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更新日:2023年2月9日

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新型コロナウイルス感染症とたばこの関係

新型コロナウィルス感染症と喫煙について

WHOのステートメントによれば、WHOが2020年4月29日に招集した専門家によるレビューにおいて、喫煙者は非喫煙者と比較して新型コロナウイルスへの感染で重症となる可能性が高いことが明らかになったことなどが報告されています。(2020年5月11日公表)

厚生労働省が発行した「新型コロナウイルス感染症診療の手引き」の中では、重症化(ICUに入室または人口呼吸器が必要)のリスク因子として喫煙を挙げております。

(出典:厚生労働省「新型コロナウィルスに関するQ&A(一般の方向け)」、「新型コロナウィルス感染症診療の手引き第5版」)

また、大阪公立大学の研究成果では、たばこ非使用者に比べ加熱式たばこ使用者(単独使用・燃焼式たばこの併用を含む)は新型コロナウイルス感染率が有意に高いこと、さらに全たばこ使用者の中でも加熱式たばこと燃焼式たばこの併用者は感染時の病態悪化(入院や酸素吸入)リスクが最も高いことを明らかにしております。
(出典:2023年1月31日大阪公立大学プレスリリース)

喫煙所での感染リスク

新型コロナウイルス感染症の拡大防止には、「3つの密(密閉、密集、密接)」を避けることが重要です。喫煙室は、限られた空間で複数の方が利用することから感染を拡大させるリスクが高い場所(マスクを外す、口元に手を近づける、密閉・密集した空間で感染者と近距離で数分間過ごす可能性があるなど)と考えられます。

厚生労働省は、感染リスクが高まる場面を避ける行動例として、喫煙室などに注意することを挙げており、これらの場所では距離が近づかざるを得ない場合があるため、会話や、携帯電話による通話を慎むよう呼びかけております。

(出典:厚生労働省「新型コロナウィルスに関するQ&A(一般の方向け)」)

新型コロナウイルスとたばこに関するアンケート調査

国立がん研究センターは、2021年5月「新型コロナウイルスとたばこに関するアンケート調査」の報告書を公表しました。

調査結果

  • 全体では、喫煙者が新型コロナウイルスに感染した際には、重症化しやすいと思っている人は55%であった。
  • 喫煙所が、新型コロナウイルスの感染が拡大しやすい場所だと思っている人は59%であった。
  • 新型コロナウイルス対策の一環として、喫煙所や喫煙室を閉鎖、あるいは使用停止にすることに賛成する人は58%に上った。
  • 新型コロナウイルスの感染拡大に伴うステイホームや在宅勤務などによって、同居人の喫煙による受動喫煙は増えていると答えた人(非喫煙者)が10%いたのに対して、減っていると答えた人はわずか1.6%となっていた。

(出典:国立がん研究センター「新型コロナウイルスとたばこに関するアンケート調査」)

この機会に禁煙を!

喫煙者は新型コロナウイルスに感染した際の重症化や死亡のリスクが高いことが示されているのに加え、生活様式の変化によるストレス増加で喫煙量が増えることが心配されております。また、自宅にいる時間が長ければ受動喫煙の機会が多くなり、周りの家族の健康への影響も懸念されます。
この機会に、ぜひ禁煙をご検討ください。

 

禁煙したい方へ

 


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電話番号:099-803-6861

ファクス:099-803-7026

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