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更新日:2025年9月2日

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令和7年8月28日(木曜日)市長定例記者会見

記者会見の動画は、鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。

市長定例記者会見(令和7年8月28日)

日時:令和7年8月28日(木曜日)10時00分~

場所:鹿児島市役所東別館3階災害対策室

報道提供資料はこちらをご覧ください。

報道提供資料(PDF:2,571KB)

冒頭あいさつ

皆さん、おはようございます。

先日の台風12号に伴う大雨では、本市内でも強風や河川氾濫による冠水などにより、大きな被害が発生しました。

被災された皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

床上浸水など、一定規模の被害を受けた方には、市災害見舞金や市税の減免などの支援制度があります。

その一覧を市ホームページに掲載しておりますので、ぜひご確認いただき、詳しい要件などは、各担当部署にお気軽にお尋ねください。

台風や大雨への警戒が必要な時期が、今後も続きます。

市民の皆さまには、改めて、ハザードマップでのご自宅や避難経路などのリスク確認、備蓄品・非常持出品のご準備など、災害の備えを改めて行っていただくようお願いいたします。

市長発表項目:10月から公共施設の使用料が変わります

はじめに、今年10月からの公共施設使用料の改定について、ご説明いたします。

公共施設の維持管理費が増大する中、施設を利用される方と利用されない方の負担の公平性の確保を図るため、今年10月から96施設の使用料を改定いたします。

また、市民の皆さんの負担を抑えるため、市外の方の利用が多い観光・文化施設などに「市民料金」とは別に「市外料金」を導入いたします。

「市民料金」での利用には、市民であることの証明が必要となります。

施設利用の際は、運転免許証、マイナンバーカード、生徒手帳などをご用意いただき、施設窓口での確認にご協力をお願いいたします。

ご負担いただいた使用料は、各施設のサービスや維持管理に活用し、今後も安心して、快適に公共施設をご利用いただけるよう、より一層のサービス向上に努めてまいりますので、市民の皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

市長発表項目:「認知症オレンジシティかごしま」宣言~認知症を皆で支える都市を目指して~

次に、「認知症オレンジシティかごしま」宣言について、ご説明いたします。

市民・事業者・行政が一体となって認知症の予防や理解促進を図るため、認知症を皆で支える都市「認知症オレンジシティかごしま」を来月3日に宣言いたします。

同宣言に合わせ、鹿児島県立短期大学の学生の皆さんが制作したロゴマークを披露するほか、認知症専門医による講演会も実施いたします。

また、社会全体での見守り体制の構築などを図るため、認知症高齢者等の見守り活動に協力いただける事業者を来月1日より募集いたします。

対象はご覧のとおりで、具体的な活動内容としては、宅配時や窓口での見守り活動や、従業員の方の講座受講などを想定しております。

協定を結んだ企業名などは市ホームページなどで積極的にPRしてまいりますので、ぜひ、本取り組みへのご協力をお願いいたします。

「認知症オレンジシティかごしま」宣言を契機に、企業との連携による見守り活動などを通じて、認知症の方やそのご家族など、誰もが幸せに自分らしく生きられるまちづくりをさらに推進してまいります。

市長発表項目:高齢者の健やかで安心な暮らしを応援します

次に、高齢者の皆さんの暮らしを応援する取り組みについて、ご説明いたします。

来月15日に敬老の日を迎えるに当たり、今年度も、長年にわたり社会に貢献してこられた方々に敬意と祝意を表し、さらなる長寿を祈念して、お祝い状とお祝い金を贈呈いたします。

また、「すこやか長寿まつり」を市内各地で開催し、手芸や書道、絵画などの作品展や、踊りや三味線などを披露する「ねんりんステージ」などを通じて、高齢者の皆さんの生き生きとしたご活躍を応援いたします。

