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更新日:2021年3月31日
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記者会見の動画は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」をご覧ください。
日時:令和3年3月29(月曜日)10時00分~10時25分
場所:鹿児島市役所東別館3階災害対策室
報道提供資料はこちらをご覧ください。
皆さん、おはようございます。
日増しに暖かくなり、すっかり春めいてまいりました。
先般、第1回市議会定例会において、令和3年度当初予算を議決いただき、私にとりまして、実質的な1年目が始動します。
「市民のための市政」を基本に、市民の皆さまの声に耳を傾け、情報を共有しながら、最優先かつ最重要の課題である新型コロナへの対応、マニフェストに掲げた事業をはじめ、諸施策に全力で取り組んでまいります。
また、新年度は、本市のまちづくりの指針となる、第六次総合計画を策定する重要な一年でもあります。
表紙にもありますように、市民の皆さまと共に、時代の潮流を見据えて、本市の進むべき将来を描いていきたいと思います。
さて、国による緊急事態宣言が全面解除となり、年度替わりや、春の行楽シーズンを迎え、人の移動が活発になってきております。
本市におきましても、今月中旬から、新型コロナの感染者が断続的に発生し、先週、新たなクラスターが発生しました。
市民の皆さま方には、マスクの着用、手指消毒、「3密」の回避など、基本的な感染症対策の徹底や、店舗が実施する対策へのご協力を、また、事業者の皆さま方には、感染拡大予防ガイドラインの徹底順守を改めてお願いいたします。
本市も、新年度から保健所の体制を強化し、さらに感染拡大防止に全力を挙げてまいります。それでは、本日は5項目について発表します。
はじめに、「新型コロナワクチンの高齢者等優先接種」について、ご説明いたします。
重症化リスクの低減や、国のワクチン供給量等を踏まえ、65歳以上の介護老人福祉施設の入所者から、段階的に接種券を送付し、4月12日以降に接種を行うこととしております。
当該施設の入所者以外の高齢者につきましては、5月以降に接種を開始する見込みとなっております。
今後の詳細につきましては、広報紙「市民のひろば」や、市ホームページなどでお知らせしていきますので、ご覧の接種券が届きましたら、接種ができる時期まで、しばらくお待ちいただきますようお願いします。
また、中央保健センターにおける集団接種を円滑に行うため、4月中旬に、一連の流れを確認するシミュレーションを実施いたします。
具体的な日程については、改めてお知らせします。
現在、ワクチン接種手続きに関するお問い合わせは、本市では「新型コロナワクチンコールセンター」を設け、FAXや多言語でもお受けしておりますので、ぜひご利用ください。
専用サイトでも、よくある質問・回答などをご覧いただけます。
右のページをご覧ください。
新型コロナの影響が長引く中、全国的に、生活困窮やいじめ、虐待などが増加していると言われています。
本市では、コールセンターの他に、さまざまなご相談をお受けする窓口があります。
市民の皆さんには、心の中の不安を、差別や中傷などに変えるのではなく、市役所の相談窓口を利用され、一人で悩まずに、まずはお話しいただきたいと思います。
今こそ、思いやりの心をもって、みんなで一緒に新型コロナを乗り越えていきたいと考えております。
次に、「市税等モバイル決済サービスの導入」について、ご説明いたします。
スマートフォンやタブレット端末で、納付書のバーコードを読み取り、キャッシュレス決済アプリで市税等を納付できる新たなサービスを、4月1日から開始します。
対象となる市税等は、市民税・県民税、国民健康保険税、介護保険料など12種類で、電子マネーや即時口座振替、クレジットカードの決済サービスを利用して納付が可能となります。
金融機関などの窓口に出向くことなく、「いつでも・どこでも・かんたんに」納付できる便利なサービスです。
窓口混雑の緩和にもつながりますので、ぜひ市民の皆さまにご利用いただきたいと思います。
次に、「鹿児島中央駅東口にオープンする観光案内所」について、ご説明いたします。
本市の陸の玄関である鹿児島中央駅周辺の回遊性を高めるとともに、アフターコロナを見据えた観光客等の受入体制の充実を図るため、東口駅前広場に新たな観光案内所を設置します。
供用開始は、4月1日で、8時から18時まで、年中無休で開所します。
案内所では、観光や交通の案内、各種チケット類の販売、Wi-Fiが利用できる休憩スペースの提供などのほか、マイボトル用給水機を設置し、"鹿児島のおいしい水道水"も提供します。
この案内所が、かごしまのおもてなしの心の発信拠点となることを期待しております。
次に、「ワークライフバランスの実現に向けた取り組み」について、ご説明いたします。
毎月19日の「育児の日」にあわせて、先月19日に「イクボス宣言」を行いました。
本市では、これまで、「イクボス推進同盟」を設立し、市内の事業者の皆さまとともに、仕事と生活を両立しやすい環境の整備に取り組んでおり、設立当初の平成29年度は、33社であった加盟企業数も、現在、81社と、その取り組みが着実に広がってきております。
