更新日:2024年2月7日
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人は自分の意志で生まれるところを選ぶことはできません。それにもかかわらず、同和地区に生まれ育ったというそれだけの理由で、基本的人権を侵害され、就職や結婚などで差別を受けてきた事実があります。
これが部落差別であり、いわゆる同和問題です。これまで国は、この同和問題の解決に向けて特別対策により、各種の施策や事業を推進してきました。このことにより、同和地区の生活環境は改善されてきていますが、差別意識の解消については、なお、十分とは言い難い状況にあり、わが国固有の重大な人権問題です。
私たちは、同和問題を正しく理解し、差別を許さない人間形成をめざすことが大切です。
啓発資料
啓発ビデオ「同和問題~未来に向けて~」(YouTubeが表示されます。)(外部サイトへリンク)
えせ同和行為とは、「同和問題はこわい問題であり、できれば避けたい。」との誤った意識を悪用して、何らかの利権を得るため、同和問題を口実にして企業・行政機関等に「ゆすり」「たかり」などをする行為です。具体的な要求としては、図書等物品購入の強要、寄付金や賛助金の強要、建設工事等下請けへの参加強要などがあります。
その場しのぎの安易な妥協や恐怖心などから不当な要求に応じる例も見受けられ、えせ同和行為の横行を許す背景ともなっています。
えせ同和行為は「不当な要求を受ける人々の人権を侵害」しているのみではなく、「国民の間に、同和問題に対する誤った意識を植えつけ、新たな差別を生む大きな要因」となっており、多くの人々が積み重ねてきた啓発活動の効果を一挙に覆すものであり、部落差別解消への道に逆行する行為といえるものです。
不当な要求に対しては、毅然とした態度で断固拒否するとともに、関係機関に相談しましょう。
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