年齢を重ねても、住み慣れた地域で、健やかに安心して暮らしていただけるまちづくりを今後も進めてまいります。

市長発表項目:バス・タクシー運転者確保に向けた取り組みを進めています

次に、バス・タクシー運転者確保に向けた取り組みについて、ご説明いたします。

ご覧のとおり、本市でも路線バスやタクシーの運転者不足が生じるなど、その確保が喫緊の課題となっております。

そこで、交通事業者の皆さまと連携し、運転者として働くメリットや、各種支援制度などを紹介する
PR動画を作成いたしました。

来月12日から12月31日まで、Instagram、X、YouTube、TVerの4つの媒体で、東京都、福岡県、鹿児島県の地域を対象に広告配信いたします。

それでは、ここで実際の動画をご覧ください。~動画(30秒)を放映~

動画の中で紹介がありましたが、本市ではご覧のとおり、運転者不足に対応するため、各種奨励金・補助制度を設けております。

PR動画を通じて、バス・タクシー運転者の魅力が広く伝わるとともに、本市の支援制度をご活用いただくことで、一人でも多くの運転者が確保できるよう取り組んでまいります。

市長発表項目:市公式ECサイト「カゴシマシティコレクション」がオープン!

次に、市公式ECサイト「カゴシマシティコレクション」の開設について、ご説明いたします。

市内事業者にさらなる「稼ぐ」機会を提供するため、国内主要ECモールに本市特産品を販売する市公式ECサイト「カゴシマシティコレクション」を開設し、中小企業者の販路拡大や本市特産品の魅力発信を図ります。

まず、来月1日に「楽天市場」に、その後、10月から11月にかけて「アマゾン」や「ヤフー!ショッピング」でも開設します。

販売する商品は、市内に主たる事業所や製造拠点などがある、主原料が市内産である、などの出品要件を満たすものです。

主な販売スキームはご覧のとおりで、開設時点での商品数は、約400点を見込んでおります。

本サイトの開設により、本市特産品の販路拡大につなげるとともに、その魅力や製造にかける事業者の思いなども発信することで、本市の「稼ぐ力」をさらに高めてまいります。

ぜひ多くの中小企業者の皆様にご活用いただきたいと思います。

市長発表項目:首都圏でのシティプロモーション「マグマの幸。鹿児島うんまか祭」

最後に、首都圏でのシティプロモーションについて、ご説明いたします。

首都圏で鹿児島の「食」の魅力を体感できる「マグマの幸。鹿児島うんまか祭」を
大相撲秋場所の開催に合わせて、来月13日から10月5日までの約3週間、ご覧の商業施設の計10店舗で開催します。

黒牛、黒豚、カンパチなど、鹿児島の食材を使ったオリジナルメニューの提供のほか、本市の観光情報なども発信いたします。

また、都内のチェーン店などでも、ご覧の期間にオリジナルメニューの提供を予定しております。

「マグマの幸。鹿児島うんまか祭」の会場の一つである両国江戸NORENでは、来月13日から3日間、
特産品の販売や観光情報の特設ブースを設置し、PRイベントも開催いたします。

イベントの開催に先立ち、10日にはメディアレセプションを開催し、私も参加してPRを行います。

同イベントを通じて、たくさんの鹿児島の「うんまか」を体感いただくことで、本市への関心が高まり、特産品の購入や、観光誘客などにつながることを期待しております。

本日は以上です。報道のご協力をよろしくお願いいたします。

質疑応答要旨:公共施設の使用料改定について

(記者) 96施設が使用料変更の対象ということで、増額したところとそうじゃないところはどういう違いがあるのか。また、市としては観光の目玉である施設もあり、苦肉の策だとは思うのですが、市長の受け止めと、実質増額になることについて、どう考えているか、この2点をお伺いしたいです。

(市長) 公共施設の運営費、維持管理費、並びに使用料の設定の考え方につきましては、それぞれの施設の維持管理や運営に係る経費のうち、どれだけ実際に使用される方に負担いただくか、使用料としていただくかという考え方で整理しております。施設の種別ごとに50%、75%、100%といった整理をしているわけですが、直近の決算を見たところ、あるべき使用者の負担割合と、実際に負担いただいている割合に大きな乖離が見られてまいりました。そういった観点から整理を行いまして、今回の使用料改定に至ったものです。一方で、物価高騰などの影響もありますので、上げ幅を一定幅に抑えるという激変緩和措置も設けながら、今回の改定に至ったものでございます。公共施設の維持・運営管理には、実際に利用される方にご負担いただく使用料と、使用されない方も含めて市民の皆さんからいただいている税金を投入している部分があり、ここの割合をしっかりと見て、実際に使用される方と使用されない方との負担の公平性といった観点も入れながら、今回の改定を行ったものです。

