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更新日:2020年12月23日
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記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:令和2年10月1日(木曜日)10時00分~10時16分
場所:鹿児島市役所東別館3階災害対策室
報道提供資料はこちらをご覧ください。
皆さん、おはようございます。
10月に入り、暑さもやわらぎ、徐々に過ごしやすくなってまいりました。
表紙にもありますように、昨日、「若き薩摩の群像」に2人の像が加わり、19人の留学生が揃って、新たな歴史が刻まれることとなりました。
鹿児島の陸の玄関口に建つ、大交流時代の幕開けを象徴するこのモニュメントが、市内外の多くの方々にさらに親しまれることを願っております。
一方、先週、本市において、新たな新型コロナのクラスターが発生しました。
早速、業界団体の皆さんに対して、ガイドラインに基づく感染予防の徹底などを改めてお願いし、現在、保健所を中心に感染拡大の防止に全力を挙げております。
先日終了した、9月定例会において、新型コロナ対策経費を含む補正予算などの議案が、提案どおり議決されたところであり、感染拡大の防止対策を一層強化しながら、社会経済活動の両立に向けた取り組みを、しっかりと進めてまいります。
それでは、本日は6項目について発表します。
まず、お母さんと赤ちゃんへのきめ細やかなサポートについてです。
産科医療機関での支援を離れた、産後2か月前後のお母さんを継続的にサポートする「産婦支援小児科連携事業」を開始します。
10月1日以降に出産した産婦の方を対象に、小児科医等が心の状態や育児状況について問診・相談を行うとともに、市に報告いただき、必要な支援につなげます。
「子育てをするなら鹿児島市」として、妊娠期から子育て期に至るまで、切れ目のない支援を本市独自のシステムでさらに進めてまいります。
また、本日から、ロタウイルスワクチンが定期接種となり、対象となる方は無料で受けられるようになりました。
お子さまの健やかな成長のためにも、計画的な予防接種をお願いします。
次に、鹿児島市民表彰について、ご説明します。
今年度の市民表彰を宮廻甫允氏と安田雄一氏に授与することとしました。
宮廻氏は、市総合計画審議会 会長などの要職にあって本市の総合的なまちづくりに大きく貢献されました。
安田氏は、市選挙管理委員会 委員長の要職にあって適正な選挙の管理執行の向上などに大きく貢献されました。
表彰式は、11月2日に行います。
次に、加治屋まちの杜公園について、ご説明します。
市立病院跡地に整備を行ってきた「加治屋まちの杜公園」が完成し、10月23日に供用を開始します。
公園には、芝生広場やコンビネーション遊具などの施設を設置しており、民間活用エリアにおいては、本市で初めてパークPFI制度を活用した、民間事業者によるレストランカフェや駐車場の整備を行いました。
供用開始に先立ち、10月23日に完成記念式典を開催します。
この公園が、まちなかの緑豊かで魅力ある憩いの空間となり、多くの方々に親しまれることを期待しています。
次に、「ぼうさいこくたい2020」における火山防災トップシティの取り組みについて、ご説明します。
「ぼうさいこくたい」は、10月3日にオンラインで開催されますが、本市は、火山防災トップシティの取り組みを動画で紹介し、情報発信します。
先ほどご覧いただきましたが、桜島と共生する本市の防災対策の概要や、教育活動などを分かりやすくまとめてあります。
本市のプロモーションにも、大いに活用していきたいと思います。
次に、鹿児島市LINE公式アカウントについて、ご説明します。
本日から、幅広い世代が利用するコミュニケーションアプリ「LINE」を活用し、市民一人ひとりのニーズに合わせて情報の提供を行う本市のLINE公式アカウントを開設します。
利用者ご自身に世代や居住地域、欲しい情報などを登録いただくことで、広報紙「市民のひろば」などの旬の情報を、一人ひとりの必要に合わせて配信します。
右側のページをご覧ください。防災をはじめ各情報へ、ワンタッチでアクセスが可能となるほか、ごみ分別の自動案内等の便利な機能をご利用いただけます。
本日から登録を受け付けしており、登録をされた方に、おなじみの「西郷どん」と鹿児島弁が楽しいオリジナルLINEスタンプを無料配布します。
市民の皆さんと市役所を結ぶ新たな架け橋を、ぜひ多くの方にご利用いただきたいと思います。
最後に、おすすめのイベント情報を別冊でお知らせします。
本日は以上でございます。報道のご協力をよろしくお願いします。
(記者)「ぼうさいこくたい2020」で発信される火山防災トップシティの取組を情報発信することでどういった狙いというか効果が期待できるのでしょうか。
(市長)日常的に噴火を繰り返しております桜島と共生をする鹿児島市、そのハード・ソフト両面からの取組というのは長年の経験や実績に裏打ちされた実効性の高いものでありますので、全国の火山地域にとって火山災害の被害軽減に向けたモデルになるのではないかなと思っております。
先ほどご覧いただいたと思いますが、動画は10分程度と短いために紹介できる内容や情報に限りがありますので、まずは本市の火山防災対策の概要を視覚的にご覧いただいて興味・関心を持っていただくことが今回の狙いです。全国に火山を抱えた都市がたくさんありますので、そういう地域の方々の参考になればと思っています。
