更新日:2024年7月5日
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庭などにイヌマキを植栽しているご家庭では、葉を食い荒らす害虫「キオビエダシャク」に
十分注意して下さい。大量発生すると薬剤による防除が必要な場合もあります。
キオビエダシャクの幼虫は頭、尻及び側面がオレンジ色で、他の部分は灰色と黒色のまだら模様をした
シャクトリムシで、マキ科のイヌマキとラカンマキ、ナギの葉を食害します。
その他の樹木や人体に影響はありません。
イヌマキの木を揺すると、幼虫が糸を吐いて垂れ下がってきます。
成虫は、全体的に濃い紺色で、羽に黄色の帯がある美しい蛾(ガ)で、昼間飛び回ります。
キオビエダシャク成虫
キオビエダシャク幼虫
幼虫の発生が少ない場合は、木を揺すって落ちた虫を捕殺します。
幼虫が大量発生しているときは、薬剤散布が効果的です。ただし、薬剤散布は幼虫には効果がありますが、
成虫、卵及びサナギには効果がありません。
薬剤は次のいずれかを使用して行ってください。
薬剤名 (有効成分) |
希釈 倍数 |
使用液量 |
使用時期 |
本剤の 使用回数 |
使用方法 |
同じ有効成分を含む |
---|---|---|---|---|---|---|
トレボン乳剤 |
4000倍 |
100~700ℓ/10a |
幼虫の発生が認められたら、すぐに散布する。 |
6回 以内 |
散布 |
6回以内 |
ロックオン |
1000倍 |
200~700ℓ/10a |
2回 以内 |
散布 |
6回以内 |
|
アディオン乳剤 |
4000~8000倍 |
200~700ℓ/10a |
6回 以内 |
散布 |
6回以内 |
自分で薬剤散布ができない場合は、以下の団体にご相談されると、薬剤散布をしてもらえる造園業者を紹介してもらえます。ただし、業者による薬剤散布は有料となります。
薬剤散布を町内会等で共同で行う場合や、散布が広域になる場合は、市が保有する電動式噴霧器や動力噴霧器(背負い式、据置式)の防除機器を貸し出しています。
貸し出しを希望される場合は、谷山農林課、各農林事務所にお尋ね下さい。
(本庁・桜島農林事務所・東桜島農林事務所では、貸し出しは行っておりません。)
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