(記者) 市長として導入についてはいかがお考えでしょうか。

(市長) 適切に維持管理を図り、それぞれの公共施設の機能を発揮し、また快適に使用していただくためには、今回の改定はやむを得ないものと考えております。特に観光施設は、施設の魅力を高めていくことにより、利用される方、来場される方の満足をさらに高めていきたいと考えております。

(記者) ありがとうございます。

質疑応答要旨:公共施設の使用料改定について

(記者) 交流人口の拡大という点で、市内料金、市外料金の合理性はあると思うのですが、改めて鹿児島に来る方へのメッセージをお伺いしたいという点と、激変緩和という発言がございましたが、これは第2弾の値上げ、料金改定というのを思考されているのか、その点も確認させてください。

(市長) まず後者のほうは、現状思考しているわけではありません。激変緩和と申し上げたのは、本来、使用者の方からいただくべき負担割合があるわけですが、そこに照らしていくとかなりの値上げになるところを、一定の割合で抑えていることを表現したものです。もう1つ、交流人口の拡大は非常に重要ですが、一方で、しっかりと鹿児島の魅力を、公共施設もその1つですが、正しくお伝えして、そして高く評価していただく必要があると思っております。そのためには、公共施設や観光施設の維持管理を適切に行い、しっかりとその効果を発現して、魅力を高めていく必要があると考えております。そういった観点から、鹿児島にお越しいただく方に満足いただける施設となるよう、さらに努めてまいりたいと考えております。

(記者) ありがとうございます。

質疑応答要旨:公共施設の使用料改定について、市公式ECサイト「カゴシマシティコレクション」について

(記者) 公共施設の使用料改定ですが、市民の方は据置きだが、市外の方は値上げになるとか、市民の方も市外の方も値上げになるとか、複数のパターンがあると思うのですが、資料には一部の施設が例示されているということで、一覧というか、整理したものを後でまた教えていただきたいと思います。市営のECサイトですが、ネット通販の黎明期では、自治体が開設することは結構あり、意義も大きかったと思うのですが、今は逆に民間事業者さんでも相当競争が激しくて、実際、鹿児島県内のいろいろな物産をつくっているところでも、自前で注文を受けるところもあれば、県内でネット通販を行い複数の事業者さんの商品を取り扱っているところや、大手が出品を勧誘しているパターンもあります。今の時期に鹿児島市としてECサイトをやる意義というのは、例えば事業者側に、関心はあるけどノウハウが分からないとか、民間の事業者さんの料金が高いとかいう理由があり、だから市が乗り出す必要があるなど、どのような判断があったのでしょうか。また、出品した小規模事業者さんがネット通販に対する意識づけやノウハウを身につけたら、数年後には民間に譲渡するのか、あるいは需要がある限りは市が継続していくのか、さらに、ECサイトの運営は、市の職員が自ら事務をされるのか、事業者に委託をするのか、教えていただければと思います。

(市長) まず、公共料金の改定状況の一覧については、後ほど担当課からご提供したいと思います。ECサイトの件ですが、これまでなかなか出店できなかったところが出店できるようにするという狙いも含めて、ECモールへの出店となっております。イメージとしては、ECモールに各店舗が出店して、それを束ねる特設コーナーをつくるものという捉え方をしていただければと思っておりますので、実際の店舗の運営は、それぞれの民間事業者さんが担っていくということになろうかと思います。なぜこの時期かという点は、1つは、先ほど出品の対象になる商品は、主たる事業所が市内であったり、主原料が市内産であったりといった要件を満たすもの、というお話をさせていただきましたが、これはふるさと納税への誘導も考えているところです。ふるさと納税は、大体11月や12月といった年末にピークを迎えるわけですが、今年はもう1つ山がありまして、10月1日からポイント付与が禁止されることによって、9月に一定の需要、特需が発生すると考えております。そこに間に合うように段取りができましたので、この時期にスタートさせるということです。その後も、鹿児島市内の事業者さんが市内の特産品を生かしてつくったものについて、物語も含めて発信していくことで、将来的にはふるさと納税への誘導も考えながら、取り組んでいきたいと考えております。

