乳がんのセルフチェック（自己検診）

見てチェックする（鏡の前で行います）

1.腕を下げて、乳房の形をよく観察します。

2.次に両腕を上げて同じように観察します。

チェックポイント

• 左右の乳房に差はないか
• 乳頭の表面に「えくぼ」のようなくぼみやひきつれはないか

横になって触ってチェックする（調べる側の肩の下に、タオルなどを入れて高くしておきます）

触り方：指でつままず、指の腹を小さく動かして滑らせるように触りましょう。

3.乳房の内側半分を調べるには、右腕を頭の後方に上げ、左手の指の腹で軽く圧迫して、まんべんなく触れてみます。

4.乳房の外側半分を調べるには、右腕を自然の位置に下げ、左手の指の腹で同じようにまんべんなく触れてみます。

5.ワキの下に手を入れて、シコリがないか、リンパ腺が腫れていないか調べます。

6.乳頭を軽くつまみ、血のような分泌液がないか調べます。

右の乳房の検診が終わったら、左の乳房も同じように検査します。

チェックポイント

• シコリはないか
• ワキの下にぐりぐりしたものはないか
• 乳頭に異常はないか
• 乳頭から異常な分泌液がないか

(注)少しでも異常を感じたり、自覚症状がある場合は、ただちに専門医にご相談することをお勧めします。

 

始めよう！ブレスト・アウェアネス

「ブレスト・アウェアネス」とは、女性自身が自分の乳房の状態に日頃から関心をもち、乳房を意識して生活することをいいます。

ブレスト・アウェアネスは乳がんの早期発見・早期診断・早期治療につながる、女性にとってとても重要な生活習慣です。

次の4つの項目を実行して、乳房を意識した生活習慣、ブレスト・アウェアネスを始めてみましょう。

1.自分の乳房の状態を知りましょう。（日頃から乳房を見て、触って感じるセルフチェックを習慣づけましょう）

2.乳房の変化に気を付けましょう。（しこりや血性の乳頭分泌、皮膚の黒みなど）

3.変化を感じたら、すぐに専門医を受診しましょう。

4.継続して乳がん検診を受診しましょう。