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更新日:2020年12月23日
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記者会見の模様は鹿児島市動画チャンネル「動画で見る鹿児島市」で配信しています。
日時:平成27年3月30日(月曜日)10時00分~10時23分
場所:鹿児島市役所本館2階特別会議室
皆さん、おはようございます。
桜も各地で満開となりつつありますが、甲突川左岸の市民広場では「春の木市」も開催され、春本番を感じる頃となりました。
本日は、今年度最後の記者会見となります。
この1年、市政記者の皆様には市政の情報発信にご協力いただきありがとうございました。
さて、先般の第1回市議会定例会において、平成27年度当初予算をはじめ関係議案が原案どおり可決され、まもなく新年度がスタートします。
予算に盛り込んだ各種施策を積極的に展開し、市民の皆様に、真に豊かさを実感していただけるよう、市政をもっと前へ進めるためのまちづくりに全力を傾けてまいりたいと考えています。
それでは、本日は、6項目について発表します。
はじめに、市立病院完成記念式典の開催及び「上荒田の杜公園」のオープンについて、説明します。現在、JT跡地に市立病院、「上荒田の杜公園」、新交通局舎の整備を進めています。
そのうち、5月1日に移転開院する市立病院が完成することから、4月17日に完成記念式典を開催します。
市立病院は移転開院を機に、高度・専門医療のさらなる充実や、災害拠点病院としての機能を高めることとしており、今後とも他の医療機関とも連携を図りながら、これまで以上に安心安全な質の高い医療の提供に努めてまいりたいと考えています。
また、市民が気軽に散策できるよう整備を進めてきた「上荒田の杜公園」も完成し、4月17日から供用開始します。
公園は、エントランス広場、杜の広場、多目的広場などで構成されており、一年を通して散策や休憩ができる緑豊かな魅力ある空間になっています。
本市では、中心市街地を花や緑が彩る回廊として演出し、回遊性を楽しめる都市空間づくりに取り組んでおり、上荒田の杜公園が、今後、このようなまちづくりに大きく寄与していくものと期待しています。
次に、デジタル防災行政無線の全面運用開始について、説明します。
災害時などに防災や避難の情報を市民の皆様に迅速・確実に伝えるため、平成24年度から26年度にかけて整備した「デジタル防災行政無線」の市内全域での運用を4月1日から開始します。
屋外スピーカ250基を市内全域に配置するとともに、メールやファクスでの配信機能や、放送内容の自動電話案内機能など、災害情報伝達手段の多重化を図りました。
今回の整備により、市民の皆様に対する防災情報の伝達体制が格段に向上し、本市の安心安全のまちづくりに大きく寄与すると考えています。
次に、地方創生講演会の開催について、説明します。
人口減少に対する危機感を、市民、行政・経済関係者等で共有するとともに、本市の地方創生総合戦略策定に向けた施策の検討に生かすため、人口減少克服や地方創生をテーマとする講演会を4月15日、中央公民館において開催します。
昨年5月に地方都市の消滅可能性を示した日本創成会議の座長で、かつて総務大臣も務められた増田寛也 氏を講師としてお迎えすることとしており、「地方創生への処方箋」と題して、人口減少が与える地域経済社会への影響や、必要となる取り組みの方向性などについてご講演いただくこととしています。
本市の総合戦略の策定にあたっては、多くの方々に関心を持っていただき、広く意見をいただきながら検討を進めたいと考えていることから、今回の講演会への多数のご参加をお待ちしています。
次に、平川動物公園「世界のサルゾーン・チンパンジー舎」等のオープンについて、説明します。
リニューアル整備第6期分である「世界のサルゾーン・チンパンジー舎」、「オーストラリアの自然ゾーン」等の整備が完了し、供用を開始します。
今回の整備により、チンパンジーのダイナミックな動きや、カンガルーなどオーストラリアの動物の生態を間近にご覧いただけるようになります。
オープニングセレモニーは4月20日に行い、終了後、供用開始する予定です。
今後とも、平川動物公園ならではの魅力づくりに努めてまいります。
次に、平成27年国勢調査鹿児島市実施本部の設置について、説明します。
