展覧会概要
当館のコレクションを紹介する所蔵品展では、黒田清輝、藤島武二、和田英作をはじめとする鹿児島ゆかりの作家の作品、そして印象派からポップアート以降まで19~20世紀の美術の流れをたどる展示を行っています。特に本展では、昨年度新収蔵した草間彌生の油彩画《RED-DOTS》を展示します。
また、特集コーナーでは、この秋に開催する写真をテーマとした特別企画展「写真家ソール・ライターの原点」(10月2日~11月15日)とリンクしてお楽しみいただけるよう、当館が所蔵する日頃はお披露目する機会の少ない写真資料を、関連作家・作品とともにご紹介します。
カラー写真のパイオニアと称されるソール・ライター(1923~2013)は、鮮烈な色彩と独自の視点でニューヨークの街や人々の姿を切り取り、その詩情あふれる世界観は日本でも根強い人気を得ています。一方、特集コーナーでご紹介する写真は「資料」というだけあってライターの写真ように独創性を放つものではありませんが、作品の背後に確かに息づく作家の存在や制作の経緯を、皆様にそっと伝えてくれるのではないかと思います。
<特集展示の構成>
1.西郷隆盛の肖像:
自身の肖像写真を撮らせなかったという西郷隆盛。没後に制作された数多の肖像画や彫刻にはプロトタイプがあったようです。
2.橋口五葉:
大正の歌麿と称される画家、どんなお顔かご存知ですか?作家名「五葉」の由来も写真に残されています。
3.和田英作:
洋画壇の巨匠は、壁画など装飾関係の仕事も手掛けました。家族や晩年の姿から作家の人柄も偲ばれます。
(特別企画展「写真家ソール・ライターの原点」の会期中は、同展のチケットで所蔵品展もご観覧いただけます。)
主な展示作品

橋口五葉《此美人》

ラファエル・コラン《オデオン座天井画下絵》

黒田清輝《湘南風景》

木村探元《松に麒麟の図》

新納忠之助《狛犬》
最終更新日:2026年9月11日