質疑応答要旨:公共施設の使用料改定について

(記者) 市民であることの確認は、運転免許証やマイナンバーカードで確認されるということですが、これまでスムーズに利用できたところが、確認作業でスムーズにいかなかったり、トラブルが生じたりすることも予想されると思うのですが、そういったときの市の対応はどのようにされるのか、お聞かせください。

(市長) まずはしっかりと周知を図っていきたいと思っております。その点では、ぜひ報道の皆様にもご協力をいただきたいと考えております。市外料金を導入している自治体施設は、市外では事例がありますので、事例を参考にしながら、どういった証拠書類を参照して、市内料金、市外料金を適用するのか、ルールをしっかりと整備して、現場で混乱が起こらないように取り組んでいきたいと考えております。

(記者) 確認書類の1つにデジタル市民証もありますが、現在どのくらいの利用率でしょうか。

(市長) 後ほど担当課のほうに確認していただきたいと思います。

(記者) 分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:「認知症オレンジシティかごしま」宣言について

(記者) 新しい取組として事業所の見守り活動がありますが、本年度9月1日からスタートして、実際に稼働する目途はいつぐらいか、想定される規模や参加される事業所はどのくらいあるのか、また、これまでの取組として、例えば見守り活動の警察や消防との連携など、そういう枠組みの見守り活動があるのかないのか、教えていただければと思います。

(市長) 詳しい話は、担当課から後ほどお話しいただきたいと思いますが、これまでも見守り活動として、特に独り暮らしの高齢者の方との接点を持っている事業者さん、それこそ新聞社さんだったり、電気・ガス事業者さんだったり、そういったところと一部協定があったかと思いますが、現在の取組と見通しについては、担当課のほうから話をさせていただきたいと思います。

(補助職員) 企業との連携による見守り活動の時期につきましては、9月1日から募集を開始しまして、1か月程度募集を行い、10月以降協定を順次結ばせていただきたいと考えております。想定の規模につきましては、大きな企業さんであったり、小売業者であったり、企業にかかわらず、団体等であれば賛同していただけるところについては、協定を結ばせていただきたいと考えているところです。これまでの行方不明者等の対応につきましては、認知症と思われる方についての情報がありましたら、警察からのあんしんメール等を認知症支援室でも受信しておりますので、警察のほうに問合せを行ったり、市内に17カ所ある地域包括支援センターと警察で連携させていただいたりするなどして、個別の対応も行っているところです。

(記者) 宣言を出すに当たり、これまで若者の世代に子育ての施策などで鹿児島市をPRすること、アピールすることは多かったと思うのですが、高齢者に対する見守る社会に向けての意気込みを、市長からいただけますでしょうか。

(市長) これから特に高齢化社会を迎えるに当たって、本市においても認知症の方がかなり増加することが予想されています。大体2万人程度だったのが、10年後には3万人ぐらいになる、1.5倍ぐらいになるという急激な増加をいたします。そういった中で、これからは、当然に認知症の予防や早期発見・早期治療が重要になってまいりますので、まずは市民の皆さんに認知症に関する知識を幅広く知っていただくことで、早期対応につなげていきたいと考えています。なぜ必要かというと、鹿児島県は、全国的に見ても独り暮らしの高齢者の方の割合が非常に高いというのが特徴です。そうしますと、特に独り暮らしだと、どうしても、例えばちょっとした変化とか、家族の方が気づくことがなかなか難しくなってきますので、この早期発見・早期対応ということに大きな課題があります。先ほどご説明した民間事業者との連携・見守りというのは、特に独り暮らしの高齢者との接点を持っている民間事業者の方と連携することで、また、民間事業者の方が認知症に関する正しい知識を身につけることで、ちょっとした変化が認知症かもしれないと気づき、対応のアドバイスができるようになる。この早期発見・早期対応のための接点づくり、そして正しい知識づくりを行っていきたいと思っています。一方で、どうしてもこれだけの高齢化社会になってくると、認知症になることを前提とし、それを支える社会づくりとが必要だと考えています。認知症といってもその度合いはゼロ・100ではなくて、それぞれの段階に応じて意思表示ができる、決定ができる、といったところをケース・バイ・ケースでしっかりと支えていく社会づくりが必要です。もう1つは、認知症の家族を支える、そういった取組も必要だと考えています。認知症への対応というのは家族もものすごく苦労をいたします。私も自分がその立場になったことがありますので、身を持って分かっているつもりです。認知症の方本人はもとより、その家族を社会全体で支える仕組みづくり、社会づくりを進めていきたいといった思いで、今回取り組んでいくものです。