今年10月1日を調査期日として実施される国勢調査にあたり、調査が円滑に実施されるよう万全を期すため、本市の実施本部を設置します。
設置期間は、4月14日から平成28年2月29日までで、主な活動は、調査の広報、指導員や調査員の配置及び指導などです。
年に1回の国勢調査であり、調査の結果は我が国社会経済の基礎データ、各種施策の基礎資料になることから、市民の皆様の調査へのご理解、ご協力、並びに報道各社の皆様には今後の広報をお願いします。
最後に、主なイベントですが、新船サクラフェアリーを使用した「錦江湾魅力再発見クルーズ」などを実施するとともに、私は、「関西かごしまファンデー」や「福岡ソフトバンクホークス鹿児島デー」で本市をPRしてまいりますので、皆様におかれましては報道についてご協力よろしくお願いします。
発表項目は以上ですが、市制施行125周年を迎えたのを機に、平成元年以降約25年間の本市発展の概要を記載した「鹿児島市史第5巻」を発行しました。市ホームページで公開するとともに、本日から販売しますのでお知らせします。
本日は以上でございます。
(記者) 市立病院の開院についてお伺いします。
いよいよ5月1日に移転開院して、一般外来も始まるということですが、地域に医療をどのように提供していきたいか、意気込みをお願いします。
(市長) 地域医療の充実、拡大は市政にとっても大変大きな課題でありますし、目標でもあります。
新市立病院が開院することによって、これまで以上に地域の医療機関と、鹿児島大学の医療機関、そしてまた鹿児島市内にあるそれぞれの医療機関と連携・協力をして、市民の皆様方の生命をしっかりと守る中核的な病院になることを期待しています。また、これまで以上に医療スタッフも整え、医療機器も整備をしましたので、多くの市民の皆様方にも安心して治療を受けられる病院になると確信をしています。
(記者) 最近、そびえ立つような市立病院が市の中でも、目立っていますが、ご覧になって、改めてどんな印象をお持ちですか。
(市長) 鹿児島市はともかく、県内、また、ひいては九州圏内の中核的な医療施設としての立場の病院だと思っていますし、市民の皆様方も共有できるのではないかと思っています。あの病院が鹿児島の医療体制の中核的な存在となると私は確信をしています。
(記者) これまではヘリポートもありませんでしたが、ヘリポートもあるすばらしい病院ができたということで、立派なのができたとお感じになっていらっしゃると思いますがいかがですか。
(市長) これまで以上に設備等も整っていますので、市立病院をご覧になる方々はより一層医療の充実に対して信頼をいただけるのではないかと思っています。すばらしい病院ができたと思っていますので、そのことが鹿児島市民の安心安全な医療体制に大変貢献する拠点施設になると皆様が感じていただけるのではないかと思います。
(記者) 防災行政無線の全面運用開始についてお伺いします。
4月1日から運用開始ということですが、メール配信、ファクス配信機能などの多重化も行われたということですが、これらの機能を加えることによって、今後どのように貢献、活用していきたいとお考えですか。
(市長) 鹿児島は自然災害、そして、桜島の火山爆発に対する防災、減災もそうですが、台風もありますし、防災に対する市民の皆様方に対しての安心感をまず共有できるのではないかと思っています。また、一たび災害等が起こった際に、迅速・的確に情報を伝達できますし、また避難体制が確実に行われると、最も大きな基礎的な防災体制の確立ができたと思います。
(記者) 4月15日に地方創生講演会が開催されるということで、先ほど、市長が、多くの人に興味・関心を持っていただいて、広く意見をいただきながら総合戦略を検討するという話をされましたが、総合戦略を決定して中期計画とか立てられる上で市民の方の意見をどのように取り入れていかれようとお考えですか。
(市長) 今後、地方創生に関する総合戦略を市としても作っていかなければならないということは、命題ですので、多くの皆様方から意見を聞く場を設けていかなければならないと思います。私どもは第五次総合計画の中でも、人口減少対策をしっかりと踏まえた計画を立てており、その中にいろいろな団体の方々もおられます。そういう方々からも意見も集約していかなければならないと思いますし、また、市民の皆様方から、総合戦略に対するいろんな意見をお出しいただけるような手だてもしていかなければならないと思います。
