市長メッセージ(令和4年11月号)

海の向こうに目を向けて

旅行シーズンを迎え、今年の秋は久しぶりに外国人の方が観光する姿を街中で見かけるようになりました。国際的な人の往来もようやく戻ってきたことを実感します。

海外からの観光客の皆さんを見かける度に、ぜひ、鹿児島の魅力をじっくりと堪能してもらいたいと思います。豊かな自然に恵まれ都市機能の集積する本市は、桜島と錦江湾の雄大な景観、日本一に輝く黒毛和牛や黒豚をはじめ、新鮮で多彩な食材と焼酎などが織りなす個性あふれる食文化といった、世界を惹きつけ、もてなす力があります。

人口減少の進行に伴い、国内ではモノを買う人も減っていきます。また、アフターコロナの世界では、人・モノ・情報の国際的な移動がますます加速化しています。これからは、海外の人々のニーズを捉えながら、海外から鹿児島の様々なモノを買っていただき、また、それをきっかけに、多くの方に本市を訪れていただくことがさらに重要になると考えています。

若い世代の皆さんには、ぜひ、国際的な視野を養い、そして、鹿児島の魅力を海外に打ち出していく人材になっていただきたいと思います。海外へ出かけたり、外国の方々との接点を持ったりする経験はその実現につながります。本市も皆さんを応援できる取り組みを進めてまいります。