(記者)私は先ほど拝見させていただいたのですが、大変コンパクトにまとまって、いい映像だったと思うのですが、市長のご意見は。
(市長)先ほど申し上げましたように鹿児島市は火山防災トップシティという、火山を抱える地域の防災対策のリーダーとしてこれからも取組を進めていかなければならないという思いをしっかりと動画として皆様方に情報発信できると思っています。
(記者)お母さんと赤ちゃんへのきめ細やかなサポートが始まるということですが、産後2か月のお子さんを持つお母さんにケアをするということですが、今コロナ禍で育児の孤立化というようなことが懸念されていますが、この支援を通してどういうことを市長のほうではサポートできればと(お考えですか)。
(市長)この表に書いてありますように、それぞれ産後1か月の産婦健診とか3か月の乳幼児健診という期間についての健康診査がございますが、その間における産科、また小児科医との連携による産婦の方々にそういう相談や、健診というものは今までありませんでしたので、産婦人科医と小児科医が協力・連携して、お母さん方にいろいろと子育て等、また赤ちゃんに対する対応等について相談にしっかりと乗っていければと思っています。
特にコロナ禍で自宅に待機せざるを得ない状況の中で、なかなかお母さん自身も相談ができにくい状況にあるのではないかと思っていますので、積極的にこういった私どものサポートを受けていただければと思っています。
(記者)こちらの事業を始められるに当たっての経緯を教えていただけますでしょうか。
(市長)この資料に書いてありますように、それぞれの時期によって健診等がしっかりと行われている状況にはございますが、やはり産後2か月頃が最もお母さんが不安に陥る時期ではないかということを伺っております。
産婦人科医、また小児科医等からもそういう情報も得ていましたので、やはりその時期にしっかりとしたケアをすることが大切であろうということで、産婦人科医、または小児科医等からもそういうご要望やご提言も受けて今回予算として計上し、10月1日から実施することにいたしました。
(記者)市内で7月に保護責任者遺棄事件がございましたけれども、そちらが今回の実現につながったというのはありますでしょうか。
(市長)今回10月1日からということですので、そういった予防策にもなってくるのではないかなと思います。
(記者)その事件を受けてということではない。
(市長)そういうことではありません。
(記者)予防策にもなればということを今おっしゃっていただきましたが、痛ましい事件が起きてしまって判決はまだですが、予防に対する思いをもう少し伺えますでしょうか。
(市長)先ほども申し上げましたが、やはりお母さんというのは、妊娠から出産、子育てをする中で、いろいろ悩みも抱えておられるだろうし、また対応をどうしていいか分からないところもあるでしょうし、また相談したくても相談できない、そういう状況にもあるのではないかと思っています。
そういった中で、これは何回も言いますけれども、それぞれの1か月とか3か月とか定期健康診査というのはありますけれども、一番不安定な2か月後の時期にこういったサポートができれば、そういった事件・事故も防げるのではないのかと思っています。
(記者)市長選のことについてお伺いしたいのですが、松永前副市長が正式に出馬を表明されまして、森市長の後継という気持ちを持って次の市政を担いたいというようなご発言があったのですが、それをお聞きになられて森市長はどのように受け止めていらっしゃいますか。
(市長)私自身、先般の記者会見で私は後継というものについては全く指名しないというお話をしました。その後、松永前副市長から次の市長選挙に出馬をしたいというお話を伺って、私自身としても、私を支えてきて、これまでも市政運営に大変な取組、努力をされてきた方ですので、そういった面では私と一緒になってこれまでも市政運営をしていただいた方なので、そういう思いを私に伝えていただいたことについては大変私自身としても安堵をしたところでありますし、頑張ってくださいということは申し上げました。
(記者)応援したいというお気持ちというのはいかがでしょうか。
(市長)まだ今正式に表明したのは松永前副市長だけですので、今の段階においては私と一緒になってこれまでも長年にわたって市政運営に携わってきた方ですので、市政運営、また鹿児島市の実情、特に今はコロナ禍でウイルス感染防止対策や、鹿児島市が今目指している様々な課題、また県との連携、そういった意味でも私と一緒になって取り組んできていただいた方ですので、今彼が出馬を表明している時点では応援をしていきたいと思っています。
(記者)森市長の任期もあと少しとなりましたけれども、もし市政の中でやり残したこと、そして、次の市長に託したいなということがあれば教えてください。
(市長)私は3期目のマニフェストの一番最初に観光路線の延伸という形でマニフェストに掲げました。これは一応基本計画までは進みましたが、それ以降まだ進んでいません。そして、ドルフィンポート跡地の開発等についてもこれまで関係した知事は3名おられるけど、なかなか先に進んでいませんので、やはりウオーターフロント地域の開発や取組等について、またサッカースタジアムや児童相談所の設置とか、様々なハード・ソフトがあると思います。
そういった面は次の市長にしっかりと、私がやり残したというのは失礼ですけれども、計画として実施計画なりに計上している事業について取り組んでいただければありがたいと思います。
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