い会議になることを期待しています。

市長発表:交通安全教育機材、ロードスイーパー、高規格救急車の寄附

最後に、全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)鹿児島県本部からの寄附について説明します。

このたび、JA共済連県本部から、交通安全教育のための機材(軽自動車1台、パソコン等の機材)と、路面清掃車両(いわゆるロードスイーパー)2台、高規格救急車1台の寄附を受けることとなりました。

誠に、ありがたいお話しであり、ご寄付いただく、これらの車両や機材等を大いに活用して、本市の交通安全対策のさらなる推進や、迅速な降灰除去作業、救急搬送体制の充実に役立ててまいりたいと思います。なお、贈呈式を、12月20日に、みなと大通り公園において行う予定であります。

本日の発表項目は以上ですが、追加して2項目の報告をします。

まず、1項目ですが、ご案内のとおり、市立科学館で小惑星探査機「はやぶさ」帰還カプセル等の公開が12月8日(水曜日)から5日間の日程で、実現いたしました。ぜひ、多くの皆さんにご来場いただき、7年間・60億キロの壮大な宇宙の旅の末に、世界初の快挙を成し遂げ、奇跡の帰還を

果たしたカプセルなどを間近にご覧いただいて、日本の宇宙開発技術の高さを感じ、宇宙へのロマンを味わっていただきたいと思います。

もう1項目が、桜島フェリー初の電気推進船、桜島丸、愛称「サクラエンジェル」についての報告です。広島県江田島市で先月25日に進水式を行った同船は、来年3月10日(木曜日)の「よりみちクルーズ」を皮切りに就航する予定であり、現在、操船設備や電気設備の工事等を進めています。そこで、進水式の模様を中心にした写真展を、12月13日(月曜日)から22日(水曜日)まで、市役所東別館1階市民ロビーで行います。ぜひ、多くの皆さんにご覧いただきたいと思います。

なお、お手元に、今月予定している主なイベント資料を用意しておりますので、あわせて取材方をよろしくお願いいたします。

質疑応答要旨:来年度のイベントについて

記者 来年度の話になってしまいますが、新幹線に関して、12月はトップセールスで市長も青森まで行かれるということでしたが、市がかかわるイベントがもしあれば教えてください。自転車の競技大会という大きなイベントがありますが、それまで何かないのかという話も話題になると。

市長 まず、全国的な規模でありますのは、県と共同した全国都市緑化フェアです。これが3月から5月にかけてあります。そして、これは先日、私も記者会見に同席しましたが、(中村)勘三郎さんが4月2日に市民文化ホールで、新幹線全線開業という冠をつけた、鹿児島の異人館を題材にした歌舞伎をします。3月12日は新幹線の全線開業のセレモニーもあります。その前に私どもは熊本・福岡市で連携した、3市連携のいろんな取り組みをしていますので、やはりこの3市でこの全線開業に向けたさまざまなイベントを今企画をしているところです。多分、来年の2月に3市合同で、いろいろと全線開業へ向けた取り組みをしていきたいと思って、まだ具体的にはどういう形でするということは決まっていませんが。大きな行事というか、イベントは、そういうものがあろうと思っています。これから来年度に向けて、またきめ細かな誘客対応事業等の施策について考えていければと思います。今、大枠で決まっているのはそういう形です。

記者 来年1年間ぐらいは、お祭りというか、毎月何かあってもいいという話はありますが、積極的に市がイニシアチブをとられて、やるようなお考えでしょうか。

市長 そういう形で、ぜひ実現していきたいと思います。
それと、今までやってきたさまざまなイベントにも、より力を入れて、そしてまた、そのものをもう少し手を加えて、全国に発信できるような取り組みをしていければと思います。

