2024年は鹿児島市立美術館の開館70周年、そして黒田清輝(1866~1924)の没後100年にあたります。鹿児島市に生まれた黒田は、法律修学のため留学したフランスで絵画の道へ転向、外光派のラファエル・コランに師事し、パリ郊外の自然豊かなグレーで滞在制作を行いました。帰国後、彼がフランスで学んだ明るくみずみずしい油彩表現は、日本の洋画界に新しい風を起こします。そして、画家としての制作活動のみならず、美術教育や行政にも携わり、生涯にわたって日本の美術振興に力を注ぎました。
黒田の存在は1954年に開館した鹿児島市立美術館の設立にもつながっています。郷土で2002年以来の本格的な紹介となる本展では、東京国立博物館のほか国内の美術館等が所蔵する黒田の名品を中心に、関係作家の作品を含め、その足跡を多角的に振り返ります。黒田が生きた時代から100年、今なお光を放つ作品の魅力をお楽しみください。
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1.黒田清輝《読書》1891年、東京国立博物館蔵
2.黒田清輝《湖畔》1897年、東京国立博物館蔵
3.黒田清輝《木かげ》1898年、ウッドワン美術館
4.黒田清輝《野辺》1907年、ポーラ美術館
5.黒田清輝《ダリア》1913年、東京国立博物館蔵
6.ラファエル・コラン《日だまり(くつろぎ)》1896年、佐賀県立美術館
7.浅井忠《グレーの秋》1901年、東京国立博物館蔵
1.2.5.7の出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/)
会期
令和6年7月24日(水曜日)~9月1日(日曜日)
休館日:7月29日(月曜日)、8月5日(月曜日)、8月16日(金曜日)、8月19日(月曜日)
会場
鹿児島市立美術館 一般展示室(1・2)、企画展示室
観覧料
( )内は前売料金及び20人以上の団体料金、年間パスポートまたは障害者手帳提示者は同料金で観覧できます。
会期中は、本展チケットで所蔵品展も観覧できます。
前売り券取扱所
ファミリーマート(e+〈イープラス〉http://eplus.jp(外部サイトへのリンク))
ローソン(ローソンチケット:Lコード84313)
セブン・イレブン(チケットぴあ:Pコード686-974)
南日本新聞販売所、鹿児島市内プレイガイド(山形屋・生協コープかごしま各店舗・川商ホール〈鹿児島市民文化ホール〉・各画材店)
特別割引企画
浴衣や着物で本展にご来場いただいた方は、当日観覧料から100円引きでご観覧いただけます。
割引の適用は当日券のみとなります。また、浴衣や着物を着用されているご本人様のみ有効です。
割引対象となるお客様は、当日券ご購入時に受付にお申し出ください。
他の割引との併用、チケット購入後の割引はできませんのでご了承ください。
主催
鹿児島市立美術館、南日本新聞社、MBC南日本放送
特別協力
独立行政法人国立文化財機構文化財活用センター、東京国立博物館
助成
一般財団法人自治総合センター
問合せ
鹿児島市立美術館
電話:099-224-3400
黒田の作品と、彼が留学した19世紀末フランスの絵画との影響関係をお話しいただきます。
要申し込み(先着、7月13日(土曜日)から受付開始)・無料
募集状況や応募方法の詳細は、「イベント講座」のページをご覧ください。
黒田も描いた身近な風景をいくつかの小さなキャンバスに描きます。
要申し込み(定員を超えた場合は抽選)・有料
募集状況や応募方法の詳細は、「イベント講座」のページをご覧ください。
夜の美術館で特別な鑑賞をお楽しみください。
要申し込み(定員を超えた場合は抽選)・有料
募集状況や応募方法の詳細は、「イベント講座」のページをご覧ください。
展覧会の見どころを分かりやすくお話します。
無料・当日30分前から1F総合案内付近で整理券を配布
展覧会の内容を担当学芸員がより深くご紹介します。
要申し込み(定員を超えた場合は抽選)・無料