(記者) ありがとうございます。

質疑応答要旨:新型コロナウイルス感染症の拡大について

(記者) 全国的に見ても、県内で見ても、新型コロナの感染者が増えていると思うのですが、新学期が始まる前に市民に声かけというか、呼びかけがあればお願いします。

(市長) 基本的な感染防止対策の徹底ということに尽きるだろうと思っております。手洗い、うがいや、必要な場所での対応をしっかりと行っていただきたいと考えております。

質疑応答要旨:仙巌園駅前バス停の移設について

(記者) 仙巌園駅前のバス停が、今日にも移設されるという話が出ていますが、鹿児島市としてはどのようにお考えか、教えてください。

(市長) 今回の国道改良の効果が発現され、安全性の向上にも寄与することから、歓迎をしたいと考えております。

(記者) 分かりました。ありがとうございます。

質疑応答要旨:鹿児島国際観光株式会社について

(記者) 住吉町15番街区の事業者の公募に対して、サンロイヤルホテル(鹿児島国際観光株式会社)の1者のみだったことについてのご認識を改めてお伺いしたいのと、先日の公開プレゼンの内容を、市長はどのように受け止めていらっしゃいますか。

(市長) 今回の応募状況につきましては、県の公募要項などを見て、民間事業者の方がそれぞれ判断をされた結果だろうと思っております。中身につきましては、鹿児島市としても、中央駅から天文館、そして本港区に至る中心市街地における回遊性の向上、歩いて楽しめるまちづくりを進めているところでありまして、バンケット機能を備えたホテルが整備をされることは、中心市街地における回遊性の向上をもたらすものであり、非常に有望であると考えております。

(記者) 一定の評価はされているという認識でよろしいでしょうか。

(市長) そうですね。まちづくりや交流人口の増大に効果があるものと捉えております。

(記者) 移転が実現した後の、サンロイヤルホテル跡地の活用について、改めて考えをお聞かせください。

(市長) 今、県の委員会のほうで、手を挙げた事業者を認めるかどうかを審査しているところですので、その動向を注視したいと考えております。

(記者) 鹿児島県の塩田知事は先日の会見で、スタジアムと関連して、サンロイヤルホテル跡地がまちなかになり得ると発言していました。市長ご本人は改めてどういうご認識でしょうか。

(市長) まちなかというのを判断するに当たっては、中心市街地への回遊性などから考えていくものですが、一般的に見て、例えば今、Jリーグには60のクラブがあり、それぞれのスタジアムがあります。全国のこれらのスタジアムと比べた時に、十二分にまちなかに当たるだろうと考えております。

(記者) サンロイヤルホテル跡地にスタジアムを建てたいというご意欲はおありでしょうか。

(市長) まずは住吉町15番街区の公募がどうなるかですし、あくまでスタジアムの候補地については、今、県と市で一緒になってリストアップを進めているところですので、その中での判断になってくるだろうと考えております。

(記者) スタジアム候補地選定の作業自体は変わりないということですか。

(市長) 知事もお示しになっているように、候補地になり得るということでありますが、一方で、今、県と市で候補地のリストアップを進めているところですので、リストアップが出そろった段階で、それぞれの比較になっていくものだろうと考えております。