質疑応答要旨:鹿児島市の魅力について

記者 青森市にトップセールスで行かれるということですが、市長が考える、観光の面だけにかかわらず、鹿児島市全体としての何か自慢がありますか。

市長 常日頃から言っていますが、鹿児島は歴史・文化、豊かな自然、そしてまた今一生懸命取り組んでいる食といった他の都市にはないすばらしい資産、財産というものがあろうかと思っています。今回の九州新幹線、そしてまた東北新幹線全線開業されることにより、鹿児島から青森まで新幹線、高速鉄道網で1本で結ばれることで、これまで以上に人・物・情報の交流が拡大されると思っていますので、今申し上げました鹿児島の他の都市にはない魅力を全国に発信をしていきたい。そしてまた、世界有数の、すぐ目の前にあります活火山も他の都市、また世界の各都市にとっても大きな魅力の1つではないかと思っていますので、これらを鹿児島の大きな財産として情報発信できればと思っています。

質疑応答要旨:観光大使を活用した観光PRについて

記者 観光に絡んでですが、九州の各地で、例えば地元の出身の有名人の方に観光大使などをお願いしてPRされているところがありますが、似たような取り組みをされる予定はないかお聞かせください。

市長 今、県で薩摩大使というものをつくっており、その方々を県としては活用してほしいということでありましたが、やはり鹿児島市出身の方を、できるだけ鹿児島をPRをしていただくために活躍してもらいたいと思っています。具体的にはだれということは言えませんが、やはり今後、観光PR、また観光客を誘致する際には、そういう方々にもぜひお手伝いをしていただければと思っていますので、これは今後の課題として、今後検討していければと思っています。
各市で、それぞれ市の観光大使や大使、宣伝隊という方をつくっていますので、そういう形で、市としても何らかの形でできればとは考えています。

質疑応答要旨:コアラ会議について

記者 12月8日にコアラ会議があると思いますが、(開催まで)1週間を切って、開催される鹿児島平川動物公園として、鹿児島市として何か具体的に提案、要望するものはありますか。

市長 鹿児島のコアラはクイーンズランド州から来ているコアラですが、クイーンズランド州でもコアラの種の保存、また継承というのがなかなか難しいということで、これは鹿児島市のみならず、このクイーンズランド州のコアラを抱えている動物園、そしてまたクイーンズランド州もそういう一致した悩みがあると、私が出張した際にお聞きをしましたので、その大もとでありますクイーンズランド州の政府からその担当の方に来ていただき、今後のコアラの保存というものについて、ぜひ一緒になって研究、検討していきたいと思っているところです。新規個体の導入というものができればありがたいんですが、そういった形ができないのであれば、先ほど言いましたように、どのようにしてそれを増やしていくかという研究、検討も一緒になってしていければと思っています。
今、鹿児島市の平川動物公園(のコアラは)、雄が1頭で雌が6頭、計7頭という、全盛期からすると3分の1以下に落ちてしまいました。コアラのある平川動物公園ということで、これまでずっと言ってきましたが、ほかの動物園がコアラが多くなってきているような状況ですので、やはりコアラをこれまでと同様に繁殖ができ、そしてまた多くのコアラを飼育する平川動物公園としてまた再生をしていければと思っています。
今回のコアラ会議については、このクイーンズランド州のコアラを抱えている動物園、4つの動物園の皆さん方と一緒になって研究したいと思っています。そしてまた、オーストラリアの動物園水族館協会の方に来ていただきますので、その方々と一緒になって、いろいろと検討していければと思っています。

質疑応答要旨:市議会の定数について

記者 市長は鹿児島市議会の定数問題についてどう考えていますか。

市長 これは具体的にはなかなか申し上げられないんですが、私も本会議の場でも申し上げましたけれども、やはり議会の中でそれぞれのお考えを十分に検討し合って、そして最良の定数というものをしっかりと見極めていただければと思っています。いろいろと議会の定数等については、各都市でもそれぞれ検討していますし、やはり議会の中で十分な検討をしていただくのが最良の方策だと思っています。

