展覧会概要
美術館での鑑賞がはじめての人からよく訪れる人まで感じる、鑑賞にまつわる様々な困りごとへの解決法を提案する、小企画展「美術館を楽しもう 鑑賞の処方箋」を開催します。「作品の見方が分からない」「美術に関する知識がないから楽しめないのでは」「子供と一緒に楽しめるだろうか」「美術館をもっと活用したい」…。この展覧会では、これまでの鑑賞体験の中で生まれた、またはこれから生まれるお悩みの解決に役立つ、作品を味わうための様々な仕掛けを処方箋としてご準備します。
例えば、処方箋の一つとして、遊びながら「みる」「考える」「話す」「聴く」活動を通して鑑賞の方法が学べる「アートカード」を体験できる場を設けました。また、作品をみるという、作品と鑑賞する人との間のやりとりや、作家や時代などを含めたその作品の背景と鑑賞する人とのやりとりが進むきっかけとしての「問い」や「ヒント」を設置したり、複数の作品を比べてみることで新たな気づきを体感できる場面を位置づけたりしました。
鑑賞のやり方には、正解も不正解もありません。ホンモノの作品だけが放つ存在感や独特の空気などに満ちた美術館で、鑑賞の処方箋を頼りに作品を巡りながら、一つ先の鑑賞体験をご堪能いただければ幸いです。
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(1)ピート・モンドリアン《コンポジションD》シルクスクリーン・紙、1932‐1973
(2)ワシリー・カンディンスキー《小さな世界Ⅳ》リトグラフ・紙、1922年
(3)橋口五葉《1914年カレンダーを手にする女(英語版)》石版・紙、1913年
(4)和田英作《杜の聲》油彩・キャンバス、1919年
★出品リスト(準備中)
ギャラリートーク(担当学芸員一緒に、参加者同士で対話をしながら鑑賞します。)
春の所蔵品展 ミニ特集:美しき島々ー奄美・沖縄の風景を描いて
初夏の所蔵品展 ミニ特集:生誕120年 海老原喜之助と吉井淳二
最終更新日:2024年3月24日
休館日カレンダー
常設展観覧料など
※特別企画展はその都度定める料金
※2F展示ギャラリー・アートライブラリーのご利用は無料
※毎月第3日曜日は小・中学生常設展示観覧料無料