また、市役所内におけるワークライフバランスの実現に向けて、年次休暇・育児休業の取得率向上や、時間外勤務の縮減などを推進しております。
私は、イクボスとして、職員が、仕事と生活の両立や、子育てをしやすい環境づくりに率先して努めるとともに、この気運が、本市全体にさらに広がるよう、市民や事業者の皆さま方と連携して取り組んでまいります。
最後に、おすすめのイベント情報を別冊でお知らせします。
本日は以上でございます。
報道のご協力をよろしくお願いします。
(記者)ワクチン接種に関してですが、65歳以上の介護老人福祉施設の入所者を対象に4月12日以降ということで、鹿児島市内、最近だとまたクラスターが発生したりして、少しでも不安の解消につながればという思いがあると思うのですが、改めてどういうことを呼びかけたいと思われますか。
(市長)国においても優先順位の第一、医療従事者の次は65歳以上の高齢者となっているわけでありますが、一方で、国から供給されるワクチンの量が4月中は限りがあるという状況にございます。そこで、本市といたしましては、その中でもまずは感染した場合の重症化リスクが高い施設等入所者の方々に優先的に接種を行っていきたい、その上で、国の供給が来たときには速やかに65歳以上の高齢者の方々への接種を行っていきたいと考えております。
いずれにしましても、やはり何といっても感染した場合の重症化リスクが高い方々から、4月中は非常に限られたワクチンでありますので、優先的に供給をしていきたい、提供していきたいと考えております。
(記者)ワクチンの集団接種の関係ですが、鹿児島市では2番にある中央保健センターの1か所で予定していらっしゃるという理解でよろしいでしょうか。
(市長)はい、そうです。集団接種会場としてはその1か所を予定しております。
(記者)県内の自治体では大型商業施設を活用する自治体もあるようですが、鹿児島市としてはそういったお考えはあるのでしょうか。
(市長)現在のところ、基本的な接種については、かかりつけのお医者さんを含めた個別接種を基本としつつ、そこが見つからない方に対して集団接種ということで考えておりますので、本市におきましては、地域に様々な医療機関がございますので、基本としてはかかりつけ医などを含めた個別接種、それを補完する形としての集団接種という形で考えているところでございます。
(記者)ワクチンの接種順位が1、2、3とありまして、合計が約17万人ということですが、1と2と3のそれぞれの内訳を教えていただけますでしょうか。
(補助職員)内訳につきましては、先に2と3を説明させていただきますけれども、75歳以上の方が8万6,000人、65歳から74歳までの方が約8万4,000人、その中に1番の65歳以上で介護老人福祉施設に入所されている方が約3,000人ということになっております。
(記者)最初の3,000人の方は福祉施設ということですが、施設数は分かりますか。
(補助職員)施設数は54か所でございます。
(記者)なかなか国の提供状況というのが不安定な状況だと思うのですが、12日には始められると見通していいのかどうかなんですけれども。
(市長)最初のアンプルが1つ来るのが12日でしたか。
(補助職員)4月5日の週に1箱が参ります。この4月12日という週においては、4月5日の最初の週に届く1箱、約1,000人の方の量となっているところですが、供給された量を使って施設で接種をするという方向で、現在、施設と調整をしておりますので、12日の週というところで実施をする予定で準備をしているところでございます。
(記者)確認ですが、少なくとも1,000人からはスタートしていきたいという流れだということですか。
(補助職員)4月5日の週に約1,000人、1,000回分のワクチンが届きますので、それを活用して準備の整った施設から順次始めていくという形になると考えております。
(記者)観光案内所のことも少し教えてください。市が設置する形での観光案内所というのは何か所目という理解でよろしいですか。
(市長)ほかには中央駅内にある総合観光案内所、上之園町の観光交流センター、桜島観光案内所、そして、城山町のまち歩き観光ステーション、東千石町の天まちサロンがあります。
(補助職員)観光案内所自体は、今、市長が申し上げたような形になっておりまして、ただ、詳しく言いますと、純粋な観光案内所が中央駅総合観光案内所と今回の東口観光案内所、あと観光交流センターの中にあります観光案内スペースを位置づけており、桜島観光案内所はコンシェルジュセンターと、まち歩き観光ステーションはまち歩きの案内、そういったものが付随しているような形です。
広義の観光案内所ということでいいますと、今、市長が申し上げたとおりでございます。
(記者)何か所目ですか。
(補助職員)6か所目です。
(記者)東口の案内所はもともと何があった場所ですか。
(補助職員)駅前広場の一部であり、これまで特設観光案内所を、国体のプレ大会や、大河ドラマ「西郷どん」のときに造ったりしておりましたが、通常は、駅前広場で何もないところです。
(記者)ワクチン接種に絡んでですが、接種手続等に関する問合せも、8日に相談窓口が開設されたということで、今どれぐらい、どういった市民の方から問合せが来ているのかというのは把握していらっしゃいますか。
(市長)コールセンターでの問合せについて、担当課からお願いします。
(補助職員)3月28日現在の相談件数は565件、入電数は579件となっております。
主な相談内容といたしましては、接種場所のこと、それから接種対象者のこと、接種券のことというようなことが多く問合せが来ているというような状況でございます。