質疑応答要旨:議会改革について

記者 議会改革についてですが、例えば委員会では、議論に関係のない職員が長時間拘束されていたり、質問に答え切れずに、結局、「資料を作成します」という場面をよく見かけます。本来の業務に支障を来たしているのではないかという場面をよく見かけますが、こういった合理性を欠くような現状について、市長は何か改善など考えられたこととは今までないですか。

市長 これは議会運営上のことですので、私自身が議会の運営に口を挟むことは差し控えなければならないと思っています。それぞれの委員会の中で十分に議論していただいて、そして、そのことを今後の市政に対して、いろいろとご提言なり注文なりしていただくのは大変、私どもの市政運営についてなくてはならないことではあろうかと思います。やはり限られた時間や日程の中で十分に審議をしていただくこと、そのことがまず基本ではあろうかと思います。
内容等によっては、私どもの当局の資料等の作成等に手間がかかって、その日程でなかなか終わらないという現実もあろうかと思いますが、やはりこれは議会の中で十分に議論をして、市政運営についての各方面から指摘をし、また改善を図るための議論ですので、それについては私どもからこうしてほしいなどということは、なかなか言えないと思っています。十分に議論を尽くしていただければと思います。

質疑応答要旨:地域主権関連法案について

記者 民主政権が進めていた地域主権の関係ですが、地域主権関連3法案の成立が今国会の会期中には難しくなってきていますが、市長はどのようにお考えでしょうか。

市長 民主党政権が地方を重視したいろんな施策を立ち上げるということで、各方面から議論を進めながら、予算や法律を国会審議の場でいろいろ議論していただいていますが、なかなかそれが順調にいっていないという現状があります。そのことで、地方の私どもにとっては大変、今後の市政運営について危惧をしているところであります。特に国と地方の場の協議についても、法案が先送りになるような形ですので、地域主権ということを掲げながら、地方の意見を十分に取り入れた対話をしていくということを言いながらも、なかなかそれが実現していかないということは、大変私としては歯がゆい思いもしています。市政、各自治体の運営そのものにも大変大きな影響を与える重要案件等がなかなか決まらないということは、地方の今後の混乱を招きかねないとも思っていますので、できるだけ速やかな対応をしていただければと思います。

質疑応答要旨:学校へのクーラー設置について

記者 学校へのクーラー設置ですが、12月補正で第一弾の予算がつきましたが、今後の意気込みをお聞かせください。

市長 クーラー設置については、これは災害対策という形で、私はこれまで国に対して強力に要請してきました。その要望の結果として、今回、内示として5校にクーラー設置の予算が確保できたので、これを契機に、やはり小・中・高校、全校に対して、やはり必要な財源ですので、国がそれだけの財源として確保できるような対応をしていただければ、やはり全校について、普通教室に設置していきたいと思っています。
今の段階では、現補助率、また起債枠の中での対応ですので、そうしますと、3分の2の補助の学校というのが、ある程度限られていますので、今後、設置する学校によっては、その補助率が確保できないのもあります。その面もあわせて今要望していますが、とりあえず今の内示としては、補助率のいい形での学校の選定されていますので、できるだけ、私は全校の普通教室にクーラー設置をしていきたいと考えていますので、あとは財源確保を国に強く要望していければと思っています。

質疑応答要旨:補正予算について

記者 先週末、国において補正予算が成立しましたが、鹿児島市(として)、今回の議会で予算を追加提案するとか、今後の対応を教えてください。

市長 私どもも国の補正予算に呼応した対策を考え、12月補正予算にも緊急経済対策として予算を計上しています。これだけ地域経済、疲弊していますし、そしてまた鹿児島市の地域経済にもその影響というのは大きくのしかかっていますので、国に呼応した対策・対応を速やかにやっていきたいと思っておりますし、12月補正で対策を立てました。また来年度、国が補正また本予算として追加した分については、それに呼応して連携をして、対策を立てていかなければならないと思います。