そういう意味では、増田さんに来ていただいて、地方創生に対して今後どういう体制を整えていけばいいかということを多くの方々に知っていただいて、鹿児島市として、それぞれの市民の皆様方、団体の皆様方、組織の皆様方がどういう形で人口減少に歯どめをかけるか、また、定住人口をしっかりと守っていけるかということの意見を聞いていかなければならないと思います。
(記者) その意見を聞く手段ですが、例えば、パブリックコメントが一般的に行われている手法ですが、分科会などはお考えでしょうか。
(市長) それはまだ考えていませんが、策定に当たっては、現時点では、経済や雇用、子育て支援、交流人口の拡大が柱になると考えていますので、策定に当たっては、出産、子育て等に関する市民意識の調査や、そういう調査をする中でパブリックコメントの手続をとったり、また、各種審議会等を活用しながら多くの皆様方の意見を聞いていければと思います。
(記者) 講演会で、市長が増田さんと討論、対談をされるのでしょうか。
(市長) そういうことは考えていません。増田さんに講演をしていただく形です。その前に、増田さんと2人でいろいろと話をしようと思っています。
私は、税制調査会の委員になっていまして、増田さんもその委員で、たまたま隣同士でした。もし講演ができるようであればということで話をしましたら、すごく積極的に、増田さんもぜひお話をさせていただきたいということでした。
(記者) 年度も終わり、また新しい年度が始まりますが、新年度、市長としては、市政の課題として一番に挙げるとしたら何があるのかということと、それにどう対応していくかという考え方をお伺いします。
(市長) やはり、地方創生が国、県、各自治体の最も大きなまちづくりの方向性だと思っていますので、人口減少にいかに歯どめをかけるかということ、定住人口の維持、交流人口の拡大が平成27年度の市政にとっての一番大きな課題だと思っています。
そういった意味で、今回、過去最高の予算を編成いたしました。その中に地方創生に向けての各種施策をしっかりと盛り込んだところですので、平成27年度の予算をしっかりと前に進めることで地方創生の取り組みがしっかりとなされると考えています。
(記者) ドクターカーの24時間運用についてのめどは何か立っているのでしょうか。
(市長) 本来なら5月から本格運用ということでしたが、お医者さんの確保が今、順調にいっていないということで、市立病院長を中心に各医療機関としっかりと連携を図りながら、できるだけ早い時期にドクターカーの24時間運用ができるように今取り組みを進めているところですが、もう少し時間がかかるのではないかと思っています。
(記者) 桜島の山体膨張が続いていて、この前が過去最高の爆発の記録を観測したということで、観光への懸念や防災に対してどのようにお考えかをお聞かせください。
(市長) もう今日で317回ぐらい爆発をしています。
京都大学の井口先生にお話を伺いますと、今これだけのスピードで爆発をしているのは、2009年、2011年ごろの状態と類似していまして、これまでの活動の範囲内と言えるということです。しかしながら、長期的に活発な活動が続くということも視野に入れて、引き続き多量の降灰とか噴石への注意が必要であるという助言もいただいています。
そういった意味で、今、島内の防災行政無線や消防車両等によって注意喚起を行っており、引き続き、気象台や関係機関と連携を密にしながら情報共有をしっかりと図っていければと思っています。風向きによっては、本市の市街地への多量の降灰も考えられますので、ロードスイーパーによる路面清掃などにも迅速に、的確に対応してまいりたいと思っています。
また、桜島が山体膨張するということがニュース等で流れますと、やはり観光の面でも大変大きな影響があると思っていますが、観光客向けに観光サイト「よかとこかごんまナビ」で、桜島の活動と観光の状況について情報発信をしています。山体膨張で爆発をしていますが、全く被害はなく、また、しっかりとした安全対策、防災対策をしていますので、ぜひ鹿児島にお越しくださいという観光案内はしっかりとしていますが、やはり観光客数は少しは減少になっています。レインボー桜島等については、宿泊観光客数が昨年2月の同年の比較をしますと、減っている状況ですので、この山体膨張の情報等が流れますと、観光にも影響があるのではないかと思っています。
(記者会見終了)
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