(記者)イクボス宣言についてですが、2月19日になさったということなんですが、市長としては現状を今どのように捉えていらっしゃるかということと、今後、宣言によって身近なところでどういうことから進めていきたいなと思っていらっしゃいますか。
(市長)2点やっていかないといけないところがあると思っていて、1つは、やはり育休の取得率が男女によって大きな隔たりがあるものですから、市役所内という話でですね。男性職員の育休取得率というものも上げていって、そして女性だけでなく男性も女性も協力して家庭で子育てを取り組んでいく、そういう雰囲気、そして環境の醸成に努めてまいりたいと考えております。
そしてもう1つは、これは男性女性関わりなく、やはり時期によってどうしても業務が多くなって残業等も発生する時期もありますので、なるべくこれは私が掲げておりますデジタルの活用等も含めて、とにかく業務の負荷の軽減・縮減を図っていって、定時で帰れるような、そういう仕組みづくりというのも重要であろうと考えております。
(記者)ご自身で何か率先してされたいなと思っている取組は何かありますか。
(市長)それはやはり私も自分が独身だった頃とか、当然、市長になる前とかは、自分は幾ら働いてもいいと思って、日付をまたぐぐらいまで自分の事務所で仕事をやったりしておりましたけれども、やはり自分も小さい子供ができて、そして市長という立場になったので、やはり業務中しっかりと集中して市長としての業務をしっかりと果たしていく、そして帰るときは帰るということですね。
どこの職場もそうかと思いますけれども、上が帰らないとなかなか帰りにくいというのはまだまだあると思うんですよね。
ですので、私としては業務時間中にしっかり仕事を果たして、そして帰れるときはもう帰るということで、そういうことを通じて、まずは自分の秘書課等々周りの職員が帰りやすくしたいなと考えているところです。
(記者)先日、国のほうで出していた緊急事態宣言が解除という形になりました。この緊急事態宣言については、全国で評価がいろいろ分かれているところですが、少なからず鹿児島市への影響というのも大きかったと思うんですよね、観光客の流入とかそういったことを考えると。
下鶴市長ご自身は、この緊急事態宣言について評価はどのような評価をされていますでしょうか。
(市長)特に東京等で出されました緊急事態宣言については、やはり感染拡大を防止する上で一定の効果があったのではないかと考えております。
緊急事態宣言と銘打ったものが出されることによって、東京圏の方々はもとより鹿児島の我々も含めて感染防止に対する警戒感、意識というのを上げていく、ちゃんと気をつけていくという効果があったと思っております。
一方で、やはり緊急事態宣言というのがずっと永続することになった場合に、最初出たときには警戒がぐっと上がったところが、その警戒がなくなってくるというところもあるのではないかなと思うんですね。
ですので、そこの発令そして解除というのは非常に難しい判断であったろうかと思いますけれども、鹿児島に住む我々としてやらなければならないことは、緊急事態宣言の有無に関わりなくやはり日頃から、例えば自分が感染した場合に周りにうつさないようにするにはどうしたらいいのか、逆に自分がかからないようにするにはどうしたらいいのかといった感染防止対策を普段から徹底していくということであろうと考えております。
(記者)鹿児島で感染が確認されてから1年がたって、感染対策、感染対策、もう聞き飽きたよという方も鹿児島市内にもひょっとしたら多いかもしれないと思うんですよね。
下鶴市長ご自身が何か実践されている、こういったことはやっぱり続けてほしいんだというようなことがあればぜひお願いしたいのですが。
(市長)それはもう冒頭で申し上げましたとおり、マスクの着用であったり、手指消毒であったり、そして3密の回避といった基本的なところであると思っております。
確かに、1年たって感染対策ということを聞き飽きたという方もいらっしゃるかもしれませんけれども、ただ一方で、1年前は、コロナはどうやったらうつるのかというのが未知の状況で、どうやったら対策になるのかというのも手探りだった状況ですよね。
3密という言葉もなくて、とりあえずマスクしておこうぐらいの話だったかと思います。
それが、専門家の方々のご努力もあって、どういう状況でうつりやすいということの解明が少しずつ進んできて、むしろこの1年でどういうところに特に気をつければいいのかというのが徐々に見てきた、対策も打てるようになってきたというところで、我々は前に進んでいると思っています。
ですので、それらの知見で得られた最終的には基本的な感染防止対策になりますけれども、そこの徹底を改めて私も気をつけてまいりますし、そして市民の皆様にもお願いをしてまいりたいと考えております。
(記者)ちなみに、市長ご自身は会食についてはどのような考えで、どのように実践されていますか。
(市長)やはり少人数、短時間ということもありますし、やはり一番はマスク会食ですね。食べるときは無言で、そしてその後、しゃべるときには当然距離を取ってパーティションのある店をなるべく選んで、そしてマスクをつけていくという、これも基本的なことになってくるかと思いますけれども、こういったところに気を配っているところです。
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