(記者) ありがとうございます。

質疑応答要旨:イオン鴨池店の解体について

(記者) イオン鴨池店が閉店してから1年を迎えます。現在、取り壊しの作業が続いておりますが、市として、今後の状況を把握されていますでしょうか。

(市長) 地権者であるイオンさんにおいて、活用を図られるものと認識しております。

(記者) まちづくりという意味では、買物であったりとか、にぎわいであったりとかいう影響も少なからずあると思いますが、市長としましては、今の現状をどのように捉えていらっしゃいますか。

(市長) イオンさんのほうで経営計画に基づいて、いろいろ考えていらっしゃることだと思いますので、その動向を見守ってまいりたいと考えております。

(記者) 市長としましては、建物がだんだん無くなっていくのを見たときに、将来、まちづくりという意味でどういった施設がここにできてもらえればとか、どういう存在になってもらえばという思いがございましたら、お示しください。

(市長) 都市計画を所管しておりますので、何かを造るときには都度相談があるものだと思っておりますが、まずはイオンさんのほうで、今後の取組を考えておられるようですので、その動きを注視してまいりたいと考えております。

(記者) 具体的な方向性といった情報はないでしょうか。

(市長) 会社の経営に関することですので、お答えは差し控えたいと思います。

(記者) ありがとうございます。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者) 候補地のリストアップをされているということですが、基本的には中心市街地周辺の、通称まちなかと言っている場所をリストアップしているという理解でよろしいですか。

(市長) まちなかの範囲がどこまでかは、いろいろ考え方があろうかと思いますが、基本的にはそういった考えの下、リストアップを進めているところです。

(記者) もともと市の提言の中で、都心部へのスタジアム設置が一番望ましいというところからスタートし、鴨池や県庁周辺は周辺部という位置づけだったと思うのですが、今、市長がおっしゃっているまちなかのイメージは、全国のスタジアムの例と比べても、知事が先日おっしゃった鴨池も含めたエリアという理解でよろしいですか。

(市長) 先ほど少し申し上げましたが、全国にJリーグのホームスタジアムは60弱あろうかと思います。これらを一般的に見たときに、行かれたことのある方はお分かりだと思うのですが、山の上に1時間ぐらいかけて行くところは結構あって、そういった観点からすれば、(鴨池を含めたエリアは)十分にまちなかに値する評価を与えられるものだろうと考えております。

(記者) 鹿児島市内は鴨池だけではなく、市街地周辺地というのは幾つもあると思うのですが、鴨池以外のところで、おっしゃっているようなまちなかと理解できるところは、どういうところがあるんでしょうか。

(市長) これは、最終的にリストアップした候補地を比較する際の指標になろうかと思いますが、Jリーグのほうでも、理想のスタジアムとして、中心市街地へのアクセス性に優れていることが挙げられていましたので、交通手段にもよると思いますが、どれぐらいの時間でアクセスできるのかが判断材料になってくるだろうと思います。

(記者) 前市長への提言の中では、副都心ということで谷山地区も地図の中にあったと思うのですが、そのあたりも含めてと理解していいですか。

(市長) まずは県と市で候補地のリストアップを進めておりまして、その中で最終的に幾つかを比較することになろうかと思いますが、そのときの判断材料としての物差しになってくるんだろうと思います。

(記者) 分かりました。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者) 先日、森保監督を招かれて、イベントも開かれていたと思います。改めて目的を教えてください。

(市長) 県のサッカー協会が森保監督をお呼びになったもので、スタジアム整備に向けた機運向上ですとか、森保監督は実際に広島におけるスタジアム整備に携わってこられた方なので、実際に携わった方に話をお聞きしたいといった目的で開催されたものと承知しております。

(記者) 実際に参加されてどう感じられましたか。

(市長) 実際に立ち上げて、苦労を乗り越えて整備を見届けてきたお話は非常に参考になるものでしたし、改めて、広島は実際にスタジアムができたわけですが、スタジアムがもたらす価値というものも、よく知ることができたと思っております。