質疑応答要旨:一括交付金について

記者 一括交付金について、来年度から都道府県で、市町村は平成24年度から、1兆円というような話ですが、金額についてと、また地方自治体として、使いやすさというところが多分大きいと思いますが、何か国に対して考えることをお聞かせください。

市長 この一括交付金については、結局これまで枠付け、義務付けをなされていた補助金等をなくして、それを使い勝手のいい補助金として交付をするという形になっていますが、私どもが一番危惧するのは、これまで補助金があったものを一括交付金にされること、これは使い勝手はよくなろうかと思いますけれども、その総枠を減らされるということが一番危惧をしているところですし、もう一方では、これが財政の調整機能、財源の調整機能等になるようでは、地方交付税と全く変わりがないと思っていますので、それらとは完全に分離した形での交付を望んでおります。そして予算枠としても総枠としても、それぞれの補助金を総枠を減らすことが絶対にないように要望したいと思います。その1兆円というものは、これまであった1兆2,000億とか1兆3,000億という補助金の総体を1兆円に減らされるということは、これは絶対あってはならないと思っています。23年度は県に、24年度市町村という形で一応配分が決まったようですが、できるだけ配分をする際にも、その地域の実情にも十分配慮していただいた配分方法を考えていただければと思います。

質疑応答要旨:コアラ会議について

記者 コアラ会議について、オーストラリアからまた新しいコアラを持ってくるとか、人工授精について話し合うと思いますが、もしそれを実現するとなると、お金がかかってくるとは思います。市長としては、鹿児島の1つのシンボルでもある平川のコアラについて、どれぐらいならお金をかけて繁殖に力を入れたいとお考えですか。

市長 金額的にはいくらかかるか、ちょっと想像がつきませんけれども、やはりこれは、先ほど言いましたように、クイーンズランド州でもコアラが今、だんだん減ってきているという状況です。これは、平川動物園に限らず、クイーンズランド州にいるコアラを抱えている動物園で一致した危惧する案件です。そういった意味では、予算がどれくらいかかるかよくわかりませんけれども、できるだけ、平川動物園のコアラということをこれまでずっと全国に発信してきておりますので、これらのコアラが保存できる対応策、対応ができれば、できるだけ積極的に取り組んでいきたいと思っています。

質疑応答要旨:新市立病院とドクターヘリについて

記者 新市立病院とドクターヘリの関係で伺いますが、知事の定例会見ではたびたび話題になりますが、来年度から暫定運用がほぼ始まるだろうというのが確定的になっています。その場合、機体を鹿児島空港に置いて、浜町の民間地にヘリポートへ飛んでくるという形で始まりますが、例えばその運営の主体が鹿児島市立病院になるのではないかということで、格納庫等を含めたベースとなる基地を市立病院にという声がありますが、当初の設計ではヘリポートだけという形になっているかと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。

市長 県域全体の救急医療については、やはり今、救命救急センターとしての役割を担っている市立病院がやはり中核的な存在にならなければならないと思っています。
しかしながら、知事がお話しされた、鹿児島空港を基地、で、浜町のヘリポートを暫定ヘリポートということで今進めようとしています。これについては、これまでと同様な形の運営ですので異論はありませんが、今、暫定ですので、救命救急としてドクターヘリをどういう運営をしていくかと、そしてまた運営主体をどこに持っていくかということは、県と鹿児島市立病院、また鹿児島市を含めて十分に議論していかなければならないと思っています。
私どもとしては、今の段階では、市立病院に格納庫なり、そのヘリポートをつくるような形での議論はしておりませんので、今後、そういう形で県のほうが、今おっしゃったようなことを話の中で出してこられた場合、今後十分検討していかなければならないと思いますが、今のところは、まだ暫定的な形での運用しか私どもとしては考えていないところです。ですので、ヘリポート、格納庫そのものを新市立病院にどうするかということは、全く今のところ考えていません。

(記者会見終了)

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