(記者) 鹿児島市として、機運向上に向けた取組も選定と並行して進められるというお考えでしょうか。

(市長) そうですね。並行して進めていくものと考えております。

(記者) ありがとうございます。

質疑応答要旨:多機能複合型スタジアムの整備について

(記者) 森保監督がお越しになられたときに、市長から、スタジアム建設は人口減少への対策になるんだ、というご発言があったと思うのですが、そのあたりを少しかみ砕いて、スタジアムがあることでどういうふうに、今社会的な課題となっている人口減少に効果があるというお考えでしょうか。

(市長) エンターテインメントとコミュニティー、この2点だと考えております。今お触れいただいたように、特に今、地方都市においては若い人口の流出をどれだけ抑えるか、もう1つは、一旦出た人を若いうちにどう呼び戻すのか、これは大きな課題となっています。鹿児島市でも、どの年代の人がどれだけ出ていって、いつ帰ってくるかを分析していますが、そこから見えるものは、おおむね10代後半から20代中盤にかけて出ていく、これは進学とか就職があろうかと思います。一方で、少しずつ帰ってはきますが、ほぼ帰ってくるのが50歳を超えてからで、恐らくご本人の定年であったり、親御さんの介護であったりするのだろうと思います。これから見えるものは、いかに出ていく幅を減らすかですが、一方で、自分が勉強をしたい、入りたい会社が県外にしかないというパターンもあるわけです。そういったところに出ていった若い人たちを、30歳ぐらいで呼び戻したいと考えております。必要なものは、第1に仕事、第2に子育て・教育の充実、第3にエンターテインメント、これを兼ね備えた選ばれるまちが必要だという思いで、今、取り組んでいるところです。そういった中で、年間を通じてわくわくするエンターテインメント、これは地元のプロスポーツチームですし、スポーツを通じたエンターテインメントだろうと考えており、エンターテインメントの場としてのスタジアムの整備が有望であると考えております。鹿児島市だけではなく、鹿児島県内にはいろいろなまちがあります。できればそのまちに留まって、もしくは帰ってきて活躍してもらうのが一番いいだろうと思います。一方で、若い人の中にはエンタメが欲しいという方々の層というのも、一定数おられると思います。毎回は帰って来れないが、季節に1回ぐらい、スタジアムでわくわくすることができるから地元のまちに帰ろう、であったり、日常的に味わいたいから、自分の地元までは帰らないけれども、東京に出ずに鹿児島市で留まるであったり、(鹿児島市には)こういった役目も大いにあると思っています。鹿児島市で人口流出を食い止める、人口のダム、防波堤としての役割が、県都にはあると考えています。そのための装置として、スタジアムを考えているところです。もう1つはコミュニティーという機能でありまして、それまで全く接点がなかった、知らなかった人同士がスタジアムで出会い、またここで会おうと、そして試合がないときでも集まったりするとか、こういった鹿児島にいる理由、居続ける理由となる、コミュニティーをつくる機能も、スポーツ、そしてスタジアムにはあると考えております。エンターテインメントとコミュニティーの両面を通じて、若い方々が鹿児島でずっと頑張ろうと思う、鹿児島に帰ってこようと思う、そういった選ばれるまちを進めていきたいと考えているところです。

(記者) 市長の熱い思いはすごく感じました。機運醸成のためには、今のようなお考えを、鹿児島市は高齢の方も多いとは思うのですが、そのあたりに伝わらないと、なかなか機運が盛り上がってこないような気もいたしますが、どのように取り組まれるご予定でしょうか。

(市長) (スタジアムは)若い人のためだけのものではなくて、例えば、実際にスタジアムに行くと分かるのが、幅広い年代層の方がいらっしゃいます。もう1つは、団塊の世代の方が全て後期高齢者になった今、福祉の需要が大きく増えてまいります。この福祉を支えるには、人もお金も若い人が絶対に必要なんです。人もお金もないところでは、福祉はそもそも成り立っていかないわけです。高齢者の方々に対しましても、住み慣れた場所で豊かに暮らし続けていただくためには、若い世代の方に、鹿児島市を選んでもらわなければいけない、若い世代に選ばれるまちをつくらなければいけない、そのことが若い人のためではあるが、それだけではなくて全ての世代のためにあるんだということを、しっかりとお伝えしていきたいと考えております。

(記者) ありがとうございます。

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